三井不動産と同社グループの三井不動産ホテルマネジメント、第一園芸が7月27日から開始したフラワーロス削減を目指す企画「フラワー エール プロジェクト」対象になっている「三井ガーデンホテル日本橋プレミア」を見学した。
すでに行っている赤十字寄付金付プラン、テレワーク応援プラン、ランナー応援プラン、銀座応援プランなどのキャンペーンに次ぐもので、プロジェクトでは、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、結婚式やイベントの延期や中止が相次ぎ、廃棄を余儀なくされる花が増える「フラワーロス」削減に貢献するのが目的。
第一園芸が「フラワーロス」に直面している花農家から生花を購入し、三井不動産ホテルマネジメントが運営する一部のホテル館内を地域の花でデコレーションする。
ホテル来訪者は実際にコーディネートされたフラワーアレンジメントを鑑賞できるほか、8月18日(火)からはプロジェクトの公式ホームページ(https://corp.gardenhotels.co.jp/campaign/flower-yell/)から同じ産地の花を使ったフラワーアイテムを購入することができる。
対象となるホテルは、「日本橋」のほか「三井ガーデンホテル六本木」「三井ガーデンホテル大阪プレミア」「三井ガーデンホテル神宮外苑の杜プレミア」「ホテル ザ セレスティン東京芝」の5つのホテル。
記者が見学した7月30日、「日本橋」のロビーなどにはプロジェクトのアジサイやトルコキキョウなどの生花がさりげなく飾られていた。
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生花を鑑賞しながら考えたのは、ホテルこそが万全の新型コロナ感染防止対策を取っているのではないかということだった。
三井不動産ホテルマネジメントは6月24日、新型コロナ対策強化を図るため、衛生管理や水、食品安全などのソリューションとサービスをグローバルに提供するECOLAB(エコラボ)協力のもと、「3密回避」「衛生管理」を徹底する「新オペレーションガイドライン」策定したと発表した。
「日本橋」を見学した翌日(7月31日)、野村不動産グループの野村不動産ホテルズとUHMもそれぞれ運営する「NOHGA HOTEL UENO TOKYO」「庭のホテル 東京」「東京グリーンホテル後楽園」に世界最大級の試験・検査・認証機関ビューローベリタスが定めた国際的基準を満たす施設に全世界共通で発行される「SAFEGUARD(セーフガード)ラベル」を日本国内のホテルとして初めて取得したと発表した。
記者は3月以降テレワークに突入。三密を回避するため街中で外食することをやめたが、きちんと対策を練っているホテルなら利用してもいいと思う。
参考までに、三井不動産グループが今年に入ってオープンした(一部予定)は次の通り。
・「三井ガーデンホテル六本木プレミア」(1月24日)
・「三井ガーデンホテル札幌ウエスト」(2月20日)
・「三井ガーデンホテル福岡中洲」(7月1日)
・「三井ガーデンホテル京都四条」増築棟(7月1日)
・「sequence MIYASHITA PARK」(8月1日)
・「sequence KYOTO GOJO」(8月7日)
・「MGH Mitsui Garden Hotel」(8月18日)
・「三井ガーデンホテル豊洲ベイサイドクロス」(8月10日)
・「フォーシーズンズ東京大手町」(9月1日)
・「三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺」(9月28日)
・「sequence SUIDOBASHI」(今秋)