志村
第29回RBA野球大会日曜ブロックは、三井不動産レジデンシャル-清水建設の準決勝戦が来春に持ち越されたため、決勝進出は三井不動産のみだが、大会を振り返り、ベストナイン、1軍・2軍登録メンバー、新人王、FA権・自由契約・故障者リストをバーチャル年俸入りで発表する。1軍は決勝トーナメントに進出したチームから選び、2軍は主に予選で敗退したチームから選んだ。選定にあたっては一部のチームに偏らないようまんべんなく選出した。
全て記者の独断と偏見による査定で、選外、または年俸に不服のあるチーム、選手はRBA事務局あてに調停を申し出てください。内容を精査し、検討します。
【ベストナイン】
左から齋藤、矢澤、義積
左から羽中田、小寺、平野
左から山際、千葉英、大石
水曜ブロックと比べるとやや見劣りするが、これは参加チームの数が異なるので致し方ない。
トップは三井不動産の斎藤。慶大卒で守備はプロ級。今季は投手としてもよく〝健投〟した。
2番はケンコーポ矢澤。やんちゃ坊主も10年が経過した。これまで野球を最優先して、欠場したことは一度もないというから立派。〝当たり屋〟は勲章。西武の金森さんのような存在だ(対志村では死球に判定されず)。
3番は記者と同名「司」ちゃんの菱重プロパティーズ義積。元重工の外野手だけにRBAでは抜けた存在だ。
4番はもちろんRBA№1捕手の羽中田。打撃は年々うまくなっている。リードも巧み。
5番には帰ってきた清水建設の小寺を抜擢した。福島原発の仕事で異動になったが、準々決勝戦に出場して元気な姿を見せた。投げて打って-二刀流はこっちが先。
6番は青山メインランドの平野。通算本塁打は20本くらいか。もっとアピールしていい。
7番は東邦の化け物・山際。今季は異動で三井不動産レジデンシャルリースのサードを務めた。凡失も犯したが、やはりこの男は欠かせない。もう少し練習すれば間違いなく日曜最強打者になるはず。
本人は怒るかもしれないが、8番にはタイセイ・ハウジー千葉英。全打席全球本塁打狙いの姿勢を崩さないのは立派。馬力は全然衰えていない。変化球に対応できないのは昔と一緒。
9番は三井不動産レジデンシャルの大石。昨年は神がかり的な活躍でチームをドームに導いた。今年も決勝に進出するかどうかのカギを握るのはこの男だ。
投手はもちろん12年振りに帰ってきた三井不動産・志村。別掲の記事を読んでいただきたい。51歳になるのに全然メタボになっていないし、投球術も昔と変わらない。スピードだって並みの投手とはけた違い。決勝の相手が清水だろうが三井レジだろうが、まず打たれない。旭化成ホームズ今野と勝負したらおもしろい。積水ハウス神奈川のゴジラは打てるか。
【1軍登録】
別表の通り。菱重プロパティーズ赤井のみが突出して年俸が低いが、自ら〝関西のイチロー〟と法螺を吹くように打撃はうまい。来季に期待したい。
【新人王】
河越
東京建物の河越以外にない。どこと対戦しても最少失点に抑える。かつて昔、東建にはやはり慶大卒の佐林投手が大活躍したが、少なくとも顔は互角だ。力も甲乙つけがたい。野手の諸君!普通に守って、打力を強化すればドームに行ける。
【FA権・自由契約・任意引退・故障者リスト】
主だった選手を選んだ。選外の選手は、これらの選手と比較して自ら査定していただきたい。
【バーチャル年俸】
左から同僚の伊豆島、松﨑、平成の〝ドカベン〟杉木
三井不・志村を4億円にしたが、これは2億8,000万円の同僚・相澤とともに〝ボーナス〟。わずか2試合にしか登板していないので、年俸にしたら他の選手と釣り合わない。しかし、2人してドームに導いた貢献度は計り知れない。
志村を別格とすれば、最高年俸はケンコーポ羽中田の3億5,000万円。妥当な金額だと思う。ミサワホーム大野の3億円も実績からすれば当然。
1億6,000万円の評価をした野村不動産・松﨑は、本業は常務なので〝口撃力〟があるのは当たり前だが、2試合で2本の安打を放った。そのうちの1本はポラスの折笠からだった。まぐれ当たりではない。足は同僚の体重130キロの杉木と同じ超鈍足なのは目をつぶろう。仕事は部下に任せて野球に専念したら3割打者になるのではないか。
【2軍ベストナイン・2軍登録・バーチャル年俸】
鈴木崇
サンフロンティア不動産の末次と二宮のみが1億円以上プレーヤーだが、これは実績からして当然。他の選手の年俸が低いのは主にチームが弱いから。くやしかったら、チームを強くして自らもアピールしてほしい。
〝メタボ〟選手は全て年俸200万円とした。大京はBMI値=体重(キロ)÷身長(m)÷身長(m)=25未満となる取り組みを全社挙げて行っている。皆さんもこの数値を目指して頑張っていただきたい。記者の数値は何と16ですぞ。