RBA OFFICIAL
 

2014/09/28(日) 00:00

 

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貞池をたたえる千葉英

  1 2 3 4     合 計
青山メインランド      
タイセイ・ハウジー      

 
 青山メイン 元ベイスターズ 吉井の3塁打も得点にならず

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青山メイン吉井

 タイセイ・ハウジーが接戦を制した。初回、ボークと井上の適時2塁打で2点先取。2-2の同点の4回には、併殺崩れと敵失から勝ち越し。新人の貞池が2失点完。青山メインは再三のチャンスをものにできなかった。下手投げ小松崎の自責点は1のみだった。

  タイセイは初回、先頭の榎田が敵失で出塁、1死から椎名の安打でチャンスを広げ、ボークと4番井上の長打で2点先制。2-2の同点の4回には1死から5番千葉英が四球で出塁、続く千葉政が内野安打して好機をつくり、7番高橋は四球で満塁。8番村上はショートごろで千葉英は本封されたが併殺をあせった相手エラーで千葉政が還り1点リード。そのまま貞池が守りきった。

 青山メインは悔やまれる敗戦。2点を負う2回、この回先頭の5番吉井と6番平野が連続四球を選び、1死から8番佐々木が左翼前安打を放ち満塁。9番派谷の投手ゴロで併殺を狙った相手の失策で1点。3回には2死から吉井の適時打で同点。1点を追う6回には、この回先頭の吉井が左翼超え3塁打。一打同点の好機に三者凡退して万事休す。

○村上監督 みんなよくやってくれた。守備がよかったし、千葉政の走塁もよかった。大会を通じては貞池の活躍が光った

○千葉英 ケンコーポ小笠原にストレートで勝負しようと伝えてほしい(小笠原は拒否した)

●山梨監督 打ってくれると信じたが…ダメだった(6回の無死3塁の場面を悔いた)

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タイセイ貞池

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先制した横田を迎える村上監督(中央)と千葉政

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これがRBAのレベルだ(1塁走者の吉井と1塁手の千葉英はともに元ベイスターズ)

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青山メイン小松崎

2014/09/28(日) 00:00

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プレート前のえぐれている穴を埋める三井不動産レジデンシャル佐藤投手

 この日、ケンコーポ小笠原はいつになくコントロールを乱した。小笠原が1試合に出す四死球は1個か2個だが、この日は3個も出しだ。

 小笠原は「条件はみんな同じ」と多くは語らなかったが、記者は小笠原がコントロールを乱したのは明らかにマウンドのせいだと思った。マウンドの高さはほとんどまっ平に見えた。プレートの前の土も深くえぐれており、深さは足首ほどもあった。

 言うまでもないことだが、投手は打者より高い位置から投げ下ろすからスピードが加わり打者に威圧感を与えることができる。野球場によって有利不利が生じないよう野球規則ではマウンドの高さは10インチ(25.4センチ)と定められている。

 この高さが普段と異なるまっ平になったらどうなるか。普通の投手はまず狙ったところに球を投げることはできないはずだ。

 小笠原と対照的に三井レジの下手投げの佐藤は「僕はマウンドが低いほうが投げやすい」と歓迎したが、果たしてどうか。3回まで5個の四死球を出した。隣で行なわれた青山メイン-タイセイの試合でも青山メイン小松崎は4回に出した2個の四球が命取りとなり、タイセイ貞池も3回まで4個の四死球を出した。

 野球は秒、センチの差が明暗をわけるスポーツだ。25センチの高さがあるはずのマウンドがまっ平で投手がまともな球を投げられるはずがないではないか。球場関係者は選手が最高のパフォーマンスを発揮できるようグラウンド状態にももっと気を配ってほしい。

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タイセイ貞池投手

2014/09/25(木) 00:00

 RBA野球大会日曜ブロックはいよいよ準決勝戦。三井不動産レジデンシャル-ケン・コーポレーションは、ケンコーポが勝てば4年連続、三井レジが勝てば初のドーム進出が決まる。青山メインランド-タイセイ・ハウジーは、青山メインが勝てば初の、タイセイが勝てば2年ぶり2度目のドーム進出。( )は記者のレーティング

三井不レジデンシャル(7981)-ケン・コーポ(89

  1 2 3 4     合 計
三井不動産レジデンシャル    
ケン・コーポレーション    

 
 総合力で勝るケンコーポが優勢。ケンコーポはエース小笠原が絶好調。以前のようにストレート一本ではなく、緩急を使うようになった。相手が格下とみて速球で押すシーンも十分だが、ストレート狙いだと判断すると変化球を投げる。打線はやはり小田が攻撃の要になる。1点勝負になったとき頼れるのは小田だ。他では羽中田くらいか。守りも堅い。

 三井レジはどう挑むか。誰が投げるか分からないが全試合で投げた佐藤、山崎はケンコーポ相手でも十分抑えられる。最少失点に抑えるはずだ。

 問題はどう得点するかだ。三井不動産が0-1で惜敗したように、ここは1点もやれないし、どう1点をもぎ取るかだ。しかし、小笠原を攻略できそうに打者は見つからない。スライダーにきりきり舞いする姿しか浮かばない。とにかくストライクゾーンを小さくして狙っていくしかない。小笠原はフィールディングがよくないので、バント戦法もあるか。先手を奪い、相手を慌てさせれば勝機も生まれる。            

青山メイン(8183)-タイセイ(8082

  1 2 3 4     合 計
青山メインランド    
タイセイ・ハウジー    

 
  双方とも調子を上げているのでレーティングを上げた。その差は1。この記者の絶妙な予想が的中するか外れるか。終わってみないと分からない。予想通りなら記者の格付け付与能力の高さが証明されるし、外れれば予想通りに活躍できなかった、あるいは予想を覆す選手がいたということだ。

 青山メインの先発は下手投げの小松崎だろう。他の投手も考えられなくはないが、山梨監督はそんな賭けに出ないはずだ。前試合の小松崎は調子が良くなかったようだが、ここは調整してくるはず。中継ぎ-抑えもいるが、ここは完投を目指すのではないか。打線は石井が好調。

 タイセイは新人の貞池の先発か高橋かだが、やはり実績のある貞池だろう。これまでの相手と違うから甘いストレートは禁物だ。打線はみんな元気。下手投げをどう攻略するかだが、主砲千葉英はどちらかというと苦手なタイプ。

 双方とも早めに攻略すれば圧勝のシーンもあると見た。

2014/09/22(月) 00:00

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ケンコーポ 小田

  1 2 3 4     合 計
三井不動産      
ケン・コーポレーション      

 
 


 

三井不動産 相澤 8奪三振の力投報われず

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三井 相澤

 ケンコーポが接戦を制した。4回、羽中田の適時打で挙げた1点をエース小笠原が守りきった。三井不動産・相澤投手は小笠原と互角に投げたが、打線が1安打に抑えられた。

 やはり決めたのは小田だった。戦前の記者予想で「打線で頼れるのは小田くらいしかいない」と書いたが、その通り小田は0-0で迎えた4回、この回先頭打者として左翼前安打を放ち、すかさず盗塁。大原、土田は三振したが、4番羽中田が右翼前に運び、のどから手が出るほど欲しかった1点をもぎ取った。

 エース小笠原は頭脳的ピッチングが冴えた。威力のあるストレートにスライダーに緩いカーブも投げ三井打線を翻弄。許した安打は初回の1安打のみで、7つの三振を奪った。

 三井は惜敗。エース相澤の立ち上がりは相手の小笠原を上回るストレートやキレのあるスライダーでケン打線を手玉に取ったが、4回に小田を出したのが悔やまれる。相澤も許した安打は4回のみの2安打で、奪った三振は小笠原を上回る8個だった。

 打線は初回、1死から山本が中堅前に運び、盗塁と内野ゴロで3進したのが唯一のチャンス。残塁はこの安打と四球。敵失の3つのみ。

○田辺監督 相手の1番、2番は要注意だと見ていた

○小田 打ったのはストレート。ストレートは来ないと書かれていたが…(小田が打ったシーンは見ていないが、小田は先の抽選会で「僕はスライダーが得意」と言っていた)

○羽中田 打ったのはスライダー(試合途中、「打てるのは小田さんかあなたぐらい」とはっぱをかけた)

●工藤 4番の差(初回の2死3塁でスライダーを見逃し三振。4回も三振)

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ケン小笠原

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三井不動産 残念会

2014/09/22(月) 00:00

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三井レジ佐藤

  1 2 3 4     合 計
三井不動産レジデンシャル    
清水建設    

 

 

 

清水 10個の四死球選びながら2安打2点のみ

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清水 田村

 三井不動産レジデンシャルが最終回、敵失により挙げた勝ち越しの2点をその裏の清水の反撃を1点に抑え逃げ切り。佐藤-山崎の継投も決まった。清水は後手に回された。

 三井レジは3回、2死から1番川崎が死球で出塁。2盗に成功すると、続く鈴木涼がしぶとく内野安打し川崎が生還。同点の最終回には、この回先頭の4番内山と5番渡辺の連打でチャンスをつくり、2死2、3塁から9番黒田の平凡な3塁ゴロを3塁手の小寺が確実にアウトを取ろうと1塁へワンバウンド投球。これを金子1塁手が落球する間に2者がホームを駆け抜けた。

 先発は下手投げの佐藤。3回を1安打5四球で降板すると、2番手は上手投げの山崎。山崎も5四球を与えたが、味方の失策による1失点に抑えた。

 清水はまさかの敗退。5回、この回先頭の1番治下が四球で出塁、2盗を決めた後の2死3塁で4番小寺が左翼前安打し同点。2点を追う最終回は、この回先頭の金子が歩き2盗した後、敵失で1点差に追い上げたがそれまで。放った安打は2のみで、10個の四死球を選びながら攻めきれなかった。

○渡辺監督 次のケンコーポ? うちには投げられる投手がほかに3~4人はいる

○鈴木涼 えっ、落球? ちゃんと捕球しタッチした後ぶつかって転んだ。僕の体重は60キロ。相手は90キロくらいあった(最終回、味方の失策で2進した小寺を牽制で2~3塁間に挟みアウトにした場面。鈴木涼は落球したかに見えたが、判定はアウトでゲームセット)

●吉田瑞 まだ決まっていないが、来年から海外勤務になるかもしれないのでRBAは今日が最後かも。英語? 小さいころニューヨークに住んでましたから

●澤田 僕もこれが最後になりそう

●治下 軟式は難しい(6回、中堅へ大飛球を飛ばしたが及ばず)

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準決だ! 三井レジ

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鈴木涼

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山崎

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清水 左から吉田瑞、治下、澤田

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三井レジ祝勝会

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清水 反省会 

2014/09/22(月) 00:00

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タイセイ 貞池

  1 2 3 4     合 計
日本駐車場開発    
タイセイ・ハウジー    

 

 

 

日駐 「貧打 ここに極まれり」木田監督

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日駐 山本

 タイセイが快勝。少ないチャンスをものにした。新人・貞池が6回を2安打に抑え、最後は高橋が締めた。日駐はエース大沼が肉離れで先発を回避、代わって投げた山本が好投したが、打線が沈黙。

 タイセイは初回、いきなり先頭の横田が2塁打した1死後、椎名が2塁打して先制。椎名も暴投で生還しこの回2点先制。さらに3回、この回先頭の椎名が四球を選んだ2死後から6番千葉政の適時打で1点を追加した。

 先発の貞池は6回を2安打に抑え、最後は高橋が締めて完封勝ち。

 日駐は先発の山本が好投したが、打線の援護がなかった。放った安打は3番玉木と9番石郷岡の2本のみ。

○村上監督 強調する材料はないが効果的な点が取れたということ。高橋? いい投手ですよ

●木田監督 打てへんし走れへんし、これじゃ勝てん。貧打線ここに極まれりですよ。大沼? あいつはあかん。肩が痛いやら腰が痛いやら、言い訳ばかり。75キロにならなきゃ出さない。直球のスピード? いや、体重ですよ。体重を落とさんと出さないということですよ。いま90キロくらいあるんとちゃう。来年はチームを立て直し、決勝でも1勝できるようなチームをつくります

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日駐 大沼

2014/09/22(月) 00:00

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青山メイン 小松崎

  1 2 3 4     合 計
ポラス      
青山メインランド      

 

 

 

ポラス 青山上回る長打3本含む5安打でも勝てず

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ポラス折笠

 青山メインが逆転勝ち。下手投げの小松崎が粘り強く投げた。ポラスは折笠が力投したが、あと1本が出なかった。

 1点を追う青山メインは4回、この回先頭の主砲石井がチーム初安打となる右翼越え3塁打、続く山本も左中間2塁打で同点。6番常原も安打して1、3塁。ここでポラスがミスをする。山本は牽制にかかり3本間に挟まれアウトかと思われたが、捕手の送球を3塁手がはじく間に山本が還り逆転。放った安打は結局、この回の3安打のみ。ワンチャンスをものにした。

 下手投げの小松原はボール先行の苦しい投球ながら1失点に抑えた。山本捕手は2つ盗塁を阻止し、相手の足を封じたのも大きかった。

 ポラスは悔やまれる敗戦。2回、4番成田、5番渡辺の連続2塁打で1点先取したが、渡辺は盗塁失敗。得点はこの1点のみ。3回の無死2塁のチャンスをつぶすと、4回は1死1、2塁から7番中野渡が安打しながら得点できず、5回の1死1、3塁も後続が凡退。3本の長打を含む5安打を放ちながら残塁は6個。

 折笠は6つの三振を奪う力投を見せたが、4回だけ3安打を集中された。自責点は1のみ。

○山梨監督 小松崎は調子よくなかったが、何とか抑えた。山本が盗塁を阻み相手の足を封じたのも大きかった。石井? 石井は鎌倉学園で長田(西武-DeNA)と同期。駒大ではDHを打っていた。梵(広島)と同期

●成田 あの送球は走者と重なってグラブの土手に当てちゃった。土手

●折笠 悔しいっ

●大西 愛媛に帰って大工の会社を作るため退社することになりました(22歳のフレーマー)

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逆転だ!青山メイン

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ポラス左から成田、大西

2014/09/19(金) 00:00

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右から土屋氏、平居氏、一人置いて初代監督の堀井慶一氏(2013/11/22 ヒルトン東京)

 旭化成元代表取締役副社長で旭化成ホームズ元代表取締役会長の土屋友二(つちや ゆうじ)氏が9月15日、肺炎のため都内の病院で死去した。享年78歳。葬儀は近親者で行われた。喪主は妻雍子(ちかこ)さん。

 和歌山県出身で昭和34年、東大卒。同年、旭化成入社。平成5年、住宅事業部門長、同10年、代表取締役副社長、同13年、住宅カンパニー社長、同14年、旭化成ホームズ代表取締役会長などを務めた。

 連絡先は旭化成ホームズ総務部広報室、電話03-3344-7115。

◇       ◆     ◇

 土屋氏とはRBA野球大会を通じて何度かお話をさせていただいた。昨年11月に行われたRBA野球大会開催25周年記念の懇親会にも旭化成ホームズ・平居正仁社長(現旭化成副社長執行役員)らとともに出席され、次のようなコメントを寄せられた。

 「この大会の草創期に当社はクリエイト5000という中期目標を掲げており、私は背番号5000番のユニフォームを作って野球部を応援していました。今の私の願いは、この背番号5000番をつけてまたグラウンドに立つこと」

 この願いはかなえられなかったが、旭化成ホームズの野球チームはいま2年連続13度目の優勝目指し戦っている。

 RBA野球大会がどのような大会で、旭化成ホームズがどのような位置にいるか紹介する。

 平成元年、第三企画・久米信廣社長が「業界の発展と親睦」を目的に住宅・不動産業界に呼び掛けて始まった。大きな特徴は、住宅・不動産業界だけでなく、不動産流通・販売会社、管理会社、建設会社など業種の垣根を越えて行ってきたことで、毎年50~60社・チームが参加している。

 土・日曜日が定休日の日曜ブロックと水曜日が定休日の水曜ブロックに分かれ、それぞれの優勝戦と総合優勝戦は東京ドームで行われている。試合数は年間100試合くらいにのぼる。優勝チームがオーストラリアや中国に遠征、交流試合や野球教室などを行ったこともある。今年6月には長年の活動に対して国土交通省から表彰状が授与された。

 旭化成ホームズは平成2年の第2回大会から出場しており、総合優勝12回、水曜ブロック優勝13回、通算成績119勝19敗、勝率862(第25回大会まで)の最強チームだ。この10年間で負けたのは4回しかない王者として君臨している。

 しかし、土屋氏が住宅事業部門長に就任したころは〝出ると負け〟状態だった。強豪チームにはいつもコールド負けしていた。

 そんなチームを最強チームに育て上げたのが土屋-平居コンビだ。土屋氏が生みの親であり、平居氏が育ての親だろう。

 平成7年、平居氏が人事担当として慶大野球部監督の後藤寿彦氏を訪ね、「住宅に興味のある部員はいませんか」とお願いし採用ルートを確保してからチームが一変。平成9年の第9回大会で初優勝した。

 この時、土屋氏は専務。よほど嬉しかったのか何と祝勝会をヒルトン東京で行った。記者も参加させていただいた。

 残念ながら会場でどのような話をされたか覚えていないが、その後、優秀な選手がどんどん入社した。記者が嬉しいのは、野球はもちろんだが、仕事でも全国トップレベルの成績を上げている選手がたくさんいることだ。「フォア・ザ・チーム」-野球も仕事も同じだ。

 土屋さん、心からご冥福をお祈りいたします。

2014/09/18(木) 00:00

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住友不販 越前

  1 2 3 4     合 計
ポラス 3       3
住友不動産販売 2 2 2       6

 

 

 

ポラス 逆転つかの間 終わってみれば10残塁の山

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ポラス岩瀬

 住友不動産販売が逆転勝ち。初回、無死満塁のチャンスをつぶしいやなムードが漂ったが、3、4、5回に敵失や内野ゴロで効果的な点を挙げた。エース伊藤を仕事で欠いたが、越前が粘りの投球。ポラスは一度は逆転したが、10残塁の拙攻。

 初回、無死満塁の好機をつぶした住友不版は3回、この回先頭の1番山口が初回に続き安打を放ち、2番川嶋が四球を選んで好機をつくると2つの敵失で2点先制。逆転された4回には1死から7番和田の安打と8番布施の四球で再びチャンスをつくると内野ゴロ2つで逆転。5回にも敵失と四球からまたも2つの内野ゴロでダメ押しの2点を追加した。

 エース伊藤は仕事で欠場したが、越前が粘り強く投げ完投。

 ポラスは4回、5番入澤の本塁打と1番斎藤の2点適時打で逆転したが、2回の2死満塁、5回の1死2、3塁、6回の1死1、2塁のチャンスをことごとくつぶしたのが痛かった。

 エース岩瀬はセットポジションからリズムを崩し、いつもの小気味いい投球が見られなかった。

○古賀監督 越前がよく投げたし、内野ゴロで4得点するなどいい攻撃を見せた。次は旭化成ホームズだが、伊藤が投げられる

○前田 調べたら、旭化成さんは予選と決勝で2敗したチームはいない。うちがそのジンクスを破る

●清水 RBAに参加するようになってから補強が一人もできていない。来年は若手を補強したい。広報にも応援するよう伝えてほしい(確かに。いいチームなのに会社の支援があっていい。中内社長に話す機会があったら必ず伝えよう。野球の強いチームの営業マンはみんな本業もできる)

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越前の内野ゴロで生還した和田

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和田を迎える住友不販ベンチ

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アットホームなポラスベンチ(清水が後ろの女性が映るのを邪魔している)

2014/09/18(木) 00:00

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1回裏、同点に追いついたエイブルベンチ

  1 2 3 4     合 計
東急リバブル        
エイブル 2X         5

(延長サドンデス)

東急リバブル 谷貝 制球難でリズム崩す

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東急リバブル谷貝

 エイブルが延長サドンデスを制しサヨナラ勝ち。荒川卓がサヨナラ打を放った。新人・斎藤投手は力みから制球を欠いたが、2回以降はまずまずの好投。リバブルは谷貝投手の制球を乱す悪い面が出てしまった。

 2点先行されたエイブルは1回裏すぐに反撃。1死から相馬、荒川卓が連続四球と重盗で2、3塁の好機をつくり、4番小平の適時打と5番深谷の犠飛で同点。再びリードを許した3回裏には死球で出塁した1番坂木を3塁に置いて小平が左翼前安打を放ち同点に追いついた。延長サドンデスでは荒川卓がサヨナラ打を放った。

 リバブルは惜敗。初回、3番横田と6番近藤の適時打で2点先取。3回には敵失からチャンスをつくり、近藤の内野ゴロで再びリードを奪ったが、すぐに同点に追いつかれた。

 谷貝投手は変化球が決まらず、ストレートもストライク、ボールがはっきりするなど調子がいまひとつだった。

○ナイン 次はオープンハウス。川崎はそんなにいい投手? (エイブル打線で打てそうな打者はまずいないのでは)

●大槻監督 ダメでしたね。1時間半の中でどうやりくりするか、延長サドンデスも当然考えていたが…

●大見部長 残念だが、いい試合だった。課題も見つかった。新人も入社してきたので何とか2年がかりくらいでチームを立て直したい

自分の力を信じて投げれば打たれない エイブル斉藤投手

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エイブル 斉藤

 立ち上がりに難のある新人の斎藤投手がこの試合も出だしにつまずいた。初回、いきなり先頭打者に四球を与え2失点。2回以降は立ち直ったが、不用意な四死球が目立った。

 記者が斉藤投手の投球を見たのは2試合のみだが、ストレートの威力は水曜ブロックでも上位のものがある。課題はやはり制球力と緩急だ。球に力があるのだから、力まずに投げればスピードはもっと増すはずだ。

 今回の試合は味方の拙守もあり自責点は2のみだったが、リズムの悪さが守備にも影響を与えたはずだ。自分の力を信じ、野手陣を信じて投げればどこが相手でも最少失点に抑えられるはずだ。次はオープンハウス。謝敷、隅田ら強打者揃いだが、無駄な四死球を与えなければ最少失点に抑えられる。次戦に期待したい。

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高々と犠飛を放った深谷(捕手は山田)

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深谷の犠飛で生還する荒川卓

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〝反省なくして成長なし〟延々と1時間以上反省会が続いた東急リバブル

2014/09/18(木) 00:00

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塚中の先制打に沸くオープンハウスベンチ

  1 2 3 4     合 計
オープンハウス    
ミサワホーム東京    

 

 

 

 川崎 予選で打たれた3新人から4奪三振 借り返す

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川崎

 オープンハウスが完勝。4回、3連打と敵失で4点を奪った。エース川崎はほぼ完璧のピッチング。予選で痛打を浴びた高橋、谷屋、米山の3新人から4三振を奪い借りを返した。ミサワ東京はエース古市が4回につかまった。

 0-0で迎えた4回、オープンハウスはこの回先頭の4番隅田がチーム初安打を放つと5番平賀、6番塚中が3連打してまず1点。2死満塁から敵失で2者が還り、2番丹羽の適時打でこの回一挙4点をもぎ取った。7回にも2つの死球と隅田の安打などで1点を追加。6安打のうち5安打が右方向。センター返しで古市投手を攻略した。

 川崎投手は最終回に味方の失策から1失点したがほぼ完璧に抑えた。許した安打は3本のみ、奪った三振は7個。

 ミサワ東京は完敗。2回、この回先頭の5番寺泉が幸運な2塁打を放ったが、後続が三者凡退。3回、4回も先頭打者が四球を選んだが、いずれの回も後続が2三振を喫した。古市投手はプレッシャーからか本来のできになかった。

○謝敷 大阪桐蔭出身の西武の選手? 中村、浅村、森、岡田(さすがご明答。しかし、左打ちの打撃ではこの日4打数無安打。うち3本は球速に押されたのか3塁フライが2つとレフトフライ。最後は投手ゴロ。課題を残した)

●内村監督 うちが最初に点を取らないといけなかった。2回のチャンスをものにできなかったのが痛かった

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先制打を放った塚中

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〝おれが謝敷だ〟

見ごたえあった川崎-高橋対決

 オープンハウス川崎とミサワホーム東京高橋の対決を見たのは3打席目だった。初球は内角ギリギリのストレート。高橋はかろうじてバットに当てた。空振りでなく当てたのはさすがだ。二球目は外のボールだったか。そして3球目。川崎は3球勝負に出た。外のシュートする低めのぎりぎりストライクの球に高橋は反応したが、サードフライに倒れた。当てた高橋もすごいが、打てないところに投げきる川崎はやはり只者ではない。

 それまでの2打席はいずれも高橋は三振していた。

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〝俺も忘れるな〟2安打を放った隈田

2014/09/18(木) 00:00

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試合後、全員がミサワ東京-オープンハウス戦を観戦する旭化成ホームズ

  1 2 3 4     合 計
旭化成ホームズ 6 15           21
積水ハウス          

(4回時間切れ)

 旭化成ホームズが圧勝。初回、新人の2番橋本が2ラン。3番松井は3安打猛打賞。エース今野は3回を内野安打1本に抑え降板。積水は真田-山本-寺島の苦心の3投手継投も実らず。

  旭化成は初回、先頭の北寒寺が四球、続く橋本が左中間を破る本塁打で2点先制するともう止まらない。3番松井が2塁打して再び打線に点火。3つの四死球に敵失を絡めてこの回一挙6点。初回で試合を決めた。

 2回、3回は三者凡退したが、4回にこの回先頭の8番津久井が四球を選ぶと松井の連続長打に5番佐藤の3ランなど打者18人攻撃で大量15点。

 エース今野は3回まで内野安打1本を許したのみで、わずか33球で積水打線を料理した。

守備ばっかりの積水 「終わらないじゃないか」

 積水が放った安打は初回の荒井の1本のみ。旭化成の打者は8、9番が3打席でそのほかは全て4打席だったのに対し、積水は6番の横内以下9番までの打者は1打席しか打席に立てなかった。4回途中には守備陣から「終らないじゃないか」と泣きが入っていた。

 試合後はいつもミーティングに入る旭化成ナインは全員が隣で行なわれていたミサワホーム東京-オープンハウスの試合を観戦していた。順当なら準決勝で対決するのはどちらかと見て、次戦の準々決勝で対決する住友不販はまったく眼中になかったようだ。

 旭化成が観戦しているのをどう受け取ったのか、サービス精神旺盛のオープンハウス川崎はそれまでの投球とは一変、変化球をほとんど投げず、打ちごろの甘いストレートばかりを投げていた。右翼手塚中もサービスのつもりかびびったのかは不明だが凡飛を落球。川崎の7回完封勝ちを消した。

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本塁打を放った橋本(左)と佐藤

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1打数1三振3四球の大久保(左)と4打数3安打とも長打の松井

2014/09/17(水) 00:00

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三井不動産リアルティ北地

  1 2 3 4     合 計
住友林業        
三井不動産リアルティ        

     (5回時間切れ)

 住友林業 石井 肩痛こらえ粘投も及ばず

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住友林業 石井(肩が痛そうに見えるではないか)

 三井不動産リアルティが接戦を制した。エース水野は仕事で欠場したが、左腕のベテラン北地が4安打1失点完投。住友林業は肩痛をこらえて石井が力投したが、かつてのスピードがなく抑えられなかった。

 1点先行された三井リアルは1回の裏、2番松田が右翼超え本塁打で同点。2回は1番平林の適時2塁打で逆転。3回には1死から3番北地が四球で出塁、暴投と盗塁で3進したあと、5番神が安打して追加点を挙げた。

 エース水野に代わって登板した北地は制球に苦しみながら、初回の1失点に抑えた。

 住林は惜敗。初回、安打した2番吉原を3塁に置き4番島袋のタイムリーで先制したが、2回以降は好機を生かせなかった。2、3回は先頭打者が四球で出塁し、次打者が犠打を成功させながら得点できず、4回も先頭打者の5番星が出塁、次打者は打ってでたが内野フライに倒れ、7番石井、8番日馬の連打で1死満塁と攻め立てたが、9番石井健が併殺打。

○安西監督 水野は仕事。(4回の1死2、3塁の好機で)あそこは平林、松田で追加点が取れると思ったが…。2点リードしていたので任せた(結果は平林が三振、松田は死球で満塁としたが、北地は三振)

○石谷捕手 北地さんの球は手元で伸びていた(往年のスピードがなく危ないと思ったが、よくピンチをしのいだ)

○北地 次もいける

●長岡 力不足

●石井 今年は新体制で臨みチーム改革を行なってきたが、発展途上。大坂助監督を胴上げできなくて残念

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左から本塁打を放った松田、勝利を喜ぶ神、安西監督

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住友林業ベンチ(ついに鈴木監督は不在のまま終わった)

2014/09/17(水) 00:00

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〝よくやった〟生田を迎える積水ハウス京葉ナイン

  1 2 3 4     合 計
積水ハウス京葉    
野村不動産アーバンネット    

 

 

 

 野村アーバン 茂木8三振奪う力投報われず

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野村不動産アーバンネット茂木(これほど急成長した投手は少ない。顔までよくなった)

 積水ハウス京葉が敵失に乗じ辛勝。初回と6回の得点はいずれも相手失策によるもので、エース生田が7回を3安打1失点完投。野村不動産アーバンネットは茂木投手が生田投手と互角に投げたが、打線の援護がなかった。

 積水京葉は初回、3番生田が敵失で2塁まで進み、相手の送球ミスからそのまま生還。幸運な先取点を挙げた。同点の1-1から迎えた6回は、この回先頭の1番山崎が左翼前安打で出塁、続く2番富井が四球を選び、ここで相手投手は三根に。3番生田は倒れたが、4番佐藤の外野飛球が敵失となり山崎が生還。またも敵失で1点をもぎ取った。

 エース生田は初回の2死満塁、最終回の1死1、3塁のピンチをしのぎ7回完投。

 野村アーバンは健闘及ばず。初回、先頭の佐藤が安打で出塁し、3番塚本と5番吉本の死球で満塁と攻め立てたが、他の3者がいずれも三振。3回には1番佐藤が四球で出塁、盗塁と内野ゴロ2つで生還。一時は同点に追いついたが、安打と四球で得た1死1、3塁のチャンスにあと1本が出なかった。

 茂木投手は6回途中で降板するまで8三振被安打4の力投を見せたが報われなかった。

○山崎 3打数2安打。これから打ちます(国学院大の4番。ようやく打撃開眼か)

○生田 カーブ? 入った。緩急が大事(一昨年までは「カーブなんか必要ない」と言っていた。生田も変化球投手へ転向したか)

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積水ハウス京葉 生田

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〝これからは俺が要注意人物だ〟山崎

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四球で出塁、盗塁と2つの内野ゴロで生還した佐藤を迎える野村アーバン(記者は〝勝って予想〟で「かつての韋駄天佐藤が頑張るか」と書いたが、〝かつて〟は余分だった。やはり野村アーバンの顔は隣のおじさんでなく佐藤だ)

 

 

 

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