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2026/08/05(水) 17:51

「害虫・害獣」被害心配36% 放置空き家増加の一因 ネクスウィル調査

投稿者:  牧田司

 Screenshot 2026-08-05 at 17-15-06 【RELEASE】地方在住者※の12.8%が「自身で害虫・害獣被害」を経験 約4割が地方で暮らす上での不安要素に「害虫・獣害」と回答|実家じまい調査.pdf.png
ネクスフィル調査

 訳あり不動産の買取事業「ワケガイ」を展開するネクスウィルは8月4日、「お盆シーズンに増加する 最新“実家じまい”トレンド発表会」を行った。地方在住の男女600人を対象に、放置空き家が引き起こす害虫・害獣リスクに関する調査を行った結果、「自身が害虫・害獣による被害を受けた」と回答した人は12.8%、「家族・知人が被害を受けた」は14.7%に上り、害虫・害獣被害が身近な暮らしに直結する課題であることが明らかになった。

 調査対象は、都市部・都市近郊・政令指定都市が存在する都道府県を除く33県の30~60歳以下の男女600人。地方で暮らす上で不安は何かを聞いたところ、もっとも多かったのは「生活利便に関する不安」(311人)で、以下、「自然災害」(292人)、「就職・転勤の選択肢が少ない」(257人)の順で、その次に「害虫・獣害(蜂・ハクビシン、イノシシ、クマなど)」(214人)となった。

 具体的には、「ツキノワグマに襲われ重傷を負った」「庭でハチに刺され手が使えなくなった」「イノシシに突進され大けがをした」といった生命に関わる被害のほか、「ハクビシンが天井裏に侵入し天井の交換が必要になった」「家庭菜園がイノシシに荒らされた」など、住宅や生活環境への被害も多く報告された。

 「害虫・獣害」による実際の経験については、「自身が被害を受けた」人は77人、「家族・知人が被害を受けた」と回答した人は88人となった。

 また、地方暮らしの不安要素では、「生活利便性」(51.8%)、「自然災害」(48.7%)に続き、「害虫・害獣被害」(35.6%)、「空き家増加による治安・景観の悪化」(34.7%)が挙げられた。放置空き家が害虫・害獣の住処となり、地域の安全や住環境の悪化につながる悪循環が浮き彫りになった。

 調査結果について同社代表取締役・丸岡智幸氏は、「放置された空き家が害虫・害獣の温床となり、身近な被害を受けていることは極めて深刻な課題。不動産が〝負動産〟になる負のスパイラルが進行している。『売りたくとも売れない状態』になる前に対応することが重要」とコメントした。

 2024年時点のわが国の空き家は約900万戸で、総住宅数に占める空き家率は13.8%。放置空き家が増加する背景には、所有者の退去・死亡により突然の相続が発生し、相続人の権利関係が複雑な一方、固定資産税の負担など管理コストも多額に上り、処分の手続きにも手間がかかることがある。

 同社は、こうした課題に対して、空き家所有者へのアプローチ⇒査定⇒買取・再販⇒物件の利活用をワンストップで解決するため、自治体との官民連携を強化しており、これまで全国24自治体と連携済み。

Screenshot 2026-08-05 at 17-25-13 260804 メディア向け勉強会 - ネクスウィル お盆シーズンに増加する 最新“実家じまい”トレンド発表会 投影資料.pdf.png
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丸岡氏

◇        ◆     ◇

 発表会で、自治体との包括連携事例として愛媛県八幡浜市と岩手県柴波町の実績が紹介された。八幡浜市との連携は2025年2月からで、これまで累計21件を買い取った。同市の人口は約2.9万人、世帯数は約1.5万世帯。令和5年度の同市の空き家は4,560戸、空き家率は25.3%だ。

 柴波町との連携は2024年からで、累計19件を買い取った。同町の人口は約3.2万人、世帯数は約1.3万世帯。令和5年度の空き家は1,500戸で、空き家率は11.3%だ。

 記者は知見がないのでこの買取件数が多いか少ないか判断はできないが、ものすごい数ではないかと思う。買取価格は100万円前後、リフォームして投資家に売却する価格は約200万円、賃貸利回りは10数%というビジネスモデルが広がっているのではないか。

◇              ◆     ◇

 以下は戯言。今回のテーマが「害虫・害獣」なので思いのままに書く。発表会ではクマ、イノシシ、シカ、ハクビシン、ハチなどが代表例として紹介されたが、記者はヤマヒルを追加したい。田舎に帰り、あちこちを散歩して家に帰って酒を飲んでいたら、畳の上に1~2cmの〝尺取虫〟が這っていた。尺取虫ではなくヤマヒルだと教えられた。△△が縮み上がった。古山高麗雄「フーコン戦記」を思い出したからだ。以前書いた記事をそのまま再録する。

「それより怖いのはヤマヒルだ。尺取虫のようにどこからともなく忍び寄り、やわらかい皮膚に食らいつく。血を吸われても気がつかないから始末が悪い。無理に引っぱがすと、皮膚ごとはがれ、なかなか血が止まらない。ヤマヒルは山道が獣道に変わって出現するようになった。全国どこでもそうだという。

 日本のヤマヒルはまだたいしたことがないが、古山高麗雄が戦記小説『フーコン戦記』に書いているように、中国とビルマの国境あたりのジャングルのヒルは強暴だ。人間を察知すると、葉裏に隠れている無数のヒルが「ザザザザッ」と葉を揺るがし、頭の上から襲いかかる。そして、知らないうちに陰部などに食らいつき真っ赤に膨れ上がる。(チンポコが2つになる記述もあった)無理に引き剥がすと出血多量で卒倒するのだという。仕方がないから、食らいつかれたまま下半身をさらし、石などでつぶすしかないのだという。

 田舎に帰省するとこの小説が頭に浮かび、田んぼのあぜ道すら怖くなる」

 発表会でも報告された東京都の調査には驚いた。平成24年から令和6年まで11年間のハクビシンに関する相談件数は205件から729件へ、アライグマは24件から854件へそれぞれ激増している。

 小生は子どものころ、アシナガバチの幼虫を楊枝でほじくりそのままよく食べた。甘いミルクの味がする。ハクビシンもWikipediaによると「日本のハンターによれば、肉はとても美味であるといわれている」とある。

 このほか、小生が食べたものではシカ、イノシシ、ノウサギ、キジ、スズメ…。中でもシカの刺身は日本酒の肴として最高だ。凍らせて半解凍した肉を薄切りにしてワサビ醤油で食べる(現在は、法律によって生肉を飲食店で提供するのは禁止されているはず)。イノシシは硬いとか匂うとかで流通していないようだが、まずくはない。

 クマの出没ニュースが報じられるたびに〝田舎は大丈夫か〟と心配になる(今のところ三重では被害はないようだ)。そのうち、国民のほとんどが他人事ではなくなるのではないか。法律を変え、罠を仕掛け、捕獲したクマ肉を商品として流通させる手はないのか。

 熊を食べるシーンは、北方謙三「林蔵の貌」などの小説に登場するが、極めつけは佐藤垢石「香熊」(青空文庫)だろう。書き出しを紹介する。「ところで僕は若いときからいかものが好きであって、永い年月の間に鹿、狸、狐、猿、鼠、猫、栗鼠(りす)、木鼬(いたち)、羚羊(かもしか)、犬、鯨、海狸(ビーバー)、熊、穴熊、猪、土竜(もぐら)など、内地の獣類は、いろいろ食べたことがある。だが、不遇にも羆(ヒグマ)の肉だけは、いまもって食ったことがない」「熊掌料理を仕上げるには少なくとも十日間位を要し、その味は脂肪の固まりに似て旨味ありて、口ざわりよく、かつ軽い苦み味を持っている」

 そういえば、昔、食用にするため犬を捕獲する泥棒がいるという話を聞いたことがある。

 

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ハクビシン(左)とヤマヒル(Wikipediaから)

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