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「地元を知る番町エリア探索ツアー」(30分コース)

 三菱地所レジデンスは4月23日、同社のマンション居住者などで構成されている「三菱地所のレジデンスクラブ」会員向けのイベント「地元を知る番町エリア探索ツアー」を行い、番町エリアに所在する8物件約40名が参加。参加者は30分、1時間のコースに分かれて番町エリアの歴史・文化人居住跡地を探索した。

 探索ツアーに参加した「ザ・パークハウスグラン三番町」の男性も「ルクセンブルグハウス」の女性も「とても面白かった」と話していた。(双方のマンションともとてもレベルが高いマンション)

 同社はこれまで千代田区で24物件2,436戸のマンションを供給している。三井不動産レジデンシャルも大規模再開発マンションを手掛けているので何とも言えないが、戸数は1、2位を争うのではないか。

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後藤氏

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 イベントは前半が千代田区立日比谷図書文化館の学芸員による「千代田区番町エリアの歴史・文化について」と、千代田区の危機管理課職員による「千代田区の防災対策について」のセミナー。後半が探索ツアーだった。

 記者は30分コースに同行したのだが、日比谷図書文化館の文化財学芸員・後藤宏樹氏の話がとても面白かった。少ない時間ながら、江戸時代の「番町」がどのような場所で、どのような位置・意味を持っていたかを後藤氏は描き出した。

 「番町」は幕府を警護する役割を担っており、一番から六番の組に分かれて警護していたことから今も地名に一番町から六番町まで残っているという。

 一番から六番は単に便宜的に付けたわけではなく、もっとも重要な拠点から番号を付したものだそうで、つまり、現在の半蔵濠に面したイギリス大使館などかあるところが「一番町」で、「二番町」はその西隣で、それからまた北東方向に向かった千鳥ケ淵に面したあたりが「三番町」となり、また東側に向かい「四番町」「五番町」「六番町」となる。「六番町」の東側が「二番町」とつながっている。

 各番町でも「表」と「裏」があり、表があるほうが高台、「裏」が谷に当たるそうだ。この方式に従えば「一番町」がもっとも〝格〟が高いということになる。

 現在の住居表示はどのような方式で丁目・番・号がつけられているのか、何かルールがあるのだろうか。記者は多くの場合、左巻きに「丁目」が付けられているような気がしてならないのだが…。「号」は右回りのようだ。

 と、ここまで書いて気がついた。千代田区に限ってだが、住居表示の丁目は右回りとか左回りとかではなく、皇居を基準にして表示されていることが分かる。皇居から西側のエリアは東から西に向かって1、2、3…と表示され、皇居から東のエリアでは東に向かって1、2、3…と表示されている。北と南も同様だ。皇居に近いほうが丁目の数字は少ない。

 他の区は分からない。法則があるようでない。

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第一部のセミナー

激増する千代田区人口 16年間で61%増 当分続くマンション供給ラッシュ(2016/4/20)

 

カテゴリ: 2016年度

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「シティテラス杉並方南町」完成予想図(左がノース棟、右がサウス棟)

 住友不動産が5月中旬に分譲する「シティテラス杉並方南町」のモデルルームを見学した。敷地面積約9,000㎡の公務員宿舎跡地に建設される駅1分の全298戸で、交通利便性が高いことから人気を集めそうだ。

 物件は、東京メトロ丸ノ内線方南町駅から徒歩1分、杉並区方南二丁目に位置する6階建てノース棟と地下1階・地上10階建てサウス棟2棟の全298戸。専有面積は54.68~85.07㎡、価格は未定だが坪単価は300万円台の後半になる模様。竣工予定は平成29年10月下旬。設計・施工は三井住友建設。

 現地は用途地域が第1種中高層住居専用地域(一部近商)で、公務員宿舎跡地。周辺は戸建て住宅が多いエリアの一角。

 建物外観に特徴があり、全体は白と黒が基調でコンクリート打ち放し風の外壁や木調ルーバー、S-マルチコア、ガラス手すりのコントラストが美しい。コの字型の10階建てのサウス棟にあるエントランスホールは3層吹き抜け。南向きはシンメトリー。ノース棟には保育所、診療所が設置される予定。

 主な設備仕様は、二重床・二重天井、キッチン天板は御影石、ディスポーザ、食洗機、ミストサウナなどが標準装備。間取りが変更できるフレキシブルプランも用意している。モデルルームは「シティテラス荻窪」「シティハウス笹塚レジデンス」と共通。

 販売を担当する同社・白浜健志氏は、「『総合マンションギャラリー新宿館』でいま公開している5~6物件の中で人気は一番高い。交通利便性が評価されている。方南町駅はホームが短く、3両編成しか停まらなかったが、6両直通運行を可能にするため改良工事が行われている。2017年度には完成する。外観に力をいれているのが特徴。『荻窪』のお客さんとはあまり重ならない。わたしのお勧めは『笹塚』。こちらは新宿方面の眺望が抜群」と話している。

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サウス棟

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エントランス

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 白浜氏が話しているように外観デザインが美しい。コンクリート打ち放し風の外壁は一部有孔コンクリが採用されており、風情がある。

 坪単価は未定だが、ほぼ予想したとおりだ。坪400万円はないとみた。380万円くらいかと思うが、白浜氏はもっと高くてもうれそうな顔をしていた。

 「シティハウス笹塚レジデンス」は広告キャッチフレーズに〝都心、圧観。〟と謳っているように西側に新宿新都心がひらける眺望のすばらしさは記者も保証する。

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モデルルーム

隣接するUR賃貸と一体となった3ha超の低層 住友不「シティテラス荻窪」(2016/3/2)

 

 

 

 

カテゴリ: 2016年度

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「クリオラベルヴィ王子」完成予想図

 明和地所が3月中旬に分譲開始した「クリオラベルヴィ王子」を見学した。同社の新ブランド〝ラベルヴィ〟の第2弾で、全36戸のうち21戸が分譲済みで、好調なスタートを切った。

 物件は、JR京浜東北線王子駅から徒歩3分、北区栄町に位置する5階建て全36戸。専有面積は32.68~48.69㎡、坪単価は320万円。現在分譲中の住戸(6戸)の価格は3,398.7万 ~4,496.4万円(35.13 ~48.38㎡)。竣工予定は平成29年3月中旬。設計はいしばし設計。施工は坂田建設。

 現地は準工地域で、建物は内廊下方式で住戸は南向きと北向きがほぼ半々。2重床・二重天井で、天井高は2400~2600ミリ。2LDKは食洗機付き。

 3月19日から分譲が始まっており、これまでに1LDKを中心に21戸が分譲済み。9割が実需。

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 年明けの真っ先に同社の新ブランド〝ラベルヴィ〟第1弾「ラベルヴィ市ヶ谷」を見学した。記者の好きな「ボレロ」の作曲家であるラヴェルと、これまた大好きな「四季」の作曲家ヴィヴァルディを足して割ったような名前にほれ込んだからだ。

 明和地所といえば創業社長の故・原田利勝氏とその右腕だった高杉仁氏を思い出し、原田氏にそっくりの息子さんの現社長・原田英明氏も含め、その風貌からはとても繊細な名曲を連想できないのだが、その落差がまた面白く、喝さいを送りたくもなった。

 もう時効だから書くが、原田氏を取材するのは本当に怖かった。何せ柔道家だ。石もて追われるように大京を去り同社を立ち上げたのだが、怒り出すと止まらないところがあった。一度、当時の大京社長だった横山修二氏との和解を勧めたことがある。そのとき、原田氏は烈火のごとく怒り「なんで俺が頭を下げなくちゃいかんのだ」と一喝された。

 高杉氏は、マンションのイロハを教えていただいた恩人なので怖くはなかったが、容貌は原田氏をはるかに上回っていた。本人もそれを自覚していた。どこかの組長の肩書のほうが似合っていた。その鬼の形相が明和地所を立ち上げたとき、横浜駅前の喫茶店でホロホロと涙したのを今でも忘れない。しばらく会っていないが、すっかり好々爺になっているはずだ。

 とにかくこの会社が好きなのだ。「国立」の問題が起きるまでは商品企画でも業界をリードした。今でこそディスポーザは当たり前だが、最初に100㎡マンションの「三鷹」で標準装備したのは同社だ。

 話を元に戻す。おっとり刀で駆けつけた「市ヶ谷」の単価(坪単価400万円)を聞き、モデルルームを見て、記事にも「もう少し設備仕様〝ラヴェル〟を上げてもよかったかもしれない」と書いたように、〝果たして大丈夫か〟と思った。

 ところが、何と「市ヶ谷」は3月末までに完売となった。今回の「王子」の販売を担当しているプロジェクトリーダー・車谷尚亮氏も「最初はやや高いとも思ったが、価格は全然問題なかった。もう少し高くても売れた。ほとんどが実需」と正直に語った。

 今回の「王子」も「1LDKはよく売れた。グロスがやや張る2LDKが勝負」(車谷氏)のようだ。

 モデルルームは「市ヶ谷」と同じで、記者は坪単価320万円の「王子」なら設備仕様は納得できる。京浜東北線で坪単価300万円以下はバス便か、隣の足立区や荒川超えの川口以遠でないと無理だと思う。

明和地所 コンパクトの新ブランド〝ラベルヴィ〟「市ヶ谷」で第一弾(2016/1/4)

カテゴリ: 2016年度

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「ピアース千代田淡路町」完成予想図

 モリモトが分譲中のコンパクトマンション「ピアース千代田淡路町」を見学した。淡路町・新御茶ノ水・小川町駅から徒歩1分の全71戸で、3月末から第1期(45戸)・第1期2次(16戸)が供給されており、残り2期(10戸)を残すのみ。極めて好調な売れ行きを見せている。

 物件は、東京メトロ丸ノ内線淡路町駅・同千代田線新御茶ノ水駅・都営新宿線小川町駅から徒歩1分、千代田区神田美土代町に位置する13階建て全71戸。専有面積は25.03~54.78㎡、2期(10戸)の予定価格は3,300万円台~7,200万円台。坪単価は約420万円。竣工予定は平成29年3月上旬。設計・監理は日本エーコン一級建築士事務所。デザイン監修はフレグライン建築設計(福田馨氏)。インテリアデザインはリエゾン(鬼倉めぐみ氏)。施工は森本組。第2期は4月29日から分譲される。

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 この物件については、昨年末、他のマンションを取材したときから坪単価が400万円を突破することを聞いていたが、現地周辺は大中小のビルなどが建ち並んでおり、分譲マンションはほとんど皆無。1カ月くらいで完売する勢いにあるのに驚かされる。東急リバブル「ルジェンテ神田神保町」や明和地所「ラベルヴィ市ヶ谷」同様、区内のコンパクトマンションは実需のほかに投資需要が人気の要因の一つであるのは間違いない。そうでないと説明がつかない。

 大手デベロッパーのマンションでは、野村不動産が昨年に分譲した坪単価400万円くらいの「プラウド千代田淡路町」(109 戸)が瞬く間に売れたし、三井不動産レジデンシャルも相当の規模のマンショ ンを分譲するそうだ。

 この勢いは止まらない。このところ人口が激増している千代田区だが、今後も「麹町」を中心に大量のマンションが分譲される。そして、坪単価は最低で400万円というのが定着しそうだ。人気エリアでは700万円以上になるかもしれない。

 バブル期は都心部の人口流失が相次ぎ、コミュニティの崩壊に危惧した行政はビルに「付置住宅」を義務付けるなど対応に追われたが、いまは逆だ。中小ビルがどんどんマンション化している。

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モデルルーム

カテゴリ: 2016年度

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市のはしご車も出動して行われた防災訓練

 三菱地所レジデンスと三菱地所コミュニティは4月17日、千葉市習志野市の全721戸の大規模マンション「ザ・パークハウス 津田沼奏の杜」で管理組合と協同して防災訓練を実施した。昨年3月に続く第2回目で、昨年は安否確認率が約47%だったのが、今年は約64%まで飛躍的に伸ばすなど、取り組みが〝進化〟していることを示した。

 防災訓練は、防災ルールを定めた「防災計画書」に従い、館内放送や安否確認マグネットを使って全住戸の居住者の安否確認を行ったほか、①習志野市危機管理監による講演会②防災ゲーム③防災セミナー④トイレ組み立て・凝固剤の使い方⑤バルコニー避難・蹴破り訓練⑥防災ビデオ上映会-など様々なイベントを任意参加で行った。

 安否確認は、昨年は全721戸のうち338戸(47%)だったが、今年は目標に掲げた85%には及ばなかったが、64%に当たる458戸に伸ばした。イベント参加者は160組、約340名だった。マンションは2013年6月に竣工。

 管理組合防災担当理事の安部修氏は、「昨年12月に落雷があり、火災報知器が鳴り出したのをヒントに安否確認の数を増やすことを考えた。結果として大きく増やすことができた。防災態勢は本部長-副本部長の下に情報・消火・救助・避難・生活担当を置き万全を期しているが、男性は仕事で昼間留守のケースも多いので、女性活用や街の防災力の拡充など点から面の展開を考えたい」と感想を語った。

 また、防災訓練を見学した隣接する「ザ・レジデンス津田沼奏の杜」(全869戸、2015年9月竣工)の管理組合理事長・横井正文氏は、「理事10人のうち8人が自分で手を挙げた。わたしも公認会計士の資格があるのでお手伝いできることをしたい。防災組織は1年間くらい検討して独自のものを作り、ここのマンションやエリア全体で取り組みたい」と、共同で防災訓練を行う意向を示した。

 奏の杜のエリアマネジメントを推進する一般社団法人奏の杜パートナーズ理事長・織戸久雄氏(65)、同副理事長・五関清氏も顔を見せ、「一般社団は平成23年6月に設立した。居住者、事業者、地権者からなる組織で、会費は戸建てで月額800円、マンションは400円。会員は1,800戸で加入率は90%超。将来的には2,500戸、7,000~8,000人の街になる。街の価値を上げるべく、市や町内会などとも連携して街づくりを進めていく」と話した。

 防災訓練に参加した居住者は「昨年は欠席したが、防災の意識を高めたい」「3.11で経験したが、マンホールトイレは使いづらい」「凝固剤を買う気になった」などと話していた。

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午前9時30分 ブロックごとに避難場所に集合

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マンホールトイレ

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 収穫の多い取材だった。この防災訓練は昨年も取材しており、同じ内容だろうと思っていたが、はるかに進化を遂げていた。熊本地震のさ中だったこともあるのだろう。主催者も参加者も緊張感が漂っていた。

 嬉しかったのは安部氏が声を掛けてくれたことで、元気な様子が何よりだった。防災体制は政府顔負けだと思った。防災ゲームでは、5年生の女の子を安否確認の〝戦力〟にしていた女性がいた。「エレベータを使わず、ちゃんと確認した」とその女の子は話した。花丸をあげたくなった。

 エリアマネジメント組織「奏の杜パートナーズ」の存在にも驚いた。津田沼エリアにこのような組織があることを知らなかった。織戸氏は話しぶりから普通のサラリーマンに思えなかったので、「ひょっとしたら地権者? 」と聞いたらその通りだった。「わたしは地権者で居住者。マンション1棟では街の価値は上げられない」

 エリアの地価が上昇し、「固定資産税が上がったが」と苦笑を浮かべたが、(「税金をたくさん払うのはいいこと」との記者の問いに)「その通り。税金を払うのは国民の義務」と話した。間違いなく街づくりの旗振り役として大きな力を発揮するに違いない。

 三菱地所レジデンスのスタッフの奮闘も光った。そのリーダー的な存在である同社商品企画部商品企画業務室業務グループ長・岡崎新太郎氏は先日も記事にした「箱の間」の開発者で、「これは管理会社の仕事かもしれないが、〝おひとり様〟が中心の小規模から今回のような大規模マンションまで双方が連携して取り組んでいる。満足度調査などしない。むしろ〝不安〟〝課題〟を発掘するような取り組みにしたい」と、頼もしいことを話した。

 マンホールトイレの設置・凝固剤の使い方などを説明した平澤龍一氏の本業は聞かなかったが、会社員より講釈師が似合っていた。「緊急時のテントは絶対足りなくなる。マンションも横管が外れる危険性がある。トイレを我慢しないほうがいい。水なしで用が足せる凝固剤は必需品。わたしはいつも持ち歩いているし、娘にも持たせている。お宝はわたしも経験していないが、消臭効果もあり、3カ月は(溶けないで)持つ。普通ごみとして捨てられる。100個入りで15,000円。普通の人で1日5~7回とすると、3人家族で15回。使用期限は10年。それと薬手帳。非常食も重要だが、いつも飲んでいる薬の名前などなかなか伝えられない。冷蔵庫の中にあるものは腐らいうち、自分が好きなものから食べたほうがいい」などと、1時間近く話し続けた。参加者を「わたしも買おうかしら。どこで売っているの? 」とその気にさせていた。

 平澤氏は、約10万人と言われる「防災士」の資格も取得している。1カ月くらい勉強し、講習を受けないと合格しないそうだ。

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「被災時にトイレは我慢できませんし、我慢しちゃいけない」平澤氏

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「凝固剤は1個150円。3人家族で1日15個。考えたら安いもんです。普通ごみとして捨てられる。わたしは持ち歩いています」(記者は浦安の液状化取材で躊躇なく公園の隅っこで用を足したが、若い女性が歩いて10数分の駅まで歩いたと聞いた)

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織戸氏(左)と五関氏

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 余談だが、記者も非常時は〝人助け〟が必要なことを学んだ。この日、現地は海風も手伝って猛烈な風が吹いた。取材を終え、駅に向かって歩道を歩いていたときだ。風速30mはあったはずだ。若い女性がよろよろと記者に向かってきたかと思うと、ぶつかるようにして何やら耳元で囁いた。

 ドキッ。この30年来、若い女性、しかも真っ昼間から言い寄られた経験などないから、恐怖を覚え、知らんぷりをして歩を進めた。5、6歩進んだとき〝待てよ、女性はメ・ガ・ネ…としゃべったような気がする。風でメガネが吹き飛ばされたのかも〟と考え直し、立ちすくんだままの女性のところに戻り、確かめたらその通りだった。目は宙を泳いでいた。相当視力の弱い人だ。

 しかし、この風だ。道路に転がったら車にひかれるか、はるか彼方に吹き飛ばされるはずだ。どうしよう? まごまごしていたら看板か何かが飛んできて憤死するかもしれないと新たな恐怖と闘い、絶望的な気分に陥りながら探した。そのとたん、何と目と鼻の先の敷石の隅に、いかにも女性ものらしい赤い縁付きの眼鏡が転がっているではないか。

 これほどうれしかったことはない。「これでしょ、よかったね」と一声かけて記者は近くのビルに駆け込んだ。

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防災セミナー(左)と防災ゲーム

初の防災訓練に350人 「ザ・パークハウス津田沼奏の杜」管理組合(2015/3/1)

 

 

 

カテゴリ: 2016年度

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「グランドメゾン江古田の杜」完成予想図

 積水ハウスは4月16日、中野区江古田3丁目で開発している「江古田の杜プロジェクト」の分譲マンション「グランドメゾン江古田の杜」モデルルームをオープンする。

 「江古田の杜プロジェクト」は、同社、総合東京病院、UR都市機構が共同して進めている事業で、A・B・C3つの街区に分かれており、A街区に同社分譲マンション「グランドメゾン江古田の杜」が建設される。B街区には総合東京病院新棟が、C街区には同社による賃貸マンション、学生寮、高齢者住宅、介護施設、コミュニティ拠点などが設けられる。

 マンションは、都営大江戸線新江古田駅から徒歩10分、江古田の森公園に近接する全531戸。全戸に「エネファーム」を搭載する。

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 三菱地所レジデンスと鹿島建設は4月13日、「ザ・パークハウス 晴海タワーズ ティアロレジデンス」の竣工により「ザ・パークハウス 晴海タワーズ」全体が3月末までに完成し、全戸完売したと発表した。敷地面積約3.0ha、49階建タワーマンション2棟、総戸数1,744戸の大規模マンションプロジェクト。 

 「ザ・パークハウス 晴海タワーズ ティアロレジデンス」は、総戸数861戸。2013年7月第一期435戸を供給して以来、2014年10月に第二期220戸、2015年2月に第三期98戸、2015年5月に第四期88戸、2015年10月に最終期20戸を供給した。価格は3,638万~18,677万円、専有面積は43.33~127.79㎡。総問合せ件数は約8,000件、総来場件数は約5,000件。

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 このマンションについては分譲開始時にも書いたが、ハード・ソフトとも現段階でのトップレベルのマンションだと思う。

 販売開始時は期待された2016年の東京オリンピック・パラリンピックの招致に失敗し、イメージキャラクターのプロゴルファー石川遼氏がとたんに勝てなくなり(これが理由だとは思いたくないが)、3.11にも過剰反応した結果、分譲単価は信じられないくらい割安の坪270万円(記者は最低でも坪300万円で、330万円が妥当な単価だと思っていた)くらいに抑えていた。最終分譲の価格はどうなったかわからないが、坪330万円以上になったのではないか。

 隣接地では三井不動産レジデンシャルの分譲が予定されているが、モデルルームオープンは予定より遅れているようだ。いったいいくらの値を付けるのか、興味津々だ。選手村に近接するエリアだから、世界に恥ずかしくない単価設定になるはずだ。

 しかし、選手村にも大量のマンションが建設される。こちらの概要も発表されるのはそう遠くないはずだ。立地は異なるが、こちらも気になる。

三菱地所レジデンス・鹿島建設「ザ・パークハウス 晴海タワーズ クロノレジデンス(2011/12/6)
 

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「オーベルグランディオ品川勝島」

 大成有楽不動産と長谷工コーポレーションは4月13日、「オーベルグランディオ品川勝島」452戸が、入居開始1年前の3月末までに完売したと発表した。

 物件は、京急本線立会川駅から徒歩11分、品川区勝島1丁目に位置する20階建て全452戸。専有面積は62.38~85.59㎡、価格は3,290万~6,090万円。問い合わせ件数は約5,000件、総来場者数は約2,500件。

 購入者の居住地は品川区27.0%、大田区12.4%、港区5.8%、居住形態は賃貸が69.7%、持家が19.7%。

 契約者アンケートでは、かつての倉庫街から住宅地として発展する「品川勝島エリア」の資産性・将来性を購入動機に上げる人が目立ち、早期完売につながったと両社はみている。

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 早期完売に至ったのは、このほか価格(坪単価)が安かったからでもあるが、「勝島」を「品川エリア」の物件としてアピールした宣伝・広告が巧みだった。かなり広域から集客できたことが、そのことを物語っている。購入者の5割以上が品川、大田、港区外だ。地元・周辺区以外が過半数を占めたマンションはそうないはずだ。需要を喚起したというよりは、需要を創造した好例ではないか。商品企画とはこのようなものだ。

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「カフェラウンジ」(この提案もよくできていた)

安さだけではない、巧みな需要喚起策 「オーベルグランディオ品川勝島」(2015/4/10)

 

 

 

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「ザ・パークハウス 東戸塚レジデンス」完成予想図

 三菱地所が5月中旬に分譲する「ザ・パークハウス 東戸塚レジデンス」を見学した。駅から徒歩5分のヒルトップの傾斜地マンションで、「箱の間」提案にユーザーがどのような反応を見せるかも注目したい。

 物件は、JR横須賀線・湘南新宿ライン東戸塚駅(西口)から徒歩5分、横浜市戸塚区品濃町な位置する11階建て全237戸。専有面積は64.86~90.05㎡、価格は4,700万円台~8,200万円台、坪単価は270万円前後になる模様。竣工予定は2018年3月下旬。売主は同社のほか京浜急行電鉄。施工はフジタ。

 昨年10月からの資料請求は約1,800件で、2月からのモデルルーム来場者は約400組、うち地元戸塚区が約4割。

 現地は比高差約15mの傾斜地で、同社が2015年2月に始動した生物多様性保全の取り組み「BIO NET INITIATIVE(ビオネットイニシアチブ)」の一つで、2015年度「いきもの共生事業所認証(ABINC認証)[集合住宅版]」を取得している。

 建物はコの字型で、住戸はヒルトップの南向きと、東向き、西向き。山梨県のスギ材を用いた空間「箱の間」も提案している。

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ガーデン

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 坪単価は記者の予想とぴったりだ。本当は250万円くらいなら瞬く間に売れるだろうと読んでいたが、建築費の上昇や周辺物件の値上がりを考えたらリーズナブルな値段だと思う。

 入居後、3年間(12回)にわたって生物多様性保全の取り組みや環境配慮などについて居住者向けのイベントをおこなっていくというのがまたいい。

 これはまったく知らなかったのだが、同社は「東戸塚」駅圏で約2,500戸の供給実績があるそうだ。

 それで思い出したのだが、同社(当時藤和不動産)は、隣接する森と一体的に開発した環境共生型の「フォートンヒルズ」(2006年竣工、888戸)でもコミュニティ支援の活動を積極的に行った。素晴らしかったのは「ニューシティ東戸塚 パークヒルズ」(1987竣工、633戸)だった。ここの街路樹は見事だ。

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コリドー

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 このマンションで初めて提案した「箱の間」については、3月25日に行われた「3×3 Lab Future オープニングシンポジウム 第4回『国産材の活用を考える』」でも少し触れた。なかなか面白い提案だ。

 特徴は、①「家具」よりも大きく「部屋」よりも小さな、およそ畳1畳程度のサイズ②仕切る、籠る、集まる、集中する、リラックスするといった様々な使い方、過ごし方を提案③家族構成の経年変化によるライフスタイルにも対応する-という点だ。

 問題は価格だろうと思うが、住宅ローンに組み込めるようにすればヒットするかもしれない。そうではなくてオプションとして購入するとなれば、二の足を踏むお客さんもいると思う。クリノキでできた椅子は相当値段が張るだろうし、スギの箱を含めれば数十万円するのではないか。しかし、子どもから「パパ、ママ、これ買って」と言われたら拒めない夫婦もいそうだし、男は籠りたくなるものだし、どうなるかよくわからない。

 先ほど、積水ハウスの組立式和室「障子結界庵」を紹介したが、こちらは2~3畳大の「和室」提案だ。両社ともなかなかよく考えていると思う。

三菱地所、“CSRからCSVへ”新たな価値創造「3×3 Lab Future」(2016/3/29)

 

 

 

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「障子結界庵」(約3畳大)

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 積水ハウスグループの積和建設は4月8日、マンションリノベーション事業強化・拡大の一環として、世界で活躍するプロダクトデザイナー・日本インテリアデザイナー協会理事長の喜多俊之氏がデザイン監修するマンションリノベーション「RENOVETTA(リノベッタ)」によるマンションリノベーション提案を行うと発表。tvkハウジングプラザ横浜展示場に設けた展示ブースを報道陣に公開した。

 「リノベッタ」は、小さく仕切られた間仕切りを取り払い、スケルトン化して、キッチン、ダイニングを「集いの場」として中央に配置し、喜多氏オリジナルデザインの組立式和室「障子結界庵」や壁面収納家具なども提案。パッケージ商品として、70㎡で790万円・857万円・970万円(税込み)を用意している。首都圏・関西圏・東海圏が重点エリア。

 発表会に臨んだ喜多氏は、「わが国の伝統の〝和の空間〟をもう一度甦らせ〝あきらめをあこがれ〟に変えていきたいと」と話した。

 また、積水ハウス取締役専務執行役員・伊久哲夫氏は、「当社のリフォームは〝しかたなくからしたくなる〟を掲げているが、喜多氏のコンセプトに共感を覚えた。これを起爆剤に事業全体へ波及することを期待している。提案力、品質・資材調達力、施工力の2つの強みを生かしていく」と語った。

 同社は、リフォームブランド「Re:QUEST(リ・クエスト)」として、一般の戸建住宅やマンションのリフォーム、リノベーション事業を展開しており、喜多氏とのコラボレーションを起爆剤に事業を拡大し、マンションストックの有効活用と流通促進につなげるのが狙い。現在、リフォームの売上高は積水ハウスグループ全体では業界トップの1,341億円で、積和単独では200億円となっている。

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掃除がしやすいよう椅子のアームをテーブルに掛けられるようになっている

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 リフォーム・リノベーション市場は玉石混交。大手ハウスメーカーやデベロッパーから地域の中小工務店まで1万とも2万ともいわれている業者がひしめきあっている。中古マンションのリフォーム・リノベーションの市場拡大も予想されている。

 ここに積水ハウスが狙いを定めるのは当然だし、商談などを通じて注文住宅の受注にもつなげられるはずだ。

 一つよくわからないのは、積和建設は積水ハウスの施工会社というイメージが強い。これに対して、リフォームやリノベーションを一般のお客さんから受注するのは、例えば積和不動産のほうが適当ではないのか最近の大手のデベロッパーは〝ワンストップ営業〟を志向しており、1カ所の対応であらゆるお客さんのニーズに応えようとしている。積水のブランド力をもってすれば、一網打尽とはいかないだろうが、カフェスタイルの常設モデルなど別の展開方法もあるのではないか。

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伊久氏(左)と喜多氏

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喜多氏

◇       ◆     ◇

 納得ができなかったことも一つあった。展示ブースは全体で150㎡と広いのだが、リノベーションスペースは間口が約7mの専有面積約87㎡を想定して提案していたことだ。築20年以上の中古マンションで間口が7m、面積が87m以上のものは3割もないはずだ。

 やはり間口が6mの70㎡くらいの実大寸法で提案すべきだと思った。4年前、三井不動産リフォームが「スマートリノベーション」実験住宅を報道陣に公開したが、専有面積は74㎡で工事費は約1,200万円だった。

 展示ブースの間取りが、ユーザーは自分が住んでいる、あるいは購入したいマンションとあまり変わらないから、リノベーションを考えたり購入を考えたりする動機となる。狭い住戸だからこそ提案力が生きる。広い住戸ならだれでも素晴らしい提案ができる。

 この点について同社に注文もつけたし、喜多氏にも感想を聞いたら「わたしもそう思う。積和さんに伝えて」(伝えました)と返ってきた。

 さらに言えば、組立式和室「障子結界庵」は約3畳大あった。87㎡なら3畳大の「和室」を提案することは可能かもしれないが、60~70㎡台で3畳大の「和室」は2LDKにしない限りまず無理だ。それなら収納もほしくなる。同社も喜多氏も「2畳」もできると語ったが、ならばどうして最初から提案しないのか。

 この「和室」提案は、似たような空間「箱の間」を三菱地所レジデンスがマンションに提案しようとしている。ヒットするかもしれない。積和の提案は組み立てることができるのがみそだ。三菱地所のはライフサイクル・スタイルに応じで変えられるのが特徴だ。双方とも値段が問題だ。

三井不動産リフォーム、「スマートリノベーション」実験住宅オープン(2012/9/13)

 

カテゴリ: 2016年度
 

 

 

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