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2017/09/17(日) 17:45

ポラス 浦和美園で大規模戸建て87棟分譲 マンション340戸含め1000戸 複合開発強化

投稿者:  牧田司

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「ボゥ ヴィラージュ浦和美園イストワール87」

 ポラスグループの中央住宅は9月16日、さいたま市「みそのウイングシティ」内の大規模戸建て開発「ボゥ ヴィラージュ浦和美園イストワール87」の分譲を開始した。分譲に先立つ15日、報道陣向け見学会を行った。

 物件は、埼玉高速鉄道浦和美園駅から徒歩14分、さいたま市岩槻区美園東1丁目に位置する全87棟。土地面積は150.08~160.09㎡、建物面積は97.10~116.28㎡、第1期(19棟)の価格は4,000万円台前半から5,000万円半ば。構造は木造2階建(2×4工法、在来工法)。

 同社マインドスクェア事業部と戸建分譲事業部が共同で企画・開発した案件で、同エリアでは12年前の第一弾の「ボゥ ヴィラージュ美園」(172棟)以来2度目。

 フランス語で〝美しい村〟を意味する従来の〝ボゥ ヴィラージュ〟に〝歴史〟〝物語〟の意味がある〝イストワール〟を加え、〝人生を深く味わう〟を新たなコンセプトに、同社オリジナルの3種類の瓦屋根を用いたほか、珪藻土、銘木床、自然素材の壁を採用してそれぞれのライフスタイルにあった家を選択できるようにしているのが特徴。

 見学会で挨拶した同社取締役事業部長・金児正治氏は「12年前の172戸の第一弾は徹夜組が40組も出るほどの人気で早期完売した。涙を流された方もいた。心を込めれば買っていただけるということがよく理解できた。以来、当社グループは当地で約500戸の戸建てを供給してきた。今後は来年2月譲のマンション340戸を含め1,000戸超の供給を予定している。戸建てとマンションなどとの複合開発を当地など6カ所で進めており一層力を注ぐ」などと語った。

 同社取締役・石井克利氏は、「12年前の第一弾以来の社内JV。5月からこれまで161件の資料請求があり、月にして平均40件。第1期19戸についてはすでに9棟の要望がある。想定通り反響」などと話した。

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◇       ◆     ◇

 浦和美園駅に降り立つのは10回目以上だ。何度も指摘してきたのだが、日本一ファンが多いというサッカーチーム・浦和レッズのホームスタジアムがあるというのに街づくりは遅々として進んでいない印象を受ける。金児氏が「12年前と比べ隔世の感がある」と述べたが、記者は逆だ。

 やはり同時進行の形で開発が進められてきた千葉県の柏の葉キャンパスと比較してしまう。柏の葉の当初のマンション単価は160万円くらいだった。浦和美園は140万円台だったと記憶している。現在は、柏の葉のマンションは坪200万円を突破する。戸建ては6,000万円か。浦和美園のマンションは坪170万円でも苦戦している。

 この差を当事者は考えないといけない。一言でいえば官主導と官民学連携の差だ。

 見学会が行われた15日、会場の美園コミュニティセンターにある図書館で埼玉新聞を読んだ。スポーツ欄トップは西武・菊池雄星が14勝をあげた記事で、県のアマゴルフ大会の模様に全面を割くなどいい新聞だ。

 さいたま市の2018年度の予算についての記事もあり、過去最大の459億円の予算不足が生じるとか。その理由の一つに都市整備に関わる建設事業費280億円が増加するためとあった。

 いつもそうだが、浦和美園駅に降りて、コーヒーを飲むにもタバコを吸うのにも徒歩13分のイオンモールに行かないといけない。飲み屋などもほとんど駅前にない。スタジアムまで徒歩26分だ。サッカーファンはよく暴動を起こさないものだ。誰のための街かと考えてしまう。

 そんな中で、ポラスグループはこの12年間で約500棟を供給してきたという。当地での戸建て着工シェアが知りたいところだが、圧倒的な数字だろうということは容易に想像できる。

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「フレンチハウス」(左)と「こもれ美の家」

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 今回の企画設計を担当したのは、先に取材した同社の分譲戸建て新ブランド〝Machie(マチエ)〟を作った古垣雄一氏。「美園エリアは建築条件付きの住宅が多く、植栽が少ない。当物件は緑を意識的に多くすることで美園エリアの街並みを牽引していきたい」と語った。

 物件はよくできている。4棟のモデルハウスのうち、「フレンチハウス」は、6色から選べるキッチンカウンタータイルと、ミルキー仕上げのキリ材を用いたデザイン壁が美しい。このプランの説明を、先に取材した同社の分譲戸建て新ブランド〝Machie(マチエ)〟を担当した同社戸建分譲設計本部設計一部 営業企画設計課 企画設計課主任・角張泰広氏が行った。角張氏は第1期の外構設計を担当し、全体としては販売戦略・パンフレットなどの販促資料、ネット広告などの媒体選定を行っているとのことだ。

 角張さん、せっかく自然素材を多用し、レベルの高い住宅をつくったのに、あの安っぽい造花はないと思います。画竜点睛を欠くとはこのことを言うのではないですか。

 「アトリエの家」は、リビングサイドの小上がり50~60センチの「スキップアトリエ(DEN)」の提案がいい。DENの部分の天井高は2.1~2.2m確保されており、リビング床の天井高を2.7m確保しているからこそできる芸当だ。

 「こもれ美の家」は、リビング東の高窓から光を取り込み、国産材のスギを壁全面に張って自然の風合いを演出しているのが特徴。1階水回りの部分を利用して、2階の1室の天井高を2.7mにしているのも面白い。参考までに。スギの学名はCryptomeria japonicaで、〝隠れた日本の財産〟という意味だ。英語のCedarを使ってほしくない。

 「リゾートハウス」は、アーチ状と擬石の壁を配した天井高3mのキッチン・ダイニングと、3面の窓とつながったウッドデッキを配してリゾート感覚を演出しているのが特徴。小上がりの和室は床下収納付き。

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この日の駅前の道路(左)と8月25日の道路(記者がひどいと書いたから刈ったわけでもなさそうだ)

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