フージャースホールディングスグループのCCRC(Continuing Care Retirement Community)事業を展開するフージャースケアデザインは1月18・19日、建物が完成し、近く入居が始まるシニア向け分譲マンション「デュオセーヌ千葉ちはら台駅前」を関係者に公開した。坪単価195万円で、約6割が契約・申し込み済みとなっており、順調に販売は進んでいる。
物件は、京成千原線ちはら台駅から徒歩2分、千葉県市原市ちはら台西二丁目の商業地域に位置する10階建て全208戸(住戸204戸、店舗4戸)、他に管理事務室など。現在分譲中の第三期(30戸)の専有面積は44.27~79.21㎡、価格は2,498万~5,398万円(最多価格帯2800万円台)、坪単価195万円。レンタブル比は約85%。竣工は2017年11月。設計・監理・施工は長谷工コーポレーション。
管理運営費(月額)は38,340円~68,600円。食費は朝食500円、昼食600円、夕食900円で30日/60,000円の予定。入居条件は満50歳以上、自身で身の回りのことができ、共同生活が可能な人(一定の審査があり、原則身元引受人が必要)。駐車場は平置き76台。
同社・佐藤多聞社長は「商業立地なのでラウンジを充実させるなど、これまでの物件(過去3物件)を進化させることができた。今後も都内初の『国立』『豊田』で分譲する予定」などと話した。
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同社のシニア向けマンションを見学するのは今回で4件目だ。最初に案内されたホール・ラウンジは住戸3戸分の約240㎡。天井高が折り上げ部分で約3.5メートルあり、グランドピアノが置かれ、突板仕上げの床、壁(一部を除く)などとともにグレード感がするものだった。ほとんど瞬時に、これまでの3物件と比べ良くなっていると判断した(「鶴川緑山」もグレードは高い)。廊下も天井高は約2.7m、幅は約2mあり、長さは80mあった。
居室はこれまでの物件と比べそれほど変わっていないが、トイレは「柏の葉」と同様、スイングドアが採用されていた。ゲストルームは2室で、食堂・レストランの床は一部ヘリンボーン仕上げで、一般にも開放されるカフェ付き。
高級住宅街の一角に シニア向けフージャース他「デュオセーヌ緑山」(2016/10/11)
「ららぽーと」に隣接 坪単価230万円でも人気 シニア向けフージャース「柏の葉」(2016/5/2)