
「渋谷合同入社式2026」(渋谷ヒカリエで)
東急不動産が主導する渋谷の価値を育むコミュニティアプリ「SHIBUYA MABLs(渋谷マブルス)」は4月13日、「渋谷合同入社式2026」を渋谷ヒカリエホールで開催した。職種の枠を超えた渋谷に拠点を置く会社の2026年新卒が一堂に会し交流するイベントで、昨年に続き今回が2回目。参加者は、個人参加資格の昨年100人超から、今年は企業参加も加えたこともあり38社約400人へ4倍に増加。飲食を交え約2時間半、会場は笑顔にあふれ、歓声が絶えなかった。
イベントの冒頭、主催者の東急不動産「SHIBUYA MABLs」事業責任者・大西里菜さんが「お互いご近所に勤務しながら交流はほとんどなし。業種の枠を超えてご近所同士が緩やかにつながるのが目的」などと歓迎のあいさつを述べた。
そのあと、1卓10人くらいのグループに分かれ自己紹介、渋谷にまつわるクイズ、自身の目標・希望を短冊に認め掲示する多彩なメニューをこなし、新卒を代表してサイバーエージェント林実月さんが「私たち〝26渋盛世代〟を共通言語にし、街を盛り上げていきましょう」と呼び掛けた。渋谷区長・長谷部健氏からも歓迎するビデオメッセージが寄せられた。
合同入社式の主催者は渋谷合同入社式実行委員会(東急不動産、太平洋商事、NPO法人Community for Communities Shibuya、シブヤスタートアップス)。「渋谷区での勤務」という共通項のもと2025年に第1回目を開催。渋谷に拠点を置く30社以上の企業から100名以上の新卒社員が個人資格で参加した。今年は企業参加も加えたことで、参加者は38社約400人へ4倍に増えた。
合同入社式に合わせ、東急不動産・三井不動産・東急の3社が連携し、渋谷スクランブルスクエア・渋谷駅西口ビジョン・渋谷駅アーバンコア・MIYASHITA PARK館内・東急プラザ渋谷、渋谷ヒカリエなどで新卒を歓迎するデジタルサイネージを展開する。
「SHIBUYA MABLs」は、渋谷で働く人、住む人、訪れる人を対象とした渋谷エリア特化型のコミュニティアプリ。渋谷駅から1.5㎞圏内に入ると押せる「チェックイン」ボタンから始まり「お得」「繋がる」が体験できるリアルとデジタルの共感設計により、様々なイベント・部活動・コミュニティ活動へ展開している。
「MABLs」のダウンロード数は10万件を突破し、登録会社数は5,000社、提携店舗は130店舗、イベント参加者数は累計6,000人に達している。






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会場で拾った声をいくつか紹介する。
林実月さんはサイバーエージェントの採用戦略室新卒採用人事担当に配属が決まった。林さんは「小さい頃は自分を表現するのが苦手でしたが、父の仕事の関係で小5から中1までタイとフィリピンで生活したとき、自分から情報を発信することの大事さを学びました。人が好きです。この会社に入ることを決めたのも人を大事にする会社だからです」と語った。
主催者の東急不動産の商業施設事業担当の柏崎倖太さんから「僕の投球覚えている? 」と声を掛けられた。記事をチェックしたら、柏崎さんは明大アメフト部出身で、RBA野球大会で投げ敗戦投手となった(アメフト選手がレベルの高いRBA野球で通用するはずはない)。柏崎さんは「渋谷の多様性に富んだ街づくりに参加できてこんな嬉しいことはない。これをパワーにしてよりよい街づくりをしたい」と語った。
同僚の広域渋谷圏価値創造グループ・井上実沙子さんは「地域と様々な企業の連携が実を結んだ。これからの渋谷を動かす原動力の一人になります」と話した。
匿名希望の新卒は「歴史・文化はもちろん、住む人の想いやかかわり方が地域資源。この地域資源を生かした街づくりに参加したい」と語った。
このほか、写真で紹介したように面白いメッセージがたくさん寄せられた。

林さん

井上さん(左)と柏崎さん

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この種のイベントを初めて取材した。似たようなものでは、秋田市や山形市など公共団体が主催した事例はあるそうだが、民間企業が主催というのは全国初という。東急不動産だからこそできたという気がする。
同社はバブルがはじけた平成の段階で、成績優秀者中心の採用から個性を重視した採用へと変更したのを知った。その後の商業施設や「関係人口創出事業」「エリア/アセット展開事業」などの事業展開は、その成果が表れたということではないか。初めて出会ったはずの人がすぐ打ち解けあうのを見て仰天したのだが、そこはZ世代ならではのスマホがつなぎ役を果たしたのか。
参加者の皆さんへの記者からメッセージ。記者は今年4月、77歳(喜寿)を迎えた。〝記事はラブレター〟が基本姿勢。「渋谷」といえば、50数年前だ。彼女と宮下公園のベンチに座り、夜空の星が輝くのを眺めながら永遠の愛を誓ったところだ。そして数年後、彼女から三行半の〝花を愛せる人になって〟の殺し文句でもってごみのように捨てられたのも渋谷の飲食店だった。ほろ苦い青春の蹉跌として記憶に刻まれた場所だ。
立ち直るのに3年かかった。新卒者の皆さん、〝三日三月三年〟の言葉があるが〝石の上にも三年〟もある。とにかく3年間がむしゃらに頑張ってほしい。そうすれば必ず芽は出る。芽が出なければ何かが間違っている。方向転換したほうがいいかもしれない。再スタートは可能だ。

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「家を買う」さん、記者はこれまで5,000件以上のマンション・戸建てを取材している。いつでも相談に乗りますよ。もちろん無料で

「玉の輿とけっこんする」(女性)さん…〝逆玉〟もいいですよ。「残業したくない」さん…記者も大賛成。本当は働くことも遊ぶことも全てが世の中のためになる「残業」の概念がなくなる社会が理想

サイネージ
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