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2024/07/06(土) 18:11

抜群においしいミニトマト ポラス「浦和」街びらき+富山マルシェワークショップ

投稿者:  牧田司

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「結美の丘 浦和 きときとプロジェクト」街びらき+富山マルシェワークショップ

 ポラスグループ中央住宅は7月6日、分譲戸建て「結美の丘 浦和 きときとプロジェクト」(全17戸)の街びらき+富山マルシェワークショップを開催、模様をメディアに公開した。全世帯に「ベジトラグ」が無償で提供されたほか、「朝採れ野菜」の試食・格安販売が行われ、市場には卸せない小ぶりのタマネギ一袋がプレゼントされた。購入者14世帯(4世帯は未入居)のうち6世帯が参加した。同様の取り組みは他の住宅地でも行っていく。

 同プロジェクトがスタートしたのは2022年11月。富山県は47都道府県の中で野菜生産量が最下位であることに頭を悩ませていた富山青果市場の職員・大石和さんが現状を何とかしたいとホームページで呼び掛けたのを、同社戸建分譲設計本部設計一部営業企画設計課主任・小瀧愛美さんが知ったのがきっかけ。

 小瀧さんは、SNSやりモートとリアルな体験を組み合わせれば、富山県産の食(農)を通じて「フードロス」「地球温暖化」「SDGs」などの社会課題に自分事として向き合えるのではないかと考えた。以来、5回富山県に赴き、全農家と話し合い、賛同を得て今回の食育提案にこぎつけた。

 小瀧さんはまた、その背景には、同社が4年前、春日部市の市街化調整区域内で分譲した「ハナミズキ春日部 藤塚」(全22戸)で、隣地に約300㎡の市民農園を確保し、「農のある暮らし」をサポートすることにしていたが、生産者の日ごろの作業や想いを知る交流は出来ず、住人の畑の管理が難しくなったこともあると話した。

 このため、今回のプロジェクトでは、「農」を軸とした地域交流を「日常」にし、人・モノ・地域をつなげ、生産者支援にも広げる工夫を凝らしたという。

 同プロジェクトは、浦和駅東口からバス・徒歩21分(自転車で17分)、さいたま市南区大字広ヶ谷戸の第一種中高層居住専用地域(建ぺい率60%、容積率200%)に位置する全17戸。土地面積は100~103㎡、建物面積は約30坪、価格は4,480万~5,980万円。昨年8月から分譲開始されており、これまで14戸が契約済み(うち4戸は未入居)。従前敷地は畑。

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提供された「ベジトラグ」(組み立て前)

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提供された「ベジトラグ」を前に記念撮影(小生が「浦和」駅前の再開発マンションは30坪で1億5000万円」と話したら驚いていた)

◇        ◆     ◇

 富山県といえば、面積は47都道府県の33番目に小さな県で、ホタルイカと日本酒「立山」、「三協立山」くらいしか知らないのだが、1級河川だけでも黒部川、常願寺川、神通川、庄川、小矢部川の5河が富山湾に注いでいる。急峻なアルプスから一挙に下るためだろう、水はとてもきれいだ。だから米どころとして知られているのだろう。しかし、野菜の生産量が最下位で、県民の野菜摂取量も愛知県に次ぐワースト2位とは全然知らなかった。

 この日のワークショップでは、ただで試食していいといわれたので、ミニトマトを1個食べた。抜群においしかった。やや酸味が勝っていたが、甘みもあった。生産者は「山下兄弟」とあった。

 自慢じゃないが、家計は火の車のわが家のトマトの年間消費額は一般的な家庭の年間消費額6~7千円の3倍以上だ。まずいトマトは食べない。血糖値の数値が安定しているのはトマトのおかげだと思っている。酒のつまみにしている。

 だから、1個食べただけでおいしいかまずいかがわかるのだ。この「山下兄弟」のミニトマトはアメーラには勝てないだろうが、控えめに評価してもスーパーのトマトの2倍はおいしい(同業の記者の方は「3倍おいしい」と言ったが、この方はよりまずいトマトを日常的に食べているからではないか=失礼)。7~8個食べ、1パック100円のトマト3パックと、1個100円のトウモロコシ4個(かみさんの好物。小生は買って食べようと思ったことはない。この差を皆さんは理解できるか)を買った。小生の買ったものをけなすのが趣味のかみさんもトマトを1個食べて「おいしい」といった。

 山下兄弟!記事も添付した。「三井ショッピングパーク ららテラスHARUMI FLAG」の「TEAM JAPAN 2020 VILLAGE Cafe&Restaurant CENTRALE」を研究していただきたい(好き嫌いはあるだろうが)。

 生産者・廣瀬琢磨さんの「新川(ニイカワ)きゅうり」も丸かじりしたが、いかんせん、生のきゅうりを丸かじりしたのは65年ぶりくらいだ。最近は味が付いたきゅうりもみしか食べたことがないので、比べようがなかった(多分、おいしいのだろう)。

 この日提供された富山産の野菜がおいしいのは、化学肥料を極力避け、有機・路地栽培だからだと思う。水も井戸を掘って地下水を利用しているとも聞いた。

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左から大石さん、廣瀬さん、小瀧さん

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無料のタマネギを袋詰めする参加者

◇        ◆     ◇

 市民農園付きの「ハナミズキ春日部 藤塚」(全22戸)は見学取材している。記事を添付したので読んでいただきたい。記者の皆さんにも市民農園は好評だった。しかし、農家出身の小生は農業の苦労をよく知っているので、以下のように書いた。その通りの結果になったようだ。

 「老婆心ながら、コロナの影響で〝田舎暮らし〟もいいなと考えている人に一つ忠告したい。佐藤春夫ではないが、『都会』より『田園』のほうがはるかに『憂鬱』だ。もはや田舎の里山はクマ、イノシシ、シカ、サルなどの獣に支配されており、主客が転倒した世界であることを認識すべきだ。怖いのは彼らが運んでくるヤマヒルだ。マダニ、スズメバチ、マムシなども里山を徘徊しており、山頂の風力発電は生態系を狂わせている。田舎暮らしは断じて楽園ではない。〝そんなはずはなかったと〟失楽園となるのは必至だ」

 ポラスに提案だ。この種のワークショップは全社的に取り組んではどうか。流通コストの問題はあるだろうが、無限の可能性を秘めていると思う。

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「結美の丘 浦和 きときとプロジェクト」

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この日買ったトマトを利用したわが家のメインデッシュ・酒のつまみ

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