アキュラホーム 期間限定「井戸のある家」販売

「井戸のある家」イメージ図
アキュラホームは2015年8月7日(金)~9月30日(水)、期間限定で「井戸のある家」を販売する。
「井戸のある家」は、同社のベース商品「住みごこちのいい家」に井戸をセットにして販売する住宅。施工・設置までを組み入れたプランの他に、施主自ら手掘りで施工することもできる2プランを用意している。延床面積97.70㎡の場合、本体価格1,530万円(税込)~。
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面白い商品だ。井戸水の効用は言うまでもないことだが、このリリースでいろいろ考えた。いったい東京都の場合、一般家庭でどれくらいの井戸が掘られ使用されているのか、その場合の許認可は必要ないのか、水道料金と下水料金の算定となる量が一緒なのはなぜか、バーチャル・ウォーターの考え方をどう考えるかなどだ。
そこで都の水道局、環境局、下水道局に聞いた。23区で井戸を掘る場合は、工業用水法、ビル用水法によって許可が必要なエリアがあり、その他条例によって一定規模以上のものは全域が届け出ることが定められている。家庭で使用する小規模なものについては届け出も必要ない。飲料水として使用することは安全上勧められないという。
水道使用量と下水使用量が一緒なのは、汚水を正確に計測することが不可能なので、水道使用量がそのまま汚水として下水管に排出されると仮定して課金しているという。技術的に下水量を図ることは可能だが、莫大なコストがかかるという。23区内では専用の井戸が約6,000本、水道水としても利用されている井戸が約12,000本あるという。
記者はこれまでずっと、例えば飲んだ水、調理に使った水、庭に撒いた水は下水に流れないのに、どうして使用量と排水量を同じとみなすのかについて疑問に思ってきた。下水道局の方の説明でその理由がよく分かった。ペットボトルの水はどうなるのかという新たな疑問も生まれたが…。
もう一つ、バーチャル・ウォーター(仮想水)についてわれわれは考えないといけない。バーチャル・ウォーターとは「農産物・畜産物の生産に要した水の量を、農産物・畜産物の輸出入に伴って売買されていると捉えたものである。世界的に水不足が深刻な問題となる中で、潜在的な問題をはらんでいるものとして仮想水の移動の不均衡が指摘されるようになってきた」(ウィキペディアより)
アキュラホーム、「井戸掘り大作戦」がキッズデザイン賞受賞(2012/7/24)
アキュラホーム カンナ社長こと宮沢社長が自宅を公開(2012/4/4)
積水ハウス 1階リビング天井高3.7m実現 木造シャーウッド20周年記念モデル

「グラヴィス・ヴィラ」20th Anniversary Edition
積水ハウスは8月1日(土)から木造住宅シャーウッド発売20周年を記念したモデル「グラヴィス・ヴィラ」20th Anniversary Editionの販売を開始する。
新しい技術「マルチレイヤーシステム」の開発により、限られた敷地条件や厳しい斜線制限をクリアしながら高い1階リビング天井高約3.7mや多層の空間を自由に実現。コストをコントロールしつつ耐震性を担保するなど高性能の住宅を安定供給する。
天井高約3.7mを確保した「ハイラウンジ」は、2階床を約1.2m上げることにより実現。ハイラウンジ上部空間も魅力的な居室空間「ロフティスペース」として活用することが可能。
販売価格は坪当たり71万円(本体価格のみ・税別)。販売棟数は50棟/月。

ハイラウンジ
三井ホーム 「平成の京町家」認定受け借地権付き建売り分譲

「平成の京町家」の認定を受けた建売住宅(完成予想図)
三井ホームは、京都市の「平成の京町家」認定を大手住宅メーカーとしては初めて受け、京都市上京区相国寺門前町で借地権付建売住宅4戸を建設する。
計画では、京都の歴史が育んだ自然の恵みを利用するという知恵(温度、風、日射のコントロール)をプランニングの各所において活用するとともに、同社独自のプレミアム・モノコック構法の特徴である優れた断熱・耐震・耐久性能により認定基準のひとつである長期優良住宅認定を取得する。
さらに、京都地域産木材である「みやこ杣木」を内装材に採用し、道路側には出格子や付梁を設置するなど、京町家の外観に仕上げることで歴史的景観の再生に努める。
建物は土地面積103.96~115.65㎡、建物面積90.46~117.12㎡、価格は4,269.6万(地代月額39,921円)~4,590.8万円(地代月額44,410円)。「平成の京町家」認定により購入者は50万円の補助金が受けられる。賃借権は期間50年、更新可。入居予定は2015年10月。
創建グループ 国交省「住宅情報の蓄積・活用推進事業」に採択
創建は7月6日、会員システムによる住宅管理・運営を行なう同社グループの日本戸建管理と共に開発した「家ドック」システムが国土交通省の「インスペクションによる住宅情報の蓄積・活用推進事業」に採択されたと発表した。
同システムは、一戸建ての管理サービスを行なう「家ドック会」が、国交省が策定した「既存住宅インスペクション・ガイドライン」に準拠した約200項目にわたるインスペクションを毎年行い、戸建て所有者が住宅の維持管理を行なうための家歴書を作成、適切なアドバイスを行なうもの。家歴書を保存・蓄積することで中古住宅の活性化や品質向上を促進するのが目的。空き家問題についても対応できるよう検討していく。
「家ドック会」の会費は月額1,000円。1年継続するごとにリフォーム工事などに使用できる10,000円の割引サービス券を発行することで、会員は将来の修繕費用として積み立てることができる。
現在、入会者は約70名。同社はモニター会員300名を今年度に募集し、今年度以降1,000名以上の入会者を目標にしている。
ポラス 景観、コミュニティ重視の松戸「オレンジプロジェクト99」街開き

「グリーンビンゴ」 専門家に説明を受ける参加者
ポラスグループの中央住宅は6月13日(土)、千葉県松戸市の学校跡地で開発を進めている戸建て住宅「オレンジプロジェクト99」の街開きを行い、入居者ら27家族約100人が参加した。コミュニティを醸成し、住民自身が街の緑の維持・管理できるようにするのが目的で、「花の路を作ろう」「夏の庭仕事」など、NPOの専門家をアドバイザーにワークショップを開催した。
「オレンジプロジェクト99」は、松戸市の「新松戸地域学校跡地有効活用事業」として小学校跡地38戸、中学校跡地61戸の合計99戸を開発するもの。市の公募プロポーザルに同社の提案が選ばれた。多世代にわたって住みたくなる「安定型住宅」、美しい街並みを維持する「住民参加」の街づくり、住民のコミュニティを育む「ワークショップ」の開催、「子育て応援住宅」などが評価された。景観を維持するための協定も結ばれている。
物件は、JR武蔵野線・つくばエクスプレス南流山駅から徒歩13分、松戸市新松戸7丁目に位置する全99区画。土地面積は124.98~132.3㎡、建物面積は97.3~109.92㎡、現在分譲中の住戸は 4,350万円。構造は木造2階建(在来工法)。
今回イベントが行われたのは小学校跡地の38戸。4,200万円台~4,300万円台が中心で、分譲開始は昨年7月。入居開始は今年2月から始まっている。残りは5戸と好調。
中学校跡地61戸も好調で残りは7戸。

舗道は透水性のブロック、手押し井戸ポンプも設置されている
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同社の戸建て住宅の街開きやイベントなどを取材するのは数度目だが、今回は舗道やコモンスペース、敷地内に植えられた中高木・草木の名前を当てる「グリーンビンゴ」ゲームがメイン。全部で16種あり、あらかじめ用意された見本と照らし合わせながら4×4のマス目に名前を書き込んでいき、縦横、斜めの名前が正解ならビンゴとなり、鉢植えなどがプレゼントされる。
記者も入居者と一緒に挑戦してみた。名前は次の通り。ブルーベリー、ローズマリー、ベニバナ、オリーブ、ヒメリンゴ、ヤマボウシ、オレンジ、ジューンベリー、ハナモモ、ベニバナトチノキ、シマトネリコ、ガマズミ、ハナミズキ、コブシ、フェイジョア、カツラ。
これがなかなか難しい。記者は樹木の名前は知っているほうだと思うが、いつも見ているのは成木。今回植えられていたのはほとんどが幼木だったので、当てるのに悪戦苦闘。自信を持って名前が付けられたのは数本しかなかった。入居者の方々と教え合いながら全部名前を付けたが、ヒメリンゴ、ヤマボウシ、ガマズミ、カツラが不正解だった。イベントに参加した入居者の方もほとんど自力では名前を付けられなかったはずだ。
しかし、今回街開きを行った小学校跡地の38戸の規模で、これだけのたくさんの、しかも実がなる中高木(もちろんこのほかにもたくさん草木が植えられていた)が植えられているのがいい。
名前当てに精力を使い果たしてしまったので、肝心の戸建てのチェックが甘くなってしまったが、ニチハ「エコ外壁」、無垢のフローリング「WOODONE」、無垢の建具、コルク材など自然素材がふんだんに採用されているのがいい。外観は南欧スタイル。
よく売れているのも納得だ。販売に際しては、プロジェクトの意義、ワークショップを定期的に開くことなども丁寧に説明して納得の上で購入してもらう姿勢を取っているという。
く
草花の育て方について専門家から説明を受ける参加者

⑨はみんなよく知っているオリーブ

街並み
旭化成ホームズ 築30年の二世帯住宅の満足度90% 孫への継承5割
旭化成ホームズの二世帯住宅研究所は5月26日、同社が供給した築30年前後の二世帯住宅を対象にした「30年暮らした家族による二世帯住宅の評価と住まい継承の実態」調査をまとめ報告書として発表した。
調査は、築30年前後を経た二世帯住宅の約半数で親世帯(建設当時)が逝去するなど世代交代期を迎えていることから、親世帯の介護を経験した子世帯や祖父母同居で育った孫から見た二世帯住宅の評価や、住まい継承の実態を明らかにするのが目的。1983~86年に建設された二世帯住宅1,642件を対象に行なわれ、有効回答は243件。建設当時66.5歳だった親世帯は88.3歳 、子世帯は37.2歳から66.3歳。報告書はA4判138ページ。
調査の結果、子世帯による二世帯同居の総合満足度は90%以上と評価が高いこと、親世帯がともに死亡した子世帯の76%が親の介護を経験していること、親-子-孫へと次代へ確実に継承されていることが分かった。
二世帯同居でよかった理由では、「親の老後の世話」「安心して旅行や外出ができる」などが上位に挙がった。また、耐震性・耐久性などについては極めて高い満足度を示した一方で、洗濯機は二つ設置することや世帯間のプライバシーに配慮すべきとの声も寄せられた。玄関は一つでいいという声も多く寄せられた。
二世帯住宅の継承では、1983~86年に建設された住宅1,912棟の現存率は93.3%に当たる1,783棟、オーナー居住率は90.2%の1,725棟に達することが分かった。単身孫(平均31.8歳)の69%は「そのままリフォームして受け継ぎたい」と答えるなど、実家継承意向が強いことが報告された。
発表会に臨んだ同社取締役常務執行役員マーケティング本部長・川畑文俊氏は「当社が最初に二世帯住宅を提案してから40年。子育て、介護など課題解決の一つとして提案してきたが、意図してきたことが間違いでなかったことが分かった。報告書は今後の研究の一助にしていただきたい」と話し、二世帯住宅研究所所長・松本吉彦氏も「われわれの取り組みは果たして大丈夫かと心配もしたが、検証の結果、正しいいことが分かった」と語った。
また、報告書の執筆者でもある千葉大大学院教授・小林秀樹氏は「二世帯住宅の約5割が孫の世帯に受け告げられるという調査結果にびっくりした。普通の住宅は1割くらいではないか」と評価した一方で、二世帯住宅を有効に活用するためシェアハウスやグループホームへの一部転用を可能にする法整備が必要などと話した。
創建 北海道産の無垢材「カラマツ」を戸建て柱材に採用

「カラマツ」の出荷
創建は5月8日、含水率を8%程度に抑えた北海道産の無垢材を一戸建て「ルナ越谷レイクタウン」で採用すると発表した。
北海道夕張郡栗山町の「栗山町ドライウッド共同組合」が導入する新しい乾燥技術「コアドライ」を用いた産地証明付き無垢材「カラマツ」を柱に採用。ルナ越谷レイクタウンで4棟を着工した。
含水率を8%程度にすることで、ねじれ・曲がりを大幅に抑え、集成材と同様の優れた寸法安定性を実現した。
ルナ越谷レイクタウンは、JR武蔵野線越谷レイクタウン駅から徒歩15分、越谷市越谷レイクタウン1丁目に位置。土地面積は150.00~196.87㎡。建物は平成27年5月中旬~6月中旬に完成する予定。

上棟時(赤みがかったカラマツ材)
野村不動産 戸建て戸数 三井不レジに並ぶ 今期トップへ
野村不動産の分譲戸建てがついに三井不動産レジデンシャルを捉え、今期は追い越す可能性が高まった。
三井不動産が5月11日発表した平成27年3月期決算によると、三井不動産レジデンシャルの戸建て分譲は売上高485億円(前期比10億円減)で、戸数は899戸(同17戸減)、1戸当たり単価は5,406万円(同19百万円減)、完成在庫は100戸(同18戸増)となった。平成28年3月期は戸数800戸を見込んでいる。
一方、先に決算発表を行なっていた野村不動産の戸建て住宅は計上戸数859戸(前期比141戸増)、完成在庫64戸(前期は5戸)で、戸数で三井不レジにあと40戸まで迫った。平成28年3月期は850戸を予定しており、目標通りだと三井不レジを抜くことになる。
大手デベロッパーの戸建ては三井不レジがトップを独走していたが、ここ数年、野村不が急追。ついに並び、今期は抜き去る可能性が高まった。
トップの座を明け渡すことになりそうなことについて三井不動産・富樫烈経理部長は「他社に抜かれるかもしれないが、そんなに意識しているわけではない」と余裕を見せた。ただ、野村不も年間1,000戸くらいをコンスタントに供給していく構えだが、それ以上は難しいとしており、当面は〝2強〟のつばぜり合いが展開されそうだ。
三井不と野村不に大きく引き離されている住友不動産、三菱地所レジデンス、東急不動産なども供給を増やしている。
三菱地所ホーム〝うちだけのエアロテック〟武器に注文・富裕層向けに攻勢
三菱地所ホームは4月23日、全館空調システム「エアロテック」の販売20周年を機に、建物販売価格は据え置きで、「オリジナルHEMS(ヘムス)」と「太陽光発電システム(1.8kW)」をツーバイフォー工法(木造)の注文住宅に標準搭載すると発表。同時に、都心部の富裕層向けに木造、鉄筋、コンクリート、鉄骨など工法を問わない特別注文住宅「エクストラ」を担当する設計チームも設置したと発表した。
「エアロテック」は、同業他社に先駆けて同社が1995年に発売開始した1棟まるごとの空調をコントロールするシステム。同社の試算によれば、45坪換算で発売当初の一般住宅の年間冷暖房費が約20万円だったのに対し「エアロテック」は約12.1万円と大幅に光熱費を削減した。現在は、一般住宅が約10.7万円に対し、「エアロテック」は約6.36万円となっている。
今回標準搭載する商品は、バージョンアップとコストダウンにより実現したもので、太陽光発電パネル10枚(67.5万円)を追加し、エネファーム(88万円)を搭載することで-12.6GJ(エネルギー量を測る国際単位)の「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー住宅)」を実現する。
「エクストラ」設計チームは、同社の非木造建築で20年以上の実績・経験のあるプロを結集。都心部の富裕層やこだわり層の多様なニーズ応えていく。坪単価150万円以上の高額住宅にも対応する「Platinum selection」(プラチナセレクション)部門も新設する。
発表会に臨んだ加藤博文社長は、「当社は知名度も低く、年間500~600戸くらいの受注しかないが、〝便利・安心・安全〟に対する熱い取り組みは誰にも負けないし、全館空調のパイオニアの自負もある。富裕層向けやリフォームにも力を入れ、2014年度の売上高280億円、リフォーム30億円を2020年にはそれぞれ380億円、100億円に引き上げる筋肉質の組織を構築する」と話した。
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加藤社長は数分間のあいさつの中で、「自負している」「誰にも負けない」「他社にはない」「うちだけ」などを連発した。
記者もうなずいた。同社が「エアロテック」を発売して、ある大手デベロッパーが分譲戸建てに採用したのを見学して〝間違いなくヒットする〟と確信したのを覚えている。同社の営業マンから「お客さんのミリ単位の要求に応えられるのはうちだけ」という話も聞いている。
それだけ素晴らしい商品と〝三菱地所〟のブランドを背負いながら、他社に圧倒的に負ける年間500~600戸というのはいかにも少なすぎる。
少なすぎるということは、飛躍的に伸びる可能性も秘めているということだ。同社にエールを送りたい。工法を問わない特別チームもいい。お客さんは工法などにそれほどこだわっていないと思う。ハイブリット工法だ。(〝やっぱり表面・肌は木がいい〟と思ってくれると嬉しいのだが)
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発表会が行われた新丸ビル10階の会場に入った途端に記者は落ち着きをなくした。
何と用意されたテーブルは精緻な竹製ではないか。座った椅子も竹製だ。椅子も机も竹製というのは、飲み屋以外経験がない。
もう、会見はそっちのけで、どこの竹だろうか、地所ホームは国産材の利用に力を入れているので国産だろうか、いやそんなことはない中国だろう、三井の億ションには竹が用いられていたが地所はなかったはずだ、机は折り曲げできないのか、パイプ机と比べたらどれくらい高いのか、お尻が痛いのが難点だ、昔お金持ちの同級生の女の子は座布団を敷いた、田舎の竹は今が旬のはずだが…などと思考が右往左往。
それにしても一昨日はリッツ・カールトンの個室トイレや宴会場の設備仕様に気を取られ、昨日は三井ホームの自腹の「カフェ×90」に浮足立った。今日は竹だ。
会見後、会場でもらった「ECOOZZERIA」(エコッツェリア協会)のパンフレットをもらった。2007年5月に設立された社団法人だ。いい仕事をしている。同業の記者の食事の誘いがなければ受付の女性からじっくり説明を聞いていたのに…残念。
三井ホーム 30代~40代前半の新世代向け新商品「SONOMA(ソノマ)」

「SONOMA(ソノマ)」
三井ホームは4月22日、「健康住宅」がキーワードのフリー設計商品「SONOMA(ソノマ)」を4月25日(土)から沖縄を除く全国で発売すると発表した。
「暮らし方から考えるオーダーメイド」をコンセプトに、ポスト団塊ジュニア世代を中心とする30歳代から40歳代前半の「無理をせず等身大で生活する。しかし自分の好きなことにはとことんこだわる」という価値観を意識し開発したオーダーメイド住宅。
外観の素材には防・耐火処理をほどこした木を随所に採用したほか、北欧の木製サッシ、北米のウエスタンレッドシダーの内装材、木製バルコニー、木製プランター、レンガ、ガラスなど自然素材を多用。
プランニングでは、セミクローズなデッキ、家族と友達などと一緒に使えるキッチン、ゆったりくつろげるピットリビング、こだわりのプチ・スポット、ひとりの時間を過ごせるプチ・リュクス、プチ・ライブラリーなど、新世代の「好き」に訴求する提案を行っている。
昨年12月から流山おおたかの森モデルハウスで公開しており、3月までに20棟を契約済み。
延べ床面積180.89㎡(54.71坪)のプロトタイプの本体工事価格は32,169,000円(坪単価587千円)から。年間販売目標は200棟。

リビング
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記者は、同社商品開発部長・天池英男氏が商品開発の経緯について語り始めたときの「カフェ×90」に敏感に反応した。天池氏は、商品開発担当者が自腹を切って約90カ所のカフェめぐりをし、商品企画に生かしたと話した。。同じような話は「川越」の住宅展示場でも聞いた。川越では丹念に街を歩いたという。
カフェを90カ所もめぐるというのは大変な作業だ。いったい何人がどれだけの日時をかけたのか聞いた。天池氏は「約6カ月間で、担当者は2人。うち1人が9割くらいを回った」と話した。
さもありなん。たくさんの人が見て回ったら、みんな考え方が異なるはずだから、万国旗、積み木の部屋のようなプランになる。中心となる担当者は少ないほうがいい。
自腹というのもいい。会社のお金だとどうしても「すぐに成果を出さないと」といったプレッシャーがかかるし、結果、万人受けする当たり障りのないものしかできない。自腹だと、何の制約を受けない自由な発想ができ、おもしろいプランが生まれるのだろうと思う。
記者も同じだ。昨日はSBIモーゲージの取材でリッツ・カールトンのことを書いたが、記者は〝究極のマンション〟はホテルだと思っているので、名だたるホテルは自腹で利用するようにしている。どこを見ようが見まいが勝手だし、勝手だからこそ意外なものが見えてくる。
天池氏は面白いことをもう一つ話した。その9割がたのカフェめぐりをした担当者はどこをチェックするのかという問いに、「ディティールはあまり見ない。全体の空気感みたいなものを捕える」と話した。
なるほど、〝木を見て森を見ず〟とはよく言ったものだ。機会があったらモデルハウスを見学しよう。その9割がたを見た担当者は4月に異動になったという。これまた残念。そういう人に会いたい。

プチ・ガレージ

プチ・ライブラリー

