RBA OFFICIAL
 

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住友林業 石井

  1 2 3 4     合 計
パナホーム        
住友林業 3 1         4

(5回時間切れ)

 住友林業が完封勝ち。先発はエース石井。3回投げ、あとは宮田が締めた。2回途中、石井が投げるのを見たが、本来の躍動感にあふれたフォームとは程遠く四球を出した。数年前なら絶対見られないシーンだった。

 試合後も石井は「左投げに転向しようかな」などと意味深な言葉を残した。記者はここ数年の金属疲労、投球疲労が限界にきているのではないかと思う。

 もともと打力のないチームだけに、石井が本来の調子を取り戻さないと決勝Tでも危うい。

 パナホームの次戦は総合地所。戦力的には上回ると思うが…さて…。

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パナホーム 中沢 

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オープンハウス川崎から先頭打者本塁打を放ったミサワホーム東京の新人谷屋(球は肩口から入った甘いスライダー)

記者のレーティング予想はほぼパーフェクト的中

 シード権は伊藤忠ハウジング、三井不動産リアルティ、住友不動産販売、ミサワホーム東京-第26回RBA野球大会4日目が7月16日、神宮外苑軟式野球場で8試合が行われ、延長サドンデス野村不動産アーバンネットを下した伊藤忠ハウジング、東急リバブルに圧勝した三井不動産リアルティ、オークラヤ住宅を接戦で破った住友不動産販売、好投手川崎から先頭打者本塁打を放った谷屋のミサワホーム東京が無敗で決勝トーナメント進出を決め、シード権を獲得した。他の試合も記者のレーティング上位会社がほぼ勝利し、順当に決勝T進出を決めた。敗れた8チームは最後の決勝T進出を賭けて来週戦う。

※○は記者のレーティング予想上位チームの勝ち、●は負け試合。チームの( )内は記者のレーティング 記事は戦前の予想記事。

◇       ◆     ◇

 記者の「どっちも勝て記者の〝勝っ手〟予想」はほぼパーフェクト的中だった。両チームとも「85」のレーティングを付けたオープンハウス-ミサワホーム東京は、オープンハウスが9人しか選手が集まらず、エース川崎が不用意なスライダーをミサワの新人・谷屋に本塁打されたのは予想外だったが、このような結果もありうると見ていた。予想はイーブンだし、結果について記者の責任はない。

 唯一レーティング上位のチームが敗れたのは積水ハウス(74)-エイブル(77)1試合のみ。

 言い訳をさせていただくと、積水は抽選会で「応援に行く。ID野球で勝ち抜く」と豪語した中日ファンの小田部長がこれまで全試合を欠場していたので、モチベーションが下がっているとして評価を下げた。しかし、どういうわけかこの日は応援に駆け付けた。これは予想外だった。

 一方のエイブルはこの日、不動産健保大会の試合があるとかで、新人のエース斉藤ほか主力が欠場。投手は見たこともないような田口。その田口がどうも試合をぶち壊したようだ。これは記者の責任ではない。エイブルに勝つ気があったのか。相当相手を見くびったのか。采配を揮った堀内監督に責任がある。

 他の試合は順当。伊藤忠と野村の試合は伊藤忠が「やや優勢」とはしたが、野村の「逆転もある」としたように、結局延長サドンデスに持ち込まれた。記者のレーティング付与能力の高さをまざまざと見せつけた試合だった。

 東急リバブル-三井リアルの試合はここまで大差がつくとは思わなかったが、「2度あることは3度ある」が勝り、「3度目の正直」はならなかったということだ。三井リアルはきちんと調整してきた。

 大差で中央ビル管理を下したスミカは水準以上の力があるというのも読み通り。52歳の味戸社長もDHで出場。50歳の不破が勝利投手になったが、最年長勝利投手の記録は52歳。記録を破るにはあと3年かかる。

 住友不販は伊藤が自責点ゼロの好投。オークラヤは小森が2年ぶりに投げたのは予想外だが、好投した。最後に制球に難がある新人川上を登板させたのは疑問符がつく。オークラヤの次戦は旭化成ホームズ。

 住友林業の完封勝ちは納得だが、石井投手は本来のピッチングでなかった。決勝まで調整してくるか。

 ポラスは善戦したが、強豪の積水ハウス京葉にやはり勝てなかった。生田は打撃でも活躍。怪物だ。

 次の8試合のレーティング予想はまず99%的中するはずだ。しかし、エイブルのようなケースもあるので1試合くらいは予想を外すかもしれない。それにしてもレーティング上位の強豪の旭化成ホームズ、積水ハウス京葉、オープンハウス、住友林業がシード権を失った。決勝Tはどこも〝死のグループ〟になるのは必至だ。

◇      ◆     ◇

○伊藤忠ハウジング(78816-5野村不動産アーバンネット(78

(勝者は決勝トーナメント進出決定 敗者はセキスイハイム千葉と決勝賭け対決)

 好調伊藤忠のレーティングを78から81に引き上げる。渡辺が投げておらず、投手は神のみで不安があるが、打線は大倉が絶好調。中軸まで満遍なく打てる。守備は相変わらず不安があるが、打線を買ってやや優勢と見た。

 野村アーバンも2年目茂木が成長し、ベテラン三根もいる。しかし、三根は先週投げた。中1週間ではロングリリーフは無理と見た。レーティングは伊藤忠より低いが、打線は水もの。逆転があっても驚かない。

○東急リバブル(79801-7三井不動産リアルティ(82

(勝者は決勝トーナメント進出決定 敗者はナイスと決勝賭け対決)

 流通会社同士の対決。レーティングは三井リアルが上位と見たが、リバブル大槻監督は「同じチームに3度連続して負けるわけには行かない」と闘志満々。乱闘、決闘はないだろうが、それこそ死闘、激闘、激戦になるのは間違いない。神宮外苑に巣食うスズメもカラスもアシナガバチもここは沈黙して戦況を見つめるのではないか。

 リバブルの先発は谷貝。制球難が解消し、ここ2試合はほぼ完璧の投球をみせている。藤巻も復調しつつある。新戦力の小宮山もいるが経験がないだけにどうか。打線は河野を中心に完全に仕上がっている。

 三井はリバブルにD3カップを含めてリバブルに最近は負けていない。過去の戦績でもリバブル戦となるとやたらと燃える。ここも水野が先発。相手の手の内は知り尽くしているはず。持ち前のコントロールのよさを発揮すれば最少失点に抑えられる。打線も谷貝に対して自信を持っているはず。

 しかし、ここは逆転の目も考えたい。三井は3週間実践から遠ざかっている。これはマイナス。自信は過信になり、闘志は炎上することもある。しかし、負けても敗者復活があるので安西、大槻監督は意外と冷静かもしれない。戦う前からわくわくしているのは記者だけか。

●積水ハウス(7574 10-1 エイブル(7877

(勝者は決勝トーナメント進出決定 敗者はちばリハウスと決勝賭け対決)

 接戦だが、エイブルがやや優勢とみた。新人斉藤は伊藤忠戦で立ち上がりに連打を浴びたが、同じ過ちは繰り返さないはず。打線は相変わらずだが、必勝態勢で臨むはず。

 積水ハウスは買いかぶっていた。格下げ。小田部長は仕事にかこつけ一度も応援に駆けつけていない。新人横内は前試合では変化球のキレがよかったが、スピードがいまひとつ。エイブル打線なら封じる力があるが、ある程度の失点はありそう。坂本はやはり投げられないのか。

○スミカ(7576 17-2 中央ビル管理(7069

(勝者は決勝トーナメント進出決定 敗者はミサワ神奈川と決勝賭け対決)

 スミカが優勢。投打のバランスがいい。ここも楽に突破か。験を担ぐなら味戸社長には欠場を勧める。しかし、まあ、自分の目で勝利を確認したいだろうから出場するはず。代打出場もあるか。

 中央ビル管理は苦しい。抑えられそうな投手が見当たらない。20日〆を言い訳として用意しているか。

○住友不動産販売(79803-2オークラヤ住宅(77

(勝者は決勝トーナメント進出決定 敗者は旭化成ホームズと決勝賭け対決)

 住友不販・伊藤がいつになくやる気十分。ここも突破するか。結城も関東能力がある。月末までまだ2週間あるから選手も集まるはず。

 オークラヤ住宅は住友林業に完封勝ちした勢いがある。丸山の投球は見ていないが、住林を抑えたのだから住友不販を抑える力はあると見た。新人川上は制球に難があるがストレートは威力がある。住友不販がベストメンバーでなければ逆転もある。

△オープンハウス(86850-3ミサワホーム東京(85

(勝者は決勝トーナメント進出決定 敗者は大和ハウスと決勝賭け対決)

 大激戦。まったく優劣がつかない。オープンハウス川崎は旭化成ホームズ今野とタイプは異なるが、やはりスピードならRBAナンバー一投手。しかし、ミサワの新人トリオも相当の力がある。高橋、米山は積水京葉の生田を攻略した。

 川崎と米山は明大の先輩後輩。1年間は〝同じ窯の飯〟を食った仲か。この2人の対決は面白いし、川崎-高橋も見ものだ。高橋はあの生田の内角低めのストレートをものの見事にはじき返した。生田はあの1球で自信をなくした。川崎のストレートを打てるのは高橋くらいとみた。

 ミサワは前試合で好投した渋井もいるが、やはりエース古市か。どちらでもやや非力のオープンハウスなら完璧に抑える力がある。

○パナホーム(740-4住友林業(82

(勝者は決勝トーナメント進出決定 敗者は総合地所と決勝賭け対決)

 住友林業が優勢。チームがいまひとつピリッとしない原因は、鈴木監督の欠場にあるとみた。しかし、ここは格下。石井が本来の投球をすれば敵ではない。

 パナホームは当たって砕けろだ。失うものはない。相手は貧打。ここに付け入ればあわやのシーンもあるか。このチームには運もある。

○ポラス(78792-3積水ハウス京葉(8684

(勝者は決勝トーナメント進出決定 敗者は東京セキスイハイムと決勝賭け対決)

 積水ハウス京葉がやや優勢。ポラスは昨年の旭化成ホームズ戦でも前試合のオープンハウスでも大健闘したように、相手がどこでも互角に戦える力がある。レーティングを引き上げられないのは、力はあってもこの壁を突き抜ける力に欠けるからだ。岩瀬が先発だろうが、前試合の疲れが心配。積水京葉打線はオープンハウスより上だ。生田、佐藤をどう抑えるか。敬遠策も有効。

 積水京葉は生田の連投が続いている。年齢は30歳のはずだ。疲れが蓄積していると〝まさか〟のシーンもあるか。ここも生田-清水の対決が見もの。清水は川崎には敗れたが、生田にはどうか。生田はストレート勝負できるか。

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延長サドンデスで敗れたせいか、場外でも身内同士で大乱戦になったむ野村不動産アーバンネットの反省会(女性マネージャーと木内、赤堀)

勝者は全て決勝T進出決定 敗者は最後の椅子争いへ

ミサワ東京-オープン、三井リアル-リバブルなど4試合はシード権争い
 

 シード権獲得目指し激突-第26回RBA野球大会4日目が7月16日、神宮外苑軟式野球場で8試合が行われる。勝者は全て決勝トーナメント進出が決まり、敗者は敗者復活戦に回り、決勝トーナメント進出賭け戦う。三井不動産リアルティ-東急リバブル、ミサワホーム東京-オープンハウス、住友不動産販売-オークラヤ住宅、野村不動産アーバンネット-伊藤忠ハウジングの4試合の勝者はシード権を獲得する。王者・旭化成ホームズが初戦で敗れておりシード権を失っているだけに、ドームを目指すならここは絶対に負けられない。とくに住友不販-オークラヤ住宅の敗者は旭化成と戦うだけに双方とも負けられない。

 敗者の次の対戦相手も決定しており、数試合を除き、決勝トーナメント進出16チームがほぼ見えてきた。初陣スミカは決勝T進出が見えてきた。〝最弱〟チームと思われていた総合地所も相手次第では久々の決勝T進出がありそうだ。

※チームの( )内は記者のレーティング

伊藤忠ハウジング(7881)-野村不動産アーバンネット78)

(勝者は決勝トーナメント進出決定 敗者はセキスイハイム千葉と決勝賭け対決)

 好調伊藤忠のレーティングを78から81に引き上げる。渡辺が投げておらず、投手は神のみで不安があるが、打線は大倉が絶好調。中軸まで満遍なく打てる。守備は相変わらず不安があるが、打線を買ってやや優勢と見た。

 野村アーバンも2年目茂木が成長し、ベテラン三根もいる。しかし、三根は先週投げた。中1週間ではロングリリーフは無理と見た。レーティングは伊藤忠より低いが、打線は水もの。逆転があっても驚かない。

東急リバブル7980)-三井不動産リアルティ82

(勝者は決勝トーナメント進出決定 敗者はナイスと決勝賭け対決)

 流通会社同士の対決。レーティングは三井リアルが上位と見たが、リバブル大槻監督は「同じチームに3度連続して負けるわけには行かない」と闘志満々。乱闘、決闘はないだろうが、それこそ死闘、激闘、激戦になるのは間違いない。神宮外苑に巣食うスズメもカラスもアシナガバチもここは沈黙して戦況を見つめるのではないか。

 リバブルの先発は谷貝。制球難が解消し、ここ2試合はほぼ完璧の投球をみせている。藤巻も復調しつつある。新戦力の小宮山もいるが経験がないだけにどうか。打線は河野を中心に完全に仕上がっている。

 三井はリバブルにD3カップを含めてリバブルに最近は負けていない。過去の戦績でもリバブル戦となるとやたらと燃える。ここも水野が先発。相手の手の内は知り尽くしているはず。持ち前のコントロールのよさを発揮すれば最少失点に抑えられる。打線も谷貝に対して自信を持っているはず。

 しかし、ここは逆転の目も考えたい。三井は3週間実践から遠ざかっている。これはマイナス。自信は過信になり、闘志は炎上することもある。しかし、負けても敗者復活があるので安西、大槻監督は意外と冷静かもしれない。戦う前からわくわくしているのは記者だけか。

積水ハウス7574)-エイブル7877

(勝者は決勝トーナメント進出決定 敗者はちばリハウスと決勝賭け対決)

 接戦だが、エイブルがやや優勢とみた。新人斉藤は伊藤忠戦で立ち上がりに連打を浴びたが、同じ過ちは繰り返さないはず。打線は相変わらずだが、必勝態勢で臨むはず。

 積水ハウスは買いかぶっていた。格下げ。小田部長は仕事にかこつけ一度も応援に駆けつけていない。新人横内は前試合では変化球のキレがよかったが、スピードがいまひとつ。エイブル打線なら封じる力があるが、ある程度の失点はありそう。坂本はやはり投げられないのか。

スミカ7576)-中央ビル管理7069

(勝者は決勝トーナメント進出決定 敗者はミサワ神奈川と決勝賭け対決)

 スミカが優勢。投打のバランスがいい。ここも楽に突破か。験を担ぐなら味戸社長には欠場を勧める。しかし、まあ、自分の目で勝利を確認したいだろうから出場するはず。代打出場もあるか。

 中央ビル管理は苦しい。抑えられそうな投手が見当たらない。20日〆を言い訳として用意しているか。

住友不動産販売7980)-オークラヤ住宅77

(勝者は決勝トーナメント進出決定 敗者は旭化成ホームズと決勝賭け対決)

 住友不販・伊藤がいつになくやる気十分。ここも突破するか。結城も関東能力がある。月末までまだ2週間あるから選手も集まるはず。

 オークラヤ住宅は住友林業に完封勝ちした勢いがある。丸山の投球は見ていないが、住林を抑えたのだから住友不販を抑える力はあると見た。新人川上は制球に難があるがストレートは威力がある。住友不販がベストメンバーでなければ逆転もある。

オープンハウス8685)-ミサワホーム東京85

(勝者は決勝トーナメント進出決定 敗者は大和ハウスと決勝賭け対決)

 大激戦。まったく優劣がつかない。オープンハウス川崎は旭化成ホームズ今野とタイプは異なるが、やはりスピードならRBAナンバー一投手。しかし、ミサワの新人トリオも相当の力がある。高橋、米山は積水京葉の生田を攻略した。

 川崎と米山は明大の先輩後輩。1年間は〝同じ窯の飯〟を食った仲か。この2人の対決は面白いし、川崎-高橋も見ものだ。高橋はあの生田の内角低めのストレートをものの見事にはじき返した。生田はあの1球で自信をなくした。川崎のストレートを打てるのは高橋くらいとみた。

 ミサワは前試合で好投した渋井もいるが、やはりエース古市か。どちらでもやや非力のオープンハウスなら完璧に抑える力がある。

 旭化成ホームズも住友林業もシード権を失った。勝ったほうがドームに最短距離にあるとみた。ここも負けたほうは敗者復活に回る。 

パナホーム74)-住友林業82

(勝者は決勝トーナメント進出決定 敗者は総合地所と決勝賭け対決)

 住友林業が優勢。チームがいまひとつピリッとしない原因は、鈴木監督の欠場にあるとみた。しかし、ここは格下。石井が本来の投球をすれば敵ではない。

 パナホームは当たって砕けろだ。失うものはない。相手は貧打。ここに付け入ればあわやのシーンもあるか。このチームには運もある。

ポラスグループ7879)-積水ハウス京葉8684

(勝者は決勝トーナメント進出決定 敗者は東京セキスイハイムと決勝賭け対決)

 積水ハウス京葉がやや優勢。ポラスは昨年の旭化成ホームズ戦でも前試合のオープンハウスでも大健闘したように、相手がどこでも互角に戦える力がある。レーティングを引き上げられないのは、力はあってもこの壁を突き抜ける力に欠けるからだ。岩瀬が先発だろうが、前試合の疲れが心配。積水京葉打線はオープンハウスより上だ。生田、佐藤をどう抑えるか。敬遠策も有効。

 積水京葉は生田の連投が続いている。年齢は30歳のはずだ。疲れが蓄積していると〝まさか〟のシーンもあるか。ここも生田-清水の対決が見もの。清水は川崎には敗れたが、生田にはどうか。生田はストレート勝負できるか。

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ケン羽中田がタッチアウトと判断されたシーン

 あの仏の三井不動産・細井監督が号泣県議のように泣きじゃくりそして激怒したように、あの体型に似合わずやさしい心根の持ち主のポラス成田が怒ったように、三郷の審判団の〝誤審〟は目を覆いたくなるほどだが、この日も場合によっては猛抗議、プロなら乱闘騒ぎになりそうなシーンが見られた。

 ケン・コーポレーション-東急不動産の初回だ。ケンコーポは2死満塁から6番小笠原のセカンドエラーから3塁走者の大原がホームイン。2塁走者羽中田も猛然とホームを衝いた。タイミングは微妙だったが、記者はノータッチとみてセーフと判断した。タッチプレーとフォースプレーの違いは小学生でも分かる基本的なルールだ。ところが主審の判定はアウト。ケンコーポには1点しか入らなかった。

 羽中田は「あれはセーフだよ」とベンチでつぶやいた。ナインもそのように受け取ったようだが、抗議はしなかった。しても無駄だし、ベンチにそのような権限は与えられていない。審判は神聖にして侵さざる存在だ。

 記者は試合では石ころ同然の存在。抗議する権限も意見する権限もないがたまらず主審に聞いた。「あれはフォースプレーではなくタッチプレーではないか」と。主審は最初、「捕手はちゃんとベースタッチした」と答えたが、ベースにタッチしてもアウトにならない基本的なルールを思い出したか、「ちゃんと走者の足にタッチした」と言い直した。

 その時のシーンを写真に収めた画像がある。読者の皆さんはどう判断されるか。羽中田の足のほうが先にホームベースに着いたと判断できないか。よしんば、主審の言う通り「足にタッチ」したのなら、次の画像はどう判断するか。足ではなく体のどこかに追いタッチしたように見えないか。

 主審はフォースプレーでいいと思って判断したとしか思えない。

またも主審の〝誤審〟 ポラス成田生還ならず(2013/9/8)

仏の三井・細井監督 神(審判)の誤審に怒り…涙(2013/7/29)

 

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いやぁ、疲れたよ ポラス小川、折笠バッテリー

  1 2 3 4     合 計
ポラス         12
ミサワホーム        

(5回コールド)

鉄人大野の速球は120キロ 相手主軸をツーシームで手玉

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ミサワ 大野

 ポラスが圧勝。5回コールド勝ち。折笠は味方の拙守に足を引っ張られながら3失点完投。今年52歳になったミサワホームの鉄人大野は4回投げ、自責点は2に抑える好投。大川が3安打猛打賞。

 ポラスは初回、内田の安打と暴投などで1点先取。逆転された4回には渡辺、大川、室田の安打などで3点を奪い逆転。5回には2番手松本から稲塚の2ラン、内田の3ラン、折笠のソロの3本の本塁打などで一挙8点を挙げた。

 ミサワは初回、2つの敵失と2つの四球を交え松本の安打で2点を挙げ逆転したが、最終回に大量失点したのが痛かった。松本が2安打を放った。大野は120キロの速球を交え巧投したが、拙守に泣いた。

○飯田監督 成田は欠場。こんなに点差があるのに折笠を投げさせなければならないのがうちの現状

○齊藤(41) 荒川(44)さんは宇都宮工業の先輩。僕だって投げられる。ユニフォームがないんだよ(中内代表、ユニフォーム費用くらい出してやってください)

●大野 下位打線には打たれたが、主力には打たれる気がしなかった。みんな僕のツーシームに引っかかってくれた。来週は地元の大会があるので出られない。また来年

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ポラス 大川

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左からポラス荒川、斉藤

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松本の安打で生還したミサワ須賀

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明和地所 藤縄

  1 2 3 4     合 計
旭化成リフォーム 11           23
明和地所          

(4回時間切れ)

ヤクルト山田の本塁打をアシスト 「3塁走者を刺すのも得意」藤縄

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明和地所 藤縄

 旭化成リフォームが四回までに大量23点を挙げコールド勝ち。結城は2回でお役御免。明和地所は66歳の藤縄顧問(前専務、今年6月の総会で顧問に就任)が3回に登板。主軸をピシャリと抑えた。4回には安打を打たれ、3進していた佐藤を牽制球で誘い出し、三本間に挟んだ。

○江上監督 (どうして佐藤はうなだれているの? 藤縄から安打を放ってしまったから? )いや、3本間に挟まれたことについて

 試合の趨勢は戦う前からわかっていた。明和のナインはRBA野球大会の最年長勝利投手を藤縄にプレゼントすべく登板機会を狙うのは聞いていたが、相手が旭化成では無理だと思っていた。案の定、旭化成が初回から猛攻で6点を奪った。この時点で藤縄の登板はないと見た。

 ところが、藤縄は3回登板し、主軸3人をピシャリと抑えた。試合を見ていなかった記者に「それじゃ、もう1回行くか」と藤縄は4回再びマウンドに立った。しかし、さすがに2回はきつかったのか、「相手の投手は66歳」と大声で旭化成ベンチに向かって記者が叫んだにもかかわらず、遠慮というものを知らないのか新人の8番佐藤はレフト前に安打を放った。そのあとは四球、安打の連続で途中降板した。

 藤縄は新潟高校出身。東大野球部で8勝したNHKの大越健介氏も同高出身。藤縄は次のように話した。

 「私はね、27年も続いている毎年8月15日に行われる新潟商業とのOB会の試合で投げている。今年4月にもうちがCMを出しているヤクルトの巨人相手の試合前の『闘球式』に投げ、ヤクルトの先頭山田を4球目でショートゴロに打ち取った。外角攻めに目が慣れたのか山田は菅野から本塁打を放った。私が山田の本命打をアシストしたようなもんだよ。3塁走者を挟むのは私は得意なんだ。高校時代に何人も刺した。油断のすきを突くのがコツ」

 藤縄より1歳下の65歳の記者は試合後、藤縄に捕手を務めてもらい、渾身の力を込めてマウンドから投げた。とんでもない暴投になった。20代は10球のうち8球くらいはストライクを投げる自信があったのに、いまは1球すら投げられない。野球は難しい。

 この日、52歳のミサワホームの鉄人大野はポラス相手に4回を自責2に抑えた。

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記者と明和地所のナイン(明和のナインが写す)

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安打を放つも3塁走者のとき藤縄に牽制で挟まれ苦笑いの佐藤

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ケン・コーポレーション 小笠原

  1 2 3 4     合 計
ケン・コーポレーション 1 2 1 1     5
東急不動産 1     1

 

東急不 小笠原から1点 「来週はガラスのエース」予告先発

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東急不動産 関根

 ケン・コーポレーションが快勝。エース小笠原は被安打3、1失点完投。10個の三振を奪った。東急不動産はユニフォームを一新、食い下がったが相手が悪かった。次戦は〝ガラスのエースが投げる〟と予告先発。

 ケンコーポは初回、3四死球と敵失で1点。2回には朝日、羽中田の適時打で2点。5回は村上の犠飛、6快投は村上、小笠原の長短打でだめ押し。理想的な試合運びで快勝。

 小笠原は変化球を多投。快速球投手から変化球投手へ脱皮を図ることに懸命のようだ。

 東急不動産は完敗だが、潮田新監督をはじめナインはいたって元気。〝ガラスのエース〟関根(30)を猛烈アピールするなどリップサービスも忘れなかった。

○大原監督代行 勝ててよかった

○ナイン 今日は監督不在だから雰囲気がいいぞ(田辺監督は欠場)

○小笠原 この前「ストレートを打たれたと書いたでしょ。あれはストレートじゃない」(変化球でもスピードがあるということか。それともストレートは打たれないぞという意思表示か)

●関根 埼玉聖望学園のとき、練習試合で涌井(横浜-西武-ロッテ)と投げ合いました。鳥谷の後輩です。来週は投げます(ナインは「ガラスのまま終わるかもしれない」と冷たい視線。「桜ヶ丘」の再開発を担当しているとか)

●秋山 「四番町」は私が用地買収を担当しました。もう少し待っていただければ新規物件をお披露目できます

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ケン大原

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左から東急不動産 秋山、佐藤

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左から東急不動産 高野、牧

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東急不動産 高野

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2番手で好投した清水建設 中嶌

  1 2 3 4     合 計
安田不動産        
清水建設        

(5回コールド)

安田不動産 選手層の薄ささらけ出す

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安田 森

 清水建設がコールド勝ち。2回、先頭の中井が3塁打を放ち、外野手が返球にもたもたする間に生還。その後も敵失と中島の2ランなどでこの回一挙5点。3、4回にも加点して圧勝。

 先発のエース田村は調子がいま一つ。2回には1死満塁を招き、3回投げて降板。4回からは中井が登板した。

 安田は選手層の薄さをさらけ出し、2回の拙攻が最後まで響いた。不調の清水田村から小久保、伊藤の連打と樋谷の四球で満塁の好機をつくったが、元モデルの8番石渡、監督の9番田保がともに三振。5回、この日2三振と元気がなかった西沢が2塁打を放ち、続く砂川が適時打を放ったが焼け石に水。失策も4個くらいあった。

○本間監督 田村? 田村はクビ(記者は途中降板の田村は首を痛めたのかと思ったが、ピリッとしない内容に監督はおかんむり。田村も人の子。連投はきつい歳になってきたか)

○田村 気合が入っていなかった(いえ、歳のせい)

○小寺 今日は無安打? いいんです。チームが勝てば

●田保監督 しようがない

●森 いつの間にか点を取られていた(先発も拙守に泣く)

●西沢 岩間が投げられなかったし…2年連続して2連敗で予選敗退とは…(初戦で勝つべきだった)

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大量点にも本間監督(右橋)の表情は終始厳しかった

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ジャンケンで勝利した三井不動産レジデンシャル

  1 2 3 4     合 計
三井不動産レジデンシャル    
青山メインランド    

(7回はサドンデス、ジャンケンで三井レジの勝ち)

青山メインランド 4人目に新人投手投入が裏目

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青山メインランド津久井

 三井不動産レジデンシャルが土段場で追いつき、延長サドンデスでも決着がつかず、ジャンケンで3-2で青山メインランドを下した。青山メインは余裕の継投が裏目に出た。

 0-5の最終回、敗色濃厚の三井レジはこの回から登板した相手の新人佐々木投手から2つの四球を選びチャンスをつくり、6番山崎のタイムリーでまず1点。なおも死球で満塁と攻め立て9番長谷川の走者一掃の3塁打で1点差。ここでたまらず青山は2番手として好投した元ベイスターズの吉井を再びマウンドに送る。1番川崎は浅い右翼飛に倒れ、2番渡辺も内野飛球で万事休すと思われたが、二塁手と遊撃手が交錯して落球。同点に追いついた。

 延長サドンデスではそれぞれ1点を取ったが相譲らず5人によるジャンケン(3点を先に取ったほうが勝ち)に持ち込まれ、2-2から三井山崎が相手に勝ち勝利。

 青山メインは策に溺れた。三井・長谷川、青山・津久井の両投手の投げ合いで迎えた3回裏、いきなり2つの死球で好機をつくり、山本の3塁打、石井の適時打、吉井の犠飛で一挙5点を奪取。津久井の後を受けて4回は吉井、5回は君島がゼロに抑えたが、最後に登板した佐々木がプレッシャーからか自滅した。

○渡辺監督 もらったような試合。あのような場面は楽しまなきゃ(延長サドンデスでは好投の2番手山崎に代え内山を起用。内山は最初の打者に1球もストライクが取れず同点。次打者もカウント2-0からボール気味の球がストライクとなると2-2に持ち直し、後続を断った)

○長谷川 投げるのは2年ぶり(どこかで見たと思ったら、元トーシンパートナーズで活躍、6年前に三井不動産レジデンシャルに〝移籍〟した長谷川だった。球威はさすがに衰えたが、カーブ、スライダーは1級品。3回に突如乱れたのは、その前の攻撃で走者としてかなり走ったためのようだ)

○保立 長谷川は前の回に出塁して走ったのがコントロールを乱すきっかけになったかもしれない

○山崎 みんな何を出すかちゃんと見ていた。ほとんどがグーかパー。だから僕はチョキで勝った(さすが!)

●山梨監督 新人を登板させたのは点差があり、(満塁でも代えなかったのは)同点まではいいと思った…

●津久井 伊藤忠ハウジングの渡辺と神は城西大硬式野球部の同級生。僕は公式戦で5勝している。ハンカチ王子の斎藤とは幼馴染

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三井不動産レジデンシャル長谷川(若い時より30キロは太ったのでは)

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青山メインランド吉井

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2-2に追いついた青山メイン 

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祝勝会を開く三井不動産レジデンシャル左から黒田、川崎、保立、山崎

 

 

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三井不動産 相澤

  1 2 3 4     合 計
三菱地所リアルエステートサービス        
三井不動産        

(5回コールド)

三菱リアルは9人野球の三井に対して17人も集め数では圧勝

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三菱地所リアルエステートサービスのナイン

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三井不動産ナイン

 三井不動産が5回コールド勝ち。集まった選手はいつもの9人ながら、44歳にしてようやく結婚にこぎつけたためかこの日は欠場した細井監督に祝意を表するかのように、相澤投手がかつて見たこともない鋭い変化球を自由自在に操り3安打に封じた。

 監督代行&捕手の工藤の相澤の持ち味を引き出す好リードも光った。東大卒の新人浅井も「TOKYO」のネームが入ったスパイクを披露、1安打放った。

 三菱地所リアルエステートサービスは期待の栗山が欠場。2連敗で予選敗退か決まった。

○浅井 高校は浦和高校。大学では連敗中の試合(6大学リーグは現段階で平成22年から76連敗中)に何試合か絡んでいます

○溝口 (東大野球部の)僕も公式戦で立教と明治相手にそれぞれ1イニング投げており、失点はしたが自責点はゼロ。力? 肥田さんのほうが実績では上。この前のオール三井の大会では優勝しましたよ

○三井不動産レジデンシャル渡辺監督 細井さん? 結婚しましたよ。書いていいか? もちろん。みんなオープンになっている

●榊監督 しゃあない。あれは打てない

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三井不動産 浅井とスパイク

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臨月のような榊監督の腹

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三菱地所リアルエステートサービスの頼もしい応援団

祝 44歳にして結婚にこぎつけた三井不動産・細井監督 

 細井監督が結婚したのは試合後、三井不動産レジデンシャルの渡辺監督から聞いた。わがことのように嬉しかった。細井監督とは現役の選手の時だから、仙台勤務の数年間を除きもう20年以上見続けている。

 口から生まれてきたのではないかと思わせるように、いつも独身コンビの溝口とともに笑顔を振りまいてきた。なかなか結婚できないのは自堕落な独身寮生活にあると思っていたが、7歳年下の溝口は数年前に結婚、独身寮生活に決別していた。追い出されたのか、それとも溝口に先を越され孤閨を守る辛さに耐えかねて自発的に退寮したのかは知らないが、細井監督も数年前から一人住まいのはずだ。

 しかし、結婚したからと言って負けたら予選敗退が決まる試合に臨まなくてどうする。今から尻に敷かれる予行練習をしてどうする。野球より大事な個人的な事情があるのか。誤審に少年のように泣いた昨年の経験は何だったのか。記者は24年間、RBAの取材に1度も欠場したことがない。

仏の三井・細井監督 神(審判)の誤審に怒り…涙(2013/7/29)

 

 

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