この日、会場に展示されたニコライ・バーグマン氏の作品
ニコライ氏
「ビニール(フェイク)はよくない」-世界的なフラワーアーティスト、ニコライ・バーグマン氏は12月5日、綱町三井倶楽部で行われた三井デザインテック主催のセミナー後の懇親会で世にはびこるフェイクグリーンを強く批判した。
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この日(12月5日)は、かつては4日に1本空けていたバランタインの12年物ではなく普及版の〝ファイネスト〟をかなり飲んだので、これ以上書けないが、〝フェイクグリーンをやめよ〟としつこく書いてきた甲斐があった。
バークマン氏は、昨年末に完成した三井不動産他「Otemachi One Garden」の開園イベントでフラワーライブパフォーマンスを演じ、つい先日に開業した「麻布台ヒルズ」にも「Nicolai Bergmann Flowers & Design・NOMU」を出店した。日本語はぺらぺら、日本人より日本人らしく、と同時に外からも日本人を捉えられるから、生け花のような流儀にとらわれない想像力が圧倒的な支持を得ているのだろうと理解した。
だからこそ、今回の三井デザインテックのセミナー「クロスオーバーデザイン3.0(2023年)」のテーマである、かけ離れた要素を融合し、化学反応を起こすという「UNCONVENTIONAL」(既成概念を超えた)発想と合致し、トークセッションの主役に招かれたのだろう。
「ビニール(フェイク)はよくない」をどう受け止めるかは、デベロッパー、ハウスメーカーの担当者だし、消費者のみなさんだ。「麻布台ヒルズ」にはフェイクグリーンなど1本もない。〝貧乏人はフェイクでいい〟は絶対に間違っていると記者は思う。
作品(部分)作品に用いられている主な花はグロリオサ、アジサイ、アンスリウム、アランダ、シンビジウム、モカラ、オンシジウム、ユーフォルビア、ムサラキシキブ
ターナーの作品(綱町三井倶楽部にはこの種の著名なアーティストの作品がさりげなく飾られている。小生は飲むのも目的だが、しっかり事前にチェックしている)
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