第17回「キッズデザイン賞」表彰式(六本木ヒルズ49階「アカデミーヒルズ49」)
キッズデザイン協議会は9月27日、第17回「キッズデザイン賞」表彰式とシンポジウム「キッズデザイン 開発ストーリー2023」を開催した。
同賞は、子どもの安全・安心と健やかな成長発達に役立つ優れた製品・サービス・空間・活動・研究などを顕彰するもので、今回は応募398点の中から258点が受賞。このうち最優秀賞「内閣総理大臣賞」のほか、「子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン」部門9点、「子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン」11点、「子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン」部門11点、「TEPIA特別賞」1点、「BEYOND COYIC-19 特別賞」4点の合計37点が受賞・表彰された。
ハスウメーカーの受賞作は次の通り。
優秀賞(こども政策担当大臣賞)子どもたちを産み育てやすいデザイン部門
大和ハウス工業「音の自由区」
木口氏(左)と同社住宅商品開発部戦略室商品企画グループ・川上萩子氏
同社住宅事業本部マーケティング室ブランド戦略グループ長・木口正浩氏は「キッズデザイン賞は10年ぶりの受賞。防音ルームは2006年から商品化しており、これまで3,000室を販売。2020年の施工ランキングではヤマハに次ぎ2位。〝音といえば大和ハウス〟と呼ばれるようにする。『音の自由区』は、さらにバージョンアップしたもので、引き合いが増加している。今後、マーケットインの商品開発に力を入れていく」と、受賞の喜びを語った。記事参照。
大和ハウス 天井高+スペックで№1目指す 天井高3mの防音室付きモデルハウス開設(2017/9/22)
優秀賞(こども政策担当大臣賞)子どもたちを産み育てやすいデザイン部門
積水ハウス・青虎会「『一つ屋根の下で一緒に過ごす!』フジ虎ノ門こどもセンター」
ひとつ屋根の下で未就学児、学童期、健常とチャレンジドが一緒に過ごすこどもセンター。インクルーシブな交流空間が高く評価された。
奨励賞(キッズデザイン協議会会長賞)子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン部門
ポラスタウン開発「共有地で「共助』を育み、暮らしの中で『自助』を学ぶ家」
分譲地の共有地に「自助」「共助」に繋がる防災施設や、コミュニティ向上につながね仕掛けを施しているのが評価された。記事参照。ポラスグループは今回の「第17回キッズデザイン賞」受賞作品258作品のうち26作品が受賞した(昨年度は13点)。
受賞した同社企画・設計担当の同社埼玉中央事業所設計課係長・内田里絵氏
ユニソン「防災トークセッション」に170名/AIの文字起こしは凄いが課題も(2023/7/15)
可視化難しい「防災」「コミュニティ」「環境」に挑戦 ポラス「東武動物公園」(2023/6/16)
奨励賞(キッズデザイン協議会会長賞)子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン部門
積水ハウスノイエ・積水ハウス「『~子育て世代へLIFE IDEASを盛り込んだ住まい提案~積水ハウスノイエ』」
共働きを中心とした子育て世代向けに、家事を楽に子どもと一緒に過ごす時間を楽しめるアイデアやデザインが盛り込まれた「パッケージプラン」を提案。子育て層の悩みやニーズを丹念に拾い、解決策を提示しているのが評価された。
特別賞(BEYOND COVID-19特別賞)
積水ハウス「分譲マンションにおける子育て支援サービスの提案」
コロナ後の生活変化に対応した共用エントランスの自動水栓・ソープディスペンサ、住戸玄関ポーチにネットスーパー用受け取りボックスを設置。ZEH-M オリエンテッドも取得したのが評価された。記事参照。
積水ハウス東京マンション事業部設計室副設計長・尾島篤氏