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2021/04/14(水) 22:08

小田急不動産 ソリューション事業の一環 コインランドリー第1号「経堂」開業

投稿者:  牧田司

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「Odakyu Laundry 経堂店」

 小田急不動産は4月15日、小田急線経堂駅から徒歩8分にコインランドリー事業第1号店「Odakyu Laundry 経堂店」をオープンする。前日の14日、店舗をメディアに公開した。

 店舗は、小田急線経堂駅から徒歩8分、世田谷区経堂1丁目の準工業地域(建ぺい率60%、容積率200%)に位置する敷地面積約411㎡、建物面積約117㎡。駐車場6台(ランドリー利用金額に応じて割引有・ランドリーを利用しない方も利用可)。営業時間は7:00~23:00(年中無休)。ランドリー機器 セルフランドリー13台(洗濯乾燥4台・乾燥機8台・スニーカー洗専用11 台)。提供サービスは店舗内空間除菌・洗濯終了コール・稼働状況確認サービス(同社HP で確認可)。

 同社仲介事業本部ソリューション事業部パーキンググループリーダー・坂本和弘氏は「一般的なコインランドリーは10坪、大きくても25坪で、商圏は1キロくらいだが、第1号施設は敷地面積が124坪、建物面積が35坪あり、駐車スペースも6台収容可能としているので、5キロ圏の利用者を想定している。Wi-Fiを完備し、マッサージチェア、ドリップコーヒー自販機、カウンターなどを備え、洗濯から乾燥までの待ち時間にも対応できる施設にした。一般的なものと比較して3倍くらいの収益を見込んでいる」などと話し、今後は土地オーナー向けの土地活用メニューに加え、洗濯物預かり代行サービスも検討するという。

 同社は、施設の隣接地に現在は定期借地として賃貸している数倍規模の土地を所有しており、定借契約期限が切れる13年後には一体開発を検討するという。

 コインランドリーは、共働き世帯の家事労働の低減や土地オーナーの遊休地の活用ニーズの高まりを受け市場が拡大しており、現在の1,500億円から2,000億円市場は4,000億円、5,000億円に拡大すると予想されている。

 住居系での設置は建築基準法の用途規制を受けるが、初期投資額はそれほど高くなく、無人化による人件費の負担が少なく、ランニングコストも高くなく、投資利回りも10%くらい確保できることから、アパート経営などと比べメリットが多いとされている。

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カウンター

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毛布などもセットするだけ

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精算機

◇       ◆     ◇

 記者はいつだったかどこだったか、まったく記憶にないのだが、コインランドリーなるものを1度か2度利用したことを覚えている。仕上がるまでの待ち時間を持て余し、なんだか恥ずかしいような気持がしたのを思い出す。

 同社から見学会の案内が届いたとき、どうしてコインランドリー事業に手を出すのかよく分からなかったが、何事も勉強だ。見学することに決めた。

 今回、店舗を見学してなるほどと思った。ワイシャツとかスーツとかコートなどではなく、クリーニング屋に持ち込むのがためらわれる布団や毛布などを洗いたいというニーズが高いのもよくわかる。洗濯機・乾燥機は高いものでは高級車並みだという。飲酒・喫煙が禁止なのは理解に苦しむが…。

 事業を担当するのはソリューション事業部というのも納得だ。沿線に住む住民の細かなニーズに一つひとつ応えることは、やがて数倍の効果をもたらすのではないか。最近見た分譲マンションでも共用部にコインランドリーを備えたものが人気を呼んでいる。

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