東京都は4月5日、新型コロナ陽性患者が143名判明したと発表した。このうち92名は感染経路が不明で、1名は20歳代で性別は調査中、7名は性別、年齢とも調査中。
年代では20歳代が36名ともっとも多く、以下、30歳代が33名、40歳代が20名。70代以上は16名。
男女別では、男性は85名(63.0%):女性50名(37.0%)。男性は20~40歳代で54名にのぼり、男性全体の63.5%を占めている。一方、女性は20~30歳代が33名、女性全体の66.0%に達している。
1日間の患者数は前日の118名を超え過去最多。4月に入ってからの5日間で513名にのぼっており、3月31日までの521名にほとんど並んだ。
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データからは、70歳以上の高齢者の患者数が確実に減少していることが分かる。70代以上の高齢者は、3月31日までの全患者数521名のうち20.7%の107名だったのが、4月1日からは全患者数502名(不明除く)の14.5%、73名にとどまっている。国などの外出自粛の呼びかけが効果を上げていると読み取れる。
気になるのは不明者の増加だ。3月31日までは4名だったのが、4月に入ってからはすでに12名に達している。
その理由は分からないが、本人、あるいは家族、関係者が公表を拒否している事例もありそうで、都の担当者もその可能性を否定していない。
〝プライバシー〟が感染経路不明者の増加につながっている可能性が大きいのではないか。