概念図
日機装は8月10日、同社の深紫外線LED「Sumiray」を用いた組込式空間除菌消臭装置「Aeropure(エアロピュア)シリーズD」が、野村不動産の「プラウド御茶ノ水」に採用されたと発表した。
同社の「エアロピュア シリーズD」を野村不動産が2019年から展開しているセントラル空調システム「床快full空調」に向けカスタマイズし、「UVクリーンユニット」として製品化することになったもの。
「UVクリーンユニット」は、深紫外線LEDと光触媒を組み合わせた除菌消臭技術を搭載。Wのパワーで菌やウイルスを抑制する「業界トップクラスの性能を誇っている」(リリース)製品。
「プラウド御茶ノ水」は、東京メトロ丸ノ内線御茶ノ水駅から徒歩6分(JR御茶ノ水駅から徒歩7分)、文京区湯島二丁目に位置する13階建て全98戸。専有面積は60.42 ~101.06㎡。竣工予定は2024年2月下旬。施工は前田建設工業。販売開始は10月。
野村不動産は、今後の「プラウド」にこの「UVクリーンユニット」を採用していく。
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野村不動産が「床快full」を最初に採用したのは2020年分譲開始の「プラウドタワー亀戸クロス」で、その後「プラウド文京千駄木」「プラウド高田馬場」に採用している。
このほか、三菱地所ホームは今年4月、日機装の深紫外線LED水除菌モジュール「PearlAqua」を搭載した加湿システムを開発し、全館空調システム「エアロテック」と連動させた新商品を発売開始しており、三菱地所レジデンスは「エアロテック」を搭載したマンションをいくつか分譲している。
また、三井不動産レジデンシャルも昨年から分譲開始した「パークコート神宮北参道 ザ タワー」の3住戸に全館空調と同様の機能を持つ冷暖房システム「AirLOGY」を採用。標準化するための実証実験を進めているようだ。
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