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総合地所 長島

  1 2 3 4     合 計
ケイアイスター不動産    
総合地所    

 

ケイアイスター 「初回から打者一巡」空転

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初回から打者一巡のはずだったが…ケイアイスター渡部

 総合地所のスポークスマン兼野手石井から次のメールが届いた。そのまま紹介する。

 総合地所が接戦を制し、昨年コールド負けした相手に雪辱を果たした。2回表に先制を許すが、その裏にピッチャー長島自らの2塁打でチャンスを作ると、今年加入の新戦力、7番橋戸のライト線を抜ける2塁打で同点に追いつく。

 その後試合は膠着したが、6回裏、3番高橋のヒットと盗塁でランナー2塁のチャンスに、同じく新戦力4番鈴木のレフト前タイムリーで1点リード。これが決勝点。長島は再三得点圏にランナーを背負うも要所を締め7回を1失点。ベテランと新戦力の活躍で3年ぶりの勝利を果たした」

 試合前、記者は長島としばし歓談した。話は10年前の第16回大会の長島が37歳のときに遡った。

 相手チームは忘れたが、グラウンドは大宮だったと思う。長島は7回1死まで完全試合ペース。当時の守りは〝ザル〟。しかし、この日に限って奇跡的にエラーはひとつも出なかった。長島の頭脳的なピッチングが光った。判官贔屓の記者は完全試合達成を祈った。

 ここでとんでもない当たりが飛び出した。7回1死から、次打者の当たりそこねのゴロは複雑な回転をしながら1塁ファウルグラウンドを転がったが、迷走台風のように突然向きを変えネズミ花火のように投手方向に向かった。長島はそのネズミをグラブで叩きつぶそうとした。ところが無情にも球は逃げた。長島は1塁に送球したがセーフ。試合は、次打者が併殺だったか、結局、長島は7回完封勝ちした。

 〝俺がルールブックだ〟の記者は長島のエラーにすることもできたが、内野安打にした。長島であろうと誰であろうと、あの打球を処理してアウトにするのはできないと判断したからだ。あれをエラーにしていたら今の内野安打の数は半減するはずだ。当時の記者の判断は間違っていないと思う。長島も「あの打球はどうしようもなかった」と安打の判断に納得した。

 これまで同じような転がり方をした球を投げたのは長島のほかに三井不動産の志村、力建の大條の投手しかいない。それほど長島は素晴らしい快速球投手だった。長いRBAの歴史の中で7回完全試合達成者は1人しかいなかい。

 その後、長島は勝てなくなり、その年の3回戦でチームは、三井不動産リアルティ相手に3回で0-36、1イニング28打者連続失点という記録的大敗を喫している。勝ったのはそれから7年後の最弱チーム同士の対決となった第23回大会の三菱地所ホーム戦だった。その試合は5回を2安打完封した。

 そして今回。10年間で3勝目だ。相手は昨年、0-7でコールド負けしていたチームだ。

 敗れたケイアイスター不動産・渡部主将は試合前、「初回から打者一巡を目指そう」とナインに檄を飛ばした。試合後は「大口を叩いてすいませんでした」とうなだれるしかなかった。杉山監督は仕事で欠場。「2日の試合はないと思い、予定を入れてしまった」と、当日の夜、電話口で話した。つまり、杉山監督は初戦の住友林業に負けるとは全然考えていなかったということだ。渡部主将は仕入れのトップ。エース浅見は取締役に就任したそうだ。就任祝いの祝杯を上げる前に苦汁を飲まされた格好だ。

 いったい長島はどのような投球をしたのか。以前も今回のような強豪相手だと無類の力を発揮した。

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総合地所ベンチ

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サヨナラ勝ちしたミサワホーム東京

  1 2 3 4     合 計
積水ハウス京葉      
ミサワホーム東京 2X      

 

 ミサワホーム東京が逆転サヨナラ勝ち。2-3の6回裏、5番の代打山田雄が四球で出塁、2盗に失敗したが、ここからチャンスをつくる。6番の代打保田が四球、続く古市が敵失で好機をつくると8番の明大硬式野球部出身の新人米山がサヨナラ3塁打を放った。

 初回は3番の酒田南-東洋大の新人高橋が3塁打を放ち、敵失で1点先取。1-3と逆転された3回には高橋が再びタイムリーを放ち1点差に追い上げた。

 先発の佼成-農大卒の新人渋井は強打の積水京葉打線を3点に抑える好投。

 積水京葉は痛い星を落とした。2回、8番加藤のタイムリーで同点とし、3回には主砲の佐藤が2点2塁打を放ち逆転したが、追加点を奪えなかった。

 生田は調子がいまひとつなのか、制球に苦しみ4四死球を与えた。

●生田 僕のことを買いかぶり。今日は討ち取れる気がしなかった。四球? 勝負できなかった

●ナイン 遠藤部長、堂原監督、山崎の3人の欠場が痛かった

恐るべしミサワの新人カルテット 優勝も夢ではない

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左から谷屋、高橋、米山

 ミサワの新人が大活躍した。打線では3番を打つ左打者高橋は並みの選手ではない。3回、カウント2-2からの生田が投げた内角低めのストレートを見事に右翼にはじき返した。サヨナラ打を放った米山の打撃は見ていないが、2打席目も外野に飛球を飛ばしている。米山も左利きだ。1番を打つ谷屋も新人で安打を放ち、盗塁も決めている。

 渋井も相当の力がありそうだ。大学では内野手だったそうだが、佼成学園では投手として4回戦まで進出している。中学では世田谷西のチームで全国大会に出場しているとか。

 積水の生田は試合後、「そんなに打たれていない」と話したが、3回、高橋に自慢のストレートを打たれ明らかに動揺していた。その後の寺泉、海野に連続四死球を与えたが、高橋に打たれたのが相当応えたと記者は見た。甘い球では決してなかった。

 最終回に連続四球からピンチを招いたのもそれまでのダメージが大きかったからだろう。生田が弱音を吐いたのを初めてみた。

 高橋、米山が期待通りの活躍をし、渋井が強打の積水京葉打線に通用することが分かった。エース古市も負けていないはずだし、寺泉、海野、山田雄らの若手にベテランの保田もいい働きをした。旭化成ホームズを倒すのはこのチームかもしれない。

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完投した渋井

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アイドルのミナミちゃん

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生還した高橋を迎える内村監督

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がっくりの生田(左)と大多和

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オークラヤ住宅 金子

  1 2 3 4     合 計
住友林業      
オークラヤ住宅      

 

オークラヤ目黒 相手の出鼻くじく初回の2つの盗塁阻止

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オークラヤ目黒(左)と保立

 オークラヤ住宅が丸山-川上の好継投で完封勝ち。先頭の金子が全2得点をたたき出した。住友林業は2安打に抑えられて試合にならなかったが、失策が失点につながり2併殺の拙攻。鈴木監督はこの日も欠場。強豪らしからぬ戦いで完敗。

 オークラヤは3回、この回先頭の9番佐藤が敵失で出塁。続く金子の適時2塁打で1点先取。5回にも敵失で出塁した加瀬の代走・舟見をまたも金子の犠飛で生還。

 先発の丸山は5回を2安打に抑える好投。最終回は新人の川上が四球で走者を出したが、最後の打者を三振に切った。

 初回、四球で出塁した相手先頭の山田、安打で出塁した2番石井厚の2盗を阻んだ目黒の肩が相手の出鼻をくじいたのも大きかった。

 住友林業は石井厚が謎の先発回避。〝のび太くん〟こと西野が先発。3安打に抑える好投を見せたが、野手陣が足を引っ張った。自責点はゼロ。放った安打は石井厚と日馬の2安打のみ。2併殺を食らい、2つ盗塁死。散々の試合となった。

○中嶋 丸山は普段より変化球のコントロールがよく、ストレートも低めに来てた

●長岡 監督? 今日も仕事。石井の先発回避? ドクターストップがかかった(石井の登板回避は鈴木監督の指示か。監督がいたら頭から湯気を出したはずの試合)

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オークラヤ住宅 丸山

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オークラヤ住宅 川上

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オークラヤの〝ドラえもん〟こと大川(ただ太っているからだそうだ)

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「俺がのび太だ」(住林 西野)

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オークラヤ住宅 応援団

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ミサワホーム東京 神奈川のナイン&応援団

  1 2 3 4     合 計
ミサワホーム東京 神奈川         20
三菱地所ホーム        

 

三菱地所ホーム 予選敗退 5年間の勝率は.090

消費税率10%下回るのはほぼ確定

 ミサワホーム東京神奈川が大量20点を挙げ5回コールド。三菱地所ホームは撃てず守れず。鈴木監督の抜けた穴はとてつもなく大きい。24時間全館空調「エアロテック」の素晴らしい商品に見合うチーム再生を目指してほしい。

 初回のミサワの攻撃を少し見たが、地所ホームの投手も野手もあれでは勝てない。昨年は大和ハウスに勝ったが、平成22年から今年の大会までの5年間の勝敗は1勝10敗、勝率.090。このままでは消費税率以下になってしまう。

 今年3月、同社の「渋谷ホームギャラリー」を見学したが、素晴らしかった。

 西貝社長!お願いですから、商品に見合うとまでは言いませんから、予選で1勝くらいできるチームにしてください。平成22年から今年春までリーグ記録の76連敗をしている東大よりまだましですが、RBAでは連敗を繰り返していたセキスイハイム不動産は7年ぶりに勝利しましたし、御社と互角だと思っていた総合地所は昨年旋風を巻き起こしたケイアイスター不動産を倒しました。〝史上最弱〟のレッテルの汚名だけは返上してください。

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「どうだ! 調整はばっちり」ナイス正木

  1 2 3 4     合 計
ナイス           16
日神不動産          

 

 ナイスが4回までに大量16点を奪い大勝。エース正木が1失点完投。日神不動産はいいところなく完敗。予選敗退が決まった。

 ナイスは初回、1死1、2塁から主砲の横澤の適時打で先制、その後、押し出しと内野ゴロでこの回3点。2回には敵失と2つの四死球に横澤、福島の長短打で3点追加。3回にも4安打と四死球などで打者一巡の猛攻で一挙7点を奪い試合を決めた。

 エース正木は大量点に守られ余裕の完投。

 日神不動産はベテラン吉松が先発したが、序盤に大量失点。戦意喪失。予選敗退が決まり、津端の最年長勝利投手の記録は来年以降に持ち越しとなった。

○城戸監督 この前は正木は投げていない。芦澤が先発だった。正木は大丈夫

○横澤 今日は先取点と2点2塁打ですよ(さすが主砲)

●ナイン マンションが好調で忙しくて…(まぁ、仕事のせいにするのはいいか)

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ナイスの主砲横澤

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「やめてよ、やめてよ」(ナイス芦沢と福島)

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「すごい球だった。そんなに古くないのに…」村尾のミットを突き破った正木のストレート

 

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満塁弾を放った宇田川を迎えるみずほ信ナイン

  1 2 3 4     合 計
みずほ信不動産販売      
ポラス      

 

 ポラスが逃げ切り。初回に挙げた大量8点を守りきった。みずほ信不動産販売は終盤、宇田川が満塁弾を放ち反撃したが、初回の大量失点がこたえた。

 いつもエンジンがかかるのが遅いポラスがどうしたわけか初回に8点を奪った。エース岩瀬は途中から「疲れた」といい左翼を守ったが、満塁弾は頭上を越されたのではなかったか。

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みずほ信 宇田川

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みずほ信 中村監督

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打席に立つスミカの新人斉藤

  1 2 3 4     合 計
スミカ      
東急リバブル      

初陣スミカ 新人小澤投手は制球に課題残す

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スミカ 小澤

東急リバブルが快勝。主砲河野が先制の決勝打を放った。谷貝投手は1四球を与えたのみで2安打完封。初陣スミカの小澤投手はストレートに威力があるが、力みからか高めに浮いたところを痛打された。

 リバブルは初回、四球で出塁した山田を2塁に置いた2死から4番の主砲河野が痛烈な2塁打を放ち先制。続く古屋の適時打で1点追加。3回にはこの回先頭の2番河添が3塁打を放つと、続く横田の犠飛で貴重な追加点を奪った。

 谷貝投手は決め球のフォークが低めに決まり完封。山田捕手との呼吸もぴったりだった。2試合連続して安定したピッチングを見せた。

 初陣スミカは闘志が空回り。新人の小澤投手は制球を乱したのが全て。落ち着いて投げれば強豪でも抑える力があると見た。

 打線では4番の新人斉藤は振りが鋭く、3打席とも外野に運び、3打席目は安打を記録。

○山田 僕のレギュラーの座が危ないと書かれたが、そんなことはない(確かに。今日のリードはさすが。谷貝は序盤、山田が外に構えたストレートがことごとくシュート回転していたが、内角ぎりぎりに決まり、決め球のフォークが低めに決まった)

●ナイン この前のリバブルさんの試合は偵察済み(谷貝攻略法は見いだせなかったのか)

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「まだまだ、若いもんに負けないぞ」リバブル山田

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旭化成ホームズ今野

  1 2 3 4     合 計
三菱UFJ不動産販売        
旭化成ホームズ        

 

 旭化成ホームズが5回コールド勝ち。初戦を落とした山本監督はナインに気合を入れるためか、エース今野を先発させ、自らマスクをかぶり、相手を足でかき回した。今野は1安打完封。三菱UFJ不動産販売は足攻めに屈した。

 初回の攻撃に勝ちに徹した動きを見せた。先頭の北寒寺はカウント3-0からショートゴロエラーで出塁。盗塁と2番佐藤の犠打エラーでまず1点。佐藤は2進。続く松井の適時打で2点。さらに松井の盗塁と5番横田の投手ゴロ(スクイズか)で3点目。

 2回にも3つの四死球と走塁、敵失などを絡めてノーヒットで3点追加。3回には北寒寺の内野安打と3つの四死球でダメ押しの2点。3回まで放った安打は2本のみだったが、8点を奪った。

 先発は篠永ではなく今野。省エネ投球。5回を9番打者に許した安打1本と1死球、奪5三振完封。

 三菱UFJ不動産販売は相手が悪かった。中山投手は四死球を連発し、野手陣も足を引っ張った。予選敗退が決まった。

○今野 ノーヒット・ノーランは狙っていませんから。山本監督は全然衰えていない(山本監督は昨年マスクをかぶっていないはず)

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旭化成ホームズ山本監督

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Vサインむなしく予選敗退 三菱UFJ不動産販売

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子をいじめすぎたことを反省しているのではありません。こみ上げる嬉しさをかみしめているだけです。大和ハウス大内

  1 2 3 4     合 計
コスモスイニシア        
大和ハウス工業        

 

コスモスイニシア惨敗 「千尋の谷」底から這い上がる元気なし

 大和ハウス工業がコスモスイニシアを一蹴。3回までに9点を奪い、5回コールド勝ち。ここ数年はいいところがなかったかつてのエース大内が5回参考記録ながら完全試合を達成した。

○大内 勝利投手? 多分6年振りくらい。(旭化成ホームズの)今野とは同期。彼が頑張っているので、俺も頑張らないと

○ナイン 主砲の市川は2三振

●辻井 申し訳ございません。練習あるのみ。来年を見ていてください

●宮本 8月にはマンション「武蔵新城」のモデルルームをオープンします。これは自信作

 双方の戦力からして大和ハウスがやや優勢だが、乱打戦になると予想していた。結果を聞いてびっくりした。まさか「親」がこれほどまでに「子」を痛めつけるとは。これでは「千尋の谷」ではないか。世の中は親子の断絶が進む一方で、親離れできない子、子離れできない親も増えるなどいびつな構造になっているが、いったい、この試合結果をどう見たらいいのか。

 コスモスイニシアも情けない。遠慮などいらない、といいたいのだが、頼みの吉村が抜けて大幅戦力ダウン。抵抗する力はなかったということか。

 試合後、女性応援団の一人がナイン相手に打撃練習をしていた。来年は正選手として登録すれば、誰かのレギュラーの座を奪えるのではないかと思うほど、ハイヒールの靴を履きながら駆けずり回り素晴らしい当たりを飛ばしていた。大内だろうがトミーだろうが、ビビッてまともに投げられないのではないか。

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来年はレギュラー入りするかも コスモスイニシア女性応援団(ソフトではなく野球をやっていたとか)

 

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好投したパナホーム中澤

  1 2 3 4     合 計
パナホーム      
東京建物不動産販売      

(ジャンケンでパナホームの勝ち)

東京建物不動産販売 頼みの〝隠し球〟高島 故障発生

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東建不販 高島(故障は長引きそうに見えた。それとも…)

 パナホームがしぶとくジャンケンで勝ちをものにした。6-1でリードして最終回を迎えたパナホームは東建不販にその裏一挙5点を返され同点に追い付かれた。延長サドンデスでも決着がつかず、結局、大会ルールによってジャンケンとなり、3-1で勝利した。

 東建不販は、初戦で好投した〝隠し球〟高島が先発したが、肩か肘を故障したようで、投球にならず2回途中で降板。急きょ稲富が登板して4回まで5個の三振を奪う好投を見せたが、3番手(中嶋か)が打たれた。

○赤羽根監督 野球は何があるか分からない。次も勝ちます

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赤羽根監督

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初回、同点に追い付いた東建不販(左は通風で先発から外れた主砲伽覧、その右が稲富)

 

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