本日(6月22日)、三郷・サンケイグラウンドで予定されていた日曜ブロック、三菱地所リアルエステートサービス-青山メインランド、三井不動産レジデンシャル-菱重エステートの2試合はグラウンド不良のため中止になりました。
神宮外苑の試合は行なわれる予定です。
日駐ナイン
試合開始のずっと前から、さらにノーゲームが宣告されてもベンチから全然動こうとしないチームがあった。今年初参加の日駐だ。早速取材開始。
まず、国士舘-八戸学院大卒の新人エース、左腕山本。義理堅い木田監督は「この前、八戸学院では3番手と話しましたが、7~8番手だったそうです」と修正。山本は「秋山さん(西武)も塩見さん(楽天)も二つ上。高校では2番手でした。春の予選で準決まで進みました」というから、相当の力があると見た。
抑えは千葉工大卒の大沼。体重は入社してから20キロ増の93キロ。「軟式は全然ダメ。硬式のMAXは140キロ」だそうだ。
「スクリューとカットボールが得意ですが、軟式では投げられない」と言ったのは山本だったか大沼だったか書き忘れた。
主砲は渡辺。「兵庫県の公立夢野台高校ですが、ベスト18(兵庫県はベスト16でなく18チームが準々決勝に進むのか、記者が聞き間違えたのか)まで進みました。あの金刃(のち巨人入り、現在楽天)からヒット打ちました」
1番は俊足の鈴木。小学4年から高校まで野球をやっていたそうだ。
山本(左)と大沼
主砲の渡辺
鈴木?
女性マネージャー
ポラス塚本
今日6月22日の日曜ブロックの試合は全てノーゲーム、中止となった。各チームの選手のコメントを紹介する。
ポラスは飯田監督に代わって主砲の成田が新監督に就任した。成田新監督は「プレーヤーは止めない条件で引き受けた。ガラッと若返りを図った。もちろん勝つため」
この日も5人の18~22歳の新人がベンチ入りした。また、平成23年の「第26回技能グランプリ」の建築大工部門で銀賞を受賞した塚本将史(28)もベンチ入り。「サインには忠実。堅い野球をやる。(本業で)狙うは世界一」と話していた。
左から菊地(18)、大川(19)、大西(22)、大瀧(22)、稲塚(19)
◇ ◆ ◇
タイセイ・ハウジー千葉政に試合前に会った。「昨日(21日)は涌井がバースデー勝利を挙げた。僕はパパになったばっかり。8カ月。名前? 僕が『政秀』。実家は宮城なので『政宗』にしました」(伊達政宗にあやかろうということか、なんともクラシックで立派な名前をつけたものだ)
千葉政は横浜高校時代、ロッテ涌井の2番手投手。肘を故障しており、現在はもっぱら外野。
タイセイ・ハウジー千葉政
◇ ◆ ◇
三井不動産住宅リースの佐藤-高橋のバッテリーと、安田不動産の田保監督、石渡ともバッティングセンターで会った。高橋は元ヤクルト。サンフロンティア不動産の新人内村との対戦を楽しみにしていた。石渡は高校時代にモデルをしていたとか。マスクの比較なら高橋か石渡か。高橋はまだ独身。
三井不動産住宅リース佐藤(左)と高橋
安田不動産 田保監督(左)と石渡
積水ハウス 生田
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
リスト | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | ||
積水ハウス京葉 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | X | 3 |
真っ向勝負リスト 舟山-吉田の継投実らず
リスト 吉田
2年ぶり復帰の積水ハウス京葉が接戦を制した。エース生田はブランクをまったく感じさせず、むしろストレートの威力が増したように力で強打のリスト打線を2点に抑えた。打線も鬱憤を晴らすかのように〝おにぎりくん〟こと佐藤が快打を放った。リストは力負け。2番手に投げた吉田は3回を無失点に抑えた。
快投を演じた生田はうそぶいた。「練習? 全然していない。ホームランを打ったが、テニス場のフェンスまで届いた(90mはありそう)」
高校時代はプロも注目したというように基礎的体力が違うのか。30歳になるのに衰えをまったく感じさせない力感溢れるピッチングで相手をねじ伏せた。決まらないカープを投げる余裕も見せた。元ロッテ-西武の投手で倉持明日香さんの父親として知られるリスト倉持監督も「相手の投手はいい」と褒めた。
リストは舟山-吉田と予定の継投も実らず。杉田が本塁打を放ったが、左翼前に飛んだ球が大きく弾み芝が〝アシスト〟したため。
両チームのレベルの高い試合は見ごたえがあった。
○高橋 幕張総合-明治で軟式野球部。第三企画さんが部員を運営スタッフ要員として使ってもらったときのメンバーのひとりです
積水ハウス 後藤部長
相撲取りじゃありません 大多和(左)〝おにぎりくん〟こと佐藤。二人合わせて体重は250キロ
本塁打を放った杉田を迎える倉持監督
積水ハウス 横内
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
積水ハウス | 3 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 6 | |||
長谷工グループ | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 |
長谷工グループ 新人・原が失点重ねる
長谷工 原
積水ハウスが逆転勝ち。ID野球を目指す小田部長に勝利をプレゼントした。期待の新人、創価大卒の横内が2回をピシャリと締めた。長谷工は神奈川大準硬式の原が失点を重ねて惜敗。
積水ハウスの先発は高橋。初回に4失点し、2点をリードすると横内にスイッチ。横内は「軟式は初めて。緊張した」というが2回を1安打ピッチング。期待通りの活躍を見せた。
○堀田監督 抽選会で言ったでしょ。ルーズヴェルトベースボールをすると(初回を終わって3-4とリードされ)
○真田 全然僕に取材してくれない。亜細亜大出身でソフトバンクの松田と同期(西武ファンの記者はテレビに映る松田の顔を見ると悪寒が走るほど大嫌い。真田も嫌いといっているわけではない)
●原投手 野球は1年ぶり。軟式は初めて
積水ハウス 真田
長谷工ナイン
スターツ 荒海
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
スターツ | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 3 | 10 | 16 | |
ちばリハウス | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 | 1 | 3 | 9 |
(8回延長サドンデス)
ちばリハウス篠原疲労困憊7回に痛打浴びる
試合開始まもなくのちばリ篠原(試合後の疲れきった写真を撮るべきだったか)
スターツが8回延長サドンデスで逆転勝ち。エース荒海が8回を9失点しながら完投。ちばリハウスは1時間30分の制限時間に1分前の1時間29分の6回終了時点で5-3とリードしていたが、審判が試合を続行したため勝利がフイに。
他の試合がとっくに終わっていたのに、この試合だけが行なわれていた。7回表のスターツの攻撃。マウンドにはちばリハウスのエース篠原が立った。見るからに疲れていた。序盤はすいすい投げていた。カーブ、スライダーがコーナー低めに決まっていたが、この回はコントロールが全然ない。安打と四球で満塁とされると死球、安打で3失点し逆転された。
その裏、ちばリは同点に追いつきサドンデスに。急きょマウンドに上がった急造投手・菅谷も疲れからかコントロールが定まらず大量失点。小川監督は白井に交代したが白井も火に油を注ぐ結果に。結局、この回10失点しジ・エンド。
スターツはこの日、社員旅行で主力メンバーを欠く苦しい戦い。それでもエース荒海が踏ん張った。
スターツの女性マネージャーらが「すごい投手が入った」と吹聴した。九州学院卒で全日本にも選ばれた井原投手だという。この日は彼女とデートで欠場とのことだった。
スターツのマネージャー(ピンボケでコメンなさい)
本塁打を放ったスターツ大平
◇
試合時間については先に書いた記事を読んでいただきたい。1時間29分で7回に突入したのは、審判が試合時間のことを考えていなかったと記者は確信している。7回を終わって、審判は両チームのナインを集めようとし、運営には関わっていない記者に「どうするの」と聞いてきたことがなによりの証拠だ。
過去25回の大会で、緊迫した投手戦はともかく、6回まで双方の得点が8点という試合が7回に突入した試合はまずないはずだ。試合時間2時間半も大会記録だろう。
神宮外苑の軟式野球審判団は優秀な人ばかりだと思っていたが、考えを改める。基本的なことがまるで分かっていない人もいるようだ。
この際だから言っておく。記者は第3回大会から取材しているが、長いときは1日7~8時間は水を飲むくらいで、休みなくずっと取材をしている。手抜きなどしない。ミスターRBAの東急リバブル岡住氏は「僕は野球に人生をかけている」と話したことがある。それほど真剣に戦っているのにいい加減な取材ができるはずがない。スコアをつけるときも、ヒットかエラーか微妙なときは最終的には「俺がルールブック」の記者が決定するが、双方のチームから意見を聞いてから決定するケースもしばしばある。参加全選手800数十人の打撃成績、投手成績を記録に残したこともある。選手がそれだけ真剣なのだから記者も審判も期待に応えるのは当然だ。
審判の方たちはいろいろな試合の審判をされるのだろう。仲良しクラブのお遊びの審判もするはずだ。報酬がもらえるのだから、そんな試合だったら審判もお遊びでいい。しかし、RBA大会は26年間もこの神宮外苑で行なってきた。どのような大会であるかは少しは事前に勉強すべきだ。この試合の審判を務めた人はなにも分かっていない。
そういえば、別の試合だったが、記者が審判にメンバー表を借りようとしたら怪訝な顔をされた。「どうして渡さなきゃいけないんだ」という表情をした。記者も悪かった。早く返さなきゃと思い、メンバー表をスコアブックに転記してすぐ返した。試合が続行中のときだった。これがいけなかった。あとで怒られた。こんな経験も初めてだった。よく知っている方は、記者の顔を見ると進んでメンバー表を渡してくれる。
ちばリ白井、桑迫が連続ホームラン
二枚目とは言わないが投手3枚揃ったぞ(左から小森、丸山、川上)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
オークラヤ住宅 | 0 | 5 | 2 | 1 | 0 | 8 | ||||
総合地所 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 4 |
総合地所徳田社長ら大応援団の期待に応えられず
「ご声援ありがとうございました」総合地所ナイン
序盤に大量点を入れたオークラヤ住宅が快勝。新人・川上が力感溢れるピッチングを疲労した。総合地所は徳田賀昭社長ら幹部も含め大応援団を送ったが、大量失点がこたえた。
オークラヤ住宅に大型投手が加入した。身長185センチの細身の川上投手だ。我孫子-大東文化大卒で、マウンドに立つのは4年ぶりだ。ダイナミックな投法で投げ下ろすストレートは威力がある。しばしば制球を乱す場面があったが、これが修正できればまず打たれない。
エース小森は長いイニングが難しくなってきただけに次期エース候補にのし上がってきた。
総合地所・蓮見副社長は「いつになく試合になっている。新人橋戸ら戦力も整ってきた」と選手の健闘を称えた。蓮見氏に同社スポークスマン石井を「石井さんはえらい。広報マンとしてよくやっている。ほとんど全物件の見学会をやっている」と褒めたのに、どうしたのか翌々日電話したら声変わりでもあるまいし声が全然出ていなかった。風邪ではない。サッカーW杯に勝てなかった日本を応援しすぎて声が出なくなったのか。「すいません」と誤っても明日は見えてこない。たかがサッカーではないか。悔しかったら野球で返せ。
左から川上、松本、舟見
オークラヤ住宅 応援団
総合地所 応援団
総合地所 応援団(右端が蓮見副社長)
野村パートナーズ(左から海津監督、羽尾、石田、富塚)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
三菱地所ホーム | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 | ||||
野村不動産パートナーズ | 0 | 2 | 3 | 1 | X | 6 |
三菱地所ホーム新監督松田 自らの打撃を悔いる
三菱地所ホーム松田監督
ビルマネとマンション管理会社が合併して誕生した野村不動産パートナーズが初勝利をあげた。羽尾が4回を2失点に抑え、打撃陣が小刻みに加点した。関社長に勝利をプレゼント。三菱地所ホームは鈴木前監督が助っ人として出場したが、かなわなかった。
野村不動産パートナーズは小村が勤務の関係で出場できないが、期待の新人冨塚が加入した。千葉学院大卒。大学時代にヒジを痛め、全力では投げられないようだが、海津監督は「富塚が投げられるようになれば」と期待していた。ただ、6回あった守備機会のうち3回失策を犯し、守備に課題を残した。
三菱地所ホームは松田新監督が「4回の2死満塁の場面で僕が打てなかった。あそこで打っていれば試合の流れは変わっていた。次は必ず勝つ」と前を向いた。鈴木前監督は相手の厳しいマークにあい、二つも死球を食らった。
「ほら、ここに当たったんだよ。蚊じゃないぞ」鈴木前監督(相手は相当警戒したんだろうと思いたいが、単にコントロールが悪かっただけかも)
エイブル 齋藤
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
セキスイハイム不動産千葉 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | ||||
エイブル | 8 | 5 | 0 | 0 | X | 13 |
セキスイハイム不動産千葉 1点返すのがやっと
エイブルが5回コールド勝ち。新人齋藤が期待通りのピッチングでナインの期待に応えた。セキスイハイム不動産千葉は1点を返すのがやっと。
齋藤は日大藤沢-桜美林卒。大学時代はコーチだったという。スライダー、カーブ、フォークも投げる。MAXは140キロ出たときもあったという。3回を1安打3奪三振の好投。堀内は記者に齋藤を見せないためか、勝ちあがれば対戦しそうな積水ハウスを意識しているのか「うちはいい。積水ハウスの新人を見てきてよ」とけしかけた。(残念ながら積水の新人・横内は見なかったし、齋藤もよく観ていない)
セキスイハイムは相手が悪かった。酒でも飲んですっぱりと忘れて次に備えよう。
セキスイハイム不動産 ベンチ
サンフロンティアに甲子園4強の鹿児島工・内村が加入
三井住宅リースの元ヤクルト高橋との対決必至
先日行なわれた抽選会でサンフロンティア不動産の参加者が超ど級の爆弾発言をした。かつての甲子園4強、鹿児島工業の内村投手が加入したというのだ。まさか酔った勢いでそんな嘘をつくはずがない。本当なら、平成元年、巨人の誘いを蹴り三井不動産に入社した志村氏以来のビッグニュースだ。肩か肘を痛めてプロ入りを断念したのか、内村は中大に進学。外野手として活躍したようだ。その内村が投げるのなら、みんな対決したいはず。日曜ブロックが例年になく熱い大会になりそうだ。
ポラス-清水建設
清水がやや優勢。決勝戦ではケンコーポに敗れたが、ポラス相手なら負けられない。田村投手が先発するのはほぼ間違いない。山寺監督から本間監督にバトンタッチされ、采配がどう変わるかもみたい。
ポラスはどこと戦っても互角に戦えるチームだが、そこがウィークポイントでもある。相手のペースに合わせるところがある。ここも接戦に持ち込むだろうが、勝つまではどうか。選手の高齢化も進んでいる。誰が投げるか分からないが、室田か内田か。
鹿島建設-安田不動産
安田がやや優勢。安田は岩間の先発だろうが、慶大卒の新人もありうる。しかし、采配を揮う西澤は新人を先発に起用するギャンブルに出ないと思う。岩間で飛ばすはずだ。打線は西澤がチームを引っ張れるか。イケメン石渡の出番はあるのか。
鹿島はエース豊田が抜けたのが痛い。ひょっとしたら名古屋から駆けつけるかもしれないが、旅費をみんなで負担しようというチームワークはあるのか。ただ、高原も安田相手だったらそう点は取られない。接戦に持ち込めば勝機あり。
コスモスイニシア-日本駐車場開発
双方とも戦力は未知数だが、日駐を取材した限りでは、予選を突破する力があるとみた。ここはしっかり力量を見届けたい。
コスモスイニシアは以前出場していたチームの選手が中心ならとっくに40歳過ぎ。まさか、土曜、日曜休みになったこれまで水曜ブロックに出場していた吉村が投げるようなことはないとみた。
三井不動産レジデンシャルサービス-東急不動産
互角。しかし、三井サービスはマンションの管理組合の総会シーズン。選手が集まるかどうかが勝つか負けるかより難問だ。集まればそこそこ戦える。
東急はチーム体制を建て直しやる気満々。合宿まで張ったというが、雨でドッジボールに切り替えるようではたかがしれている。飲むのが目的ではないのか。今年も投手難は解消されていないとみた。乱戦もありそう。
東京建物-ケンコーポレーション
東京建物は東建不販に出向していた生出が戻ったこともあり、大幅に戦力アップ。〝出ると負け〟から完全に抜け出した。
しかし、相手がケンコーポでは分が悪い。相手が格下とみてエース小笠原ではなく、他の投手なら無様な試合にはならないだろうが、どうなるか。水曜ブロックの住友不版が旭化成ホームズを破ったような大波乱はないとみた。どちらかと言えば、ケンコーポは弱いものいじめが好きなチーム。
三菱地所-旭化成リフォーム
優劣がつけがたく混沌としている。W杯と同じ、どっちが死に物狂いになるかで勝敗が決まる。この点なら三菱地所がやや心配。選手が揃えば勝つ力があるが、この季節になると丸の内の野球大会に重点をおくため日替わりメンバーになる。ここも選手が揃うかどうかだ。
旭化成リフォームは、抽選会場での参加者の声からするとメンバーは年年歳歳、みんな歳を重ねながらまた暑い夏を迎える。旭化成ホームズはすごい選手が毎年のように加入するのと対照的に、このチームはリフォームの時代といわれるようには選手層に反映されない。しかし、新築が伸びるのもリフォームが頑張っているから。意地を見せてやれ。
サンフロンティア不動産-三井不動産住宅リース
勝敗はともかく、サンフロンティア不動産にかつて甲子園を沸かした鹿児島工業・内村が入社したという。内村はプロの誘いを蹴って中大に進学。外野手として活躍したようだ。高校時代に肩か肘を痛めたようだが、140キロを越えるストレートにキレのある変化球も投げた。
果たして先発するのか。実績だけなら巨人の誘いを蹴って三井不動産に入社した志村氏以来か。すごい選手が入ったものだ。
三井住宅リースには元ヤクルトの色男・高橋がいる。投げるかどうかは不明だが、内村との対決はみものだ。これは見逃せない。観戦料金を取りたいくらいだ。試合はサンフロが圧倒的に優位とみた。三井リースは安打を打てるかどうかだ。
内村の活躍次第ではRBAが全国区になるかもしれない。サンフロも名を売るチャンスだ。
タイセイ・ハウジー-三井不動産
好試合。タイセイは投手2人を含む新人4人が新戦力。投手不足が課題だっただけに補強ができたのか。元プロの千葉英はメタボが心配。ここで頑張らないと忘れ去られる。
三井は誰が投げるのか。必勝を期すなら相澤だろうが、昨年はほとんど一人で投げた室谷もありそうだ。選手が揃ろうかどうかの課題は例年通りだろう。順当なら内村を擁するサンフロが勝ちあがってくるはず。挑戦権を得るためにもどちらも負けられない。
三菱地所リアルエステートサービス-青山メインランド
青山メインが優勢。山梨監督は抽選会でも「優勝しかない」と強気発言。最初から全力で戦うはず。だれが先発しても優位は動かない。昨年からどれだけ戦力アップしているか確認したいが、会場は神宮外苑でなく三郷。どうしてそうなったのか。
地所リアルは相手が悪い。
三井不動産レジデンシャル-菱重エステート
三井レジがやや優勢。東邦のスラッガー山際は欠場だろうが、山際だってサンフロ内村と対決したいはず。保立監督、今期の売上げはもう十分メドが立っているはず。野球シーズンだけは研修扱いにして山際を出場させてほしい。間違いなくRBAの宝になる。勝ち進んで内村とのガチンコ勝負が見たい。東邦出身者は3年連続して入社したと聞く。出し惜しみしないでどんどん出場させて優勝を狙ってほしい。
菱重はエース佐々木の踏ん張り次第。力まずに四死球を最小限にとどめれば勝機も生まれる。
代金星のナインを迎える住友不販・古賀監督
乱戦、激戦、熱戦、混戦、奮戦、凡戦、接戦、決戦、舌戦、苦戦、死闘、暗闘、決闘、激闘、乱闘、熱闘、奮闘-どんな戦闘の言葉をもってしてもこの日6月18日に開幕したRBA野球大会水曜ブロックの各チームの悪戦苦闘ぶりを形容する言葉が見つからない。
「血糖」が気になる記者も朝10時から午後6時過ぎまで、途中120ccくらいの缶ジュース1本を飲んだきりで取材に「没頭」した。一度に4試合も行なわれたため、スコアを取ることははなから諦め、女性応援団だけは過不足なく平等に写真に収めることをテーマとした。その目的はほぼ達成された。
16試合の試合結果は次の通り。各試合の詳細は木曜日から金曜日に紹介します。
【お断り】女性応援団の方々は撮ったときはどこのチームの方か理解して撮ったつもりですが、いまは半分くらいがよく分かりません。間違っていましたら、ご連絡ください。
ちばリハウスの女性応援団
スターツ 16-9ちばリハウス(延長サドンデス)
オークラヤ住宅8-4総合地所
三菱地所ホーム2-6野村不動産パートナーズ
ミサワホーム東京8-1東京セキスイハイム
住友林業10-0 ケイアイスター不動産
三井不動産リアルティ3-1ミサワホーム東京神奈川
リスト2-3積水ハウス京葉支店
セキスイハイム千葉営業所1-13 エイブル
住友不動産販売4-2旭化成ホームズ
中央ビル開発10-9日神不動産(延長サドンデス)
オープンハウス10-0大和ハウス工業
積水ハウス6-4長谷工グループ
東京建物不動産販売4-1三菱UFJ不動産販売
ナイス2-10 東急リバブル
コスモスイニシア0-12 ポラス
三菱UFJ不動産販売の応援団とそのお子さん
大和ハウス工業の女性応援団
〝三つ子〟が生まれそうな積水ハウス京葉のコーチ大多和
住友林業 石井
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
住友林業 | 2 | 0 | 1 | 1 | 2 | 4 | 10 | |||
ケイアイスター不動産 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
ケイアイスター〝誤審〟に戦意喪失
ケイアイスター不動産 浅見
普段は温厚なケイアイスター杉山監督が激怒した。その場面は3回のケイアイスターの攻撃。無死1塁で打者は内野ゴロで1塁走者が2封、打者走者もアウトで併殺が完成した場面だ。
「相手チームも笑っていた。1歩も先にベースを踏んでいたのにアウトとは。あれは大リーグだったらチャレンジだ」
しかし、判定が覆るはずはない。試合は住林が10-0で圧勝。試合途中で4失点したエース浅見は「全部失策がらみ。私の自責点はゼロですからね」と強調。失点の責任をみんな選手になすりつけていた。ナインも〝誤審〟に戦意を創出したが、相手エース石井と2番手の宮田に打線は沈黙。すごすごと本庄に引き下がった。
住友林業が圧勝。先発エース石井が4回を力強いピッチングでケイアイスター打線を圧倒。2番手の左腕宮田も2回をぴしゃりと締めた。
大型新人捕手、石井健は自らも本塁打するなど攻守に活躍。野村監督ばりのささやき戦術で相手を翻弄した鈴木監督には口撃力は足元にも及ばないが、ストライクゾーンから球が外れると捕球できなかった鈴木監督と比べるとフットワークのよさは比べようもない。頼もしい新人が入った。
住林 石井健(左)と宮田
○長岡 鈴木監督は仕事で欠場。やりたい野球ができた。これを続けていけば勝てる
○石井厚投手 31歳になった。どうして真っ黒か? 言ったじゃないですか。毎週のように地鎮祭。うちのナインはみんな仕事もできるんです。宮田? 調子をあげている
○石井健捕手 ずっと捕手。石井さんはよかった(無駄な配球もあった。カーブが決まらないのに投げさせた。石井ほどのスピードがあれば、ケイアイスター打線なら3球勝負できたはず)
ケイアイスター不動産 瀧口専務
勝利に沸く中央ビル管理
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
中央ビル管理 | 5 | 4 | 0 | 0 | 1 | 10 | ||||
日神不動産 | 4 | 2 | 3 | 0 | 0 | 9 |
日神不 柳原、絶好球を打ち損じ勝利逃す
「ウァアッ…」最後の打者、日神不の吉松は素人でも取れそうな凡飛で万事休す
選手が集まらず不戦敗も予想された20日締めのポラスグループ中央ビル管理が乱戦を制した。最後はエースか敗戦処理投手か分からない野村が1死満塁のサドンデスの場面で相手の主砲柳原と強打者吉松を討ち取った。スコアは10-9。記者はよく知らないが、こういう試合を締まらないという意味で〝ルーズヴェルトベースボール〟と呼ぶのだろう。野村にはヒーローの座が転がり込んだ。負けた日神不の柳原は当分夜も眠れないだろう。
試合は3回まで9-9のラグビーのような試合展開。制限時間1時間30分を同点のまま使い果たし、5回延長サドンデスへ。先行の中央ビル管理が1点先取。
後攻めの日神不は本塁打を序盤に本塁打を放っている柳原が打席に。ここで勝負あったかと思われたが、柳原は三塁ファウルフライ。「打ち損じた。絶好球だった」と柳原は悔しがったが後の祭り。続く吉松は3ボールノーストライクから3ボール2ストライクまで進んだ最後の球をショート凡飛で万事休す。
おれが高橋だ
○高橋 48歳ですよ。本塁打ですよ
●吉松 柳原がサヨナラ打を打つものだと思っていた。おれまで回ってくるとは…
●津端 最年長使用利投手? とんでもない。サドンデスで私が投げられるはずがない
反撃の狼煙を上げた日神不 柳原(左) ここまではよかったが…
中央ビル管理の女性応援団
東急リバブル谷貝
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
ナイス | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | ||||
東急リバブル | 6 | 0 | 1 | 3 | x | 10 |
ナイス エース正木は調整不足を露呈
ナイス 正木
東急リバブルが圧勝。谷貝が完封を逸したものの5回完投、コールド勝ち。37歳のベテラン山田が2発を放った。ナイスのエース正木は調整不足を露呈した。
試合後、リバブル大槻監督は延々と話した。「D3カップで三井さんに負けた後、選手が自発的にミーティングを行った。東京ドームの経験が刺激になった。あれだけたくさんの社員が応援に駆け付けてくれたことで、もう一度ドームに行こうという気持ちになってくれた。あの試合で3安打を放った財津は退社したが、彼は最後の試合で結果を出した。みんな、どこが足りないかも学んだはず」
ミーティングの効果は抜群だったようだ。山田捕手は黄金期の主軸を務めた。しかし、ここ数年は欠場することも多く、西澤にレギュラーを奪われた格好になっていた。本塁打どころか安打から放っていないはずだ。その山田が2本の本塁打を放ち3打点の活躍をした。古屋主将は先制打を放ったという。主砲の河野はD3カップで肋骨を骨折したが、怪我を押して出場した。谷貝は完封を意識したのか、最終回に一発を浴びたが、4回まで無失点に抑えた。
対照的だったのがナイスだ。エース正木はリバブルを抑える力を持っている。城戸監督は「正木は調整不足」と語ったように、本業が忙しいのか本来の力を発揮できなかった。途中、46歳の福島が登板せざるを得なくなっては勝ち目はない。正木の頑張りに期待。打撃では2安打を放った。
リバブル山田
リバブル古屋
本塁打を放った村尾を迎えるナイスのかつての大砲・芦沢