第25回 RBA野球大会 総合決勝戦(中国大使杯)
5月14日(水) 東京ドーム 試合日程 <右側3塁先攻>
19:30~21:50 旭化成ホームズ-ケン・コーポレーション
旭化成ホームズ今野投手
日程の都合で越年決戦となった第25回RBA野球大会総合優勝戦が5月14日(水)、東京ドームで19:30に行われる。対決するのは2年ぶり13度目の水曜ブロックの優勝を決めた旭化成ホームズと、3年連続11度目の日曜ブロック優勝を飾ったケン・コーポレーション。果たしてどっちが勝つのか。記者の〝勝って〟予想-。
両チームの総合優勝戦での対決はこれまで5度あり、すべて旭化成が勝っている。今回も戦力的には旭化成が勝りやや優勢と見た。ただ、総合優勝戦の試合時間は各ブロック優勝戦の1時間30分ではなく2時間。この30分の時間延長がどちらに味方するか微妙。双方のエースが体力の不安を抱えるからだ。
まず旭化成。先発は35歳になったとはいえ、常勝軍団のエースの座を守り続けてきた今野であるのは間違いない。先に行われた水曜ブロック優勝戦でもオープンハウス打線を5回被安打2、奪三振6、与四死球1とほぼ完ぺきの投球で完封した。
ストレートの威力はさすがに衰えたが、多彩な変化球はさらに磨きがかかっている。ストレートを見せ球に、針の穴を通すコントロールで相手打者を翻弄する。
しかし、その今野にも弱点がある。ここ数年は5回あたりから痛打を浴びる場面がしばしばみられるように、体力に不安がある。序盤に味方打線の援護があればともかく、緊迫した試合展開で投げられるのは5回までとみた。
試合時間にもよるが、2番手として登板しそうな平山は立ち上がりに不安がある。若手の松尾は制球力がついてきたが、果たして大事な試合の後半を抑えられるか。山本新監督が「将来のエース」と期待する川之江-中京大卒の篠永(25)の登板もあるか。
打線は若手が元気だ。山本監督の若返り策が成功した。水曜ブロックで本塁打を放った松井をはじめ原田、横田、池田ら新人が主軸を打つ。ベテランでは久保田がいい働きをしている。決勝戦でも2安打を放っている。強肩の津久井捕手も下位を打つが打力がある。
心配なのは北寒寺だ。決勝戦では全くいいところなく3打席とも凡退した。守備はプロ級だが、打力は年齢か仕事が忙しいのか衰えは隠せない。長打力のある大久保はすっかり鳴りを潜め、巧打者の佐藤も新人にレギュラーの座を脅かされつつある。
同社の前期の業績は絶好調だが、消費増税の反動を最小限に食い止めようと仕事は多忙を極めているはずで、その影響も懸念材料の一つではある。山本監督は就任1年目で優勝を飾ることはできるか。
ケン・コーポレーション小笠原投手
やや劣勢のケンコーポは、旭化成には5連敗しているだけに何とか雪辱したい。田辺監督は奇策に出るタイプではない。真っ向勝負に出ると見た。エース小笠原がどこまで踏ん張れるかだ。
小笠原は体調が万全なら旭化成打線を完璧に抑える力はある。しかし、最近は子育てに忙しいのか慢心なのか、球威不足からつるべ打ちにあった試合もある。決勝戦でも4回を完ぺきに抑えながら、5回には3本の2塁打を含む5本の安打を浴び4失点した。ストレートに球威がなければ並みの投手だ。1カ月の間隔でどこまで調整してくるか。常識的には5回が限度だろうが、小笠原は短期間で見違える投球をしたこともある。
小笠原が崩れたら2番手が難しい。大原は抑えて1巡目までだろうし、かつてのエース笠では1回持つかどうかだろう。元社会人の選手が加入したという噂も聞いたが、果たして選手登録してくるのか。投手ではなさそうだ。
打線はしぶとい打者が揃っている。もっとも期待がかかるのが先頭打者の小田だ。今野を攻略し、味方打線に火をつけたい。〝当たり矢〟矢澤も不気味な存在だ。矢澤は足もある。出塁して足でかき回す場面があれば面白い。羽中田捕手はリードに負担がかかるが、打線の核でもある。ベテラン金子は歳を取るごとにうまくなってきた。大試合にも強い。
今野のカウント稼ぎの球に狙いを定め活路を開きたい。笠、朝日ら下位打線がチームバッティングに徹すれば好機は広がる。チームを温かい目で見つめ続けてきた故・田中健介会長の弔い合戦でもある。
19:30~21:50 旭化成ホームズ-ケン・コーポレーション
山本監督を胴上げする旭化成ホームズナイン
旭化成ホームズ今野
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
旭化成ホームズ | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 2 | ||||
オープンハウス | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
オープンハウス川崎
引き分け再試合となった第25回RBA野球大会水曜ブロック決勝戦、旭化成ホームズ-オープンハウスが4月23日、神宮外苑軟式野球場で行われ、旭化成が2-0でオープンハウスを下し、2年ぶり13度目の優勝を飾った。エース今野投手は変化球が冴えほぼ完ぺきのピッチング。相手打線を2安打奪6三振完封。女房役の津久井が先制打を放ち、新人の松井が特大本塁打を放った。山本新監督は就任1年目で優勝の栄冠に輝いた。
オープンハウスは明大卒の今野の後輩、川崎がストレート中心によく投げたが味方打線の援護がなく、拙守もたたった。
旭化成は2回、1死から7番久保田が中堅前安打し2盗、3盗を決めた2死3塁から8番津久井が右翼前に適時打を放ち先制。その後は好機を作りながら川崎に抑えられていたが、5回、この回先頭の3番の新人松井が右翼超特大本塁打を放ちオープンハウスを突き放した。
今野投手は直球を見せ球にスライダー、カーブが面白いように決め相手を翻弄。バッテリーの頭脳が冴えた。野手も完璧に守った。
オープンハウスは手も足も出ず完敗。2回の失点は津久井をカウント0-2に追い込んでおきながら粘られ打たれたもので、配球が悔やまれる。松井に打たれたのはストレートが高めに入った。野手陣の拙守も相手につけ入るすきを与えた。
本塁打を放った松井を迎える山本監督(右)
○山本監督 4月から準備してきた。選手を信じていた
○今野 35歳。3キロ体を絞ってきた。相手がスライダーにあっていなかったので多投した
○津久井 (ストレートでカウントを取る球はほとんどなかったのでは)その通り
○松井 打ったのはインコースのストレート。どんぴしゃり
○平居・旭化成副社長 久々の応援。5安打も放ったの? 若手が元気なようだ。杉本がいないね。彼には60歳までユニフォームを着ろと言っているんだ(今季から本体の副社長に就任。仕事の合間に応援に駆け付けていた)
●田中監督 練習不足。相手は8時から練習しているのに、うちは9時。まあしかし、今年は大丈夫。内野がよくなった
●川崎 ストレートが全然走っていなかった。体が重い(川崎と日隈は今野と津久井に弟子入りしたらいい。野球はスピードも大事だが、頭でやるもの)
●日隈捕手 川崎はよかった。守りのミスが出た
平居・旭化成副社長
平居氏を中心に記念写真
今野(左)と津久井
旭化成ホームズの今野の投球が冴え渡った。今年35歳。ベテランの域に達したが、投球術は全然衰えていない。
すべての投球を見たわけではないが、ストレートは完全に見せ球。高めか外にしか投げなかった。苦し紛れの直球は1球もなかった。カウントを取る球も勝負球はほとんどキレのいいスライダーかカーブ。内外に決められるので、相手打者は分かっていても打てない。津久井との呼吸もぴったり。首を振る球もほとんどなかった。
見ごたえのあったのは、最初の打席でヒットを許した川崎と、菊池遊星から安打を放ったことがある代打・与那嶺を三振に打ち取った場面だ。カウントは3-2だったと思うが、最後は高速スライダーを低めに決めた。見送ったらボールかもしれないが、あそこは絶対に振る場面だ。あの球を打てる打者は往年の北寒寺くらいか(それにしても北寒寺は衰えた。川崎に完全に力負けし3タコ。ショートゴロ2つと1塁ファウルフライに倒れた)。
山本監督は、「次のエース候補」として期待の新人・篠永投手を挙げたが、今日のような投球をすれば今季もエースの座は今野だろう。課題は暑くなってきたときスタミナが持つかどうかだ。
篠永は愛媛・川之江高校のエース。大学は中京大。大学1年のとき、神宮大会に出場したという。
「エースではなかったです。もっぱらリリーフ。軟式? 中学まで軟式でしたから違和感は全然ない。今野さん? コントロールが素晴らしい。勝負ところの投球がすごい」と話していた。間違いなく予選で登板するはずだ。
篠永
オープンハウス 応援団
オープンハウス 応援団
田辺監督を胴上げするケンコーポナイン
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
ケンコーポレーション | 1 | 0 | 1 | 3 | 0 | 5 | ||||
清水建設 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 4 |
ケンコーポレーションが3年連続11度目の優勝-日程の都合で延びていた第25回RBA野球大会日曜ブロック決勝戦、ケンコーポレーション-清水建設が4月13日、東京ドームで行われ、ケンコーポが5-4で清水を下し、3年連続11度目の優勝。打線が効果的な点を挙げ、エース小笠原が最終回に4点を失ったが逃げ切った。清水は最終回、5本の長短打で1点差まで追い上げたが、及ばず。4年ぶり5度目の優勝を逸した。金子が3安打猛打賞の活躍を見せた。
ケンコーポは初回、敵失で1点先制。3回には3つの四死球から好機を作り、内野ゴロの間に1点追加。4回には2死から9番矢澤-1番小田-2番尾関の3連打で3点を加点して相手を突き放した。1番から4番まで得点を挙げるなど、好機に打線がつながった。
小笠原投手は前半から威力のあるストレートとキレのいい変化球を交え4回までほぼ完璧のピッチングをしたが、最終回の5回は疲れからか直球をことごとく痛打された。
清水は惜敗。守りきれなかった。5点ビハインドの最終回、尖塔の7番代打・吉田が中堅超え2塁打すると続く中島も中堅前に運びチャンスをつかむと、9番川崎が左翼超え2塁打して2点。さらに2死から3番金子の内野安打と4番小寺の左翼超え2塁打で1点差まで追い上げたが、元プロ治下が内野へ凡飛を打ち上げ万事休す。放った安打は8本で、ケンコーポの6本を上回った。記録に表れない拙守もたたった。
スコアテーブル 0413スコア.pdf
清水・田村投手(左)とケンコーポ小笠原投手
○田辺監督 攻めは納得。うまくいった。最後はあせったが、5点取っといてよかった。いい試合だった
○小笠原 体力不足。最後は変化球が決まらず、苦し紛れのストレートを狙い打たれた。清水さんは強い(試合前は、「練習していない。潜在能力で投げる」と話していた)
○羽中田 小笠原は良かった。打たれる気がしなかった。最後? あれはしょうがない
○矢澤 僕が9番の打線は強い(3回の2点目を上げるきっかけは死球から。当たり屋の面目躍如。5回もしぶとく安打でつなぐ活躍)
●本間監督 みんな頑張った。これが実力。今年もドームでケンさんとやりたい
●小寺 猛打賞? たまたま。最初の2安打は変化球。3本目はストレート
●吉田 スタメンを外れたので…(最終回、猛反撃の口火を切る2塁打を放ち)
●田村 ドームのマウンド? もちろん初めて。経験できることじゃないから気持ちいい(調整不足か、四死球で自滅)
左からケンコーポ羽中田、笠、田辺監督
左からケンコーポ片寄、小笠原、尾関
左から清水・本間監督、小寺、川崎
清水が1点差に追い上げた場面
清水ベンチと応援席
ケンコーポ渋谷支店の応援団(渋谷支店には尾関、金子、朝日が所属)みんな複雑な関係とか
「おーい、中井!打ったらSAだぞ!」上司の清水・松井営業部長(右)の声が届いたか、中井は力んで投手フライ(SAは人事考課で最高級)
左から清水・荒内のご家族(神戸から応援に駆けつけた)、小林伸のご家族(不動産の記事も読んでいただいている)
清水・中井が所属する部署の応援団。前列右の諏訪部さんは元チームのキャプテン
左から清水・茂野の先輩の清水さん、清水の女性応援団
清水・山寺前監督「勝って辞めたかったけど、5年やったからいい区切り。いいチームになった。今日は互角でしょ」(と試合前。昨年12月に監督を辞任。試合中はビールを飲みながら応援)
RBA懇親会(ヒルトン東京で)
RBA懇親会に458人-日本不動産野球連盟(RBA)は11月22日(金)、RBA野球大会開催25周年を記念して「不動産・建設・住宅業界懇親会」を都内のホテルで行い、関係者ら458人(スタッフ除く)が参加して25周年を祝うとともに、向こう25年のさらなる発展を確認しあった。
以下、懇親会に参加された方々100数十名とスタッフの声を随時紹介します。コメントには25周年を祝う声はもちろん、業界やRBAへの厳しい注文、スタッフの反省などもそのまま掲載します。全部掲載するまで数日かかりますが、ご了承ください。加筆・訂正を希望される方はRBA事務局へ。(順不同)
◇ ◆ ◇
懇親会には、国土交通省土地・建設産業局局長・佐々木基氏、外務省アジア大洋州局中国・モンゴル第一課兼日中交流室地域調整官・川田勉氏、中華人民共和国駐日本国大使館 友好交流部一等書記官・孟素萍氏、駐日セルビア共和国大使館 臨時代理大使公使参事官・ネナド・グリシッチ氏、駐日モンゴル国大使館一等書記官・G.ビャンバスレン氏、ベナン共和国大使館特命全権大使・ゾマホンD.C.ルフィン閣下、RBA顧問の飯野健司氏(三井不動産取締役常務執行役員)・平元詢二氏(東急リバブル顧問)・斎藤哲二郎氏(三菱地所リアルエステートサービス常務執行役員)・村井隆一氏(ケン・コーポレーション取締役・田中健介RBA顧問代理)らが出席。
また、久米大会委員長の恩師の明治大学名誉教授・百瀬恵夫氏、最強チームを育て上げた旭化成ホームズ代表取締役社長・平居正仁氏、草創期の立役者・志村亮氏(三井不動産レジデンシャル都市開発事業企画部室長)、元セリーグ首位打者・長崎慶一氏(元大京コーチ)らのほか、中国人民対外友好協会アメリカ・オセアニア部主任・張和強氏、清華大学附属小学校事務局主任・代養兵氏、同小学校副校長・趙青氏、モンゴル自民党管理長・バルダンバータルゾリグ氏らが参加。
第三企画の取引先の各社様やかつてRBA野球大会にもご参加頂いていた、三井不動産リアルティ執行役員人材開発部長・竹内哲司氏ら多数の方がお祝いに駆け付けた。
会場には第1回大会から第25回大会までの数千枚の写真の中からスタッフが厳選した118枚の決定的な写真も飾られ、希望者にプレゼントされた。
![]() 久米信廣大会委員長(第三企画社長) (開宴を前にして)血わき肉おどるの心境。次の25年も見えている。今日は皆さんの力を一滴も漏らさずいただきます |
![]() ケイボストン社長(元大京常務・RBA顧問)木原 稔氏 四半世紀にもわたり続けてこられたのに対し感心と感動。すごいね。夢のよう。巨人の菅野のお父さんが大京の選手だったので誘ったが、ゴルフとかで呼べなかったのが残念(18:20会場一番乗り) |
![]() 元力建設監督 大條寧敏氏 明大時代は高橋(中日入り)、香取(巨人入り)がいましたからね。大京さんには1回大会で0-1で敗れた(40近くで剛速球を投げた。明大中の時代に3試合連続完全試合、ノーヒットノーラン) |
![]() 旭化成ホームズ監督 山本寿彦氏 今日は楽しみ。入社したころ、平居(社長、当時人事担当)にはよく話を聞かせてもらった。今回の記事で、改めてありがたいと思う(記事はhttps://www.rbayakyu.jp/rbay-kodawari/item/1032-rba) |
![]() 東急リバブル監督 大槻俊彦氏 25年間続けてこられた関係者に感謝、敬意を表します。次の四半世紀につなげていただきたい |
![]() 旭化成ホームズ初代監督 堀井慶一氏 野球好きが集まってできたチームだった。強豪には歯が立たなかったが、今は目標にされるチームになった(現役時代は、伝説の男と呼ばれたトップ営業マン) |
![]() 伊藤忠ハウジング監督 面高裕一郎氏 継続することは大変。第1回大会でオーストラリア遠征も経験させてもらった。思い出しました |
![]() 三井不動産レジデンシャル都市開発事業企画室長 志村亮氏 入社時に始まった大会だけに感慨深いものがある。みんな仕事で忙しいのに、試合になるとパワーを発揮した。機会があれば援助させていただく(ご存じ、巨人のドラフトを蹴って同社に入社) |
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![]() ミサワホーム企画管理本部総務人事部総務課長 喜入剛氏 25年続けてこられたことは本当に素晴らしい。私も平成3年~4年(?)に試合にでていましたが、第三企画のチームワークに感動していました。試合前の久米代表のコメントも素晴らしかった。久米代表の理念を感じる |
![]() 菱重エステート相模原支社主務 冨永剛志氏 これからもぜひ続けてください。要望としては、日曜ブロックなのですが、ボールボーイはいなくても大丈夫なのでぜひ、神宮で試合をさせてほしい。三郷だと応援にきてもらえなくて… |
![]() 東京建物不動産販売販売企画部 企画グループ担当課長 中根英靖氏 御社の結束力がこれだけの企業をひきつけているんでしょうね。私はナポレオンの言葉が好きなのですが、是非これからも続けていってほしい |
![]() 帝京大学経済学部経営学科教授 鯉沼宏治氏(元RBA顧問) 先 日、牧田さんが学生向けに話した「記事は読者へのラブレター」という言葉がとても印象的でした、まさに至言。これに関連して、現在就活を間近に控えている 学生が一番苦心している「相手の心に伝わるエントリーシートの書き方」についてアドバイスを頂けないでしょうか(私でできることなら何でもお手伝いさせて いただきます) |
![]() 三井不動産リアルティ(三井のリハウス小石川店店長)小泉賢太氏 広告のお仕事でもお世話になっていますが、私も平成10年から平成22年まで野球に参加してまして公私共々本当にお世話になっています |
![]() 三井不リアルティ リパーク事業本部事業一部営業グループ主任 加藤潤氏 仕事でもお世話になっています。最近は選手として参加していませんが、webでいつも結果を見てます。私にとってはwebは前の方が見やすかったです |
![]() 菱重エステートプロジェクト部マンショングループマネージャー 茂木博功氏 私も15年ぐらい参加させてもらっていて、オーストラリア遠征にも行きました。うちのチームは若い者がいないためおそらく最年長では? 私は60歳になってもやっているかも |
![]() 三井不動産リアルティ リパーク事業本部施設運営事業部 営業グループ主任 北地幹男氏 これだけの人を集められる会社はなかなかない。今後は野球だけではなく、仕事でももっと繋がりをもちましょう |
![]() ミサワホーム生産・建設本部 生産統括部 生産統括課主幹 平尾慶次氏 私も長く試合にでていました。それこそRBAと同じくらい。続けてくれて本当にありがとうございます。ぜひ、これからも盛り上げていって欲しい |
![]() サンフロンティア不動産リプランニング事業部次長コンサルティンググループ グループリーダー 塩澤貴洋氏(写真中央)、同社流通事業部課長 第3グループ グループリーダー 小林寛之氏(右端)ちょ うど1ケ月前に私たちもみんなでハッピをきてパーティーをしたので、皆さんのご苦労がよくわかります。最近日曜ブロックのチームが減ってきているのでさみ しい。抽選会がある6月第2週の金曜は社内行事があり抽選会に出れなく、くじ運に恵まれていないので、時期をはずしてほしい。最後にRBAのwebの牧田 さんの顔がこわいので、変えた方がよいのでは(変えます) |
![]() 三菱地所設計都市環境計画部主幹 環境マネジメント室 松島正興氏 本当に久しぶりに会う人がいっぱいいてなつかしい、また盛大な懇親会でびっくりしています。社会人になっても野球ができる場があるのは非常に良いこと。また当社の人にも是非遠征に参加してほしい |
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![]() 三菱地所商業施設営業部マネージャー 船津邦裕氏 本当にすばらしい。久米社長の娘さんが大きくなっていてびっくりするとともに、自分の年を感じます。またなつかしい人に会えてうれしい。入社以来RBAとともにやってきた。そして今がある。感謝しています。RBAは永遠に不滅です |
![]() 伊藤忠ハウジング営業統括部営業統括課 神健一郎氏(右) こんなにいっぱい人がいてびっくりした。東京ドームで試合がしたい。大宮は勘弁してください |
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![]() ケンコーポレーション渋谷支社マネージャー 笠喜也氏 入社19年目だから、18シーズン大会に出ていることになる。北京にも2回参加させていただいた。思い出としては、(三井不動産の)志村さんが怪我をされたかで途中降板された後、うちが逆転で勝ったことが一番記憶に残っている |
![]() ケンコーポレーション取締役 村井隆一氏 素晴らしい。第1回大会で三井さん、住友さん、東急さんの上場3社を破ったときの田中(健介社長、現会長)の笑顔が忘れられない。私は32歳で監督兼ファーストだった |
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![]() タイセイ・ハウジー総務部 高柳邦夫氏 来年はドームに行きたい。新卒4人のうち3人が投手なので期待が持てる |
![]() 三菱地所リアルエステートサービス常務執行役員 斎藤哲二郎氏 業界の発展にRBAは寄与してきた。うちのチームも若手が入ってきて強くなってきた。来年は頑張る(斎藤氏が監督を務めていたころは〝出ると負け〟を繰り返していた。たまに勝つとポケットマネーで大枚を選手に渡していたのは斎藤氏ではなかったか) |
![]() 三井不動産総務部コンプライアンスグループグループ長 森隆史氏 1回大会から現役でずっとやっている。三井グループの野球大会はAとBグループがあり、私はOBのグループというべき往年の名選手として出ている |
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![]() 青山メインランド総務部 吉井晃氏 25周年おめでとうございます。この大会はとても草野球とは思えない。みんなレベルが高い。大会を運営されている関係者も一生懸命なのがいい(元横浜ベイスターズの投手。現役引退後は球団マネージャーを努めた。RBA大会ではえげつないシュートを投げる) |
![]() モリモト住宅営業部次長 北郷俊行氏 昨年は準備不足と人員・資金不足で欠場したが、来年は出場する。有望な新人も入る。部費も出る。体重80キロに絞った六角がもう一度投げる(六角氏は帝京野球部出身。先日もマンション販売現場でお会いしたが、怪我でビッコを引いていた) |
![]() レイアンドエム社長 長崎慶一氏(元大京コーチ) すごいね。今まで続いていることにびっくりしたし、これだけの規模を保ち続けている原動力がまたすごい(大洋ホエールズ時代の首位打者。 記事 参照) |
![]() 三井不動産リアルティ 吉田裕氏 私は野球は素人ですが、業界の発展のため息子をRBA野球大会にデビューさせる(あと20年…記者はいないだろう) |
テーオーシー総務部主事 澤邊正晴氏(右) |
![]() 大京グループ経営企画部広報室 河守仁志氏 私がオーストラリア勤務のとき、会社が球場も持っており、RBA野球チームが遠征したときホスト役として迎え入れたことがある。野球部はなくなって…(再びチームをつくってほしい。RBAに参加していないのは大手では大京ぐらい) |
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![]() 不動産経済研究所代表取締役社長 高橋幸男氏 久米社長は覚えていらっしゃらないだろうが、昔、ひどく怒られたのを覚えている。いい意味でこれからも業界を引っ掻き回していただきたい(怒られるのは記 者の宿命。名誉なこと。記者=牧田は「首を洗って待っていろ」と電話で凄まれたのをはじめ怒られたのは数えきれない。さすがに「首を…」のときは家族を疎 開させようかと真剣に考えた。以前、扇千景氏が建設相に就任したとき、希望の大臣でなかったため「貧乏くじを引かされた」と話したのに対し、「貧乏くじと はどういう意味? 」と質問したところ、当時、国交省の専門紙記者会の幹事だった高橋氏から「ここは意見を言う場でない」と怒られたのを覚えている) |
ミサワホーム東京 東京支店東京営業二部部長 岡崎晃也氏(左) |
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![]() ケンコーポレーション東京湾岸支店支店長 田辺高明氏(左) 僕は入社18年目だから7回大会から出場していることになる。いろいろな方と交流できる場を提供していただいてありがたい(野球部監督) |
![]() 三井不動産リアルティリハウス営業部首都圏営業統括一部第三営業部部長 安西幸次郎氏 社内外の人事交流があるのは野球だけ。30年、40年、50年と息の長い大会にしていただきたい(RBAを盛り上げてきた功労者。現役時代は王者・大京を苦しめた。現監督) |
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![]() 明和地所取締役専務 藤縄利勝氏 私が59歳のとき、会長(故・原田利勝氏)が亡くなってみんな喪章をつけて試合に臨んだ。清水建設戦で最年長勝利投手記録を作ろうと投げ、途中まで勝っていたが、最後に逆転された。今年65歳だがまだまだ諦めない |
ケンコーポレーション飯田橋支店課長代理 朝日信行氏(左) |
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![]() オープンハウス 塚中和大氏 名刺交換は最初はビリましたが、大槻さん(東急リバブル監督)のご紹介もあり100~120枚ぐらいさせていただきました。野球では次は打ちます(大槻氏は帝京-帝京大の捕手で参謀役。恩を売ることはしないだろうが、塚中氏の性格、弱点はしっかりと把握したに違いない) |
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![]() オープンハウス取締役営業本部長 佐藤理氏(右) 左はNPO法人日本レジテンシャル・セールスプランナーズ協会理事長 近藤紀一氏 東建不販さんは来年強くなりますよ(自分のチームより隣り合わせた東建不販の中根氏を持ち上げていた。野球部監督) |
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![]() 旭化成ホームズ代表取締役社長 平居正仁氏 挨拶? いやいや(と辞退された。平居氏については記事「RBA野球常勝軍団・旭化成ホームズ育ての親の平居社長『野球』を語る」https://www.rbayakyu.jp/rbay-kodawari/item/1032-rbaを参照していただきたい) |
![]() 東急不動産経営企画統括部広報・CSR推進部広報グループ主任 望月巧実氏(左) 想像していたよりすごい。会場がざわつくのは、私どもも記者懇親会で気を使うところです。最初に挨拶していただくことも必要かもしれませんね(野球部のメンバーと。左から望月氏、樽本氏、藤江さん、柳沼さん、津島氏) |
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![]() エイブル北千住店荒川卓也氏・同社錦糸町店荒川直也氏 中国訪問は全体的にとてもよかった。中国の子どもたちは素直だった(兄の卓也氏)。野球交流でわが国と中国の厚い壁を崩したい(弟の直也氏) 写真は右から東京城北営業部部長相川弘氏、卓也氏、大山店清水秀之氏、清水氏の奥さん、直也氏) |
![]() 三井不動産リアルティ 銀座リアルプランセンター所長 江川尚志氏(三井不動産の)志村さんが本気で投げたら打てませんでしたね。(三井のリハウスの)神は仕事ができる(そのそばで前出の同期入社組の小島氏が「江川のスイングスピードはナンバーワンだったね」と持ち上げた。神氏は帝京高校の小島氏の後輩。江川氏はかつての三冠王) |
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積水ハウス東京中央支店葛西店 田口正大氏 |
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ミサワホーム東京東京支社世田谷支店世田谷営業一部鈴木貴大氏(左) |
東京建物不動産販売法人営業第一部 内山優氏
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東急リバブル流通事業本部執行役員第六部部長 鮫島茂氏 第三企画が業界(不動産、広告)のレベルアップを図るべき |
東急リバブル流通事業本部第五部部長 博山広忠氏 立派な会場で立派な会社が多数集まってすごい。女性の営業担当も登用したら |
東急リバブル センター名(秘密とのこと) 匿名希望 野球のことは全然知らなかった。招待チケットが届いたので今日は来た |
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![]() 元鳥取環境大学教授 篠原勲氏 これほどの大パーティに、第三企画に対する不動産・建設・住宅業界から信頼の厚さを覚えた。それにして も、RBA野球大会が25年の歴史を重ねてきたとは驚きとともに、感動している。来賓の方々も中国、モンゴル、タイ、セルビア、ベナンなどアジアやアフリ カの国から重要人物や大使館の大使が列席されるなど、今やRBAが民間国際交流の場として大きな役割を果たしていることもよく理解できた。とにかく素晴ら しいパーティであり、これを機会に第三企画とRBAのますますの発展を期待します |
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三井不動産リアルティ リパーク事業本部 吉岡さん |
東急リバブル センター名(秘密とのこと) 匿名希望 |
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RBA野球大会は住宅・不動産業の浮沈を映す鏡-今年で25回目を迎えたRBA野球大会がスタートしたのは平成元年。バブルの真っ最中だった。しかし、平成2年9月、バブルは一挙に崩れた。株価は下げ基調で値がつかず、マンションの売れ行きもばったり止まった。投資用マンションは市場そのものがなくなった。解約が相次いだ。それでもRBAは一度も中止することなく開催を続けてきた。これまで参加したチーム(企業)は約170チーム(企業)にのぼる。数々のエピソードを交えながら大会の歴史を振り返ってみた。
大会がスタートしたのは平成元年。主催したのは第三企画。久米信廣・大会委員長(第三企画社長)は、「不動産関連の仕事をしていて、何とか業界の役に立ちたいと考えて野球大会を思いついた」と開催を決断。「金儲けと取られるのが嫌で、社員には一切営業の話をするな、第三企画が何の会社かわからなくてもいい。ただただ住宅、不動産、販売、仲介、建設などバラバラだった業界に横串を通したくてがむしゃらに突き進んだ」と話す。スタッフは朝から晩までグラウンドに立ちつくした。
第1回の参加チームは約50。大手デベロッパーからハウスメーカー、流通会社、大手ゼネコンをはじめ、いわゆる街の不動産屋と呼ばれる中小も参加した。このような住宅-不動産、さらには建設業まで巻き込んだ業界を横断するイベントはもちろん初めてだった。
これ以上ない順風満帆のスタートを切った。そして、その翌年、バブルがはじけた。舞台は暗転した。しかし、ほとんどの業界人は「そのうち元に戻る」と高を括っていた。まさか土地神話が崩れ、今日まで20年以上にわたり右肩下がりの経済が続くとはだれも思わなかった。
それでも、平成4~5年まではまだバブルの余熱が残っていた。参加チームも出入りを繰り返しながら毎年50チームぐらいが参加していた。退場を余儀なくされたチームは経営そのものが危うくなり破たんした会社や新規採用がなく選手の高齢化でチームを維持できなくなったところだ。
主だったところを列挙する。第1回大会に優勝するなど第9回大会まで出場し、4度の総合優勝を飾った大京。〝左殺し〟の異名をとった山本雅夫氏(南海-巨人-近鉄)が4番を打ち、首位打者のタイトルホルダー長崎慶一氏(大洋-阪神、元荒川区議)や盗塁王の屋鋪要氏(大洋-巨人)も選手&コーチとして在籍していた。その大京も第10回大会から姿を消した。
マンションデベロッパーの力建も草創期のRBAの大立役者だった。明大の硬式野球部出身者でチームを構成し、社内に夜間練習場を設け〝打倒!大京〟を目指した。プロの道も社会人野球の道も断たれた大條監督は三井の志村氏と互角のピッチングで打者をほんろうした。
このほか、都市型マンションで一世を風靡したアサヒ都市開発、億ションの東高ハウス、ゼネコンの石原建設、東洋信託系のデベロッパー東洋不動産、建売り大手の六建建設、三和ホーム、ハウスメーカーの殖産住宅相互…。ビル・マンションのリノベーションが流行しているが、その草分けの田園都市も5回大会まで参加していた。
その後、リーマン・ショックの影響もあり。今では170社のうち40社ぐらいが業界の表舞台から退場した。第1回大会から第25回大会まで連続して参加しているのは旭化成ホームズ、東急リバブル、みずほ信不動産販売、ミサワホーム東京、ケン・コーポレーション、三井不動産、ミサワホームの6チームしかない。
無謀ともいえる久米の願いはかなった。住宅-不動産-建設をつなぐ横串をこれから縦糸で未来につなげる仕事がまだ残っている。
髙橋氏
三井不動産グループの賃貸マンションの仲介を展開するレジデントファーストに元ヤクルトスワローズの髙橋敏郎氏(33)が「三井不動産住宅リース」の選手として在籍しており、「来年は優勝を目指す」と意気込んでいる。
髙橋氏は山形県出身。新庄東-石巻専修大を経て、2002年のドラフト7巡目で捕手としてヤクルトに入団。
「ウィキベディア(Wikipedia)」によると「遠投120mなど肩はかなり強く、パンチ力もあった。ヤクルトの捕手陣の中でも潜在能力は群を抜いており、楽天の野村克也監督も一目置いていた。楽天の岩隈投手からもホームランを放っている。しかし一軍には古田敦也がいた事や怪我もあり、出場機会に恵まれなかった。
その甘いマスクと明るさで女性ファンや小さい子供のファンも多かったが、2006年10月2日に戦力外通知を受けた」とある。
その後、NPBセカンドキャリアサポートを受けてある不動産仲介会社に入社。2009年には宅建資格も取得。成績優秀社員として社内表彰を受けている。
同社に入社したのは2010年11月。「不動産会社はたくさんあるが、富裕層をターゲットにした特別のマーケットで仕事がしたかった」というのが転職の理由だ。「家賃が40万円以上の高額賃貸の仲介が中心ですが、マンション購入などもグループ会社と連携してソリューションビジネスに取り組んでいる。人と接するのが好きですし、体育会系のよさが発揮できる」と話した。
◇ ◆ ◇
三井不動産住宅リースは第18回大会からRBA野球大会の日曜ブロックに参加しており、通算成績は6勝16敗、勝率.273といまひとつ。今年もエース佐藤が初戦で好投したが、2試合目は欠場して惨敗。2連敗で予選敗退している。
しかし、来年から佐藤-髙橋のバッテリーが組めれば最小失点に抑えられる。あとは打力と守備力の強化だけだ。今年のオール三井の野球大会では佐藤-髙橋がバッテリーを組んで2部の優勝、さらに入れ替え戦にも勝利し、1部昇格を飾っている。
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「ヤクルトに入るときは、古田さんからレギュラーを奪ってやろうと決意を固めたのですが、古田さんは40歳近くになろうとしていたのに動きが全然衰えていない。衝撃でしたね。レギュラーを奪うなんて考えが甘かった」
ほとんどの新人が受けるプロの洗礼だ。2軍では日替わりで捕手を務めたが、「記憶にないですが、打率は2割ぐらいだったと思います。当時日本最速の2人、五十嵐亮太さんや石井弘寿さんの球を受けましたが、特に五十嵐さんのフォークは捕るのが大変。145キロで落ちますから…」と、当時を振り返る。岩隈投手から本塁打を放ったのは「2軍戦で、ストレート」だったそうだ。
心がけたのはメモだ。「ベンチではいつも小さなノートにメモしていましたね。打者のクセ、性格、球種を張るタイプか、コースで張るタイプか、追い込まれるとどういう打撃をするかなどで、捕手はみんなやっていました」
「いい思い出? ドラフト指名されたときぐらい。あとはほとんど悔しい思い出しかないですね。特に入団4年目はクビになるのが不安でしたね…」(プロは芽が出ないと3~4年でほとんどが退団。10年いられる選手は2割ぐらいではないか)
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ウィキベディアにあるように、確かにハンサムだ。色黒なのか鍛えているせいかマスクは黒かったが、マスクで隠すのがもったいないほどだ。礼儀正しいのがまたいい。現在のRBA野球選手約800人の美男子コンテストをやれば間違いなくベスト3に入る〝色男〟だ。
花嫁候補を募集中で、好みの女性は「和服が似合う控えめな女性。歳下がいい」とか。趣味は野球とゴルフ。ゴルフのスコアは平均90くらい。「当たれば300ヤード飛ぶ」そうだ。
RBAタイムズで「花嫁募集」と紹介してから1年も経たないうちに結婚。すぐ子どもが産まれた監督もいる。
ヤクルト時代(髙橋氏提供)
長崎慶一氏
プロ野球大洋ホエールズ時代の1982年に打率.351で首位打者に輝き、平成元年の第1~3回RBA野球大会に大京のコーチを務めていたレイアンドエム社長・長崎慶一氏(63)が11月22日(金)に行われる「RBA設立25周年記念懇親会」に出席される。開催を前に長崎氏は「野球も仕事もプラス思考。失敗したらどうしようなんて考えないで行動すること」とRBA関係者にエールを送った。
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まず長崎氏の輝かしい経歴を紹介しよう。
長崎氏は大阪出身。法大では、六大学野球リーグ史上初の2シーズン連続首位打者を獲得するなどの活躍を見せたあと、1972年、ドラフト1位で大洋ホエールズに入団。当初は三振の多い打者だったが、自然体で構え、身体の回転で球を運ぶ打法に変更してから打率が上昇。1982年には、当時、中日ドラゴンズの田尾安志氏と首位打者を争い、対中日最終戦で大洋が田尾氏を敬遠〝攻め〟にして長崎氏が打率.351で首位打者になった。その差はわずか2毛差だった。
その後、阪神タイガースに移籍。1985年の日本シリーズでは西武相手に第6戦で満塁本塁打を放ちチームを初の日本一に導き、優秀選手賞に選ばれている。
1987年に現役引退。その後はテレビの野球解説者、シドニー五輪の日本代表打撃コーチ、高校教師を経て、2003年、荒川区議選に自民党から出馬して当選。区議を1期務めたあと、2007年に民主党公認で参院選に立候補したが落選。現在は、冒頭の会社社長として、いわき市の震災復興プロジェクトでもある観光農園「ふくしま和郷園・きずな農場」のオープンに向けて取り組んでいる。
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「私が大京さんでコーチを務めたのは3年間だが、力建さんや東急リバブルさんが強かったのを覚えている。当時の大京さんは勢いがありましたね。選手も高校や大学野球の経験者が多く、決断力が速く、マイナス思考の人はいなかった。野球も営業も一緒。三振したらどうしよう、ゲッツーだったらどうしようと考えると、絶対三振するんですよ。プラス思考でまず行動すること。失敗したら、そこで考えればいいと」と、何事もプラス思考に徹することを強調した。
もう一つ、長崎氏はものの見方・考え方にも通ずる貴重なアドバイスをした。「毎日、数字を追いかけていたら疲れちゃう。私は、広島の山本浩二さん(法大の先輩)から教わったんですが、規定打席403(当時、試合数は130試合で規定打席は130×3.1=403)を4つに分けて、100試合で30安打放つことを考えた。それ以上打てればもうけものですよ。根つめると精神的によくない」(ものごとをクォーターで考える思考方法はラグビーやテニスに代表されるように欧米の発想だろうが、わが国の証券取引でも2003年から四半期決算が導入された)
「バブル崩壊後、企業スポーツは真っ先に弾き飛ばされた。なのに、RBAはよくぞ25年間も継続してやってこられた。すごいこと。ドームや海外交流の機会があれば、仕事の疲れも吹っ飛びモチベーションも上がるはず。22日は友人を連れて出席させていただく」と語った。(記者は、大京のコーチ時代、何度かお会いしているが、それより西武ファンの記者は長崎氏が西武の息の根を止める満塁弾を高橋直樹投手から放ったのをよく覚えている)
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長崎氏のプラス思考は現役を退いてからも変わらない。先に高校教師になったことを書いたが、「自分の息子を教えるため。自分の息子を教えられないシステムに問題があると思った」からだそうだ。
区議に立候補したのもプラス思考・「少年の野球教室を行なっており、グラウンドがないので区に陳情に行ったら『区議になったら出来るかもしれないよ』と勧められ立候補したら受かっちゃった」
参院選の出馬については「甘かった。スポーツ省をつくろうという動きに乗って立候補したが、選挙のシステムもよく分からなかったし、区議を辞めて2カ月しか準備期間がなかった」
そして、現在のビジネス。いわき市のハワイアンズに隣接するゴルフ場跡地約2万坪のうち1万坪に農業法人と組んで観光農園を開業する計画だ。「ふくしま和郷園・きずな農場」と称するもので、いちごやトマトを栽培してハワイアンズのお客さんなどに販売するほか、100本のバラの庭園、キャンプ場、レストラン、直売場などを整備するものだ。「準備まで2年かかったが、一部は来年オープンできる」そうだ。
旭化成ホームズ今野(左)とオープンハウス川崎
水曜ブロック決勝戦、旭化成ホームズ-オープンハウスは2-2のまま決着がつかず、昨年と同様、引き分け再試合となった。旭化成の今野もオープンハウス川崎も完璧の投球を見せたが、それぞれ味方のミスも絡んで2失点した。今野は「力んでしまった」と悔い、川崎は「ドームには魔物がいた」と声を絞り出した。〝勝つと思うな、思えば負よ〟-記者は古い演歌のフレーズを思い出した。「今野」の同姓対決と、明大卒の同窓対決を振り返った。
◇ ◆ ◇
まず、旭化成のエース今野とオープンハウスの核弾頭・今野の同姓対決から。
記者は戦前からこの〝今野対決〟を楽しみにしていた。結果は旭化成の今野が3打数無安打に抑えたが、今野投手の2失点はオープンハウス今野が奪ったともいえる。
そのシーンを振り返る前に、前打席の対決を紹介する。前2打席ともオープンハウス今野はファウルフライに討ち取られている。旭化成の今野に軍配が上がった。とくに2打席目が面白い。初球、今野投手は「捕手の要求どおり」内角にオープンハウス今野をのけざらせるストレートを投げた。そして2球目。一転して緩いカープを投げた。バッターの今野はタイミングが合わず3塁ファウルフライ。わずか2球で決着がついた。今野投手の投球が光った。
そして、3度目の対決。0-0の5回裏、2死2、3塁で打席にオープンハウスの今野が立った。ここで今野投手に迷いが生じた。「四球でもいいと思ったが、勝負にいった」。〝四球でもいい〟という思いが〝針の糸を通す〟制球力を狂わせ、スライダーは外に大きく外れ暴投。2者が生還した。オープンハウス今野はこの打席であわやスタンドインという大ファウルを放ったが、結局、キャッチャーファウルフライに倒れた。
討ち取った今野も討ち取られた今野もその理由は分かったはずだ。次の対決もまた見ものだ。
◇ ◆ ◇
最終回。ここまでオープンハウス川崎は無安打に抑えていた。許した走者は味方の失策と四死球による3者のみ。盗塁などでいずれも3塁まで許したが後続を力で抑えていた。最終回も〝普通に投げれば〟川崎がノーヒット・ノーランを達成していたはずだ。
しかし、川崎に魔物が立ちはだかっていた。川崎は先頭打者の9番横田に四球を与えた。明らかに力んでいた。ストレートはすべて高めに浮いた。新人の横田は冷静だった。「2球目、きわどい球だったが、ボール一つ外れていた」と判断してボールを選ぶとあとは明らかなホールで四球。
ここで旭化成は揺さぶりを掛けた。代打は取って置きの久保田。横田が盗塁したあと、久保田が甘い高めのストレートを中堅前に運び1点差。勢いに乗る旭化成はここで代走に新人の池田。池田は2盗し、さらに意表を突く3盗を敢行。慌てたオープンハウス日隈捕手は3塁に悪送球して池田が難なく生還して同点に。今野投手のドーム無敗神話は継続された。
◇ ◆ ◇
再試合がまた見ものだ。双方とも相手の手の内が読めたはずだ。今野は連打を浴びなければ抑えられると思っただろうし、川崎もストレートの力勝負に自信を持ったはずだ。しかし、各チームの打線も攻略法を探るはずだから、同じ手が通用するとも限らない。だから野球は面白い。
今野、痛恨の暴投て2失点した場面
先日行われた第25回RBA野球大会水曜ブロック決勝戦の感動の写真を掲載します。観客席で撮った写真以外はすべてプロカメラマンが撮影したものです。
以下が記者が撮った写真
オープンハウスの総勢15人のチアガールはすべて写真。「OPEN HOUSE」の箱男は入社2年目、仕入れ担当の木村さん
旭化成ホームズの内定者と人事担当者
旭化成ホームズ今野 オープンハウス川崎
第25回RBA野球大会水曜ブロック決勝戦、旭化成ホームズ-オープンハウスが10月23日(水)東京ドームで行われる。旭化成が勝てば2年振り13度目の、オープンハウスが勝てば参加5年目で初の優勝となる。勝敗を占ってみた。
戦績、データからは旭化成が優勢だが、オープンハウスにもチャンスありと見た。後述するように、この8年間で旭化成を破っているのは2チームしかなく、その1チームがオープンハウスだからだ。そのシーンが再現できる可能性は十分あると見た。
旭化成の先発はエース今野か2番手平山か。どちらでもオープンハウスを抑える力があるが、知将・山本新監督はオーソドックスな采配を揮う。サプライズはないとみて、エース今野の先発と読んだ。
今野はこの8年間、チームのエースとして君臨してきた。決勝戦での通算成績は5勝0敗。35回投げ、被安打16、奪三振24、与四死球9、自責点0。化け物だ。
しかし、今野も人の子。年齢は33歳。ここ数年は後半にばてるシーンもたびたび見られる。不安はスタミナだ。試合は7回か1時間30分。微妙な時間だ。スイスイ投げれば完投できるが、球数が多くなる展開だと厳しい。とはいえコントロールは抜群。針の糸を通す制球力がある。
間違いなく省エネ投法、早めの勝負に出る。相手が打てないとみれば3球勝負もある。無駄な球は投げない。ストレートは見せ球に変化球で相手を翻弄するのが狙いだろう。
しかし、山本監督は石橋を叩くタイプ。継投も十分視野に入っているはずだ。平山は初回からいつでも投げられる準備をするはず。問題は、今野ほど安定感がないことだ。調子が良ければ完璧に抑えるが、変化球が決まらず自滅することもあった。このあたりが今野からエースの座を奪えない課題だ。
一発勝負だけに継投のタイミングが難しい。山見と監督の采配が見ものだ。
野手陣は盤石。足がある新人の横田、原田、松井らの起用がズバリ的中。攻守の要・北寒寺を3番に据えた新オーダーが定着した。ノーヒットでも1点を取る野球は健在だ。守備も鉄壁だ。
打率5割の旭化成ホームズ津久井
オープンハウスは2年目の明大硬式出身のエース川崎が王者に立ち向かう。もちろん最大の武器はストレート。相手が誰であろうと抑える力がある。しかし、今年は打たせて取るピッチングも身に付けた。野手陣がしっかり守れば、投球の幅も広がる。川崎の魅力を引き出せるかどうかは守備にかかってくるとみた。しっかり守れば逆転の芽も出るとみた。
攻撃陣は先頭の今野に注目だ。旭化成のエースが今野なら、オープンハウスの打のキーマンも今野だ。試合時間からすると今野は3回打席につく。旭化成の今野を攻略すればムードは一気に高まる。
もう一人は沖縄出身の新人・与那嶺。東北に野球留学した高校時代、あの菊池雄星から猛打賞を放ったというから相当の力があるとみた。足もある。本人は「軟式は難しい」と今ひとつなじんでいないようだが、調整してくれば怖い存在だ。
曲者も揃う。23回大会で旭化成の今野から本塁打を放った塚中、2塁打を放った平賀、サヨナラ打を放った光永らがいる。旭化成今野は忘れていないはずだし、悪夢を思い出させればチャンス。再戦が見ものだ。
もう一つの援軍は大応援団だ。荒井社長は準決勝戦で三井不動産リアルティを倒した後、「全社員を動員する」とコメントした。就業時間もあるので微妙だが、過去最高記録となりそうな500人近くの大応援団を送り込むようだ。ドームは完全にオープンハウスのホームグラウンドに化す。上場を祝う最高の舞台は整った。ただ、選手が舞い上がって実力を発揮できなくなるリスクは当然ある。
対する旭化成の平居正仁社長はチームの育ての親だが、本業が忙しいのか、社長に就任してからすっかり応援の回数が減った。応援合戦ではアウェーとなるのは間違いない。
オープンハウスの攻撃の要 今野
勝利を喜び合う清水・金子(左)と中井
日曜ブロック決勝戦は清水建設-ケンコーポレーション-第25回RBA野球大会日曜ブロック準決勝戦が9月29日、三郷・サンケイグラウンドで行われ、三井不動産レジデンシャルに3-0で完封勝ちした清水建設と、鹿島建設を4-2で下したケンコーポレーションがそれぞれ決勝に勝ち進んだ。清水は3年ぶり7度目、ケンコーポは3年連続14度目の決勝進出。
三井不動産レジデンシャル-清水建設は、清水が5回に集中打を集め完封勝ち。中井がエンドランスクイズを決めた。田村投手は1安打完封。三井レジは1残塁のみ。主砲山際が今季初出場したが、2打席しか回ってこなかった。
鹿島-ケンコーポは、2回に3安打を集中して挙げた4点をエース小笠原が守りきった。鹿島はエース豊田が2回に力みからリズムが崩れた。中原が本塁打を放ったが、及ばず。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
三井不動産レジデンシャル | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |||
清水建設 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | X | 3 |
(6回時間切れ)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
鹿島建設 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 | ||||
ケンコーポレーション | 0 | 4 | 0 | 0 | X | 4 |
(5回時間切れ)
〝オレはバントよりヒットを打つのがうまいんだ〟(2度バントをした後、適時打を放ったケン金子)
9月29日(日)サンケイスポーツセンター
( )内はレーティング
No.12 10:00~ 清水建設(88)-三井不動産レジデンシャル(78)
ここまで無敗で勝ち進んできた清水がやや優勢。両チームは予選でも対決しており4-3で清水が勝利している。点差は1点差だが、清水は11安打を放ち、三井は5安打。試合内容は清水が圧倒していた。新エース田村はピリッとしなかったが、それでも投げきった。
三井は山本-仲村の継投がカギを握る。最少失点に抑えれば勝機も生まれる。打線はやはり主砲の内山に期待がかかる。1、2番を打つ川崎、鈴木が出塁し好機をつくりたい。
No.14 10:00~ ケン・コーポレーション(88)-鹿島建設(83)
予選でも対決しており、4-1でケンコーポが勝利しているが、ケンコーポのエース小笠原は肉離れを発症しており、完治していないようであれば鹿島にもチャンスがある。
鹿島は豊田が安定しており、予選でもケンコーポを3安打に抑えている。野手陣がしっかり守れば最少失点に抑えられる。小笠原を早い回に攻略し、相手をあわてさせればあわやのシーンも十分。
ケンコーポはやはり小笠原の出来が気がかり。宅建は取得済みなのでプレッシャーはないが、青山メイン戦では3発を浴びた。グランドナンバー14は長打がでるグラウンドなのかとうかも気になる材料だ。打線は各打者ともチームバッティングに徹しており、勝ち方をよく知っている。少ないチャンスを生かす機動力もある。