
「プレミスト昭島 モリパークグラン」
大和ハウス工業は10月23日、昭島プロジェクトの第二弾マンション「プレミスト昭島 モリパークグラン」(277戸)が10月13日に全戸完売したと発表した。2024年11月の販売開始から1年を待たず完売したことになる。2023年11月分譲の第一弾「昭島」(481戸)を早期完売しており、2年間で758戸を完売したことになる。
物件は、JR青梅線昭島駅から徒歩3分、昭島市代官山2丁目に位置する14階建て全277戸。周辺には大型複合商業施設やスポーツ施設・ホテルなどが立地する都市型リゾート「東京・昭島 モリパーク」に加え、緑豊かな環境も充実しており、高い生活利便性と自然環境を兼ね備えた立地に位置。専有面積は57.67~90.04㎡、平均坪単価は約300万円。売主は同社のほか京王電鉄、住友商事。設計・監理・施工は長谷工コーポレーション。竣工予定は:2026年3月。
共用部には「プライベートラウンジ」や「バーベキューテラス」のほか、「ゲストスイート」「パーティーラウンジ」「ランドリールーム」など多様なニーズに応える施設を設け、専有部には間取りを変更できる「ウォールドア」「スロップシンク」などを標準装備。
契約者の属性は、20代が約10%、30代が約35%、40代が約15%、50代が約20%、60代以降が約20%。家族数は2人が約51%、3人が約20%、4人が約7%。居住地は東京都内が約88%(うち昭島市内が約30%)。
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どこを中心とするかだが、東京駅から約1時間の立地条件を考えたら驚異的な売れ行きだ。2023年に分譲開始した第一弾の「プレミスト昭島」も全481戸をわずか8か月で完売している。2年間で758戸を早期完売したことになる。
なぜ売れたか。同社のプレス・リリースにもあるが、〝東京の軽井沢〟と称されるようにあらゆる都市施設が整っており、樹齢100年超と思われるイチョウ並木など豊かな緑環境がユーザーの心を捉えたのだと思われる。契約者のうち地元は約3割で、広域から集客できており、年代も幅広いことにそのことが表れている。こういう街を「官能都市」と呼ぶのにふさわしい(わが多摩センターも負けない。京王電鉄と長谷工コーポレーションは駅前の京王プラザホテル跡地にマンションを建設する。ひょっとしたら、大和ハウスも売主に名を連ねるかもしれない。野村不動産も有力候補)。
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