一般社団法人大手町歩専道マネジメントと三菱地所が10月24日~30日の7日間、大手町仲通で行った社会実験「BATON PARK-KAWABATA-RYOKUDO-」(BATON PARK)を10月27日見学した。
BATON PARKは、東京・大手町の歩行者専用道路「大手町川端緑道」の未来の空間活用を見据え、神田と大手町を繋ぐ場所として“外空間”の居方を検証するため。
「大手町フィナンシャルシティグランキューブ」と「大手町フィナンシャルシティノースタワー」の間に植えられているスギ科の常緑樹センペルセコイアやケヤキの街路樹がとても美しく、歩行者専用道路「大手町川端緑道」とつながっていた。三菱地所が事業参画している2025年竣工予定の「(仮称)内神田一丁目計画」と大手町仲通りは橋でつなぐことになっている。
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最初にセンペルセコイアを見たときは樹種が分からなかった。メタセコイアと似ているとは思ったが、メタセコイアは落葉樹だ。そろそろ葉っぱが色づくころなのにその気配がなく、青々と茂っていたので、常緑樹のヒマラヤスギの仲間ではないかと考えた。
実証実験を行っている担当者が「常緑のセンペルセコイア」と教えてくれた。樹高は10m以上ありそうだったが、幹回りからして樹齢は数十年だろうとみた。
ネットで調べたらスギ科だった。アメリカなどでは樹高は100mを超えるものもあるそうだ。やっぱり、建築物の「定礎」と同じように、街路樹には名前を付けて、特徴なども分かるようにすべきだ。
神田と大手町繋ぐ“外空間”の居方を検証 三菱地所「BATON PARK」社会実験(2022/10/20)
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