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 野村不動産アーバンネットは9月26日から「家族の幸せな時間」フォトコンテストを行う。同社の不動産情報サイト「ノムコム」の公式Facebookページ「おうちに帰ろ」(http://www.facebook.com/ouchinikaero)の「いいね!」数が3万人を突破したのを記念するもの。

 応募は、家族の楽しい思い出、笑顔があふれる瞬間、何気ない幸せなひと時など、「家族の幸せな時間」をテーマにした写真をキャンペーンサイトの「投稿フォーム」または「郵送」で。募集期間は2013年9月26日(木)~10月31日(木)。入賞グランプリとしてJCBギフトカード3万円分 (1名)が贈られる。

 応募条件などはキャンペーンサイトhttp://www.nomu.com/ouchi/enjoy/photo/へ。

カテゴリ: 2013年度

 東京建物グループは9月25日、すでに運用している「Brillia 認定中古マンション制度」を拡充し、10月1日から適用すると発表した。拡充するのは①瑕疵担保責任ならびに住宅設備機器保証期間を6カ月間から2 年間に延長②制度の利用条件である築年数を、築10 年以内から築15 年以内に拡大③購入者特典を新設。認定物件を購入し、Brillia オーナーズクラブに入会した顧客にBrillia オリジナル防災リュックをプレゼント-の3点。

 「Brillia」の売主である東京建物、不動産流通を担当する東京建物不動産販売、「Brillia」の管理を担う東京建物アメニティサポートなど東京建物グループが一体となって実施している制度で、東京建物不動産販売にBrillia マンションの売却を任せると制度を活用できる。

カテゴリ: 2013年度

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長谷川氏

松蔭大・長谷川清准教授が中小企業研究会で指摘

 住宅・不動産には直接関係ないが、これからの社会を考える意味で重要と思われるので、先日、「中小企業研究会」(会長:明治大学名誉教授・百瀬恵夫氏)で行なわれた松蔭大学・長谷川清准教授による「英国クレジットユニオンについて」と題する講演を紹介する。

 「クレジットユニオン(日本の信用組合に相当)」は、環境決定論者として知られる英国の社会改革者ロバート・オーエン(1771~1858)の思想を具現化したものだ。他の欧米諸国に比べて導入されたのがかなり遅く、1958年(昭和33年)に北アイルランド・ダブリンで中央協同組合が発足したのが第一号という。低所得者層や移民を対象とした個人向け金融機関だ。

 貸し倒れ比率が5%以上と高いことや、わが国のような利息制限法がないことなどから貸し出し年利は20%以上がほとんどで、預金高もわが国の信用組合・信用金庫の20~30分の1程度だという。店舗も「公民館」などの公共施設を借りているものが少なくないそうだ。

 記者が興味を持ったのは、長谷川准教授が「日本では理解できないだろうが」と前置きして話した「金融排除問題」だった。英国では「当座貯金口座を保有しない」世帯は200万件、「あらゆる形態の信用供与を利用しない」世帯が350万件、「短期・長期のいずれの貯蓄性商品を保有しない」世帯が300万件、「過去5年間に生命保険に加入しない」世帯が450万件あるという。つまり、金融機関から相手にされない・排除されている世帯が「わが国では理解できないほど」多いということだ。

 しかし、長谷川准教授は「わが国でも貯蓄をしていない低所得層が増加している。銀行の預貯金も機械化が進み、窓口対応するケースがほとんどなくなってきた。金融排除問題が近い将来浮上する可能性がある」と指摘した。

 この問題は、住宅・不動産業界とも無縁ではない。金融庁の統計によると、わが国の貸金業は相次ぐ規制強化で業者数は平成11年の約3万から平成25年には約2,000に激減。貸付残高も平成11年の16兆円から平成25年には約8兆円へと半減している。「総量規制」も大きな問題になっているようだ。一方で、消費者金融の利用者は住宅ローンの審査が下りないケースが多いと指摘されている。低所得者の住宅問題とも密接につながってくる。この先どうなるのか。

 もう一つは、社会の希薄化だ。英国では、サッチャー政権による政治改革・規制緩和の結果、所得配分の不平等を測る「ジニ係数」(0~1までの係数で、数値が大きくなるほど不平等が大きい)は70年代は0.2だったのが、80年代以降は0.4に上昇し、現在も高止まりしているという。長谷川准教授は「0.4というのは暴動が起きても不思議でない数値」と話した。

 ジニ係数が一触即発の状況にありながら、英国で暴動が起きないのは、クレジットユニオンによる「コモン・ボンド(共通の絆)」や教会を通じての奉仕活動などが抑止力として働いているのもその一因ではないかと思った。

 わが国ではどうか。幸いジニ係数は0.25だからまだ低い水準にはあるが、「希薄化」「無縁社会」が問題となっている。かつては機能していた「座」「寄り合い」「無尽」は死語となり、「町内会」も行政の出先機関化しているものも少なくないはずだ。マンション管理組合運営で「コミュニティ形成」が大きなテーマになっているのも、コミュニティが欠如していることが組合運営を難しくしていることを証明している。「金融排除」が進行したとき、「コモン・ボンド」「教会」の働きはどこが担うのだろう。

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中小企業研究会

◇         ◆      ◇

 中小企業研究会について少し紹介しよう。同研究会は百瀬氏が30年以上も前に立ち上げたもので、原則として月に1回、中央区新川にある「全国中小企業団体中央会(全中)」の会議室を借りて「例会」を行なっている。全中はわが国の企業の99.7%を占める中小企業420万企業の71.4%を組織しているわが国最大の中小企業団体だ。

 例会では大学教授、研究者、会社経営者などによる講演と質疑応答が行なわれている。講演料も聴講料も無料というのが特徴だ。記者のような、講演の後で行なわれる懇親会(一般は会費約5000円、学生は1000円)目当ての参加者も少なくない。百瀬氏が沖縄・泡盛を全国区に広めた功労者であることから、沖縄酒造協同組合の泡盛古酒が飲み放題というのも特徴だ。普段はそう飲めない古酒が出されるときもある。

◇       ◆        ◇

 継続は力なり。聴講者は少ないときはわずか数十名しか集まらなかったとも聞く。しかし、それでも継続して行なってきた。今年5月の例会では過去最高の100名を超える人が集まった。前回の例会のように、40年も前に学んだ「ロバート・オーエン」を記憶の彼方から呼び戻してくれるから素晴らしい。

 見聞・知見を広げるためにも住宅・不動産業に勤める若い方にお勧めだ。問い合わせは全国中小企業団体中央会 〒104-0033 東京都中央区新川1-26-19 TEL 03-3523-4903 FAX 03-3523-4910 労働政策部長・小林信氏まで。

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懇親会で元住友商事執行役員・松岡嘉幸氏(左)と談笑する百瀬恵夫氏

カテゴリ: 2013年度

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ミサワ 同点のスクイズならず

 みずほ信不動産販売、積水ハウス、野村不動産アーバンネット、住友不動産販売が準々決勝進出-第4回Club-D cup」野球大会が9月18日、大宮健保グラウンドで4試合が行なわれ、ミサワホーム東京神奈川を延長サドンデスで下したみずほ信不販、長谷工グループを7-4で破った積水、ちばリハウスに2-0で完封勝ちした野村アーバン、積和不動産に5-4で勝利した住友不販がそれぞれ準々決勝戦に進んだ。 

 準々決勝戦は三井リアル-野村アーバン、ナイス-住友不版、みずほ信-東急リバブル、積水ハウス-オークラヤ住宅。10月2日に同グラウンドで行われる。

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野村 茂木             みずほ梁島

 みずほ信不販-ミサワ神奈川は、追いつ追われつの展開から4回まで7-7の同点に。延長サドンデスでは、先行のみずほか2点を取り、後攻のミサワも1点を返し、一打逆転の好機をつぶした。

 長谷工グループ-積水は、積水の選手が渋滞に巻き込まれ7人しか最初は集まらなかったが、2回に一挙5点を奪い逃げ切り。長谷工は小刻みに加点したが及ばず。

 野村アーバン-ちばリハウスは、2回に相手の拙守につけこんだ野村が2点を先制。新人茂木投手がそのまま守りきった。ちぱリの篠原投手の粘投は報われず。

 積和-住友不販は、0-0の4回、集中打で一挙5点を奪った住友不販が積和の最終回の反撃を4点に抑え逃げ切った。らなかった。

 

みずほ信不動産販売 9-8 ミサワホーム東京神奈川

  1 2 3 4     合 計
みずほ信不動産販売        
ミサワホーム東京 神奈川        

(5回延長サドンデス)

長谷工グループ 4-7 積水ハウス

  1 2 3 4     合 計
長谷工グループ      
積水ハウス      

(6回時間切れ)

ちばリハウス 0-2 野村不動産アーバンネット

  1 2 3 4     合 計
ちばリハウス    
野村不動産アーバンネット    

 

積和不動産 4-5 住友不動産販売

  1 2 3 4     合 計
積和不動産      
住友不動産販売      

(6回時間切れ)

カテゴリ: 2013年度

 〝東京23 の壁〟3人に1人-オープンハウスは9月18日、東京23区に居住する住宅取得検討者の「23区内への居住志向」は83.5%と高いものの、「購入する自信がない」という人は3人に1人(33.8%)に上っているという調査結果をまとめ発表した。

 調査は、東京23区内に居住していて、住宅購入を検討している30 代~40 代既婚男女200 名を対象に行なったもの。

 購入する自信のない3大理由としては、「資金不足」(60.9%)「価格を理解」(43.8%)「借金への気後れ」(35.9%)があることがわかったとしている。

      ◆      ◇

 調査結果は、このところのマンション価格の上昇を映し出した。23区内のマンション単価は人気エリアでことごとく坪250万円を突破してきており、200万円以下というものも駅近では絶望的だ。グロスにすると20坪で5,000万円以上というのが相場だ。2223坪のファミリー型だと6,000万円近くなる。普通のサラリーマンが無理なく取得できる価格ではない。

 今後も、円安・資材高・職人不足を背景に〝マンション人気〟も加わり価格がさらに上昇するのは間違いない。まだ坪200万円以下のエリアも多い都下、神奈川、埼玉、千葉方面にシフトせざるを得なくなりそうだ。

カテゴリ: 2013年度

 リノベーション中古マンションの販売を手掛けるスター・マイカは913日、「マンション管理組合における議決権行使ガイドライン」を公表した。

 同社は東京都、神奈川県を中心に年間400 室程度の中古マンションをリノベーションし、販売しており、将来の商品となる賃貸中の物件を含めると現在約1200 中古マンション保有している。同社が同一マンション内に複数戸を所有するケースでは、管理組合総会での議案の賛否に大きな影響を及ぼすこともあることから、「ガイドライン」を公表した。

 「ガイドライン」では、同社が保有・管理する不動産の価値の増大を目的とし、「他の組合員の良好な関係を維持し、マンション住民の総意を優先すべく、理事会を尊重した『全体の視点』から判断」し、原則として総会、理事会提案に賛成するとしている。原則として、同社が管理組合総会に出席して意見・質問を述べることなどは行なわないとしている。

 

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本格的な音楽スタジオ3室を併設

 

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「(仮称)西船橋シェアハウス計画」外観(完成予想図)

 日本土地建物913日、同社のシェアハウス第二弾「(仮称)西船橋シェアハウス計画」を着工したと発表。シェアハウス業界では最高水準の共用部をもつ建物で、ホテルライクな広々とした共用部、さらに完全防音仕様の「音楽スタジオ」を併設。個人練習からバンド演奏まで幅広く対応可能な本格的な音楽スタジオを3 を設置した。完成予定は2014 2 月中旬。募集は2014年1月から。第1弾は2012年竣工の「シェアリーフ千歳烏山」(87戸)。

 物件は、東京メトロ東西線西船橋駅から徒歩12分、船橋市本郷町に位置する敷地面積約2,000㎡、建物は5階建て全85室。企業の研修所だった延床面積約1,100坪の建物をリノベーションするもの。

 個室は最低9.6畳大で、最大は15.8畳大。ベッド、冷蔵庫、デスク、椅子、クローゼット、空調、照明が完備。リビング・ダイニングは74畳大、キッチンは49畳大、多目的室は53畳大ある。

      ◆      ◇

 シェアハウスについては、流行のはしりだった十数年前、何件か見学取材をしている。ひと言で言えば玉石混交。ひどいものは、民家を改造したもので、一人の居住スペースは2畳あるかどうか、まるで〝たこ部屋〟(実際にたこ部屋なるものを見たことはないが、おそらくそのようなものだっただろうと想像したのだが)だった。〝火事でも起きたらどうなるのだろう〟とぞっとした。当時は「貧困ビジネス」という概念はなかったが、そのはしりでもあったのだろう。

 これが〝石〟なら〝玉〟は企業の独身寮をリノベーションしたもので、建物も共用施設も充実していた。

 まだ業界などがなかった頃だが、自主規制基準を設置しないと早晩、社会問題になるだろうと思ったものだ。

 あれから十数年。同社のニュースリリースによると、2000年には80棟だったシェアハウスは2011年には836棟に達しているという。国交省などが調査、指導に乗り出しているのは当然だ。劣悪なものは、改造に携わった建築士はもちろん、ガス・水道の供給を止めるぐらいの措置も必要だと思う。

 その一方で、同社のような大手が立派なものにリノベーションするのはよく理解できる。シェアハウスに居住する40歳代の女性は、「居住スペースは6畳大しかないが、リビングなど共用部分がとても充実している。隣の人にはもちろん気は使いますが、共同生活をするのですから当たり前のこと。逆に風邪を引いたときなどは、お互い助け合える」と話している。

 

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「音楽スタジオ」完成予想図

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都民報告会に集まった参加者

「オールジャパンの勝利」猪瀬都知事

 2020年オリンピック・パラリンピック開催都市決定 都民報告会に6000人-東京都スポーツ振興局とオリンピック招致委員会は9月10日夜、都庁都民広場で開催決定の都民報告会を開き、都民ら約6000人とともに招致決定を祝った。

 冒頭、挨拶に立った猪瀬直樹都知事は、「ただいま。ブエノスアイレスから戻りました。皆さんの声援は届きました。みなさん、都民と国民、アスリート、政財界、その他のすべての団体の声援のお陰で2020年のオリンピック・パラリンピックの東京開催が決まりました。オールジャパンのチームが勝ったのです。9月8日は歴史に刻まれます。伝統のあるこの国が新しい歴史をつるのです。希望をつくって、元気を出して頑張りましょう」と呼びかけた。6000人の参加者は万来の拍手と歓声で応えた。

 報告会には水野正人・招致委員会副理事長兼専務理事、太田雄貴・オリンピアン、佐藤真海・パラリンピアなども出席した。

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◇    ◆   ◇

 参加者にオリンピックに期待する声を聞いた。

・25歳の女性会社員 日本全体が明るくなって欲しい

・40代・50代・60代の女性三人組 元気になって欲しい。後世、子ども世代に希望をつなげたい

・お父さんと一緒の12歳の少年 みんなで観戦し、国際交流もしたい。英語? うん、勉強する

・73歳の飲食店経営者 上から末端まで経済効果が波及することを願っている。私は、ここ(新宿)で育った。ここ(都庁)は浄水場だった。最初のオリンピックのときは、板前の修業で全然見ることができなかった。今日は私の誕生日。あと7年、間に合うかどうか

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クス玉割り 

カテゴリ: 2013年度

東京の招致が決まれば選手村が予定されている晴海はどうなるか

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 2020年のオリンピック開催都市がいよいよ8日の未明に決まる。外電によれば東京が有利とも伝えられているが、汚染水問題も浮上している。どうなるかは神のみぞ知るだ。前回も失敗しているだけに何とか招致が決まって欲しいと願うばかりだ。ここでは招致が決まれば選手村が建設され、多くの競技が行なわれる湾岸エリアの中心地、晴海のマンション開発の近未来像を描いてみた。

 ◇      ◆      ◇

 まず、晴海一丁目。ここにはすっかり街が熟成した「トリトンスクエア」がある。敷地面積は約60ha。就業人口約2万人、住宅戸数約2,000戸の商住一体型の複合都市だ。街開きからすでに12年が経過する。オリンピック招致が決まれば、商業施設が大賑わいになるのは間違いない。

 晴海2丁目では、三菱地所レジデンスと鹿島建設が49階建てのツインタワーマンション「ザ・パークハウス晴海タワーズ クロノレジデンス」(883戸)と「ザ・パークハウス晴海タワーズ ティアロレジデンス」(861戸)を分譲中だ。

 「クロノ」は今年11月、「ディアロ」は20164月にそれぞれ完成する予定だ。分譲坪単価は275万円と見られる。中央区アドレスで現時点で最高レベルのマンションでありながら、豊洲や武蔵小杉の単価より安いのは、最寄り駅の勝どき駅から徒歩11分とややあることや、通勤時の混雑もユーザーの決断を鈍らせている要因だ。しかし、招致が決まれば豊洲や武蔵小杉に割り負けするはずはなく、申し込みが殺到する事態になるかもしれない。

三菱地所レジ1,744戸に続き三井不レジは約2,000戸予定

 

 招致でもっとも恩恵を受けるのが三井不動産レジデンシャルかもしれない。同社は昨年11月、約8,800㎡の都有地を約90億円で取得しているが、数年前に隣接地を太平洋セメントから約10,000㎡の土地を取得済みで、合わせて2,000戸ぐらいの規模のマンションになるはずだ。取得額からして原価はかなり安い。招致が決まれば「市場価格」で分譲するはずだ。

 この三菱地所と三井不動産の物件の隣接地には約18,000㎡の太平洋セメントの生コン工場があるが、工場は来年末で稼動を停止することが決まっている。その後の土地利用については現段階では決まっていない。招致が決まれば複合開発となる模様だ。

 

住友不動産は3丁目でSOHO付き1,450戸分譲

 

  晴海3丁目で52階建てツインタワーマンション「DEUX TOURS CANAL&SPA (ドゥ・トゥール)」1450戸を分譲するのが住友不動産だ。詳細は未定だが、分譲開始予定は来年1月。専有面積は44.67123.77㎡。このほかSOHO216区画(32.3457.05㎡)を分譲するのも特徴の一つだ。このエリアでSOHO需要があるのかという声も聞かれるが、招致が決まれば国際的に注目を浴びるわけだから十分売れると記者は見る。

 問題の価格だが、招致を逸すれば坪300万円がアッパーだろう見るが、決まれば320万円でも安いと考えるがどうだろう。同社のマンション分譲が遅れたのは震災の影響が大きいのだろうが、ここでチャンスがめぐってきた。

 この晴海3丁目では、住友不動産のマンションの隣接地「晴海三丁目西地区」では再開発マンションB棟として前田建設工業が33階建て350戸のマンションを建設中だ。同社が分譲するのかデベロッパーに卸すのかは現段階では未定のようだ。住友不動産の動向をうかがいながら事業を進めるということのようだ。

 晴海3丁目ではこのほか1.5haの「東地区」があるが、一部をUR都市機構が取得し再開発計画を進めている。URの資料によれば、招致が決まれば「メインスタジアムの門前町としての役割も期待される」としている。一気に再開発計画が進行するはずだ。

4~5丁目の選手村には恒久住宅5,000戸前後

 

 晴海4丁目、5丁目には、オリンピック招致が決まれば選手村が建設される。招致委員会の資料によれば、都が所有する約40haを含む約44haにユニバーサル・デザインの考え方に基づいて約17,000室が確保される。例示されている居室面積は63㎡の4人用住戸から136㎡の 8人用住戸まで様々なタイプが用意される。全ての住戸にはリビングルームも設けられる。

 選手村用地の所有者である東京都は、公募条件を示し、民間事業者にコンペ方式で建設させることになっている。恒久住宅部分については、大会期間中、大会組織委員会が賃借し、大会終了後の恒久住宅は民間事業者に返却する。民間事業者は、後利用計画に合わせて住宅を改装し、分譲または賃貸することで開発資金を回収する。

 

招致決定すれば開催時には1万数千戸のマンションが完成

 

 いったい恒久利用の住宅規模がどれくらいかは明示されていないが、仮に17,000人を34人で割れば4,3005,600戸ぐらいの計算になる。

 現在、約100haの晴海15丁目にあるマンションは賃貸を含めて約3,300戸。これから建設されるマンションは約5,500戸だ。これに恒久住宅が加われば住宅戸数は1万数千戸になる。アクセスを含めて交通システムをどう整備するかが大きな課題となってきそうだ。財政難の折から地下鉄の延伸までは無理だと思う。BRTBus Rapid Transit)、LRTLight Rail Transit)、あるいは乗り合いタクシーなどの新交通システムが考えられるのではないか。

 

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選手村(完成予想図)

三菱地所レジデンス 全1744戸の「ザ・パークハウス晴海タワー」

前回2016 オリンピック招致失敗時の記事

本日 オリンピック開催地決定(2009/10/2)

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東京ドーム 日ハム-ソフトバンク戦に1200人招待

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子どもた100人が参加したベースランニング

 三菱地所の新CM発表会を兼ねた東京ドームでの「三菱地所を、見に行こう。ナイター」を9月5日取材した。プロ野球日本ハムの主催試合「日ハム-ソフトバンク」公式戦の試合前30分間で行なわれたもので、1万数千人の観客が見守る中、「三菱地所を、見に行こう」のTシャツを着た招待客の子どもたちがグラウンドを駆け巡り、子どもたちによる日ハム・栗山監督、ソフトバンク秋山監督への花束贈呈、CMの主役を務める女優の桜庭ななみさんの始球式も行なわれるなど盛りたくさんな内容。観客の感想も好意的なものが多く、三菱地所も日ハムも招待客も観客も〝3方よし〟のイベントだった。

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受け付け

◇    ◆   ◇

 CMイベントは、日ハム球団の営業サイドから同社に持ち込まれた企画で、同社は新しいCMの発表会とCSR活動の一環である「三菱地所を、見に行こう」を兼ねることで実施に踏み切ったものだと思われる。

 同社グループの三菱地所レジデンスクラブ会員や丸の内のカード会員に参加者を募り、1,200名を招待したものだ。試合開始の30分前、招待客の子どもたち100人がグラウンドに下り、全員がベースランニングを行なったほか、招待客の中から選ばれた4人が栗山監督と秋山監督に花束贈呈した。同社のCMの主役・桜庭ななみさんの挨拶、新CM、始球式の模様がオーロラビジョンに映し出された。イベント終了後は、この日登板予定のない木佐貫投手が子どもたちを見送った。

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ベースランニング

◇    ◆   ◇

  西武ファンの記者は同社の広報から取材の誘いを受けたとき、主旨もよく分からなかったし、日ハム-ソフトバンクの試合など見たくもなかった。ただ、昨年、「三菱地所を、見に行こう」を取材しているので、今回はどのようなものなのかを確かめるために取材した。昨年も感動的な取材が出来たのだが、今回もとても面白い取材ができた。

 グラウンドの降りるのは、RBA野球大会で60回以上も取材しており、アンチ巨人の記者にとって全然面白くないのだが、何と同社の杉山博孝社長が日ハムの関係者らしき人と談笑していた。

 早速、声を掛けた。「社長、どっちのファンですか? もちろん三菱地所ファンですよね」社長が笑った。「もちろん」 聞きもしないのに社長は言った。「プロ野球はアカ(思想ではない)が好きでね」「エッ、広島? どうして」「よくわかんない。僕は東京出身だけどね、小学生のころからのファン」 さらに一言「パリーグは日ハム」「どうして? 」「ハムがおいしい」

 このとき、隣にいた人が破顔一笑した。(秘書らしき人から「取材はお控えください」と言われたが、後の祭り。聞きたいことはすべて聞いた後だった。隣の方は日ハムの社長だった)

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左から杉山社長、竹添昇・日ハム社長、加藤譲・三菱地所専務執行役員、桜庭さん

◇    ◆   ◇

 今回のイベントのCM効果だが、同社の広報マンは明言を避けた。しかし、1,200人の招待客の子どもが東京ドームのグラウンドに降り、ベースを1周できるなんて経験はまずできない。プロ野球は興行でもある。ファンサービスの一環としこのようなイベントを行なうのは大賛成だ。

 観客にとっては退屈な30分かもしれないが、何人かの観客にも声を聞いた。以下に紹介する。

 「選手を絡めたらもっと面白い」「CMソングは結構耳にしている」「赤いTシャツがよかった」「ベースランニングがかわいい。私は子どもはいないが、いたら参加したい」「桜庭さんが可愛い」

 選手の反応もうかがったが、日ハムの陽選手や大塚コーチはとても楽しそうに見ていた。栗山監督は今季の成績がいまひとつなのと昨日はパリーグ史上最長の6時間1分の試合に敗れたためか、終始むっつりとしていた。ウルフの投球練習も見た。やはりすごい。大引選手が2回に満塁弾を放ったところで帰った。試合は11-5で日ハムが大勝。に

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子どもたちを見送る木佐貫投手

カテゴリ: 2013年度
 

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