
杉山氏(「Fendi Casa(フェンディ カーサ)」記者発表会で)
コスモスイニシア安治川監督から「(自らの失策は)焦ったわけではなく、攻めた結果です。各選手の悪い結果だけでなく、良かったところも記載していただきたいです。みんな一生懸命やっているので」とのメールが届いた。
失策とは、1塁を大きく離塁した打者走者を刺そうとして1塁へ悪送球した場面だったと説明した。
なるほど。同じような場面を記者は三井不動産リアルティ-ポラスの試合で見ている。タイブレークの場面で、ポラス平野捕手が1塁走者を刺そうとした球が悪送球となり失点した。平野捕手は「小さいころからずっと捕手。刺す自信があるからあのようなミスを犯す」と悔やんだ。捕手としての条件反射なのだろう。刺せると判断しても、悪送球するリスクを恐れて投げなかったら捕手として失格ということだろう。相手の安西監督は平野捕手を絶賛した。ワンバウンドのボールをことごとく前で止めたからだ。
記者はこれまで、試合結果を中心に記事にしてきた。同時進行の形で数試合が行われ、試合終了後も次の試合が控えているので、そうならざるを得ない側面はあるのだが、安治川監督からのメールを機に、野球の結果だけでなく人に焦点を当てて記事にする機会を増やすことにする。38年間も大会を取材してきたのは、野球部の皆さんは、記者がなれなかった野球選手としてリスペクトすべき人格者だからだ。取材対象者は、それこそ綺羅星のごとく存在するはずだ。
コスモスイニシアの野球部では優勝したリクルートコスモス北関東(当時)の面々や華麗な守備を披露した田村氏、チームを引っ張った竹松氏、鴛海氏、吉村氏などが強烈な印象として残っている。安治川氏もその一人になりそうだ。チームワークがいいのは伝統だろう。
さて、人に焦点を当てたRBA関係の記事を一つ。RBA野球界を代表する〝名物男〟の一人、リストアセットマネジメント投資営業部部長と、アークラス常務取締役の2つの肩書きを持つ杉山正樹氏(47)だ。杉山氏がどのような経歴の持ち主かご存じない方も多いだろうから、いくつか記事を添付する。
杉山氏とは先日(10月27日)、リストデベロップメントの「Fendi Casa(フェンディ カーサ)」記者発表会でお会いし、取材が終わってから酒を飲みながら歓談した。
記者は「11月11日のRBA野球大会では多分、リストと東急リバブルが準々決勝戦で対決する。接戦になるはず。相手の投手はい投手なので、杉山さんが打てるかどうかは分からないが、プレッシャーを与えることはできる」と話したら、「今の野球部との交流はないが、クラブチームに属して野球は行っている。時間がとれれば出場してもいい」と語った。
山中主将!あなたとどっちが打てるか分からないが、杉山さんに出場するよう勧めていただきたい。杉山さんも出場すれば、リバブルの井上投手と竹内選手が自分の全盛時と比べどっちが上か下か分かるはずだ。
◇ ◆ ◇
言うは易く行うは難し-前段で「人に焦点」と書いたが、人物の取材はとても難しい。扇谷正造(1913年-1992年)は、人物を取材する際は、小説家や学者先生などの作品をすべて読破するなど、人となり・経歴などを事前に調べて取材に臨んだという。材料が不足しているときなどは、対象者の住む近所の八百屋や魚屋などに聞き取り調査し、場合によってはゴミ箱を漁ったという。今でも著名なライターは、50項目くらいの個人的な質問(例えばセックス回数)を用意してインタビューするそうだ。
野球部の皆さん、記者はそんなことまで聞く勇気はないので安心していただきたい。どんどん声をかけていただきたい。安治川さん、いかがか。
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