最終回、同点に追いついた積水ハウスベンチ
積水ハウス神奈川(92) 8-3 住友林業(87)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
積水ハウス神奈川 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 6 | 8 | ||
住友林業 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 3 |
(延長タイブレーク)
齋藤(左)と若佐
積水ハウス神奈川が延長戦を制した。積水は最終回の6回、1死から敵失と安打で好機をつくり主砲の齋藤が2点同点打を放ち勢いに乗ると、延長タイブレークで若佐が決勝打を放った。工藤が6回を2失点完投。住林・石井投手は無念。初回から飛ばし、5回までほぼ完ぺきに抑えたが、最終回は自らの失策から勝利を逃した。
住林・石井の気迫あふれるピッチングに5回まで内野安打1本に抑えられていた積水は最終回、この回先頭の1番上床がチーム6個目の三振を喫し敗色濃厚かと思われたが、ここで奇跡が起きた。2番中野の投手ゴロエラーで生きると、続く若佐がチーム初安打を放ち、それぞれ盗塁を決めた2、3塁の場面で4番斎藤が強振し右翼前に適時打を放ち同点。勢いに乗る積水は延長タイブレーク(1死満塁で攻防)で、若佐が2点タイムリーを放ち、さらに齋藤、小松崎、代打奥川の3連続長短打でこの回6点を奪い試合を決めた。若佐、齋藤がそれぞれ2安打を放ち大活躍。
エース工藤は立ち上がり不安で2失点したが、回を重ねるごとに調子を上げ、タイブレークも含め8三振を奪った。
住林は無念。初回、先頭の拵と2番堤の長短打で1点先制。4回にも5番尾藤の2塁打と敵失で1点を加点して試合を優位に進めだが、強打線の相手のプレッシャーに敗れた。
狐か狸か 永遠のテーマに決着をつけるのはどっち(2017/10/30)
住林 石井
〇ナイン 誰も負けるとは全然思っていなかった
〇工藤 序盤はアップ不足です。アップが遅くて、調子が出たのが5回6回くらいで、ストレートを使っていった(ケンコーポに8回、8点取られましたよね)今日は大丈夫。最後まで投げる(確かに球威は最後まで衰えなかった)
○齋藤 ノースリーの後にまっすぐが来て、打ちにいきました。住林さんはリスペクトのあるいいチームだと感じました。レーティングはうちが上だけど人間としてのレーティングは住林さんが上だと思います
○若佐 (決勝戦について)旭化成さんは投・走塁ともいいチーム。1点1点丁寧にうちの野球をしていきたい
〇上床 僕? 出塁率は8割くらいですよ
〇八木 …(5回、代走で出塁し、石田の犠打安打で出2塁を飛び出しアウト)
〇奥川(27) 工藤? 60点だね。立ち上がりよくなかったし、最後の押し出しが気に入らない。昔はもっと良かった。僕、本職は外野だけど投げられる。プロ? すごい選手がいっぱいいた(藤沢翔陵出身の工藤の先輩。高校時代30発以上放ったそうだ。大学は桜美林。ロッテ入りした佐々木の先輩)
●石井 最初から飛ばした…悔しい…悔しい(声を絞り出した)
●鈴木(48) 石井がよくまとめいいチームになった(住林の前監督。〝名将〟)
△旭化成ホームズ今野 住林・石井のエラーで流れが変わった。野球は怖い(試合後、観戦していた)
工藤
左から奥川、熊倉、石田、八木
初回、堤の適時打で生還した拵
4回、追加点を上げた住林
かつての〝名将〟鈴木
試合を観戦する野村アーバン、旭化成ホームズ、オークラヤ住宅などの選手
ケンコーポ 3年連続5度目の総合優勝 最終回に大逆転 積水神奈川 工藤力尽きる(2017/6/8)