長谷工グループ 第4回「長谷工の森林」CSR活動に70名参加
「長谷工の森林(もり)」プロジェクト
長谷工グループ9月29日(土)、長野県茅野市の「長谷工の森林(もり)」で第4回森林整備活動を実施した。
「長谷工の森林」プロジェクトは、創業80周年記念事業の一環として2017年にスタートしたCSR活動で、長野県茅野市と和歌山県田辺市で開催している。
4回目となる今回はグループ社員とその家族70名が参加。地元業者による大木伐採のデモンストレーション見学と森林内散策を行いながら、生物多様性の意義や重要性を学んだ。
積水ハウス 第三フェーズは「健康」「つながり」「学び」 仲井社長 夢を語る
仲井社長
積水ハウスは8月7日、メディア向け2018年度2Q 経営計画説明会を開き、仲井嘉浩社長が第4次中期経営計画「BEYOND2020に向けた長期ビジョンについて〝住に関する夢〟を1時間以上にわたり語った。
仲井社長は2019年度1月期第2四半期決算については「予想通り」と総括し、多くの時間を長期ビジョンの説明・展望に当てた。
コア事業のビジョンについては、「当社は2020年に60周年を迎えるが、第一フェーズはシェルター機能を備えた〝安心・安全〟を提供し、第二フェーズは〝快適性〟を追求してきた。そして次の30年を志向した第三フェーズは、人生100年時代を背景にIoT、ITなどの先進技術を取り込み、〝世界一幸せな場所〟を提供するパートナー企業になる」と展望。
具体的商品として、新しいライフスタイルの基盤となる「健康」「つながり」「学び」という無形資産を具現化した第一弾の「プラットフォームハウス」を2020年から発売すると話した。
国際事業については、国内の「請負型」「ストック型」「開発型」の3つのビジネスバランスが取れてきたことを受け、海外でも展開していくとし、その実験としていくつかに事業着手していると語った。
また、「ESG(環境経営・社会性向上・ガバナンス向上)経営ビジョン」については、「Eではリーディングカンパニーとしてゼロエネルギー住宅で世界をけん引したい。Sでは女性の活躍なくして成長はない。ダイバーシティを成長のドライバーとしてさらに積極化する。Gでは社内の風通しを良くするのが肝心で、現場で汗をかいている社員の声、アイデアを取り込んでいく」と締めくくった。
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これまで仲井社長の話を直接聞く機会は少なかったが、阿部俊則会長に負けず劣らずの口達者な方だという印象を受けた。
今の世の中は、経済的にも政治的にも文化的にもどんどん委縮し、善と悪も生と死も愛と憎しみも背中合わせ、紙一重の、どちらか判断が付かないという意味で記者は「白内障の世の中」ではないかと悲観的に考えている。住宅だって、家とも呼べない貧しい家が増殖するばかりで、マンションも普通のファミリーは都内23区で取得が難しくなってきている。
しかし、仲井氏の話にはそんな暗い世界はみじんもない。語ったのは「人間愛」であり「幸せ」「夢」だった。〝ベランダがドローンの発着場になる〟〝家庭に備えられている3Dプリンターでおばあちゃんからの贈り物が受け取れる〟〝寝たままで健康管理ができる〟などと語った辺りでは笑うしかなかった。
なぜ夢が語れるのか。やはり「家」に特化し、ぶれることなく深耕してきたのが結果を生み開花し、そしてまた、「白内障の世の中」であるからこそ明確な方向性を示す事業が異彩を放っているのかもしれない。
〝幸せ(人間愛)〟のさらなる追求に期待 積水ハウスがわが国初の「幸せ」研究所(2018/7/27)
「人間愛」「夢」「無形資産」を語る 積水ハウス仲井社長 入社式訓示(2018/4/1)
「働き方を変える集合住宅」がテーマ 長谷工コーポが学生コンペ
長谷工コーポレーションは8月24日、建築を志す学生を対象とした第12回「長谷工 住まいのデザインコンペティション」を実施すると発表した。
コンペは、社会貢献活動の一環として2007年から実施しているもので、今回のテーマは「働き方を変える集合住宅」。長時間労働や少子高齢化に伴う労働人口減少、保育や介護との両立などの問題が生じ、働き方が社会問題となっている一方で、中古マンションの販売数が新築を超えるなどストック型社会への移行が顕在化し、シェアハウスや民泊など、所有せずシェアするという概念も現れてきていることから、働き方を変える創造的な集合住宅を提案してもらうのが狙い。
審査委員長は隈研吾氏(隈研吾建築都市設計事務所代表・東京大学教授)が務める。
応募資格は2018年12月31日時点で学生であること。賞金は最優秀賞(1点)が100万円。登録・作品提出締切は2018年11月13日(火)必着。登録方法はデザインコンペティションホームページhttp://www.japan-architect.co.jp/haseko/2018/へ。
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ワクワクするようなテーマだ。記者は普通のファミリーが無理なく質が高い(基本的には広さ)住宅を取得できることを願っているのだが、世の中は閉塞感が充満し、どんどん逆方向へ突き進んでいるとしか思えない。「マンションは『駅7分以内』しか買うな!」なる本が売れる時代だ。
その流れを止め、本流に戻すためには働き方改革しかないと思っている。しかし、政府が目指す働き方改革は「働き方改革こそが、労働生産性を改善するための最良の手段である。生産性向上の成果を働く人に分配することで、賃金の上昇、需要の拡大を通じた成長を図る『成長と分配の好循環』が構築される」(働き方改革実現会議)とあるように「生産性の向上」が大前提であり、一人ひとりの働き方が優先されるわけではない。残念ながら「生産性の向上」に〝貢献〟できる労働者はごく限られた人に過ぎないのではないか。圧倒的多数派の経営者も労働者も回し車のネズミと化すのではないかと記者は危惧する。
このような時代の流れを建築系の学生さんがどうとらえ、「働き方」そのものを変える集合住宅にどうチャレンジするか。
同社は、結果を「新建築」2019年2月号とコンペティションホームページ上で発表するとしているが、是非とも審査模様をメディアに公表してほしい。驚天動地のプランが出現するのではないか。
三井不動産 三井ホームの株式を公開買付 完全子会社化・上場廃止へ
三井不動産は8月3日、東証第一部に上場している三井ホームの普通株式を公開買付けにより取得すると発表。三井ホームも同日、公開買付けに賛同すると発表した。三井不動産は三井ホームの完全子会社化を目指し、三井ホームは上場廃止となる予定。公開買付価格は1株980円。公開買付の下限は6,847,000株。
三井不動産は連結子会社の三井不動産リアルティとともに、東証第一部に上場している三井ホーム株式を38,124,919株(所有割合57.53%)所有している。
東急リバブル 新CM放映開始 梅沢富美男さんが専務役で登場
新CM 「パパと専務編」
東急リバブルは8月3日、新CMの放映を同日から開始すると発表した。
同社は2014年から、ぐっさんこと山口智充さんを起用したCMシリーズを展開しているが、CMは今年で5年目を迎え、開始当初は小学生だった長男(ユータ)は中学生に、次男(ジロー)、長女(サッちゃん)もそれぞれ成長したことから、子どもの成長や家族構成の変化により、お客様の不動産売買に関するニーズも変わってきたことを微笑ましい作品に仕上げたという。
新CMは「嫉妬編」と「パパと専務編」の2作品。「パパと専務編」には、父の上司役として梅沢富美男さんが登場する。
新CM「嫉妬編」
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「パパと専務編」を観たかったのだが、同社によると同編は8月6日(月)の公開前には見せられないということだった。梅沢さんがどのような言葉を発するのか。まさか「アンビ・リバブル」なんて手垢にまみれた洒落を飛ばしはしないだろう。「君はリバブルが働き方改革でもっとも先進的な取り組みをしていることなど知らないだろ」とでも放つか。
積水ハウス 男性社員の1カ月以上の育児休暇完全取得を宣言 現状は2日
積水ハウスは7月26日、ダイバーシティ推進の取り組みを一層加速させるため、「男性社員1カ月以上の育児休業完全取得」を宣言し、2018年9月1日より推進すると発表した。
3歳未満の子を持つ男性社員全員が子の誕生から3歳に達する日までに1カ月以上の育児休業を取得し、最初の1カ月は有給とする。進捗率も毎年開示するとともに、取り組みへの理解と円滑な導入が図れるよう社内サポート体制を整備し、その一環として、対象社員やその上司が育児休業取得に向けて、具体的な計画を立てられる研修などを実施していく。
現状の男性の育児休業取得日数は2日にとどまっているという。
〝幸せ(人間愛)〟のさらなる追求に期待 積水ハウスがわが国初の「幸せ」研究所
河崎氏
積水ハウス株式会社は7月27日、企業では日本初となる幸せを研究する「住生活研究所」を8月1日付で開所し、所長には河崎由美子氏が就任すると発表した。
同社がこれまでこだわり続けてきた安心・安全・快適などといった主に機能性、効率性に重きを置いた研究テーマに加え、「健康」「家族のつながり」「私らしさ」「生きがい」など「楽しさ」「役立ち」を新たなテーマに加え、積水ハウスの「S」も含めた〝住めば住むほど幸せ住まい〟という「S」の韻を踏んだ人生100年時代の「幸福感」を追求する。
当初スタッフは9名で、他部署や外部専門家などを含めた約100名の大所帯となる。今後、研究成果などを発信していく。
河崎氏は、同日行われた記者説明会で、「共働きが多数派になった現在、家族の空気感も変化した。家族の時間は大事だが、自分の時間も大事。『家事労働』はあまりいいイメージがないが、『家事(いえごと)』は幸せの近道であり、それをデザインしたい。収納もキッチンも掃除も室内外とのつながりも幸せな生活につなげることができる。当社の238万戸を超える実績が生きてくる。『幸せ』は個別解かもしれないが、普遍解にもつなげたい」などと語った。「積水ハウスの住宅は幸せであるべき」と力を込めた。
河崎氏は神戸市出身。1964年1月生まれ。神戸大学工学部建築学科を卒業後、1987年4月、同社入社。主な研究テーマは幸せ家事デザイン、キッズ(子育て、子育ち)、収納、食空間、睡眠、ペットなど。
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先日、同社からこの日の記者発表会の案内が届いたとき、「幸せ」をテーマにするとはどういうことだろうと驚いた。「幸せ」は百人百様、みんなそれぞれ考え方が異なる。そんな難しいテーマに企業が取り組むとはどういう意味かと。
しかし、よくよく考えてみると、「幸せ」追求は人類普遍のテーマ(真理)でもある。誰もが「幸せ」を求めて生きている。このテーマに真正面から取り組むハウスメーカー・デベロッパーが出現したのが何よりうれしい。
記者のこれまでの約40年間の取材経験からしても、同社がこの難しい問題にチャレンジする資格は十二分にあると思う。どこよりもバリアフリー、ユニバーサルデザイン、キッズデザイン、環境問題などに真剣に取り組んできた。マンションや戸建てでいえば「5本の樹計画」は他社を圧倒している。質量ともわが国の住宅・不動産業界をリードしてきた。今後の活動に大いに期待したい。
この日の河崎氏が着ていた洋服がまた目もあやな、えもいえぬ「赤」だった。本人に聞いたら「タイシルクです。70代の母が着ていたワンピースをツーピースに仕立て直したものです。〝幸せ〟の継承です」と語った。同社の企業理念は「人間愛」だ。
「指名買い増えた」ブランド力じわり浸透 売上、経常は過去最高 ポラス 2018年3月期
中内氏
ポラスグループは6月28日、2018年3月期の決算説明会・記者懇親会を行った。売上高は1,995億円(前期比103.2%)、営業利益122億円(同92.4%)、経常利益148億円(同107.3%)、純利益42億円(同116.8%)となり、2期連続で増収経常増益を達成し、売上高、経常利益、純利益は過去最高となった。
契約棟数は分譲住宅が2,300棟(同103.7%)、注文住宅が683棟(同84.6%)、マンションが256戸(同100.8%)で、その他賃貸などを含めた合計は3,313棟・戸(同96.8%)。分譲住宅は6年連続で2,000棟を超え、マンション売上高が100億円を突破した。
このほか、プレカット事業は、佐賀工場の稼働で国内5工場体制となり、ロボット導入など生産性向上や非木造住宅の市場も開拓した効果もあり、構造材生産坪数が過去最高を更新した。
説明会に臨んだポラスグループ代表・中内晃次郎氏は、「『西大宮』『浦和美園』など大型かつ特徴的な街づくり提案が市場の支持を得たほか、独自の耐震技術やデザイン提案で大型木造施設建築の受注を拡大し、プレカット佐賀工場の稼働や生産性向上を進めた結果」と、好調な業績の要因について話した。
2019年度は売上高2,050億円、経常利益170億円を目指す。京葉地区での注文住宅の単独展示場を船橋に、柏に新規出展する。浦和美園、西大宮地区では戸建てとマンションの複合開発を拡大する。
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いつも感心するのだが、同社グループは商圏とする都内の練馬、板橋、北、足立、葛飾、江戸川、墨田、江東各区や、さいたま・越谷・松戸エリアの36行政区のマーケットを把握している。自社で詳細な市場を把握し分析しているところは戸建て事業会社では同社だけかもしれない。
2017年度の分譲市場着工戸数は22,025棟で、同社グループは2,439棟で、実に11.1%を占める。本拠地の越谷エリアでは18%くらいに達している。
この市場調査能力の高さが、分譲住宅の価格が市場価格より500万円前後高いにも関わらず確実に伸ばし、シェアを拡大させている要因の一つだろうと思う。
記者が注目したのは、中央住宅社長・品川典久氏やポラス コミュニケーション部マーケテイング部長・伊藤賀一氏が「指名買いの増加が特徴」と、全体として反響はそれほど伸びていないが、来場者に占める成約率の高さを強調したことだ。
配布された決算単短信には「『ルピアコート川口戸塚』(全200戸)が、来場からの契約歩留まり28.9%と販売好調を維持し完売」とある。驚異的な数字だ。
両氏はなぜそうなったかについて具体的に語ったわけではないが、戸建てでいえばリビング天井高を2.7m確保し、外構をしっかり造りこみ、挽き板など木のぬくもりをふんだんに盛り込む商品企画が突出しており、マンションでは「ピアキッチン」その他の設備仕様レベルが総じて高いからだ。
さらに言えば、経営理念がしっかりしており、地域密着、農耕型経営、コミュニティ重視の街づくりなどが本拠地エリアだけでなくその周辺部にじわじわと浸透しているからだといえる。(浦和レッズのスポンサー契約は本業にどれほどの効果があるかは今度聞いてみよう)
そのことを証明するかの発言を品川氏自身が行った。「『宮前平』のマンションだけは売れ行きが悪い」と話したのだ。戸数は33戸で、価格的には相場並みということのようだ。
ひねくれ者の記者はこの発言に刺激された。「川口戸塚」では歩留まりが30%近くに達し、好調裡に完売したのになぜピアキッチンを盛り込んだ人気沿線のマンションが売れないのか-神奈川県で同社がマンションを分譲するのは初めてでブランド力がないと言ってしまえばそれまでだが、果たしてそれだけか。その要因を探れば同社の課題も見えてくるはずだ。近く見学してレポートしたい。
同社には注文もある。報道陣から「郊外マンションは売れないのか」という質問に対して品川氏は「駅に近いのはそうでもないが、遠いのは売れない」と話した。
その通りかもしれない。しかし、それでは同社の戸建ては駅に近いか。徒歩10分圏内の戸数比率は30%もないのではないか。それなのに年間2,000棟を成約している。
〝駅近〟一色の市場をこのまま放置すれば、間違いなく大手にほとんどすべてを握られる。資金力があり、ブランド力がある大手に対抗するには商品企画以外ありえない。同社だったらできると記者は思っている。
そもそも〝駅近〟はデマゴーグとまでは言わないが、一部の腕力のあるデベロッパーの極めて巧妙な世論誘導ではないか。それに乗っかったマスコミも悪いし、便乗しようとする中堅デベロッパーは自分の首を絞めるようなものだといったら失礼か。
マンションは〝駅近〟しか売れず、マンションと同等の市場規模がある戸建ては〝駅遠〟でも売れるのか-これにまともに答えられる人などいないはずだ。
駅から多少遠くても売れるマンションをつくるのがプロではないか。日照が確保されず、交通事故の心配が高く、空気も悪く、嫌悪施設だらけの犯罪の温床にもなりかねない、緑もない、しかも価格が高いそんな子育てに最悪の〝駅近〟マンションに、お金持ちならいざ知らず、生きるのに精いっぱいの庶民までが雪崩れ込もうとしている悲しい現象に歯止めをかけなければならない。国の責任も重い。
品川氏からはいいことも聞いた。自前のマンション販売部隊を立ち上げる計画があるという。今後年間300~400戸を供給するのであれば、直接お客さんから声を聞くことが大事だと思う。これは絶対必要だ。
木崎さん
決算説明会のあとで、同社グループの新入社員で2016年度から浦和レッドダイヤモンズレディース の選手として活躍している木﨑あおいさん(20)が紹介された。埼玉県出身で、ポジションはMF。背番号13。同社広報に勤務する長嶋洸さんの後輩。(羨ましい。どうして同社の野球選手は紹介されないのか。この前、アラフィフの3人トリオが大活躍した)
待つわ〟ピアキッチン4割に設置 レベル高いが一層の差別化を ポラス「浦和美園」(2018/6/2)
野村不パートナーズと野村不リフォームが合併 マンション専有部リフォーム強化
野村不動産ホールディングスは5月29日、同社グループのビル・マンションなどの運営管理事業を展開する野村不動産パートナーズとマンションや戸建てのリフォーム事業が中心の野村不動産リフォームを8月1日付で合併すると発表した。存続会社は野村不動産パートナーズで、社長には福田明弘氏が就任する。
合併により野村不動産リフォームが提供してきた専有部のリフォーム事業を備えることとなる。
2017年3月期の売上高は野村不動産パートナーズが786億円、野村不動産リフォームが34億円。
三井不動産 横浜DeNAベイスターズとスポンサー契約
三井不動産が展開するポスター
三井不動産は5月17日、横浜DeNA ベイスターズと2018年度のスポンサー契約を締結したと発表した。
スポンサー契約を通じ、ベイスターズの地元、神奈川県で運営する大型商業施設「三井ショッピングパーク ららぽーと横浜、ららぽーと湘南平塚、ららぽーと海老名、ラゾーナ川崎、三井アウトレットパーク横浜ベイサイド」で様々なプレゼントキャンペーン・イベントを実施し、ららぽーと・ラゾーナの公式通販サイト「三井ショッピングパーク&mall (アンドモール)」 でも販売キャンペーンなどを企画していく。
その先駆けとして、6 月7日(木)に行われるベイスターズ対埼玉西武ライオンズ戦を冠試合「三井ショッピングパーク ららぽーと&mall ナイター」として開催し、三井ショッピングパーク会員を対象に総計50組100名を招待する抽選・プレゼントキャンペーンを実施する。
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このニュースは、ベイスターズファンの業界紙記者からもたらされた。西武ファンの記者は一瞬、西武ライオンズの間違いではないかと思ったが、まさかそんなすぐばれる嘘をその記者が言うはずないと納得せざるを得なかった。
実は昨日、三井不動産の菰田正信社長に「菰田さんはプロ野球のどこのファンですか」と聞いたが、「公表は差し控えさせていただきます」と返された。なるほど、これが伏線だったのか、まさか…。個人的な趣向とビジネスを混同する菰田氏ではないはずだし、ベイスターズファンの三菱地所・吉田社長と手を握る策略でもないと考える…。
ニュース・リリースを読んで再度なるほどと理解した。強かな計算に基づくスポンサー契約だ。ベイスターズは商売上手でフォン拡大に力を入れているし、地元の有力企業にもかなり食い込んでいるとも聞く。肝心の成績も〝万年Bクラス〟から脱しつつある。昨年はどこでどう間違ったのか、土壇場で読売巨人軍を蹴飛ばし、アンチ巨人を歓喜させる2位に浮上したではないか。
まあ、セ・リーグはどうでもいいのだが、やっぱり三井が西武でなくベイスターズを選択したのは悔しい。その記者は「三菱地所の吉田社長はベイスターズファンであることを公言している。〇〇氏や△△氏…もファン」などと業界では知られた記者とは真逆のひねくれ者を何人かメールに書き連ね、追い打ちをかけてきた。
わが69歳は、熱烈な60年来の西武ファンであることをあちこちでしゃべってはいるが、同じ西武ファンの業界人はごく少数しか知らない。
言い返せないので、「みんな小物。わが西武は吉永小百合さん。ベイスターズにはそんな大物はいるのか」とメールで言い返してやった。するとその記者は「吉永さんに比肩する人はいないですね。桂歌丸さんが限界です」と降参した。ガハハハハ。歌丸さんには失礼だが、わが西武とベイスターズは格が違う。戦歴がまるで大人と子どもだ。一緒にしないでほしい。頭が高い。
しかし、三井も三井だ。どうして西武相手の交流戦を冠試合にするのか。不動産事業が弱い西武鉄道に対する挑戦状か。あれだけお世話になった吉永さんと縁を切るつもりか。ならば受けてやろうじゃないか。西武が3連勝か、最悪でも2勝1敗だろうから、もう勝ったつもりで憐みの目で冷ややかに観戦してやろう。
ベイスターズの皆さん、これで有頂天になってはいけない。契約が「2018年度」になっていることに注目すべきだ。つまり1年契約。未来永劫、ベイスターズを応援するとは三井は言っていない。今年ベイスターズが低迷したら、来年は三井は西武に乗り替えるのではないか。変わり身が速いのが三井だ。埼玉にだって新三郷、富士見、入間、川口、春日部、さいたまに商業施設がある。数では神奈川に負けない。西武とベイスターズが日本シリーズで対決したらどうするのか。西武が優勝したらバーゲンセールをやるのではないのか。こそっと「三井は状況によって他のチームを応援することもありうる」などといった特約を潜り込ませているのではないか。
それにしても契約が巨人でないのが驚きだ。巨人ファンから嫌われ、マンションや戸建てが売れなくなることはないのか。人気とは裏腹に醜聞が絶えず、成績もパッとしない〝読売巨人軍〟も企業広告としては賞味期限が切れ、〝巨人・大鵬・卵焼き〟は死滅し、博物館入りしたということか。
祝〟西武開幕3連勝 三重高ベスト4 住友不動産販売が全面広告に菊池雄星投手起用(2018/4/2)
「三菱地所を、見にいこう。」ナイター 女優の桜庭さんが見事な始球式(2015/9/3)