
「仲通り綱引き大会2025」から
大丸有エリアマネジメント 都道・千代田区道 占用(使用)許可件数の推移
| 年 度 | 都道行幸通り | 区道仲通り | ||
| 件数 | 日数 | 件数 | 日数 | |
| 2017年度 | 8 | 37 | 45 | 111 |
| 2018年度 | 10 | 43 | 52 | 121 |
| 2019年度 | 12 | 71 | 43 | 90 |
| 2020年度 | 4 | 35 | 22 | 94 |
| 2021年度 | 7 | 87 | 23 | 132 |
| 2022年度 | 13 | 45 | 40 | 171 |
| 2023年度 | 18 | 63 | 45 | 191 |
| 2024年度 | 19 | 62 | 41 | 194 |
| 2025年度 | 23 | 63 | 31 | 178 |
| Av. | 11.4 | 55.1 | 38.9 | 138.0 |
※行幸通り 件数⇒月内同一コンテンツは1件とカウント 日数⇒設営美を含む
仲通り 件数⇒月内同一コンテンツは1件とカウント 日数⇒同一日に複数案件を実施しても1日とカウント

「仲通り綱引き大会2025」から
以前は東京駅北口近くのビルに勤務していたこともあり、この10年間ずっと不思議に思っていたことが一つある。仕事(取材)や私用でいつ訪れても、何らかのイベントなどで〝開放〟されている道路-千代田区道の「丸の内仲通り」(都道だと思っていたのだが)のことだ。
公園もそうだが、道路も私的に利用することは禁止されている。占用許可を得るためには、気が遠くなるほどの道路法による詳細な規制をクリアしなければならない。許可を受けずに道路を占用した場合は、1年以下の懲役又は30万円以下の罰金が科される(道路法第32条)。
別表は、大丸有エリアマネジメント協会の協力を得て、都道・行幸通りと千代田区道・丸の内仲通りの道路占用許可件数の推移を見たものだ。丸の内仲通りのこの9年間の平均占用件数は38.9件、占用日数は138日で、年間の37.8%が何らかのイベントなどで使用されている。2023年度と2024年度は年間の半数以上に達している。〝開かずの踏切〟という言葉があるが、それとは真逆だ。こんな道路は全国どこを探してもないのではないか。銀座の歩行者天国は年間約105日〜110日とされているので、それよりも1か月分くらい多い。
この占用件数・日数はどのような意味を持つか、許可権者の千代田区に聞いた。2024年度のイベントなどの道路占用許可件数は134件(1日未満含む)、2025年度は105件(1日以上)だ。
許可件数のうち約30%を丸の内仲通りが占めていることになる。これほどイベントが区道を〝占拠〟して、車利用者から苦情はないのか区の担当者に聞いたら「そのような声は聞いていない」とのことだった。
道路占用(イベント)と、様々な経済指標との関連性は不明だが、エリアマネジメントの嚆矢となる大丸有エリアマネジメント協会(リガーレ)が設立されたのは2002年で、三菱地所「丸ビル」が完成したのも同年だ(「新丸ビル」は2007年)。その後の同協会の動きはホームページで確認していただきたい。
丸の内仲通りは、永代通りと交差する地点から南に下った有楽町駅に近い晴海通りに至る総延長約1.2㎞の区道だ。三菱地所設計のホームページには、元三菱地所設計代表取締役副社長執行役員・東條隆郎氏によるコラム「街の居間となった丸の内仲通り| INSIGHTS」には次のような記述がある。
「かつての丸の内をご存知の方は、ここ数年の整備改修による仲通りの劇的変化に驚かれていることだろう。この変化は2002年、新しい丸ビルの完成とともに始まったが、その改築計画がスタートした当時、丸の内はビジネスマンが行き交う街であった。特に午後3時以降は、ビルの1階に入居していた金融機関や証券会社の店舗が窓口を閉め、仲通りはシャッターが閉められるような街となっていた。また、休日ともなるとほとんど人通りのない静かな街であった」
「現在の仲通りは幅員21m、両サイドのビルは高さ31mで軒線が揃い、地面は落ち着いた色調の斑岩が歩道・車道ともにリズミカルな模様に敷き詰められている」
「丸の内仲通りの歴史を紐解けば、この呼称が使われ始めた大正7(1918)年頃には、幅員は7間(約12.m)で、仲通りに面し「仲九号館」といったビル名称の頭に「仲」のつく3階建ての煉瓦造りの事務所が軒を連ねていた」


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