「ヴェレーナグラン赤羽北ザ・マークス」(左が「フロント」)
大和地所レジデンスが9月上旬に分譲する予定の「ヴェレーナグラン赤羽北ザ・マークス」96戸を見学した。昨年10月に販売開始し、約650組の来場者を集め、わずか6か月間に完売した「ヴェレーナグラン赤羽北フロント」89戸に隣接しており、設備仕様レベルはほとんど同じなので、今回も人気となるのは必至だ。
今回は戸数が7戸多いが、外観デザイン、設備仕様、プランなどはほとんど同じなので、物件概要、設備仕様レベルなどは「フロント」の記事を参照していただきたい。
「フロント」と異なるのは、北西角住戸の44㎡の1LDKタイプが8戸あることだ。スパンは西側が7,000ミリ、北側が6875ミリのほぼ正方形のプランがいい。リビング天井高は2400~2550ミリ。両面バルコニー付き。単身者でも小さい子供のいるファミリーでも住める間取りなので間違いなく人気になる。
実用新案取得済みの「SKIRAGE スキップ&ストレージ」概念図
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肝心の価格について。「フロント」の記事では「坪単価は300万円を割る模様」と書いたが、最終的には290万円に落ち着いたようだ。
この単価について、同社の販売担当者は「お客さま自身が都内23区の駅近マンションではありえない安さと評価された」と話したように、記者も割安感があると思う。
競合した物件はあまりないようだが、記者は三菱地所レジデンスが即日完売したと発表した東武東上線大山駅から徒歩7分の「ザ・パークハウス 板橋大山」49戸と比較した。こちらはモデルルームを見てはいないが、現地は観ている。ハッピーロード商店街を抜けた川越街道に面したところで、坪単価は330万円くらいのはずだ。
池袋から電車で10分の「北赤羽」と5分の「大山」の違いはあるが、交通量の激しい環八、川越街道にそれぞれ面しており、アドレス・街のポテンシャルも北区と板橋区というのはよく似ている。それでも単価差は約40万円もある。これはよくわからない。
三菱地所レジデンスはもう1物件、「ザ・パークハウス大山ザ・パークハウス 板橋大山大楠ノ杜」187戸を分譲するが、こちらのほうが立地、敷地条件などはいいので単価は高くなるのではないか。
これ以上書かないが、「ザ・マークス」の価格は未定とのことだ。単価は坪300万円を超えると読んだが、さてどうなるか。