コスモスイニシアが分譲中の「イニシアテラス代々木上原」を見学した。代々木上原駅から徒歩6分、渋谷区元代々木の第一種低層住居専用地域のヒルトップに位置する全16戸で、昨年末から分譲されており7戸が商談中。順調な売れ行きを見せている。
物件は、小田急線・千代田線代々木上原駅から徒歩6分(小田急線代々木八幡駅からり徒歩8分、京王線幡ヶ谷駅から徒歩12分)、渋谷区元代々木町の第一種低層住居専用地域に位置する地上3階地下1階建て16戸。現在分譲中の住戸(2戸)の価格は9,380万円・9,480万円、専有面積66.54㎡・68.80㎡。坪単価は500万円前後。建物は2020年10月に竣工済み。施工は大木建設。
現地は、低層のマンションや戸建てが建ち並ぶ住宅街の一角。道路を挟んだ対面は代々木西原公園、代々木中学校。その先の渋谷区代々木スポーツセンターなどに近接。敷地はカナダ大使館のレジデンス跡地。
昨年末から分譲を開始しており、資料請求約1,400件、来場約170件を集めている。
住戸プランは全てメゾネットで、階段の下のスペース(約5.3畳大)を趣味空間や収納スペースとして利用できる「ステアホール」、ライフスタイルによって間取りを変更できる「可動クロゼット」や「スライドウォール」、スカイテラスを含めてトリプレット利用も可能な住戸(6戸)も提案しているのが特徴。
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同社は、メゾネット・タウンハウス型をこれまで「ザ・ロアハウス(THE ROW HOUSE)」として展開してきたが、昨年7月、新築分譲住宅とリノベーション事業を「INITIA (イニシア)」へ統合し、「ザ・ロアハウス」は「イニシア テラス(INITIA TERRACE)」に変更、今回の物件は変更後の第一弾。
コンセプト・ターゲットが異なるので何とも言えないが、現地は、3年前、坪単価647万円の高額ながら人気になった三菱地所レジデンス「ザ・パークハウス代々木上原」(47戸)や、現在分譲中の残り1戸(2億4,800万円、専有面積114.75㎡)の野村不動産「プラウド元代々木町」(19戸)に近接。住環境は申し分ない。
専有面積圧縮型ではあるかプランはよく考慮されている。プライベートテラスやバルコニー、屋上テラスをテレワークスペースとして利用できるのではないか。
RC造による都市型タウンハウスは、2007年に破綻したセボンが積極的に分譲しヒットした。いまでもメゾネット・トリプレットのニーズは根強いものがある。
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