東京建物は11月30日、一昨年10月に分譲開始し、好調裡に完売した「Brillia大山Park Front」が竣工したのに伴う関係者見学会を行った。ふんだんに植栽を施したランドスケープデザイン、木調横ルーバーをバルコニー配した外観が印象的だった。
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この物件については、分譲開始される前にモデルルームを見学し、「『Bloomoi(ブルーモワ)』の企画商品が…出色の出来」「機能的で美しい」と書いた。また、公園に隣接するマンションなので、「都の民設公園制度を活用した第一号『Brillia萩山四季の森公園』を彷彿とさせる」とも記した。
今回、外構と共用施設を見て回り、褒めたのが間違いではなく、購入者も予想外のクオリティに満足されるだろうと思うと嬉しくなった。もうここで書くことなどほとんどない。写真を見ていただきたい。
ひとつだけ残念だったことを指摘すれば、共用施設の壁面に飾られていた観葉植物がいかにも造花然としていたことだ。記者はしつこいほど〝フェイクの緑はやめよ〟と書いている。本物の観葉植物を壁面に飾った場合のコストはよくわからないが、本物が果たす役割を考えれば決して高くはならないはずだ。
どこもやらないのならそれでもいい。しかし、三井不動産レジデンシャルは「パークシティ武蔵小杉ザ グランドウイングタワー」(506戸)のエレベータホール(確か各階)に本物の「壁面緑化」を設置していた。こうしたさりげない演出が人を感動させる。三井ですら(だからか)そこまでやる。拱手傍観していたらその差は絶対埋まらない。