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2021/04/24(土) 18:15

「記事にはしない」メディアの自殺行為 三菱地所レジ「自由が丘」オンライン内覧会

投稿者:  牧田司

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「ザ・パークハウス 自由が丘ディアナガーデン」145㎡のモデルルーム

 三菱地所レジデンスは4月22日、モリモトとのJVマンション「ザ・パークハウス 自由が丘ディアナガーデン」のオンラインモデルルーム内覧会を行った。

 物件は、東急東横線・大井町線自由が丘駅から徒歩9分、目黒区自由が丘3丁目の第一種低層住居専用地域(建ぺい率70%、容積率100%)に位置する地下1階地上3階建て全44戸(募集対象外住戸12戸含む)。専有面積は74.72~175.46㎡。竣工予定は2022年6月下旬。施工は東急建設。

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主寝室

◇       ◆     ◇

 記者は、とても楽しみにしていたのだが、同社から事前に送られてきたオンライン視聴用URLが届いていないと勘違いしたために視聴できなかった。仮に視聴できていたら、一番知りたかったのは価格(坪単価)と設備仕様レベルだった。

 内覧会では報道陣から坪単価についての質問もあったようだが、「記事にはしない」という約束で同社はおおよその単価を伝えたという。

 そもそもメディアは、もっとも読者の関心が高い、知りたい単価について「記事にはしない」という約束などしてはならなかった。メディアの自殺行為だ。小生はほとんどそんな約束などしたことがない。(「ほとんど」というのは皆無ではないという意味。武士の情けもあるし、記者は弱い立場にもある)

 それどころか、小生は事業者が「未定」としか発表しなかった「HARUMI FLAG」では「坪単価は250万円が妥当」と書いた。今でも間違っていないと思う。この記事には5,000件を超えるアクセスがあり、最初に「HARUMI FLAG」の用地取得額について書いた記事には1万件以上のアクセスが殺到した。

 とはいえ、取材先との約束は絶対守るのがジャーナリズムの基本だ。なので、その端くれに席を置く小生は単価について触れない。それにしても、三菱地所ともあろうものが、どうしてそのような圧力をメディアにかけるのか。

 もう一つの設備仕様は、内覧会を視聴しておらず、同社から事後に送られてきたVRモデルルームも記事にしないという約束だ(小生はオンラインでは住宅の質は伝えられないと思っているが)。頂いたモデルルームの画像データはとても美しく見える。質は誰も分からないはずだ。

 ただ、デザイン監修を担当しているSKM設計計画事務所のマンションは結構見学している。物件ホームページには、同事務所の桐本将和氏が担当しグッドデザイン賞を受賞した「アールブラン横浜仲町台 」(2019年度)「ザ・パークハウス桜坂サンリヤン」(/ 2019年度)「蘆花公園ザ・レジデンス」(2018年度)「ザ・パークハウス追浜」(2015年度)「ザ・パークハウス戸塚」(2014年度)「パークハウス瀬田一丁目」(2010年度)が紹介されている。このうち小生も見学した記事を添付する。「仲町台」は最高に素晴らしかった。

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リビング(白が基調で、自由が丘にピッタリではないか)

スウェーデンハウス 世界初3DキャラクターによるVR内覧サービス モデル来場2.2倍(2021/4/21)

三菱地所レジ・モリモト 自由が丘の1低層マンション 大規模緑化と既存樹木など保存(2021/4/9)

「HARUMI FLAG」土地代の安さ 価格に反映を 坪250万円が妥当と考えるが… (2019/4/21))

樹影を映し込む外観 まるで絵画のよう モリモト「アールブラン横浜仲町台」(2017/10/24)

今後の市況を測る試金石 三菱地所レシジ・野村・セコム「蘆花公園 ザ・レジデンス」(2016/11/24)

植栽計画が見事 三菱地所レジデンス「追浜」全棟が完成(2014/12/10)

国分寺崖線に沿う高級住宅街の一角 三菱地所「パークハウス瀬田一丁目」(2009/2/23)

 

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