「BLUE FRONT SHIBAURA」1階商業エリア
野村不動産は8月28日、東日本旅客鉄道と共同で開発を進めている国家戦略特別区域計画の特定事業「BLUE FRONT SHIBAURA」の「TOWER S」を9月1日にグランドオープンするのを前に低層商業エリアのメディア向け説明会・内覧会を開催した。商業エリアはS棟の1~3階部分で、この日公開されたのは1階の6店舗と2階の16店舗(3階は4店舗)。配置されている観葉植物のほとんどは本物。目を楽しませてくれる。
説明会の冒頭、野村不動産ホールディングス取締役兼執行役員都市開発部門長・黒川洋氏は、「実際に見ていただいて、食べていただいたほうがいいと考え、これまで商業施設は伝えてこなかった。満を持しての公開。コンセプトは〝都市の利便性と自然の豊かさが響き合う『TOKYO&NATURE 』。飲食が中心で、これまで力を入れてきた『GEMS(ジェムズ)』の実績を踏まえ、今までにないものにもチャレンジした。おいしい個店力があり、メニューはスタンダード。気軽に利用でき、定番だけどうまい。施設全体は9月1日にグランドオープンするが、もう一つの『TOWER N』の開発も控えており、全体竣工の2030年を頂上とすれば五合目」と語った。
商業エリアはTOWER Sの1階から3階までの合計約1,000坪、27店舗、約770 席(屋内約540席/屋外約230席)で構成されており、そのうち約7割は飲食店。ダイニングホールというひらかれた商業エリアが開業し、「まちのコミュニティハブ」としての役割も担う。野村不動産コマースが運営する。来春には増強も予定している。年間来館者目標は70~80万人。
1階のGREEN DINING HALL(グリーンダイニングホール)は6店舗。カウンターやソファ、テラス席など多様な約350席から複数店舗のメニューをモバイルオーダーできる。「PARK」スペースは終日飲食物を含めて持ち込み可能。「RESORT」スペースも17時までは飲食物を含めて持ち込み可能。
2階はCANAL DINING HALL(キャナルダイニングホール)とRESTAURANTSからなり、CANAL DINING HALLは8店舗。海風を感じるテラス席など約420席。日中はフードコート形式で、17時以降はレストラン方式になる。RESTAURANTSは8店舗約230席。
3階のSHOPS&CAFÉは4店舗。野村不動産のシェアオフィス H¹T(エイチワンティー)も入居している。
2階商業エリア エントランス
1FGREEN_ランチ_屋外
2FCANAL_ディナー
2FCANAL_モーニング_テラス
SOBA LABO集合写真
沖縄料理 なんくるないさーと芝浦すしわさび出張所
◇ ◆ ◇
説明会後の13:40~16:00は自由内覧形式で、1・2階の24店舗が試食を提供した。記者の一押しは1階の「芝浦 牡蠣屋」。やや小ぶりだが生牡蠣は1個440円。一般的な料金の半値だ。日本酒は60㎖352円から。
2階の麻婆豆腐、担々麺が看板メニューの「炎麻堂」もいい。ご飯にも合うが、紹興酒にぴったりだ。店では「澄龍」のボトルが販売されるが、値段は8,000円とか。飲みたいが手が出ない。
もう一つは、ポップアップエリアで開催される9月1日から9月30日までの期間限定イベント「Seavege-Neighbors 海とつながる暮らし はじめよう」。合同会社シーベジタブルによるもので、普通の青のりの6倍の香りがする「すじ青のり」は絶品だ。
そして何よりいいのが、施設内には本物の観葉植物がふんだんに配置されていることだ。17時までは飲食物を含めて持ち込み可能な「RESORT」スペースは文字通りリゾート気分が味わえる。
牡蠣3個で1320円
麻婆豆腐定食
「RESORT」
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