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2026/07/03(金) 17:23

公園のあり方に一石 ポラス「清瀬」47戸 1宅地分を住民管理の「つむぎテラス」

投稿者:  牧田司

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「プリスト清瀬 東京フェーズ47」(手前が「つむぎテラス」)

 ポラスグループの中央グリーン開発は7月2日、東京都清瀬市の大規模分譲戸建て「プリスト清瀬 東京フェーズ47」の記者見学会を開催。清瀬駅からバス便の全47区画で、提供公園に隣接する1宅地分を居住者の共有地「つむぎテラス」として太陽光パネル・蓄電池付き東屋のほか防災備蓄庫、シェアサイクルスペースなどとしているのが特徴。

 物件は、西武池袋線清瀬駅からバス14分徒歩5分、清瀬市下清戸5丁目の第一種低層住居専用地域(建ぺい率50%、容積率100%)に位置する開発面積約9,625㎡の全47区画。土地面積は120.02~138.74㎡、建物面積は95.15~107.85㎡、価格は3,980万~5,88万円。構造は木造在来工法2階建て。昨年5月から引き渡しが順次行われており、残りはモデルハウスの1棟のみ。

 現地の従前は畑。2021年11月に同社が取得した。

 2024年9月にホームページを開設し、これまでの反響数は320件、見学者は110件。都内西部居住者が6~7割で、評価ポイントは①都内物件(新座市との都県境に近い)②公園・共有地③コミュニティ醸成の取り組み④高い基本性能・設備仕様レベル(Nearly ZEH、乾太くん標準装備)など。残り1戸(4,280万円)は8月までの完売を目指す。

 見学会で同社設計部企画設計課参事・諸橋健二氏は「立地条件は必ずしもいいとは言えないが、4年前から検討を始め、自然環境の良さを生かしアクティブライフにもスローライフにも対応する街づくりを目指した。公園のほかに隣接の1宅地をコミュニティ拠点『つむぎテラス』として整備したのも特徴の一つ」と語った。

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提供公園(手前のステップは自然石が採用されている

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「つむぎテラス」

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「つむぎテラス」

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「つむぎテラス」

◇       ◆      ◇

 記者見学会で同社担当者5人の方がそれぞれの立場から物件の特徴などについて説明した。その中でビビッときたのは、諸橋氏が「1宅地をコミュニティ拠点『つむぎテラス』とし、(提供)公園ではできないものを設けた」と、また、同課担当課長・相内さやか氏も「過去の経験でもそうでしたが、フェンスで囲むなどの公園設置の規制は厳しく、『つむぎテラス』には公園内では認められないもの作りたかった」と語ったことだ。

 同市に限らず、どこの自治体でも大規模宅地開発に関する条例や指導要綱で様々な規制を設けている。同市の場合「開発区域の面積3,000平方メートル以上にあっては、開発区域の面積の6パーセントの公園等とする」と定めている。

 今回の開発面積は9,625㎡だから、577.5㎡を公園などとしなければならない。これに対して、同社は約770㎡を公園に当てている。そして、公園に隣接する約126㎡(1戸当たり約2.7㎡)を居住者の共有地「つむぎテラス」とし、太陽光パネル・蓄電池付きの東屋、ベンチ、シェアサイクルスペース、共有駐車場、防災備蓄庫、災害支援型自動販売機などを設置。運営は、居住者で組織する管理組合が行うことにしている。年間管理組合費は3万円を予定している。

 記者は40余年間、分譲戸建てを取材してきたが、提供公園に隣接して、本来は公園の機能であるはずの東屋、防災備蓄庫などを有す共有地を設けた事例はほとんどないような気がする(似たような取り組みを同社はいくつか行っている)。公園のあり方に一石を投じる物件だ。

 そこで、自治体と住民に提案だ。ほとんどの公園は出入り口に柵を設けたり、周囲をフェンスなどで囲んだりしている。大声を出すな、タバコを吸うな、キャッチボールをするな…禁止事項は数えきれないほどある。女性にもっとも嫌われているのは公園のトイレだ。母親の子どもに対するダメ出しは〝危ないから、公園で遊んじゃダメ〟とも聞いた。その一方で、公園利用に関する実態調査などはほとんど行っていない。

 公園はみんなのものだ。自治体は住民参加を呼び掛け、自治体と住民が共同して運営するようにすべき。日常的に屋台として開放するとか、様々なイベントを行い、にぎやかなものにすべきだ。

 それにしても、清瀬駅から車で8分の全47区画を1年強で完売するとは…。取材の帰り、いつものように日高屋で遅い昼食(16時ころか)を撮ろうとしたら駅前に手書きの「ようこそ清瀬市へ 中森明菜」の看板が目に飛び込んできた。通行人に聞いたら、清瀬市は中森さんの出身地とのことだった。(清瀬駅から現場まで続く志木街道の街路樹氏ケヤキだが、強剪定されているため、美しい樹形を描いておらず、卵型に近かったのは残念)

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中森明菜さんの〝歓迎〟の看板

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