“見えない家事・育児”の負担感は?
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積水ハウスは9月19日、「男性育休白書」を発表した。男性の育休取得をよりよい社会づくりのきっかけとしたい、との思いから9月19日を「育休を考える日」として記念日に制定し、企業で働く男性の育休取得実態を探るもので、2019年に発行してから、今回が8年目。未就学児がいる家庭の男性育休取得率は39.6%となり、取得率は前年比3.3ポイント増加した。「男性の家事・育児力」都道府県別全国ランキングは高知県が3年ぶり1位となった。
白書は、小学生以下の子どもと同居する子育て中のパパ・ママ層9,072人を対象に、男性は自身の育休について、女性は男性(夫)の育休について回答してもらったもの。
調査の結果、男性の育休取得率は2019年の11.3%から年々伸長し、今回は39.6%と約4割が取得。育休取得日数の平均は27.2日と昨年(21.5日)より5.7日増えた。同社は、個人の取得意識の浸透と企業側の育休制度の柔軟性が高まり、育休取得の多様化がさらに進んでいることがうかがえるとしている。
2019年~2026年の男性の育休取得によるポジティブな変化として、①男性の家事・育児関与度は2019年から32.2ポイント上昇②「子どもと遊ぶようになった」は自己評価、女性側からの評価ともに約10ポイント上昇③「他の保護者とコミュニケーションをとるようになった」と感じる男性も約10ポイント上昇した。
よりよい育休にするために向き合うべき課題「心のワンオペ」の実態では、①予定管理・先回りの判断などの“見えない家事・育児”の負担を十分に共有できず、一人で抱え込むことで精神的な孤立につながってしまう「心のワンオペ」問題の実態が明らかになった②子育て中の女性の4人中3人が、“見えない家事・育児”に負担を感じ、約7割が孤独を感じていることが分かった。
同社は2018年9月から特別育児休業制度の運用を開始し、2026年8月末時点で取得期限(子が3歳の誕生日の前日まで)を迎えた男性社員2,831人全員が1か月以上の育休を取得しており、2019年2月以降、取得率100%を継続している。今後も、「男性の育休取得が当たり前になる社会の実現」に向けた取り組みを進めるとともに、従業員の誰もが生きがいや幸せを感じられる職場づくりとダイバーシティを推進し、ESG経営のリーディングカンパニーを目指している。
「男性の家事・育児力全国ランキング2026」は、1位・高知県、2位・福島県、3位・栃木県となった。高知県は3年ぶり3度目の1位。福島県は前年41位からの浮上。ワースト3は、47位・愛媛県、46位・山口県、44位・広島県と44位・北海道。
高知県・濵田省司知事は、「男性の家事・育児力ランキングで、高知県が3年ぶり3度目の全国1位となったことを大変嬉しく思います。本県では、これまでに、県内の業界団体トップと『共働き・共育て』の推進に向けた共同宣言を行ったほか、男性育休の取得を推進する事業者の登録制度を設けました。加えて、今年度は事業者向けに男性育休の奨励金制度を創設し、多くの事業者にご活用いただいております」とコメントしている。
ランキング調査は、「男性の家事・育児力」を決める4つの指標を設定。1つ目は「女性の評価」で、2つ目は男性の「育休取得経験」、3つ目は女性(妻)から見た男性(夫)の「1週間の家事・育児時間」を基準とし、4つ目は男性の「家事・育児参加による幸福感」。これら4指標5項目をそれぞれ数値化して47都道府県別にランキングし、1位に47点〜47位に1点を付与、各項目の点数を足し上げて算出したもの。

濱田知事

