アキュラホームは11月9日、同社広報担当の西口彩乃さんが著したドキュメンタリー書籍「木のストロー」(扶桑社/税抜き価格1,400円)が丸善丸の内本店のビジネス書ランキングで1位を獲得したと発表した。
次のような読者の感想も紹介した。
●「 木のストローって何のこと?」と思いながら読み始めたら一気に引き込まれてしまった。1 本のストローにこんな秘められたドラマがあったなんて、すごい!(32 歳、IT系会社員、女性)
●ドラマのような紆余曲折の開発の話も素晴らしいが、環境問題、SDGsの入門書としても最適だと思う。(40歳、サービス業、男性)
● 試行錯誤している時に、同僚や上司などあらゆる人が手を差し伸べてくれたことにほっこりしました。環境問題の改善だけでなく、雇用機会を与えていることに感銘を受けました。「木のストローが生きがいになっている」と老人の方々が話したシーンは、思わずグッときました。(28歳、エネルギー会社勤務、女性)
●“会社に入って初めて泣いた というところで私も一緒に泣いてしまった。環境問題について、自分ができる小さいことからやっていこうと気をつけるようになった。(45歳、主婦)
「木のストロー」は、「建築やものづくりに縁の遠い、環境問題もド素人の本社勤務女子社員が、間伐材再利用と廃プラ問題解決のため、世界初木のストローの開発に立ち上がりました。社内の反発、失敗続きの試作品、記者会見当日の大トラブルを乗り越え、木のストローが生まれるまでの成功秘話と心の葛藤を綴っています。挫折しそうなときに、助けてくれた仲間や上司、ひどく傷つけられた一言、逆に元気づけられた言葉など、若い女性の視点で赤裸々に体験談を語る全部実話の本格ドキュメンタリー」(プレス・リリース)。
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何部売れたかは告知されていないが、ずっと応援してきただけに記者もうれしい。ビジネス書は「芥兀賞」や「直廾賞」にノミネートされないのか。「花火」や「デリバリ人間」よりはるかに面白い。
西口さん、印税がどうなるかは分からないが、金一封くらいは出るだろうから、そのお金で「堀越課長」も呼んで祝杯を挙げようではないか。金一封も出なかったら、書籍にも出てくる店で三密を避けながら特上の赤ワインを注文し、請求書は〝カンナ社長〟にお歳暮として届けよう。