アキュラホームは2月21日、同社広報担当の西口彩乃さんが著した「木のストロー」(発行:扶桑社)をもとにフジテレビジョンがドラマ化した「木のストロー」制作発表会を行った。YouTubeで発表会の模様がメディアに公開された。
冒頭、同社・宮沢俊哉社長は「まさか『木のストロー』がドラマ化されるとは。当社は木造の家を作っておりまして、私自身も大工なので、新入社員の入社式には全員にカンナ削りを体験してもらっています。西口も体験したのを覚えており、感無量。とても嬉しく思っています。私の役を務められる小日向さん(文世氏)はファンでして、カンナも削ってもらいましたがとても上手でした」とあいさつした。
主人公の西口さん役を務めるのは堀田真由さんは、「お話を頂いたときは『木のストロー』が存在することなど知らず、驚きました。作品も実話だと聞き、身が引き締まる思いがしました。木のストローは洗って何度も使え、ほのかな樹の香りもします。ドラマがSDGsとかサスティナブル、持続可能などをひとり一人が考えるきっかけになってほしい」と語った。
著書では開発に猛烈に反対したとされる執行役員「鈴木役員」は鈴木保奈美さんが担当。「『木のストロー』はどこかで聞いたような気がしましたが、SDGsって言葉は知っていても何もわかっていませんでした。いい勉強になるとお受けしました。原作を読んで、社員のアイデアを事業に生かすなんていい会社だと思いましたし、『鈴木役員』は冷徹ではありません。『木のストロー』が完成していく過程をドラマで見ていただきたい」と話した。
ドラマは2月26日(土)の15:30~16:30(関東エリア)、フジテレビで放映される。
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「木のストロー」を読んでいらっしゃらない方はぜひ読んでいただきたい。フィクションならともかく、会社における上司と部下などの関係をこれほど赤裸々に綴った著作はないのではないか。
会社は何を目指すべきか、仕事とは何か、広報とメディアの関係、記者の役割などを考えるのにも最適だと思う。
ドラマでは、「鈴木役員」を鈴木保奈美さんはどのように演じるのか。〝悪役〟〝姑〟に徹するのか。「堀越課長」も見ものだ。上司と部下の板挟みになり、おろおろする「課長」を演じきれるか。ヒットするかどうかは脇役次第ではないか。抱腹絶倒の喜劇になってほしいのだが…。
アキュラホーム「木のストロー」開発秘話 フジテレビ2月26日にドラマ放映決定(2022/1/28)