ポラスグループ 佐賀県唐津市に全国5カ所目のプレカット工場
進出協定調印式(左から山口佐賀県知事、中内社長、坂井唐津市長)
ポラスグループの日本最大のプレカット事業を展開するポラテックは8月22日、佐賀県唐津市(虹の松原ファクトリーパーク)にポラテック西日本のプレカット工場を新たに建設すると発表した。
敷地面積は37,591㎡で、建物面積は工場棟が14,568 ㎡、事務所棟が705 ㎡。着工は2016年9月、操業開始は2017年5月。生産規模(月産)は構造材加工10,000坪、羽柄材加工6,000坪、合板加工4,000坪。供給エリアは福岡、佐賀、長崎、熊本、大分の九州地方。総事業費は25億円。
同社のプレカット工場は茨城県坂東市、滋賀県甲賀市、宮城県加美町、静岡県富士市についで5カ所目。
同社の坂東工場
三井不動産リアルティ 新TVCFに樹木希林さんと女優の田辺桃子さん起用
三井不動産リアルティは8月19日(金)から「三井のリハウス」の新TVCF「おばあちゃんの家」篇の放送を全国で開始する。
新TVCFは、“相続”がテーマになっており、少し前に相続したおばあちゃんの家を手放すことになった家族の物語。登場する祖母役にはベテラン女優の樹木希林さん、孫娘役には16歳で女優の田辺桃子さんを起用。
他界したおばあちゃんの家の片付けをしている最中、田辺さんにだけ見える樹木さんが登場し、田辺さんと言葉を交わすドラマ仕立て。おばあちゃんのユーモラスなのにどこか深い言葉が印象的なCMになっている。二人のやり取りを通じて、思い出の詰まった家を手放す家族の気持ちを表現し、家族にとって相続した家はどうあるべきかを考えさせる内容となっている。
「リオのオリンピックを一丸となって応援しよう」 篠原信一氏/ミッドタウン
篠原信一氏(左)と三井不動産 東京ミッドタウン事業部長・中村康浩氏
「透かしにみえるかもしれないが、内またをかけたのは私」
「このポーズは〝よっしゃ、いいぞ〟というポーズでして…」
三井不動産は8月4日(木)~8月21日(日)、リオデジャネイロ2016オリンピック・パラリンピック競技大会の日本選手団を応援するイベント「三井不動産Presents 六本木シティドレッシングfor TOKYO 2020」を同社が運営する東京ミッドタウンで行う。
期間中は、東京ミッドタウンのプラザエリア(キャノピー・スクエア周辺)に大規模な装飾演出を繰り広げる「シティド レッシング」(大型グラフィックなどを掲出して街全体を装飾)を実施。リオデジャネイロ2016オリンピック・パラリンピック競技大会で行われる競技を3Dで 再現した延べ23競技・種別59体のアスリート・スカルプチャーを展示する。
また、来場者の応援ポーズを3Dでフィギュア化し、チアリング・スカルプチャーとして展示する「CHEERING SCULPTURE STUDIO」(チアリング・スカルプチャー・スタジオ)を実施し、チアリング・スカルプチャーは開催期間終了後本人にプレゼントされる。
同社はまた8月13日(日)~21日(日)、アーバンドック ららぽーと豊洲でスポーツを通した〝つながり〟を創出し、気軽に参加できるスポーツイ体験ベント「Challenge Park by 三井不動産」を開催する。
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4日行われたオープンセレモニーには、シドニー2000オリンピックの柔道で〝疑惑の判定〟により金メダルを逸し銀メダルに終わった篠原信一氏がゲスト登壇。篠原氏の100体のミニフィギュアも披露された。
篠原氏は、「六本木シティドレッシング? 最初聞いたときは、六本木でおいしい野菜にサラダにドレッシングをかけて食べる企画だと思った」とお笑いタレントにすっかりなりきり、参加者を笑わせたあと、巨大柔道スカルプチャーの序幕セレモニーでは「内またですね。すごいですよね。見方によっては内またすかしにも見えなくもありませんが、この技をかけているのはわたしですよ。それにしてもクオリティがすごい」と、2000年オリンピックの当時の模様を解説して見せた。
リオのオリンピック・パラリンピックについては、「皆さんに、このスカルプチャーを作っていただいて、一緒に応援して盛り上げて2020年の東京オリンピック・パラリンピックにつなげていきましょう」と語った。
MCにリオで活躍しそうな選手を聞かれると、「リオの金メダル第一号は間違いなく柔道。全階級とも金メダルを取れる力がある。もっとも金に近いのは73キロ級の大野だが、初日の60キロ級の高藤も力をつけている。初日から勢いをつけて他の競技につなげてほしい。パラリンピックの正木選手の2連覇も間違いない」と話した。
篠原氏はMCが汗だくになっているのを気遣ったのか、笑いを誘おうとしたのか、ポケットから青いタオル地のような汗をたっぷり吸っていそうな体臭がしみついていそうな小さなくしゃくしゃのハンカチを差し出し、拒絶される一幕もあった。
巨大柔道スカルプチャーの除幕式
ナイス 宮城でわが国初CLTとRCの混構造施設/南三陸町では隈氏設計の交流拠点着工
「仙台物流センター」完成予想図
ナイスは7月21日、東日本大震災で6メートル超の大津波により壊滅的な被害を受け、震災後は仮設事務所で業務を行っていた仙台物流センター(宮城県多賀城市)の事務所棟をCLT(直交集成板)と鉄筋コンクリート(RC)造との日本初のハイブリッド構造で着工し、また、建築家の隈研吾氏が設計を手掛ける「南三陸町志津川地区観光交流拠点新築工事」の施工を地元建設会社と共同企業体で受注し、着工したと発表した。
仙台物流センターはコア部分となる階段室をRC造に、壁や床、天井に復興のシンボルとなるよう宮城県産のスギ材を用いた県初となるCLTを採用。平面上での混構造は日本初となる。CLTの断面を内装に生かし、木質感あふれる空間を演出するため、木質系断熱材による外断熱工法とし、接合部には引きボルトを使わずに外部の側面からプレートで固定する工法を新たに考案。同工事を通じてCLTとRCとの組み合わせ技術を検証し、CLTの普及に貢献していく。
仙台物流センター事務所棟は、宮城県多賀城市宮内に位置する木造(CLT)+鉄筋コンクリート造2階建て。延べ床面積356.70㎡。同計画は林野庁「CLT等新たな製品・技術活用建築物実証事業」及び宮城県「森林整備加速化・森林再生事業」に採択されている。
同社は、東日本大震災直後から1,088戸の応急仮設住宅の建設に携わり、2014年7月には日本最大規模となる約3,000㎡の木造建築による宮城県南三陸町の特別養護老人ホーム「慈恵園」を供給している。
南三陸町志津川地区観光交流拠点完成イメージ(画像提供:隈研吾建築都市設計事務所)
三井不動産 三井のオフィス勤務者向け「夏休み小学生体験型プログラム」
前回開催(スプリングカレッジ)の鰹節削り体験の様子
三井不動産と三井不動産ビルマネジメントは7月20日、夏休み期間中、三井不動産が所有・運営するオフィスビル「三井のオフィス」に勤務する人の小学生のお子さんを主な対象とする各種体験型プログラムを実施すると発表した。
子育てをしながら働く、特に共働きの親の悩みの一つに、子どもの長期休暇の過ごし方にあることに着目し、「毎日の食事の準備」「不在時の安全確保」「休暇中の教育フォロー」などの課題解決の契機となることを目指すもの。
学校での学習の枠を超えた体験型学習などのメニューを通じ、子どもの休暇中も気兼ねなく働き、子供達には遊びながら学び楽しい思い出を作ってもらえる有料学童サービスと、夏休みの自由研究に役立ち、親子の交流も深まる自由研究ツアーを実施する。
詳細は同社のニュース・リリース「夏休みの小学生向け体験型学童サービス・自由研究ツアー」へ。
http://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2016/0720/
第3回柏の葉スマートシティ 自由研究ツアー 電気を作る様子
住友林業 ニュージーランドの山林約3万haを取得
住友林業は7月5日、ニュージーランド(NZ)政府を含む関係者の同意が得られたことから、NZネルソン地区に位置する約3万haの山林資産を取得したと発表した。
山林資産は、同社の100%出資会社Sumitomo Forestry NZ Ltd.(SFNZ社)が設立したTasman Pine Forests Ltd.(SFNZ社100%出資)を通じて取得したもの。すでに保有している5,000ha の山林と合わせ同地区での山林保有面積は約3万5,000haとなる。
同社グループは日本国外で約20万haの森林を所有・管理。わが国での社有林は45,808ha(2014年3月末時点)にのぼり、三井物産の約4.4万haを抜き国内3位の山林所有企業。
住友林業が三井物産を抜き3位に上昇 わが国の社有林面積(2015/1/16)
積水ハウス 東京・赤坂で世界的ブランドのサービスアパートメント建設
積水ハウスが、世界的ブランドであるフレイザーズ社(本社:シンガポール)の最高級サービスアパートメント「フレイザースイート」を東京・赤坂で建設する。
開発予定地は、住居・オフィスが並ぶ落ち着いた赤坂5丁目エリアで、延床約15,000㎡。同社は事業主として開発・所有し、フレイザーズ社は運営を担当する。急増するインバウンド需要や東京オリンピックに向け増加する上質なホテルニーズに対応するもの。2020年春の開業を予定している。
運営を担当するフレイザーズグループの「フレイザーズ・ホスピタリティ」はホテル、サービスアパートメント事業をヨーロッパ、アジア、中東などで展開しており、「フレイザースイート」は最高級ブランド。同ブランドはパリ、ロンドン、ジュネーブ、シドニー、シンガポール、 北京、蘇州など32か所で展開。今回日本初進出となる。
ポラスグループ 平成28年3月期 戸建て、プレカット好調で売上、純利益が過去最高
左から中内氏、品川氏
ポラスグループは6月27日、平成28年3月期の決算発表会と記者懇親会を行った。売上高は1,742億円(前期比0.5%増)、経常利益は106億円(同4.2%減)、当期純利益は29億円(同0.3%増)。分譲戸建てやプレカット部門が好調で、売上高、純利益が過去最高となった。
主力の戸建て契約戸数は、分譲が前期比113.1%の2,345戸、注文が同105.9%の768戸の合計3,113戸となり、前期比111.2%と過去最高となった。強化エリアとしている東武東上線での供給増やリノベーションマンションが業績向上に寄与した。
分譲戸建ては、同社が商圏とする36行政区の3,500万円から4,000万円の価格帯で22%のシェア(2位は11%)を占めるなど圧倒的な強さを発揮。さいたま市、越谷市、柏市の3商圏で9年連続して「住宅販売総合部門№1」となった。
プレカットは、生産性向上に努めた結果、「圧倒的な業界№1を継続」(中内代表)し、売上高は685億円(前期672億円)と増収。非住宅や大規模木造建築にも力を注いだ。
平成29年3月期は、売上高1,850億円(前期比106.2%)、経常利益140億円(同31.1%増)を見込む。
ポラスグループ・中内晃次郎代表は、イギリスのEU離脱問題について記者団の質問に答え、「景気が悪くなる可能性はあるが、低金利、増税延期は住宅業界に追い風になり、当社の供給エリアからしてそれほど影響を受けないのではないか」と話した。
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記者は3つの質問をした。一つは他社物件の施工、2つ目は他社とのコラボ・マンションの販売態勢、3つ目はパンフレット・ホームページなどのデザインなどについてだった。
他社物件の施工については、同社が施工した三井不動産レジデンシャルの「つつじヶ丘」「国立」「浦和美薗」の3物件を見学して、施工レベル、デザイン性の高さに注目した。中内代表は「他社物件の施工はもう少し伸ばしたい。施工の波を少なくする意味でも、他社の文化を学ぶ意味でもメリットは大きい」と、今後も受注を増やす意向を示した。
他社とのコラボ・販売態勢については、同社はマンション事業を100億円規模に伸ばしたい意向で、ならば全て販売会社に委託している販売力を強化する必要があると感じたので質問した。これに対して中央住宅・品川典久社長は「大型案件についてはいろいろ考えてはいるが、将来的には自前で売る態勢を整えたい」と話した。マンション事業でもしっかりした地歩を築くためには必須要件だと思う。
同社は川口市の戸塚安行駅前で約200戸のマンションを今夏にも分譲するが、坪単価はかなり安くなる模様だ。しっかりレポートしたい。
デザイン性については、同社の戸建てを見学するたびに感じているのだが、実際の建物よりパンフレットやネットの完成予想図は見劣りがする。それを質したのだが、「良くはなっているが、さらに改善したい」と品川社長は語った。
もう一つ、これは余計な質問だが、「浦和レッズのスポンサーもいいが、西武ライオンズを応援するつもりはないか」と聞いたところ、だれもが笑って返事が返ってこなかった。そんなに西武ライオンズは魅力がないのか。
東急リバブル 「建物保証」「リフォーム」で新たなサービス開始
東急リバブルは6月10日、全国の売買仲介店舗で展開している「リバブルあんしん仲介保証(建物保証)」のサービス内容を改定し、保証期間中に建物の不具合が発見された場合の保証額を最大250万円から最大500万円に引き上げると発表した。
一戸建・マンションを対象とする「建物保証」は、2012年10月にサービスを開始して以来、累計申込件数は20,000件を突破している。
同社はまた、水まわり4点(システムキッチン、システムバスルーム、洗面化粧台、トイレ)を中心とする定額制のフルリフォームパッケージプランをLIXILと共同で開発し、「リバブル フルリフォームパッケージプラン(仮称)」として中古マンションの購入者向けにサービスを提供すると発表した。
旭化成ホームズ 6月30日まで「重鉄3階建て30周年フェア」実施
旭化成ホームズは6月30日(木)まで、主力商品である3階建て住宅「ヘーベルハウスFREX(フレックス)」の発売30周年記念として、全国の住宅展示場でキャンペーン「重鉄3階建て30周年フェア」を実施する。
フェアでは、3階建て住宅を検討するお客様に設計ノウハウ集、現在の標準仕様であるオイルダンパー制震装置による耐震技術、多彩なアイデアで魅力ある3階建てを実現した実例集などを収めた「3階建てマスターBOX」をプレゼントする。希望者には建築地の「360°パノラマ写真による眺望調査」と、日照・日射・通風・採光の科学的な検証ができる独自システム「ARIOS(アリオス)」による住環境シミュレーションを実施する。
同社は1986年に3階建て商品「ヘーベルハウスFREX3」を発売。これまでの累積販売戸数は約15万戸に達している。