宙に舞う東急リバブル大槻監督
東急リバブルが2年連続5度目の総合V-日本不動産野球連盟(略称:RBA、主催:第三企画)第36回野球大会(第9回国土交通省不動産・建設経済局長杯)総合優勝戦、水曜ブロック優勝チーム・東急リバブルVS日曜ブロック優勝チーム・青山メインランドが6月22日(日)、東京ドームで行われ、東急リバブルが5-1で勝利し、前回に続き2年連続5度目の総合優勝を果たした。5番高岡は水曜ブロック準決勝戦から3試合連続7打席連続安打の大会新記録を樹立。2番手のエース井上がピンチをぴしゃりと締めた。青山メインランドは2回、丹羽投手が高岡に安打を許したあと突如制球を乱し5四球を与えたのが痛かった。打線は再三好機をつくったが、あと一歩及ばず。残塁は11個。
東急リバブルは2回、1死から5番高岡が右中間超え2塁打を放ち、続く3者連続四球で先制。さらに野選と2者連続四球と犠飛で4点追加。この回一挙に5点を奪った。3回は2死1、2塁から8番近藤の中堅前安打で2塁走者の6番濱が本塁を突いたが憤死。6回には主砲の1番竹内が2死から左翼越え2塁打を放ったが得点ならず。
高岡は、水曜ブロック準決勝戦-決勝戦と今回の総合優勝戦の初打席まで9打席連続安打の大会記録を樹立。右翼手の近藤は7回、長打を阻む超美技(わが西武の長谷川並み)でスタンドを沸かせた。
先発のかつてのエース〝不惑〟坪井がドーム初先発。2回に4四球を出し1失点、なおも1死満塁のピンチに、前大会で9回ノーヒット・ノーランを達成した2年目エース井上が登板し、2者を討ち取った。井上は前試合を含め12回を無安打に抑えた。
青山メインランドは惜しまれる敗戦。5点先取された2回の裏、5番柴田から3連続四球で満塁とし、続く8番鈴木は三振したが、9番久保が四球を選び1点を返した。しかし、ここで登板した井上に1番角田は三振、2番田口は投手フライに倒れた。それ以降は5回の1死満塁、6回の1死1、3塁(のはずが安打を放った鈴木が2塁を欲張り封殺され2死3塁に)、7回の2死3塁、8回の1死2塁の得点機をことごとく逸した。
丹羽投手は2回、高岡に2塁打を打たれたあと突如制球を乱したのが悔やまれる。強打のリバブル打線から三振を6つ奪ったようにストレートに威力があった。走者を出してからのセットポジションに課題がありそう。
〇大槻監督 まずは、多大なる御尽力を賜りこの場所を整えて頂きました第三企画久米代表をはじめ、スタッフの皆様に、この場を借りて心から感謝御礼を申し上げます。ありがとうございました。試合結果は5-1と点差はついたが、力量差は紙一重、厳しい試合になるのは想定内。それでも1点差で勝つ、負けるとは考えていなかった。みんなよく頑張った。守備力を強化してきた成果が出た。応援団を含め関係者の方々に感謝したい
大槻監督
〇濱主将 いいところが出た。明日から気持ちを切り替え、次大会に備えたい。一戦必勝
濱主将
〇高岡 7打席連続ですよ(確かに凄い。プロ野球は、1991年のレイノルズ(大洋)が4試合にわたって続けた11打数連続安打が最多だそうです)
高岡
〇坪井 年? 今年41歳。ノヒット・ノーラン? 俺が打たれて途切れたら、井上にバトンタッチする(試合前。その通りになった)
〇井上 調子はめっちゃよかった。飛ばし過ぎた。守備にも助けられた。打順間違え? わかっていましたよ(改めて記事化するが、青山メイン佐藤は7回に四球を選び最後の打者になったが、8回の先頭打者に立ち三振。両軍ベンチとも気がつかなかったので記録は有効。1-0-0になるはずが、2-0-0になった)
井上
〇近藤 もうボロボロ(7回の青山メイン角田の飛距離にして80mくらいの右翼線ぎりぎりのフライを飛び込んで好捕。わが西武の長谷川クラス。しばらく立ち上がれずベンチに。顔面は血がにじんでいた。大事には至らなかったようだ)
〇伊田(ベンチの新人) あれは内野安打(5回の青山メイン田口の当たりは安打かエラーかで見解がわかれた。記者も判断がつかなかった。主審は「安打でしょ」と話した)
伊田(左)と米窪
〇松本大樹 56歳。打ちたかったが、展開的には代打も難しかった(大樹晩成の夢は次大会に持ち越し)
松本
○東急リバブル取締役専務執行役員・中北均氏 総合優勝戦に出場できる、こんな名誉なことはない(試合中)。みんな自らの持ち場、役割を果たした。よく踏ん張った。とても嬉しい(試合後はナインをねぎらった)
中北氏(左)と大槻監督
●山梨監督 負ける時はこんなもの。残塁が多すぎた(11個)。しようがない。打順間違え? 全然気がつかなかった。スコアラー? その前に用事があり帰っちゃった
●佐藤 打順間違え? 7回はカウント3-2から四球だと思ったが、8回は先頭打者としてアナウンスされたのでそのまま打席に立った
佐藤
久米信廣大会委員長 不動産・建設・住宅、三業界の親睦と繁栄と発展の36年間、今年が日本不動産野球連盟主催の最後の大会となります。参加企業は200社。累計試合数4000試合、登録選手は数万人。本年参加企業の売上高総額90兆円の大会、ありがとうございます。来年からは、国土交通省より後援を頂き、一般社団法人トライビジョン主催の大会へと継続され、大会運営を担当させていただくことになりました。引き続き、よろしくお願いいたします。
東急リバブルナイン
青山メインランドナイン
東急リバブル5-1青山メインランド
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 合 計 | |
東急リバブル | 0 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | |
青山メインランド | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
【東急リバブル】
順 | 位置 | 選手 | 1回 | 2回 | 3回 | 4回 | 5回 | 6回 | 7回 | 8回 | 9回 | 打 | 安 | 点 |
① | 中 | 竹内 | 三振 | 四球 | 中飛 | 左二 | 三飛 | 4 | 1 | 1 | ||||
② | 左 | 吉安 | 右飛 | 四球 | 三邪 | 遊飛 | 3 | 0 | 1 | |||||
③ | D | 半田 | 中飛 | 左犠 | 三安 | 左安 | 3 | 2 | 1 | |||||
④ | 捕 | 奥富 | 一ゴ | 三振 | 遊飛 | 四球 | 3 | 0 | 0 | |||||
⑤ | 一 | 高岡 | 中二 | 一飛 | 遊飛 | 一ゴ | 4 | 1 | 0 | |||||
⑥ | 三 | 濱 | 四球 | 中安 | 三振 | 三振 | 3 | 1 | 0 | |||||
⑦ | 遊 | 星川 | 四球 | 四球 | 三振 | 三振 | 2 | 0 | 0 | |||||
⑧ | 右 | 近藤 | 四球 | 中安 | 二飛 | 2 | 1 | 1 | ||||||
8 | 右 | 中松 | 一邪 | 1 | 0 | 0 | ||||||||
⑨ | 二 | 羽方 | FC二 | 一飛 | 投ゴ | 四球 | 3 | 0 | 1 | |||||
合 計 | 28 | 6 | 5 |
◇牽制死 半田(7回) ◇走塁死 濱(3回)
投手 | 回数 | 安打 | 三振 | 四死球 | 失点 | 自責点 |
坪井 |
1回1/3 |
0 | 2 | 5 | 1 | 1 |
井上 | 6回2/3 | 5 | 6 | 4 | 0 | 0 |
【青山メインランド】
順 | 位置 | 選手 | 1回 | 2回 | 3回 | 4回 | 5回 | 6回 | 7回 | 8回 | 9回 | 打 | 安 | 点 |
① | 中 | 角田 | 三振 | 三振 | 四球 | 右飛 | 3 | 0 | 0 | |||||
② | 遊 | 田口 | 死球 | 投飛 | 三安 | 中三 | 3 | 2 | 0 | |||||
③ | 三 | 冨田 | 三ゴ | 三振 | 死球 | 四球 | 2 | 0 | 0 | |||||
④ | 捕 | 小林 | 一邪 | 左飛 | 一邪 | 三振 | 4 | 0 | 0 | |||||
⑤ | 一 | 半田 | 四球 | 左飛 | 三振 | 2 | 0 | 0 | ||||||
打 | 齋藤 | 投ゴ | 1 | 0 | 0 | |||||||||
⑥ | 右 | 藤原 | 四球 | 左飛 | 左安 | 左二 | 3 | 2 | 0 | |||||
6 | 走 | 松室 | 0 | 0 | 0 | |||||||||
⑦ | D | 山梨 | 四球 | 二ゴ | 三振 | 2 | 0 | 0. | ||||||
打 | 新井 | 三ゴ | 1 | 0 | 0 | |||||||||
⑧ | 左 | 鈴木 | 三振 | 一ゴ | 中安 | 左飛 | 4 | 1 | 0 | |||||
⑨ | 遊 | 久保 | 四球 | 0 | 0 | 1 | ||||||||
9 | 遊 | 佐藤 | 三ゴ | 四球 | 三振 | 2 | 0 | 0 | ||||||
合 計 | 27 | 5 | 1 |
◇走塁死 鈴木(6回) 藤原(6回) ◇失策 冨田(4回)
投手 | 回数 | 安打 | 三振 | 四死球 | 失点 | 自責点 |
丹羽 | 8 | 6 | 6 | 8 | 5 | 5 |
3試合7打席連続安打を放った東急リバブル高岡
東急リバブル新人5人組
応援席(東急リバブル)
応援席(青山メインランド)
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