RBA OFFICIAL

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平居社長

「体育会系社員は練習する価値を知っている」

 住宅・不動産・建設業を横断的に組織するRBA野球大会が今年で25周年を迎える。約50チームでスタートしたのは平成元年。バブルの絶頂期にあったが、平成2年にはバブル崩壊。さらに追い打ちをかけるようにリーマン・ショックも業界を襲った。

 この間、参加チームは業界の浮沈を映すように約170チーム・社が参加しては消えた。第1回大会から連続して参加しているのは6チームのみだ。25年間を通じて断トツの強さを発揮しているのが旭化成ホームズだ。同社チームは第2回大会から水曜ブロックに参戦している。

 参加した当初は強豪チームに歯が立たず、コールド負けを繰り返していた。そのチームが激変したのが平成8年。この年、4勝を挙げると翌年に無敗で初の総合優勝を遂げると、その後はほとんど毎年のように優勝争いを演じてきた。日曜ブロックの覇者と争う総合優勝戦で24回大会まで11度の優勝を飾っており、水曜ブロック優勝が12回、準優勝が2回。通算119勝19敗、勝率.862の高率をマークしている。

 ターニングポイントになった平成8年こそ平居正仁社長が当時人事担当として野球選手をコンスタントに採用してきた時代と符合する。平居氏はその後、平成12年に人事部長、同16年に旭化成リフォームの社長を務めた後、同21年に社長に就任した。人事担当だったころはいつもグランドに駆けつけ応援していた。いまは業務が忙しく決勝戦にも顔を見せなくなったが、チーム育ての親であることに変わりはない。平居社長になぜ野球なのかを聞いた。

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◇       ◆     ◇

 平居社長が野球部を強くしようと思ったきっかけは平成6年に人事部担当になったときだ。それまで平成2年~6年、平居氏は滋賀の旭化成住工勤務だった。

 「当時、社名は東芝住宅工業(旭化成住工に社名変更したのは平成3年)で、若い社員は野球をやっていました。その野球部が強く、グループ内の大会でも好成績を上げていました。みんな天狗になっていたんです。

 私自身、野球は素人。そこで、私は旭化成ホームズの人事部に異動になるとき『本社の野球部を強くして、こいつらの天狗の鼻をへし折ってやる』と考え、平成7年採用のとき、慶大野球部監督の後藤(寿彦氏)さんを訪ね『住宅に興味のある部員はいませんか』とお願いしたら、たまたま鈴木鉄也(前監督)ら3人が来てくれることになった。その年の秋、慶大の4年生とうちのチームと親善試合をやったのですが、慶大チームには西武から指名を受けて、その日が入団調印式だった高木大成さんも参加され、ものすごく盛り上がりました。

 この年は、青学の渡辺康平たちも入ってくれた。翌年、後藤さんの伝手で早大野球部監督の佐藤さん(清氏)にお願いしたら、山本(寿彦氏、現監督)が入ってきた。それから負けないチームになりましたね。先輩、後輩の伝手でコンスタントに入社してくれるようになりました。

 当時、土屋社長(友二氏)から『お前はスポーツ選手ばかり採っているんじゃないか』と言われ、早速野球選手の営業成績を調べたら、みんな平均以上だった。しかし、支店や営業所もなかなか売り上げが上がらず苦戦していた時代で、業績が悪いと気持ちよく野球に出してくれないこともあった。やはり業績が上がらないと気持ちよく野球はできない。

 その頃、鈴木鉄也(前出)が受注絶好調だったので、休日に野球部員を集めて営業の勉強会を何度か行い、その結果、他の営業マンと比較しても皆それぞれ営業成績を上げてくれた。そこで、『人事部長としての仕事をちゃんとやっているでしょ』と、決して野球選手ばかり取っている訳でなく、業績にも貢献できる人材を採用していますと、土屋に伝えました」(土屋社長はチームが優勝したときホテルで祝勝会を開いたほどの野球好き。平居氏には『野球選手は本業でも優秀であることを証明せよ』とエールを送ったのだろう=記者注)

 野球選手などの体育会系の社員はどこがいいのか。この質問に対して平居社長は「一般的にはパワーがあるとか礼儀正しいとかが強みだと言われます。確かにそれもそうですが、私が体育会系を買っているのは、練習することの価値を知っていることに対してです。たゆまず練習する。スポーツ系の社員はこれを苦にしないで実践する。これが最大のポイントです。仕事も同じ。普通は何度か失敗するとあきらめて方向転換しますが、それでは仕事も上達しない。失敗したらなぜ失敗したのか、考えればいいこと。反復練習することでミスが見えてくるし、ミスをなくすことができるんです。当社の野球部の選手は本業でも全国レベルの人材がたくさんいます」

 (旭化成ホームズの選手は確かにミスをしない。1試合に1つあるかどうかだ。ライバルのリスト主砲・杉山選手(横浜高校出身で、松坂にエースの座を奪われた投手)は『うちと旭化成さんの違いはミスの差』と話したことがある)

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 同業へのメッセージ。「いまは積水(ハウス)さん、住林(住友林業)さんも参加されています。住林の市川さん(晃氏)は〝打倒・旭化成〟を目指していただいておりますし、社長同士が集まる会合では野球の話で盛り上がっています」

 「14回大会と15回大会は2度にわたって優勝できなかった年があります。〝打倒リバブル〟が達成できて気が抜けてしまったのではと思ったので、みんなを集めて『本当に野球が好きだったら、野球に恩返しをしろ』と話しました。かつてのリバブルさんのように〝打倒・旭化成〟と目標にされるような強いチームにすることが野球に対する恩返しだ』と話しました。それからまたエンジンがかかり、負けないチームになったんです。鈴木はかなりプレッシャーと戦っていたはずですよ」

 (鈴木監督が負けないチームをつくったのは適材適所の起用と、チームが勝つための采配にこだわったためだ。ナインも外野への安打を放っても『あの場面はゴロを打てとの指示だった』と決して喜ばなかった。鈴木監督は試合後の反省会で必ず左利きでノートに小さな字でメモを取っていた)

 「(旭化成)リフォームにも強くなってほしいのですが…補強? 補強はしませんよ。補強して強くしても面白くない。弱いチームを強くしていくプロセスが楽しいのです」と話した。

 普段は各支店・営業所めぐりで忙しく、本社にいるのは月に数えるほどとか。「ここ(本社)にいても仕事にならない(笑)。各地を回って担当者から人の成長を確認するのが私の役割」とくったくがない。2泊3日の勉強会を年10回もこなすという。現場主義を貫く社長だ。

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◇       ◆     ◇

 旭化成ホームズの業績が伸びている。平成26年度第2四半期決算は、売上高前年同期比11.9%増収の2,384億円、営業利益が40.9%増益の265億円となり、第2四半期累計としては過去最高となった。通期見通しについても「消費増税の駆け込みの反動による落ち込みは限定的」(平居正仁社長)と判断し、売上高5,320億円、営業利益600億円とし、過去最高の売上高・営業利益を目指す。

 同社の業績が好調なのはこれまで書いたように、人事担当時代から人を育ててきた平居社長の手腕によるところが大きいと思えてならない。これは記者の身びいきか、我田引水か。

 平居社長は11月22日に開かれる25周年記念の「RBA懇親会」にも出席する。

カテゴリ: 2013年度

「住宅-不動産-建設業界に横串を通した」久米大会委員長

 RBA野球大会は住宅・不動産業の浮沈を映す鏡-今年で25回目を迎えたRBA野球大会がスタートしたのは平成元年。バブルの真っ最中だった。しかし、平成2年9月、バブルは一挙に崩れた。株価は下げ基調で値がつかず、マンションの売れ行きもばったり止まった。投資用マンションは市場そのものがなくなった。解約が相次いだ。それでもRBAは一度も中止することなく開催を続けてきた。これまで参加したチーム(企業)は約170チーム(企業)にのぼる。数々のエピソードを交えながら大会の歴史を振り返ってみた。

 大会がスタートしたのは平成元年。主催したのは第三企画。久米信廣・大会委員長(第三企画社長)は、「不動産関連の仕事をしていて、何とか業界の役に立ちたいと考えて野球大会を思いついた」と開催を決断。「金儲けと取られるのが嫌で、社員には一切営業の話をするな、第三企画が何の会社かわからなくてもいい。ただただ住宅、不動産、販売、仲介、建設などバラバラだった業界に横串を通したくてがむしゃらに突き進んだ」と話す。スタッフは朝から晩までグラウンドに立ちつくした。

 第1回の参加チームは約50。大手デベロッパーからハウスメーカー、流通会社、大手ゼネコンをはじめ、いわゆる街の不動産屋と呼ばれる中小も参加した。このような住宅-不動産、さらには建設業まで巻き込んだ業界を横断するイベントはもちろん初めてだった。

 これ以上ない順風満帆のスタートを切った。そして、その翌年、バブルがはじけた。舞台は暗転した。しかし、ほとんどの業界人は「そのうち元に戻る」と高を括っていた。まさか土地神話が崩れ、今日まで20年以上にわたり右肩下がりの経済が続くとはだれも思わなかった。

 それでも、平成4~5年まではまだバブルの余熱が残っていた。参加チームも出入りを繰り返しながら毎年50チームぐらいが参加していた。退場を余儀なくされたチームは経営そのものが危うくなり破たんした会社や新規採用がなく選手の高齢化でチームを維持できなくなったところだ。

 主だったところを列挙する。第1回大会に優勝するなど第9回大会まで出場し、4度の総合優勝を飾った大京。〝左殺し〟の異名をとった山本雅夫氏(南海-巨人-近鉄)が4番を打ち、首位打者のタイトルホルダー長崎慶一氏(大洋-阪神、元荒川区議)や盗塁王の屋鋪要氏(大洋-巨人)も選手&コーチとして在籍していた。その大京も第10回大会から姿を消した。

 マンションデベロッパーの力建も草創期のRBAの大立役者だった。明大の硬式野球部出身者でチームを構成し、社内に夜間練習場を設け〝打倒!大京〟を目指した。プロの道も社会人野球の道も断たれた大條監督は三井の志村氏と互角のピッチングで打者をほんろうした。

 このほか、都市型マンションで一世を風靡したアサヒ都市開発、億ションの東高ハウス、ゼネコンの石原建設、東洋信託系のデベロッパー東洋不動産、建売り大手の六建建設、三和ホーム、ハウスメーカーの殖産住宅相互…。ビル・マンションのリノベーションが流行しているが、その草分けの田園都市も5回大会まで参加していた。

 その後、リーマン・ショックの影響もあり。今では170社のうち40社ぐらいが業界の表舞台から退場した。第1回大会から第25回大会まで連続して参加しているのは旭化成ホームズ、東急リバブル、みずほ信不動産販売、ミサワホーム東京、ケン・コーポレーション、三井不動産、ミサワホームの6チームしかない。

 無謀ともいえる久米の願いはかなった。住宅-不動産-建設をつなぐ横串をこれから縦糸で未来につなげる仕事がまだ残っている。

 

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髙橋氏

 三井不動産グループの賃貸マンションの仲介を展開するレジデントファーストに元ヤクルトスワローズの髙橋敏郎氏(33)が「三井不動産住宅リース」の選手として在籍しており、「来年は優勝を目指す」と意気込んでいる。

 髙橋氏は山形県出身。新庄東-石巻専修大を経て、2002年のドラフト7巡目で捕手としてヤクルトに入団。

 「ウィキベディア(Wikipedia)」によると「遠投120mなど肩はかなり強く、パンチ力もあった。ヤクルトの捕手陣の中でも潜在能力は群を抜いており、楽天の野村克也監督も一目置いていた。楽天の岩隈投手からもホームランを放っている。しかし一軍には古田敦也がいた事や怪我もあり、出場機会に恵まれなかった。

 その甘いマスクと明るさで女性ファンや小さい子供のファンも多かったが、2006年10月2日に戦力外通知を受けた」とある。

 

その後、NPBセカンドキャリアサポートを受けてある不動産仲介会社に入社。2009年には宅建資格も取得。成績優秀社員として社内表彰を受けている。

 同社に入社したのは2010年11月。「不動産会社はたくさんあるが、富裕層をターゲットにした特別のマーケットで仕事がしたかった」というのが転職の理由だ。「家賃が40万円以上の高額賃貸の仲介が中心ですが、マンション購入などもグループ会社と連携してソリューションビジネスに取り組んでいる。人と接するのが好きですし、体育会系のよさが発揮できる」と話した。

◇     ◆   ◇

 三井不動産住宅リースは第18回大会からRBA野球大会の日曜ブロックに参加しており、通算成績は6勝16敗、勝率.273といまひとつ。今年もエース佐藤が初戦で好投したが、2試合目は欠場して惨敗。2連敗で予選敗退している。

 しかし、来年から佐藤-髙橋のバッテリーが組めれば最小失点に抑えられる。あとは打力と守備力の強化だけだ。今年のオール三井の野球大会では佐藤-髙橋がバッテリーを組んで2部の優勝、さらに入れ替え戦にも勝利し、1部昇格を飾っている。

◇     ◆   ◇

 「ヤクルトに入るときは、古田さんからレギュラーを奪ってやろうと決意を固めたのですが、古田さんは40歳近くになろうとしていたのに動きが全然衰えていない。衝撃でしたね。レギュラーを奪うなんて考えが甘かった」

 ほとんどの新人が受けるプロの洗礼だ。2軍では日替わりで捕手を務めたが、「記憶にないですが、打率は2割ぐらいだったと思います。当時日本最速の2人、五十嵐亮太さんや石井弘寿さんの球を受けましたが、特に五十嵐さんのフォークは捕るのが大変。145キロで落ちますから…」と、当時を振り返る。岩隈投手から本塁打を放ったのは「2軍戦で、ストレート」だったそうだ。

 心がけたのはメモだ。「ベンチではいつも小さなノートにメモしていましたね。打者のクセ、性格、球種を張るタイプか、コースで張るタイプか、追い込まれるとどういう打撃をするかなどで、捕手はみんなやっていました」

 「いい思い出? ドラフト指名されたときぐらい。あとはほとんど悔しい思い出しかないですね。特に入団4年目はクビになるのが不安でしたね…」(プロは芽が出ないと3~4年でほとんどが退団。10年いられる選手は2割ぐらいではないか)

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 ウィキベディアにあるように、確かにハンサムだ。色黒なのか鍛えているせいかマスクは黒かったが、マスクで隠すのがもったいないほどだ。礼儀正しいのがまたいい。現在のRBA野球選手約800人の美男子コンテストをやれば間違いなくベスト3に入る〝色男〟だ。

 花嫁候補を募集中で、好みの女性は「和服が似合う控えめな女性。歳下がいい」とか。趣味は野球とゴルフ。ゴルフのスコアは平均90くらい。「当たれば300ヤード飛ぶ」そうだ。

 RBAタイムズで「花嫁募集」と紹介してから1年も経たないうちに結婚。すぐ子どもが産まれた監督もいる。

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ヤクルト時代(髙橋氏提供) 

 

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長崎慶一氏

 プロ野球大洋ホエールズ時代の1982年に打率.351で首位打者に輝き、平成元年の第1~3回RBA野球大会に大京のコーチを務めていたレイアンドエム社長・長崎慶一氏(63)が11月22日(金)に行われる「RBA設立25周年記念懇親会」に出席される。開催を前に長崎氏は「野球も仕事もプラス思考。失敗したらどうしようなんて考えないで行動すること」とRBA関係者にエールを送った。

◇     ◆   ◇

 まず長崎氏の輝かしい経歴を紹介しよう。

 長崎氏は大阪出身。法大では、六大学野球リーグ史上初の2シーズン連続首位打者を獲得するなどの活躍を見せたあと、1972年、ドラフト1位で大洋ホエールズに入団。当初は三振の多い打者だったが、自然体で構え、身体の回転で球を運ぶ打法に変更してから打率が上昇。1982年には、当時、中日ドラゴンズの田尾安志氏と首位打者を争い、対中日最終戦で大洋が田尾氏を敬遠〝攻め〟にして長崎氏が打率.351で首位打者になった。その差はわずか2毛差だった。

 その後、阪神タイガースに移籍。1985年の日本シリーズでは西武相手に第6戦で満塁本塁打を放ちチームを初の日本一に導き、優秀選手賞に選ばれている。

 1987年に現役引退。その後はテレビの野球解説者、シドニー五輪の日本代表打撃コーチ、高校教師を経て、2003年、荒川区議選に自民党から出馬して当選。区議を1期務めたあと、2007年に民主党公認で参院選に立候補したが落選。現在は、冒頭の会社社長として、いわき市の震災復興プロジェクトでもある観光農園「ふくしま和郷園・きずな農場」のオープンに向けて取り組んでいる。

◇     ◆   ◇

 「私が大京さんでコーチを務めたのは3年間だが、力建さんや東急リバブルさんが強かったのを覚えている。当時の大京さんは勢いがありましたね。選手も高校や大学野球の経験者が多く、決断力が速く、マイナス思考の人はいなかった。野球も営業も一緒。三振したらどうしよう、ゲッツーだったらどうしようと考えると、絶対三振するんですよ。プラス思考でまず行動すること。失敗したら、そこで考えればいいと」と、何事もプラス思考に徹することを強調した。

 もう一つ、長崎氏はものの見方・考え方にも通ずる貴重なアドバイスをした。「毎日、数字を追いかけていたら疲れちゃう。私は、広島の山本浩二さん(法大の先輩)から教わったんですが、規定打席403(当時、試合数は130試合で規定打席は130×3.1=403)を4つに分けて、100試合で30安打放つことを考えた。それ以上打てればもうけものですよ。根つめると精神的によくない」(ものごとをクォーターで考える思考方法はラグビーやテニスに代表されるように欧米の発想だろうが、わが国の証券取引でも2003年から四半期決算が導入された)

 「バブル崩壊後、企業スポーツは真っ先に弾き飛ばされた。なのに、RBAはよくぞ25年間も継続してやってこられた。すごいこと。ドームや海外交流の機会があれば、仕事の疲れも吹っ飛びモチベーションも上がるはず。22日は友人を連れて出席させていただく」と語った。(記者は、大京のコーチ時代、何度かお会いしているが、それより西武ファンの記者は長崎氏が西武の息の根を止める満塁弾を高橋直樹投手から放ったのをよく覚えている)

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 長崎氏のプラス思考は現役を退いてからも変わらない。先に高校教師になったことを書いたが、「自分の息子を教えるため。自分の息子を教えられないシステムに問題があると思った」からだそうだ。

 区議に立候補したのもプラス思考・「少年の野球教室を行なっており、グラウンドがないので区に陳情に行ったら『区議になったら出来るかもしれないよ』と勧められ立候補したら受かっちゃった」

 参院選の出馬については「甘かった。スポーツ省をつくろうという動きに乗って立候補したが、選挙のシステムもよく分からなかったし、区議を辞めて2カ月しか準備期間がなかった」

 そして、現在のビジネス。いわき市のハワイアンズに隣接するゴルフ場跡地約2万坪のうち1万坪に農業法人と組んで観光農園を開業する計画だ。「ふくしま和郷園・きずな農場」と称するもので、いちごやトマトを栽培してハワイアンズのお客さんなどに販売するほか、100本のバラの庭園、キャンプ場、レストラン、直売場などを整備するものだ。「準備まで2年かかったが、一部は来年オープンできる」そうだ。

 

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旭化成ホームズ今野(左)とオープンハウス川崎

  
 水曜ブロック決勝戦、旭化成ホームズ-オープンハウスは2-2のまま決着がつかず、昨年と同様、引き分け再試合となった。旭化成の今野もオープンハウス川崎も完璧の投球を見せたが、それぞれ味方のミスも絡んで2失点した。今野は「力んでしまった」と悔い、川崎は「ドームには魔物がいた」と声を絞り出した。〝勝つと思うな、思えば負よ〟-記者は古い演歌のフレーズを思い出した。「今野」の同姓対決と、明大卒の同窓対決を振り返った。

◇     ◆   ◇

 まず、旭化成のエース今野とオープンハウスの核弾頭・今野の同姓対決から。

 記者は戦前からこの〝今野対決〟を楽しみにしていた。結果は旭化成の今野が3打数無安打に抑えたが、今野投手の2失点はオープンハウス今野が奪ったともいえる。

 そのシーンを振り返る前に、前打席の対決を紹介する。前2打席ともオープンハウス今野はファウルフライに討ち取られている。旭化成の今野に軍配が上がった。とくに2打席目が面白い。初球、今野投手は「捕手の要求どおり」内角にオープンハウス今野をのけざらせるストレートを投げた。そして2球目。一転して緩いカープを投げた。バッターの今野はタイミングが合わず3塁ファウルフライ。わずか2球で決着がついた。今野投手の投球が光った。

 そして、3度目の対決。0-0の5回裏、2死2、3塁で打席にオープンハウスの今野が立った。ここで今野投手に迷いが生じた。「四球でもいいと思ったが、勝負にいった」。〝四球でもいい〟という思いが〝針の糸を通す〟制球力を狂わせ、スライダーは外に大きく外れ暴投。2者が生還した。オープンハウス今野はこの打席であわやスタンドインという大ファウルを放ったが、結局、キャッチャーファウルフライに倒れた。

 討ち取った今野も討ち取られた今野もその理由は分かったはずだ。次の対決もまた見ものだ。

◇     ◆   ◇

 最終回。ここまでオープンハウス川崎は無安打に抑えていた。許した走者は味方の失策と四死球による3者のみ。盗塁などでいずれも3塁まで許したが後続を力で抑えていた。最終回も〝普通に投げれば〟川崎がノーヒット・ノーランを達成していたはずだ。

 しかし、川崎に魔物が立ちはだかっていた。川崎は先頭打者の9番横田に四球を与えた。明らかに力んでいた。ストレートはすべて高めに浮いた。新人の横田は冷静だった。「2球目、きわどい球だったが、ボール一つ外れていた」と判断してボールを選ぶとあとは明らかなホールで四球。

 ここで旭化成は揺さぶりを掛けた。代打は取って置きの久保田。横田が盗塁したあと、久保田が甘い高めのストレートを中堅前に運び1点差。勢いに乗る旭化成はここで代走に新人の池田。池田は2盗し、さらに意表を突く3盗を敢行。慌てたオープンハウス日隈捕手は3塁に悪送球して池田が難なく生還して同点に。今野投手のドーム無敗神話は継続された。

◇     ◆   ◇

 再試合がまた見ものだ。双方とも相手の手の内が読めたはずだ。今野は連打を浴びなければ抑えられると思っただろうし、川崎もストレートの力勝負に自信を持ったはずだ。しかし、各チームの打線も攻略法を探るはずだから、同じ手が通用するとも限らない。だから野球は面白い。

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今野、痛恨の暴投て2失点した場面

 先日行われた第25回RBA野球大会水曜ブロック決勝戦の感動の写真を掲載します。観客席で撮った写真以外はすべてプロカメラマンが撮影したものです。

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  以下が記者が撮った写真

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オープンハウスの総勢15人のチアガールはすべて写真。「OPEN HOUSE」の箱男は入社2年目、仕入れ担当の木村さん

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旭化成ホームズの内定者と人事担当者

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オープンハウスの応援席

  1 2 3 4     合 計
旭化成ホームズ      
オープンハウス      

 

 プロのCSより面白い! 決勝は2年連続引き分け再試合-第25回RBA野球大会水曜ブロック決勝戦、旭化成ホームズ-オープンハウスが10月23日、東京ドームで行われ、制限時間1時間30分で決着がつかず2-2の引き分けとなり、前回の第24回大会に引き続き再試合となった。再試合の日程は未定。

 試合は同じ明大卒の旭化成ホームズ今野、オープンハウス川崎のそれぞれが持ち味を生かした投手戦となったが、先手を奪ったのはオープンハウス。5回、今野の暴投と津久井捕手の悪送球で2点を奪った。

 しかし、旭化成がすぐ反撃。6回、先頭打者の横田が四球を選び2盗を決めた後、代打久保田はチーム初安打を中堅前に運び1点差。代走池田が2盗、さらに意表をつく3盗を試み、慌てたオーブン日隈捕手が3塁に悪送球する間に池田が還り同点。出塁した5走者が6盗塁を決めるなど相手にプレッシャーをかけたのも光った。試合はそのまま引き分けた。

 オープンハウス川崎はストレート勝負で押し6回を投げ被安打1、奪った三振8個の好投を見せた、初回はすべてストレート勝負の3者三振に斬って取るなど、500人の大観衆の声援に応えた。荒井社長も「川崎は最高の立ち上がり」とたたえた。しかし、最後は勝ちをあせったか、横田に与えた四球が相手に勢いをつけてしまった。

 対する今野は頭脳的なピッチングが光った。速球中心ながらここぞの場面は変化球で相手を翻弄。唯一のピンチだった5回の2死2、3塁の場面で、同じ姓のオープンハウス今野に痛恨の暴投と味方の失策で2失点したが、最終回は3者三振に斬って取り、川崎に明大先輩の貫禄を示した。

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先制点を挙げたオープンハウス(右は荒井社長)

△佐藤監督 最後は旭化成さんの底力を見せられた。今度は倍返ししたい

△川崎 …ドームに魔物がいた。最後は力んでしまった

△山本監督 2点取られたときは厳しいと思ったが、横田がよく出塁したし、先発起用も考えていた久保田がよく打ってくれた

△今野 暴投の1球は勝負に行った僕のミス。最後はサドンデスもあると見て、流れを作るよう三振を狙った

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チーム初安打が追撃の一打となった久保田(中)と同点歩踏んだ池田(左)

水曜ブロック決勝戦 観戦ガイド

第25回RBA野球水曜ブロック決勝戦 旭化成ホームズ-オープンハウス展望

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旭化成ホームズ今野            オープンハウス川崎

 第25回RBA野球大会水曜ブロック決勝戦、旭化成ホームズ-オープンハウスが10月23日(水)東京ドームで行われる。旭化成が勝てば2年振り13度目の、オープンハウスが勝てば参加5年目で初の優勝となる。勝敗を占ってみた。

旭化成の先発はエース今野か

 戦績、データからは旭化成が優勢だが、オープンハウスにもチャンスありと見た。後述するように、この8年間で旭化成を破っているのは2チームしかなく、その1チームがオープンハウスだからだ。そのシーンが再現できる可能性は十分あると見た。

 旭化成の先発はエース今野か2番手平山か。どちらでもオープンハウスを抑える力があるが、知将・山本新監督はオーソドックスな采配を揮う。サプライズはないとみて、エース今野の先発と読んだ。

 今野はこの8年間、チームのエースとして君臨してきた。決勝戦での通算成績は5勝0敗。35回投げ、被安打16、奪三振24、与四死球9、自責点0。化け物だ。

 しかし、今野も人の子。年齢は33歳。ここ数年は後半にばてるシーンもたびたび見られる。不安はスタミナだ。試合は7回か1時間30分。微妙な時間だ。スイスイ投げれば完投できるが、球数が多くなる展開だと厳しい。とはいえコントロールは抜群。針の糸を通す制球力がある。

 間違いなく省エネ投法、早めの勝負に出る。相手が打てないとみれば3球勝負もある。無駄な球は投げない。ストレートは見せ球に変化球で相手を翻弄するのが狙いだろう。

 しかし、山本監督は石橋を叩くタイプ。継投も十分視野に入っているはずだ。平山は初回からいつでも投げられる準備をするはず。問題は、今野ほど安定感がないことだ。調子が良ければ完璧に抑えるが、変化球が決まらず自滅することもあった。このあたりが今野からエースの座を奪えない課題だ。

 一発勝負だけに継投のタイミングが難しい。山見と監督の采配が見ものだ。

 野手陣は盤石。足がある新人の横田、原田、松井らの起用がズバリ的中。攻守の要・北寒寺を3番に据えた新オーダーが定着した。ノーヒットでも1点を取る野球は健在だ。守備も鉄壁だ。

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打率5割の旭化成ホームズ津久井

力で押すかオープンハウス川崎

 オープンハウスは2年目の明大硬式出身のエース川崎が王者に立ち向かう。もちろん最大の武器はストレート。相手が誰であろうと抑える力がある。しかし、今年は打たせて取るピッチングも身に付けた。野手陣がしっかり守れば、投球の幅も広がる。川崎の魅力を引き出せるかどうかは守備にかかってくるとみた。しっかり守れば逆転の芽も出るとみた。

 攻撃陣は先頭の今野に注目だ。旭化成のエースが今野なら、オープンハウスの打のキーマンも今野だ。試合時間からすると今野は3回打席につく。旭化成の今野を攻略すればムードは一気に高まる。

 もう一人は沖縄出身の新人・与那嶺。東北に野球留学した高校時代、あの菊池雄星から猛打賞を放ったというから相当の力があるとみた。足もある。本人は「軟式は難しい」と今ひとつなじんでいないようだが、調整してくれば怖い存在だ。

 曲者も揃う。23回大会で旭化成の今野から本塁打を放った塚中、2塁打を放った平賀、サヨナラ打を放った光永らがいる。旭化成今野は忘れていないはずだし、悪夢を思い出させればチャンス。再戦が見ものだ。

 もう一つの援軍は大応援団だ。荒井社長は準決勝戦で三井不動産リアルティを倒した後、「全社員を動員する」とコメントした。就業時間もあるので微妙だが、過去最高記録となりそうな500人近くの大応援団を送り込むようだ。ドームは完全にオープンハウスのホームグラウンドに化す。上場を祝う最高の舞台は整った。ただ、選手が舞い上がって実力を発揮できなくなるリスクは当然ある。

 対する旭化成の平居正仁社長はチームの育ての親だが、本業が忙しいのか、社長に就任してからすっかり応援の回数が減った。応援合戦ではアウェーとなるのは間違いない。

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オープンハウスの攻撃の要 今野

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小田の適時打で生還した朝日を迎えるケンナイン

  1 2 3 4     合 計
鹿島建設        
ケンコーポレーション        

(5回時間切れ)

鹿島 豊田2回にリズム崩す 中原の1発及ばず 

   

 鹿島-ケンコーポは、2回に3安打を集中して挙げた4点をエース小笠原が守りきった。鹿島はエース豊田が2回に力みからリズムが崩れた。中原が本塁打を放ったが、及ばず。

 ケンは2回、この快投先頭の4番羽中田が死球で出塁、盗塁で2進したあと、5番金子が送りバントを2回失敗したが、しぶとく中堅前に運び1点先制。さらに2死2、3塁から1番小田が2点2塁打を放ち、この回4点をもぎ取った。

 エース小笠原は4回に2失点したが、球威が回復。確実に復調しつつある。

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ケン 小笠原

 鹿島は悔やまれる敗戦。豊田が2回、先頭の羽中田に死球を出してから乱れた。許した安打は3本のみだが、すべて2回に許したもの。4回、中原が本塁打を放ち、さらに田中の安打と敵失で1点を返したがそれまで。

○笠 いい当たりで距離は十分だったが(4回、大飛球を放ったがファウル)

●福本監督 コメント? ないなぁ。まあ、来年も頑張る

●豊田 えっ、あれ安打(完全に打たれた安打は確かに1本のみ。2回だけ力みからリズムを崩した)

●山本 うちは最初から全試合先攻。最初の抽選会で先攻、後攻が決まってしまうシステムは考えてほしい(確かに。後攻のほうが戦いやすいとはいえる)

●田中 この前は20年間で1本といったのじゃなく、20試合で1本の割合という意味。今日も1本出てよかった


ケン小笠原

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ケン小田

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鹿島 豊田(左)と中原

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