東京都はこの日(27日)、新型コロナによる死亡者は21人確認されたと発表した。都の発表資料には、亡くなった人のデータは番号、年代、性別、居住地(都内)、診断日、死亡日しか記載されていないが、ほとんどは70歳以上の人で、診断日から数日後に亡くなられている人が圧倒的に多いのが特徴だ。
病院に運び込まれたときはすでに手遅れなのか。90代の男性は診断日が12月21日、死亡したのは当日、100歳以上の女性の診断日は12月23日、死亡日は翌日の24日とある。
死亡者に高齢者の方が多いのは、それだれ自然治癒力、抵抗力が弱まっているからだろうが、高齢者だけとは限らない。この日も一人、30代女性の人が亡くなっている。診断日は12月15日、死亡が確認されたのは3日後の25日だ。新型コロナの恐ろしさがここにある。ご本人やご家族、友人、知人など関係者の心中を慮るといたたまれなくなる。
27日現在の累計感染者は都民の人口約138万人(令和4年1月現在)の約28.3%に当たる3,923,593人、累計死亡者は6,685人となった。
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記者が東京都の新型コロナに関する記事を最初に発信したのは、2019年2月26日付の「こだわり記事」だった。見出しは「二・二六事件の日に 社会的弱者=喫煙者に対する全面攻撃「喫煙室」閉鎖!」と打った。当時勤務していた東京・丸の内北口ビル地階の喫煙室に「当分の間閉鎖する」と張り紙が貼られたのを報じたものだ。
その後、4月に入ってからほぼ毎日、東京都のオープンデータから感染者の年齢、男女別、経路不明比率、職業などをチェックし記事として発信してきた。〝記事はラブレター〟-住宅・不動産業界で働く方々に少しでも役に立ちたいと思ったからだ。
あれから2年8か月。当否はともかくそれなりの反響があった。2020年5月11日に記事にした「新型コロナ 感染経路不明者が減らない理由 〝闇社会〟〝二重就業〟も一因」には約7.1万件(本日現在)のアクセスがあるなど、トータルでは20万件くらいにのぼるのではないか。少しは感染拡大防止に注意喚起できたのではないか。
最近は更新するのは2日に1回くらいになった。小生が毎日発信しなくともテレビや新聞が報じているし、書く意味もなんだか分からなくなってきたからだ。なので、本日をもって、とりあえず都の新型コロナ感染に関する記事掲載を終了する。
亡くなられた方々には衷心からご冥福を祈り、ご家族、友人知人など関係者の皆さんには心からお悔やみ申し上げます。
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