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2021/02/13(土) 13:35

初めてオンラインプロジェクト発表会を視聴 大京のZEH「綾瀬」

投稿者:  牧田司

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「ライオンズ綾瀬セントマークス」

 大京が2月13日に実施した「ライオンズ綾瀬セントマークス」の「オンラインプロジェクト発表会」を視聴した。約100人が視聴した模様。

 ウェブ会議システムのウェビナーモードを使用したもので、同社担当者が物件の概要、周辺環境、希少性、建物コンセプト、間取り・予定価格帯、スケジュールなどを約30分間にわたり説明した。「発表会」は2月14日(日)にも行われる。

 同社はまた、「発表会」のあとでファイナンシャルプランナー・北野琴奈氏の「コロナ禍における不動産市況について」と題する動画によるミニセミナーを配信したようだが、こちらは視聴しなかった。

 物件は、東京メトロ千代田線綾瀬駅から徒歩9分、足立区綾瀬5丁目の近隣商業、第一種住居地域に位置する9階建て全33戸。専有面積は54.97~72.88㎡、予定価格は4,500万円台~6,700万円台(最多価格帯4,900万円台・5,700万円台)。設計は共同エンジニアリング。施工は大京穴吹建設。販売予定は2021年3月中旬。

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同社プレス・リリースから

◇       ◆     ◇

 同社の了解を得て、この種の「発表会」を初めて視聴した。以下、記者の率直な感想。

 まず、30分という時間。物件の特性をあまねく伝えるためにはやや短いような気もしたが、聴く側だって忙しい。技術的なことは分からないが、好きな時間に何度でも、そしてまた途中を飛ばして視聴できるようにしたらもっとよくなるはずだ。

 質疑応答はあってもいいのではないかと思ったが、質問によっては収拾がつかなくなる事態も想定されるのでやむを得ないのだろう。

 問題の物件特性を的確に伝えられたかという点では疑問も残った。今回の物件の最大の特徴は「ZEH」と「パッシブデザイン」だ。もちろん担当者はこれらについても説明はしたが、記者なら〝当社は全国で供給されたZEHマンションの〇割、首都圏では〇割に達します〟などと先進性をアピールする。(記者は首都圏でのZEHマンション10物件を取材している。全体では14件くらいで、同社は4物件)

 そして〝パッシブデザインと組み合わせることで年間約〇万円の光熱費が削減でき、快適に暮らすことができる価値をお金に換算すれば年間〇万円になるのではないでしょうか〟などと説明する。(これをやると公取から睨まれるか)

 価格の妥当性については、当事者としてはなかなかうまく伝えられないだろうと思うが、「北千住」のタワーは坪単価380万円で、同駅圏は坪300万円をはるかに突破していることくらい伝えてもいい。

 もう一つ。これは同社だけでなく同業他社も同じだろう。物件の質と設備仕様レベルはどんな精緻な動画でも正確には伝えられない。これの〝見える化〟〝見せる化〟が課題だ。ヒントは今回の「説明会」にある。ZEHと一般的なマンションの冬季の室内温度を比較したが、これは視聴者にもわかりやすい。〝今お宅の風呂場の温度は何度でしょう。15度? ここは18度(もっと高いか)あります〟などと話せるではないか。

蛍が湧き立つ川に隣接 基本性能・仕様レベル高い 大京のZEHマンション「長津田」(2020/2/18)

大京 「東綾瀬」で足立区初の全戸エネファーム搭載 全戸に宅配ボックスも(2017/3/17)

 

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