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「グランツオーベル瀬田一丁目」
大成有楽不動産が分譲中のマンション「グランツオーベル瀬田一丁目」を見学した。二子玉川駅から徒歩9分、樹齢100年超の区の保存樹が数えきれないほど植わっている国分寺崖線のヒルトップに位置する1低層の全12戸。坪単価はこれまでの区内の最高峰の1,000万円超。記念碑的な物件であるのは間違いない。
物件は、東急田園都市線・大井町線二子玉川駅から徒歩9分、世田谷区瀬田一丁目の第一種低層住居専用地域(建ぺい率50%、容積率100%)、第二種風致地区に位置する敷地面積約1,597㎡、地上3階・地下1階建て全12戸。現在先着順で分譲中の住戸(4戸)の専有面積は121.48~132.28㎡、価格は41,550万~49,980万円。竣工は2026年9月。販売代理は東急リバブル。設計・監理は陣設計、施工は鍜治田工務店。
現地は、海抜34mの国分寺崖線のヒルトップに位置し、瀬田一丁目緑地とインターナショナル・スクールに隣接。従前は戸建てと外国人向け賃貸住宅。
希少な立地を継承するため、デザインコンセプトを「崖線の豊かな遺産を活かし、広げる」とし、外観デザインは重厚なタイルとリズミカルなマリオンを配し、壁面はアースカラーを採用。建物は分棟し2棟構成としているのが特徴。専有面積は全て120㎡超とし、1階には94.04㎡の専用庭を設置。駐車場は地下に配置している。
用地仕入れから販売までの責任者である同社マンション事業本部マンション事業部事業室部長付・竹田直人氏(56)は、「販売開始は昨年の1月から。クローズドで半分を成約済み。オーダー方式を採用し、水回り部分などは極力お客さまの要望を受け入れた。竣工した建物を見学されたお客さまからは『ありがとう。買ってよかった』との言葉をいただいている。特にマリオンのタイル巻きが大変好評。擁壁には白河石を採用し、共用部・専有部の壁・天井は全て左官仕上げ。専有部の床はウォールナットの挽板仕上げ。立地と豊かな緑はどこにもまけない」と語った。
同物件は2026年のグッドデザイン賞を受賞。審査委員による評価コメントは「国分寺崖線の価値を最大限に尊重して行われた計画は、秀逸である。ボリュームを抑えた分棟配置にしたことは、極めて懸命(記者注⇒明らかに「賢明」)な判断であるし、既存の植生を継承したランドスケープデザインとして、周辺環境と見事な連続性を保持している」とある。
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分棟配置が素晴らしい(すべて角住戸)
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外観

ゲストサロンエントランス(すべて本物の観葉植物)

竹田氏と模型

現地模型(手前が南側)

採用されている外壁素材などの展示
◇ ◆ ◇
同社が10月上旬に物件が竣工・販売中である旨のプレス・リリースを発表した時点で、ただコピペするだけでは〝か・ち・も・な・い〟と判断し、即座に取材を申し込み、今回実現した。
ゲストサロンは、二子玉川某所に設置。広さは50㎡くらいか。サロンに入った途端、本物の観葉植物が目に飛び込んできた。まさに〝サロン〟だ。向かい合って10人は座れそうなゆったりした商談コーナーには、一脚数十万円はしそうな椅子が並べられていた(このような雰囲気のゲストサロンは〝パークマンション〟などで経験しているが)。アシスタントの方から勧められたのはEvianとAROMA Premium LAVENDERのティッシュ(これまた経験がないわけではないが、今回のティッシュが一番高いはず。使わずに、有名店のあんみつを買ってかみさんにプレゼントした)。
対応してくれたのは、同社野球部監督でもある某東京六大学出身の竹田氏だった。野球部のメンバーはおじさんばかりで、〝出ると負け〟を繰り返しているが、選手が揃った2017年は最強チームのケン・コーポレーションをあわや大金星に追い込んだこともある。
取材を終え、現地も確認した。すっかり暮れていたが、隣接するインターナショナル・スクールの街路樹と瀬田一丁目緑地には樹齢100年超の巨木が生い茂っていた。物件の四囲は本物の石で囲まれ、中高木もたくさん植えられていた。購入した顧客が完成した建物を見学して「ありがとうございます。これはよかった」と感想を述べたのもよくわかる。
グッドデザイン審査員の方々が「秀逸」「極めて懸命」「見事」などと、ものを見ないでよくもこんなに手放しでほめることができるかはともかく、記者も50年近くマンションを取材してきて、これほど優れた1低層の億ションを見たのはあるかと、記憶をたぐり寄せようとしたのだが思いつかなかった。興和不動産の物件があったような気がするのだが…。
「広尾ガーデンヒルズ」は別格として、記者がこれまで取材した億ションで最高レベルは「麻布霞町パークマンション」で、鹿島建設「センチュリーフォレスト」、積水ハウス「グランドメゾン伊勢山」がベスト3だが、これらはみんな中高層系用途地域だ。〝ドムス〟は豪華だったが、記者は好きではなかった。
参考までに、これまで取材した二子玉川のマンション・戸建ての記事を添付する。

現地

エントランス

現地外構
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