
パナソニック ホームズの「くらし研究室」は2月16日、家事に対する意識の実態を把握することを目的とした「住まいの暮らしやすさに関する調査2025」まとめ発表。調査は、全国の既婚男女1,101 名を対象に、三大家事(炊事・洗濯・掃除)を「くたくた家事」「わくわく家事」「たんたん家事」「るんるん家事」の4つに分類して聞いたもので、負担が大きく、楽しみ・やりがいが小さい「くたくた家事」が34.0%で多数を占めた。負担も楽しみ・やりがいも大きい「わくわく家事」も24.5%存在することが分かった。また、男性は女性よりも、負担の大きい家事に楽しさ・やりがいを感じる側面がうかがえるとしている。
調査は、全国の25歳~69歳の既婚男女1,101名(性年代均等割付)が「炊事(準備・調理・片付け)」「洗濯」「掃除」を家庭全体の家事量(53項目)において3割以上実施している人を対象に、2025 年11月14日~21日にWeb形式で行ったもの。
調査の結果、くたくた家事[負担大×楽しみ・やりがい小](34.0%)は、掃除のために物を移動させる[男女共通]、浴室掃除[女性のみ]、寝具の洗濯[男性のみ]など、成果が見えにくい前準備・後片付け家事が該当している傾向が大きいという。
わくわく家事[負担大×楽しみ・やりがい大](24.5%)は、油汚れや水垢汚れの掃除、 献立・レシピを考える[男女共通]、食器や調理器具を洗う[男性のみ]など、傾向として成果が見える、家族への想いが伴う家事が当てはまるという。
たんたん家事[負担小×楽しみ・やりがい小](28.3%)は、ゴミの分別・ゴミ出し[男女共通], 洗濯物を集める[女性のみ], 衣類を収納する[男性のみ]など、習慣的に日々繰り返す家事が上がっている。
るんるん家事[負担小×楽しみ・やりがい大](13.2%)は、料理に合った食器を選ぶ[男女共通]、洗剤・柔軟剤を選んで入れる[女性のみ]、衣替え[男性のみ]など、傾向として気分が上がる、仕上げ・演出系の家事が上がっている。
また、男女共に負担が大きい家事でも、女性は前向きな感情を抱きにくい一方で、男性は楽しみ・やりがいを感じやすい家事労働として、女性は「くたくた家事」(39.6%)、「たんたん家事」(26.4%)、「るんるん家事」(18.9%)、「わくわく家事」(15.1%)の順に、男性は「たんたん家事」(32.1%)、「くたくた家事」(30.2%)、「わくわく家事」(22.6%)、「るんるん家事」(15.1%) の順に分類数が多かった。
男女別に比較すると、女性は「くたくた家事」が39.6%と男性より9.4pt高く、男性は「わくわく家事」が22.6%と女性より7.5pt高かった。
床の拭き掃除や浴室掃除などの負担が大きい掃除・片付け工程においては、女性では「くたくた家事」、男性では「わくわく家事」として分類する傾向がみられた。
◇ ◆ ◇
調査対象を「家事量において3割以上実施している人」というのは解せないが(3割以下はどのような家事か。すべて女性、または男性が行っているのか)、とても面白い調査だ。記者は妻を亡くしてから約10年間〝主夫〟をしていたのでよくわかる。リリースにもあるように、家事労働の〝見える化〟をすることがもっとも重要だと思う。さらに言えば、家事労働を基礎控除の対象にすべきだし、〝専業主婦(主夫)〟は死語になるような世の中にしなければならない。かつて農家の主婦は〝専業〟などはほとんどいなかった。「未亡人」は放送禁止用語になったが、「寡婦(夫)」も嫌な法律用語だ。
〝主夫〟になってから、何が嫌いかといえば、掃除と洗濯。掃除はほとんどしなかった。洗濯はつらかった。二人の子どもの下着、ズボン、シャツだけでなく、大きなバスタオルを自由に使わせたのが間違いだった。週に1枚にすべきだった。ズボンのポケットに入っていたティシュを取り出すのを忘れ、洗濯機から取り出して紙くずまみれになったときは泣けてきた。何度も同じミスをした。こんがらかった洗濯物をほぐし、対の靴下を揃えるのも大変な作業だ。乾いた後の折りたたみ作業はしなかった。アイロンがけは結構楽しいものだ。小生の苦労を分かってくれたのか、上の子は真冬でもシャツ1枚で過ごしていた。食器洗いが大変なので、マンションを買ったとき(妻も生きていたとき)、パナソニックの卓上食洗機を買った。大助かりだった。
もともと風呂は好きではなかったが、風呂掃除が大変なのはわかっているので、今でも湯船にはつからない。
調理には結構力を入れた。苦にはあまりならなかった。凝ったのはカレーで、鶏がらからスープを取り、あらゆる調味料を購入し、油はわざわざ三越に行ってインドのギーを使った。プロにも負けない自信があった。鰹節を削り、日高昆布で出汁を取ってタイのうしおじるも作ったが、われながら天晴れだと思ったし、身欠きにしんは酒とみりんと醤油だけでとてもうまくなることも学んだ。他の料理も砂糖は控えめの方がおいしい。それもあってか、上の子は甘いものを好まなかった。下の子は小学四年生ころの作文で、好きな食べ物は「サーロインステーキ」と答えた(もちろん、これは100グラム1000円くらいの肉を買って焼いただけ)。
年末になるとあちこちからたくさんリングが届くので、毎週のようにアップルパイをつくった。作らなかったのは、後処理が大変な揚げ物だった(温度を測りながらから揚げは作ったが)。弁当は必ず5色のおかずを入れた(干しシイタケの煮物は得意だった)。
いま何とか生きられているのは、今のかみさんのお陰だ–〝男やもめに蛆がわき、女やもめに花が咲く〟-これは記者の経験からしてその通りだと思う。わくわくになるか、くたくたになるかの要諦は「愛」だ。
パナソニックに期待したいのは、首だけ下をそっくり入れればものの数分で綺麗になる人間洗濯機の開発だ。技術的には可能なはずだ。坪単価数百万円から数千万円の時代だ。そうすれば労働市場、住宅市場に革命が起きる。
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