ケンコーポ接戦を制す 上松1失点完投 初陣オフィスバンク善戦及ばず
ケンコーポ上松投手
オフィスバンク(84) 1-3 ケン・コーポレーション(85⇒87)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
オフィスバンク | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | ||
ケン・コーポレーション | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | X | 3 |
初回、捕逸の間に生還したケンコーポ岩野
ケン・コーポレーションが接戦を制した。「調子は良くない」という先発上松が味方の堅守に支えられ1失点完投。最終回以外は相手に3塁を踏ませなかった。初陣オフィスバンクは善戦及ばず。
ケン・コーポレーションは初回、二死3塁から相手の捕逸に乗じて岩野が生還して1点先取。その後は攻めあぐねるも、6回二死、羽中田を2塁に置き、最上が右翼越え2ランを放ち貴重な2点を追加した。
オフィスバンクは5回まで1-0で粘り、点差3に広げられた7回にはこの回先頭の島袋が三塁打を放つなどして1点を返したが、それまで。
6回、先頭打者として安打を放った羽中田
6回、ランニングホームランを放った最上
最上を迎える羽中田(背番号25)
○田辺監督 ノーエラー。守備が良かっ
○羽中田 球が速いか遅いかではない(試合を観戦した三井レジリース渡辺が羽中田を絶賛していた)
○上松 調子はあまり良くないが、チームの皆さんに助けられた
●長倉監督 前向きに頑張っています。次、頑張ります
●島袋 (三塁打について)まぐれです
●石塚 気持ちでは勝っていた
●奈佐 何くそ魂
最終回、3塁打を放った島袋(3塁塁上で)
左から島袋、石塚、奈佐
無敗対決は鹿島に軍配 決勝シード権獲得 遠藤が好投 旭化成リフォーム 失策たたる
〝この雄姿が引出物だ〟ダメ押しの2点タイムリー打を放った鹿島 古和
古和
鹿島建設(87⇒88) 6-1 旭化成リフォーム(85)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
鹿島建設 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 6 | |||
旭化成リフォーム | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
(時間切れ)
高原(左)と遠藤
無敗対決は鹿島に軍配。決勝トーナメントのシード権を獲得した。2回から登板したエース遠藤が被安打2、無失点の好投。来週結婚式を挙げる古和主将が3打点の活躍。旭化成リフォームは3失策が全て失点につながった。
鹿島は初回、先頭の渡辺が2塁打し、2番吉岡は死球で出塁したあと、3番古和の犠飛で1点先制。さらに4番中原の安打をきっかけに四球と敵失をからめ1点追加。追加点が欲しい最終回は2つの敵失から古和の2点2塁打と中原の適時打などで4点を加点してダメ押し。
先発の高原が1失点すると、エース遠藤が2回から登板。いきなり2安打されたが、無失点に抑えると、3回以降は一人の走者も出さなかった。
旭化成は初回、先頭の木下が四球を選び盗塁を決めたあと、2つのゴロで1点を返した。2回は、一死から8番森が安打し、盗塁と木下の中堅前安打で森が本塁を狙ったが、相手鈴木中堅手の好返球で憤死した。
結城は粘り強く投げたが、味方の援護がなかった。自責点は1のみ。3失策が全て失点につながった。
〝風間よ、お前も頑張ってくれ〟黙々と投げる旭化成リフォーム結城
〇福本監督 ゼネコンの大会でも清水と今年は戦ったことはない。どうなの? (と聞かれたので、「新人投手は制球に難があるがストレートは速い」と答えた)今日のヒーローは中堅の鈴木。あの好返球がなかったら試合はどうなっていたか
〇古和 来週土曜日、結婚式。29歳です。みんな野球だから、ナインは一人も呼ばない。安心して式に臨める
〇遠藤 仕事が忙しく、先発-完投する自信がない(本当に忙しそう)
〇ナイン 結婚式? 土曜日は野球(あなたたちはナインの結婚式より野球が大事なのか)
●金田監督 初回が全て
福本監督(左)と鈴木
〝来週も来るかもよ〟臨月だというマネージャーと金田監督(パパは監督じゃないですからね、念のため)
三井レジリース 樺沢が粘投 〝最弱〟安田 あわや世紀のジャイアントキリング
三井レジリース樺沢
三井レジリース(90) 6-4 安田不動産(70⇒68)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
三井レジリース | 1 | 0 | 5 | 0 | 0 | 0 | 6 | |||
安田不動産 | 0 | 3 | 0 | 0 | 1 | 0 | 4 |
(時間切れ)
先制打を放った中野
優勝候補の筆頭三井レジリースが逃げ切り。下手投げ樺沢が踏ん張った。〝優勝請負人〟渡辺は登板回避、1四球のほかは3打席とも凡打し「大スランプ」(本人)。安田不は小久保、森が本塁打し、あわや一発サヨナラの場面を演出した。
三井は初回、先頭の山際が四球を選び、すかさず2盗。2番大坪の内野ゴロで3進すると、3番中野の左翼越え2塁打で先制。理想的な攻めが成功した。
逆転された3回は、この回先頭の大坪が四球を選び、続く中野が左翼前安打して好機をつくると、制球が定まらない相手森投手から3個の四死球と7番伊藤、9番川口の適時打などでこの回一挙5点を奪い逆転。
樺沢投手はレーティング68の日曜最弱の安田不に9安打を浴び、4失点したが、最後は踏ん張った。
安田不は〝世紀のジャイアントキリング〟を逸した。初回はあっけなく失点し、攻撃でも3者凡退したが、2回のピンチを凌いで反撃開始。この回先頭の岩間が中堅前に運ぶと、かつての主砲小久保が左翼越え本塁打を放ち逆転。続くかつてのオールラウンドプレーヤー森は左翼越え本塁打し、この回3点を奪取。
このままジ・エンドとなると思いきや、5回に俄然ハッスル。2死から小久保が安打すると、森の四球と7番梅沢の安打で満塁と攻め立て、8番田保が押し出しの四球で2点差。打席にはこれまで2安打の9番永坂。永坂は三振で同点・逆転機を逸した。
いつもならここで戦意喪失するはずのチームはなおも食い下がる。最終回、この回先頭の1番宮本が自ら2本目となる安打を放つと、岩間、小久保が四球を選んで二死満塁。一打同点、一発逆転サヨナラの場面をつくったが、森はボテボテの投手ゴロで万事休す。
森投手は、5安打に抑えたが、10個の四死球を出した。それでも渡辺と山際をほぼ完璧(二人に2四球ながら6打数ノーヒット)に抑え、6失点に抑えたのは立派。
初安打、初打点を挙げた伊藤
安田 森
本塁打を放ちへたり込む森
小久保(左)と永坂
〇藤城監督主力を半分欠いて臨み、渡辺は登板させないことを決めていたが、勝ててよかった
〇渡辺 大スランプ。球が遅すぎて打てない(6回のセカンドゴロを「内野安打だ」とアピールしたが、完全なエラー。ヒット1本をほしがる渡辺を初めてみた。3打数ともすべて凡打。決勝まで立ち直れるのか)
〇山際 新宿区の大会? 準優勝。優勝したのは新宿区。強い
〇樺沢 調子は良かった。下から投げると疲れる(奪三振7、被安打9、四死球5)
○伊藤 今年入社し今日が初安打。学生時代は二塁手や遊撃手をしていた。出られるところで活躍できるように頑張る
●田保監督 ほぼベストメンバーで非常に楽しく試合ができた。2回の小久保の本塁打でいい流れに変わり、投げた森も暑い中よく踏ん張った(監督自身、5回に左翼の守備で土手を駆け上がって好捕)あれ?なんか土手上ってるなという感覚。45歳です
●ナイン (監督の好捕に)フェンスがあれば半分越えてるくらい。アツモリ!
●森 きつい(2回、ランニングホームランでベンチに帰ったときは息も絶え絶え。滝のように汗が流れた。案の定、3回に乱れた)
●ナイン 西沢? もう野球ができる体形じゃない。それよりレーティングを上げて(西沢よ、関西に行って自堕落な生活を送っているんだろう。戻っても戦力外とは情けない。中川社長、今日のチームはよく戦った。投手ですよ投手。投手を補強してください。東建だって河越がいなかったら並みのチーム。優勝を狙える三井リース、清水、鹿島、地所リアルなどはみんな計算がたつ投手がいるからです)
6回、安打を放った宮本
安田ナイン
「軟式球をよけるやつは負け」 三井レジリース・山際
先制のホームを踏む山際
前の試合で3死球を浴びた(山際は蚊に刺されたほどの痛み・痒さしかないはずだが…)山際はこの日の3回、中野が打席でボール球を避けた際に「軟式ボールをよけるやつは負けだ」と喝を入れた。
「安定して勝てるチーム、相手に嫌がられるチーム。姿勢から違う。今日のような試合では勝てない」と言い切る。この試合については「たとえばバッティングが粗い、サイン見逃しは2つあった…」と挙げ、「ちょっとずつ気が抜けていくと弱くなってしまう」と戒めた。
1球との対峙、一つ一つのプレイに全力で集中する。描くのは草野球でなく、野球だ。
スコアシート
地所リアル雪辱 〝隠し玉〟込山が快投 東建河越は本来の出来になく惜敗
予選突破に沸く地所リアルナイン
東京建物(88) 0-3 三菱地所リアル(87)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
東京建物 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |||
三菱地所リアルエステート | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 3 |
(時間切れ)
地所リアル込山
東建 河越
地所リアルが東建・河越に雪辱。〝隠し玉〟込山が快投し、決勝トーナメント進出を決めた。登板回避したプーチン寺田が2安打した。東建は2回の先制機を逃し、勝ち運にも見放された。
地所リアルは2回、1死から6番落合が中堅前安打とエラーで3進した二死後、8番込山の当たりそこないのキャッチャーゴロが内野安打となり先制。制限時間いっぱいの6回には、この回先頭の2番寺田が中堅越え2塁打し、敵失と4番小林の犠飛、5番篠宮の適時打で2点を追加し、そのまま試合終了。
寺田が2安打したほか、橋本、篠宮、落合など主力が6安打を放った。
先発はエース寺田ではなく、これまで3塁を守っていた〝隠し玉〟(岡野監督)の込山が初先発。盾に落ちるカーブなど変化球が冴え、東建打線を3安打6奪三振、2四球の好投。
東建は2回の逸機で流れを引き寄せられなかったのが全て。この回、先頭の4番谷口がチーム初安打となる内野安打を放ち、6番高島の安打で1死1、3塁の好機をつくると、7番上原のショートゴロでホームを突いた谷口が憤死。その後は込山に抑えられた。
河越は、7回14奪三振ノーヒット・ノーランを達成した前回の出来にはなく、立ち上がりから不安定で、相手の主軸のセンター返しに屈した。自責点は1。
〇岡野監督 ノーヒット・ノーランのお返しをする(試合前)込山は〝隠し玉〟(試合途中。昨年の後藤、高野の2人の〝隠し玉〟はまったく機能しなかった。三度目の正直か)
〇込山 三井レジリースの樺沢より一つ上の明治学院硬式野球部。ベンチ外でした。得意球? 落ちるカーブ(東建の主砲生出を三振に斬った球は素晴らしかった。昨日、西武を抑えたソフトバンク武田以上)
○寺田 僕は肩が痛くて投げられなかったので左も考えて込山が投げた。狙い通り
〇橋本 〝俺がいなくても勝てる? 〟みんな黙らせてやる(2-1、1死球。荒れ気味の込山を巧みにリードした。影の殊勲者)
●村部監督 河越が頑張ったが、打てなかった。地所リアルの監督さんから「決勝でまた戦いましょ」と声を掛けていただいた。対戦したらいい試合をしたい。わたしの打球? 完璧に捕らえたが、相手右翼手が深く守っていた(2回、飛距離80mの右翼飛を放ったが…あと10m足りないのは鑑定士村部の限界)
●生出 相手の投手がよかった
●ナイン あれはセーフでしょ(2回の谷口がアウトになったシーン。記者はバックネット裏で観戦していたが、リクエストルールが適用されたら完全にセーフ。隣の三井レジリースの二人も同意見)
●マネジャー 来週勝って決勝に行きます
●河越 来週は翌日からシンガポール。試合は出る
●斎藤 来週は山形で親しい友人の結婚式。出たい。でも試合かな。うーん
●上原 先月婚約しました。来週は大阪の実家に彼女を連れていく可能性が…
●谷口 それは大阪に行くよね
込山の内野安打で生還した落合
落合を迎える地所リアルナイン
込山を好リードした橋本
貴重な犠飛を放った小林(背番号24)を迎える寺田
村部監督(左)と上原
敵に塩 東建齊藤、天羽が地所リアル込山に塩飴と水補給
地所リアル込山(右)に水を補給する東建・天羽
4回の地所の守り、東建の攻撃場面。マウンドの込山は先頭の谷口に対し3-0と制球を乱した。足が吊るアクシデント。そのとたん、東建ベンチの齊藤と天羽が脱兎のごとくマウンドに駆け寄り、齊藤は塩飴と天羽は水を込山に手渡した。
込山は結局、谷口に四球を与えたが、その後立ち直り、次回で対決した齋藤をセカンドゴロに、天羽を三振に斬ってしっかり借りを返した。試合後、勝利した地所リアルナインは東建に「次、勝ってください」と声を掛け、東建ナインは「決勝で会いましょう」と応じた。
スコアテーブル
鹿島がシード権 三井・相澤ノーヒット・ノーラン RBA日曜4日目試合結果
三井不動産 相澤投手
第31回RBA野球大会日曜ブロック予選トーナメント4日目が9月1日、三郷サンケイグラウンドで5試合が行われた。
無敗同士の鹿島建設-旭化成リフォームは鹿島のエース遠藤が好投、結婚式を翌週に控えた古和がダメ押し2点打を放ち、決勝トーナメントシード権を獲得した。旭化成の次戦は初陣オフィスバンク。
ポラス-三井不動産は、三井・相澤が6回ノーヒット・ノーランを達成。東大卒の宮台と同期で六大学ベスト9に選ばれた楠田が2ランを放った。三井は予選突破。ポラスの次戦はケンコーポ。
オフィスバンク-ケン・コーポレーションは、ケンコーポ上松投手が好投し勝利。次戦でポラスと決勝の座を争う。オフィスバンクの次戦は旭化成リフォーム。
今季2度目の対決となった東京建物-三菱地所リアルは、前試合で河越に7回14三振を喫しノーヒット・ノーラン負けした地所リアルが雪辱。〝隠し玉〟込山投手が好投。予選を突破した。敗れた東建はサンフロンティア不動産と決勝進出をかけ戦う。
三井レジリース-安田不動産は、三井レジリースが逃げ切り。下手投げ樺沢が踏ん張った。予選突破。安田は小久保、森が本塁打を放ったが惜敗。次戦でタイセイ・ハウジーと決勝の座を争う。
鹿島建設(87⇒88) 6-1 旭化成リフォーム(85)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
鹿島建設 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 6 | |||
旭化成リフォーム | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
(時間切れ)
ポラスグループ(83) 0-7 三井不動産(84)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
ポラスグループ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |||
三井不動産 | 0 | 3 | 0 | 2 | 0 | 2 | 7 |
(時間切れ)
オフィスバンク(84) 1-3 ケン・コーポレーション(85⇒87)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
オフィスバンク | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | ||
ケン・コーポレーション | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | X | 3 |
東京建物(88) 0-3 三菱地所リアル(87)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
東京建物 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |||
三菱地所リアルエステート | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 3 |
(時間切れ)
三井レジリース(90) 6-4 安田不動産(70⇒68)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
三井レジリース | 1 | 0 | 5 | 0 | 0 | 0 | 6 | |||
安田不動産 | 0 | 3 | 0 | 0 | 1 | 0 | 4 |
(時間切れ)
地所リアル込山投手
RBA野球 日曜ブロック予選4日目 記者の〝勝って〟予想
日曜ブロック予選4日目が9月1日(日)、三郷サンケイグラウンドで行われる。記者の〝勝って〟予想。( )内の数字はレーティングで、矢印は前回からの変更。
鹿島建設(87⇒88)-旭化成リフォーム(85)
勝者が決勝トーナメント進出を決め、シード権を獲得。敗者はケンコーポ-オフィスバンクの敗者と決勝進出をかけ戦う。
鹿島が優勢。エース遠藤が絶好調と見た。打線も若手の加入で厚みが増した。あとは若手に押されて存在感が薄れてきた中原の踏ん張り次第。
旭化成は結城-風野の継投になりそうだ。どこまで踏ん張れるか。打線は相手遠藤を攻略できるか。
ポラスグループ(83)-三井不動産(84)
勝者が決勝トーナメント進出を決め、敗者はケンコーポ-オフィスバンクの勝者と決勝トーナメント進出をかけ戦う。
互角。三井不動産は戦力が全く読めない。揃えばポラスを一蹴するが、前回のように揃わないと惨敗もありうる。
ポラスは折笠-田中の継投で逃げ切りを図る。最少失点に抑え、少ないチャンスをものにできるか。
オフィスバンク(84)-ケン・コーポレーション(85⇒87)
勝者が決勝トーナメント進出を決め、敗者はポラス-三井不動産の敗者と決勝トーナメント進出をかけ戦う。
ケンコーポが優勢。エース上松は不動産健保野球大会で青山メインランドとの準決勝戦で7回3失点完投し、決勝戦のエフジェーネクスト戦でも4回を無失点に抑えた。ここも最少失点に抑えそう。打線は羽中田がやや精彩を欠くが、他は元気。
オフィスバンクの長倉、奈佐は最少失点に抑える力がありそうだが、打線が上松を攻略できるか。横浜金港クラブの秋田投手が登板すれば圧勝もありうるが…チームのスケジュールをチェックしたら、8月27日から29日まではメットライフドームで全日本クラブ選手権の試合があり、9月1日は「未定」となっている。
東京建物(88)-三菱地所リアル(87)
勝者が決勝トーナメント進出を決め、敗者はサンフロンティア不動産と決勝トーナメント進出をかけ戦う。
敗れても次戦の相手を考えれば決勝トーナメントに勝ち進みそうだが、優勝を狙うなら〝負け癖〟は双方とも付けたくないはず。とくに地所リアルは2回戦で7回14三振のノーヒット・ノーランを喫した屈辱を晴らすためにもここは必勝態勢だろう。フーチン寺田が奮起するか。むきになると返り討ちにあいそうだ。前試合欠場した〝右玉〟橋本はどうか。
東京建物も〝どぶに落ちた犬〟を叩くためには負けられない。河越がここでまた好投するようだとドームに一歩近づく。主砲生出、鑑定士村部も元気そうだ。
三井レジリース(90)-安田不動産(70⇒68)
勝者が決勝トーナメント進出を決め、敗者はタイセイ・ハウジーと決勝トーナメント進出をかけ戦う。
三井レジリースが優勢。投げるのは樺沢か。
安田は御前試合だった前試合で惨敗した。奮起したいところだが、相手が悪い。相手が〝与し易し〟とみて渡辺、樺沢を温存してくれることを祈ろう。
RBA大会記録の1試合3被死球 山際 死球を選ぶのは最高のテクニックだ
三井不動産レジデンシャルリース山際(過去の試合)
三井不動産レジデンシャルリースの核弾頭・山際が8月4日の試合で3死球を選んだ。データはないが、1試合で3個の四球を選んだのは、31年のRBAの歴史で初の〝快挙〟ではないか。
記者は、3個のうち最初に選んだ死球の場面を見ていた。初回、チームは4点を挙げ、なおも二死満塁。打者一巡の場面。再び山際に打順が回ってきた。この回、山際は先頭打者として2塁打を放ち、大量得点のきっかけをつくった。
相手2番手の若松が投じたストレート(変化球のすっぽ抜けか)は山際の頭部を直撃した。山際は静かにバットを置くと、一塁へ向かった。記者は〝兄弟げんか〟を演出しようと、「山際!乱闘だ!バットを持ってマウンドへ迎え!」と大声で叫んだのだが、「挑発しない、しない」とリースのベンチからたしなめられ、決定的な写真を撮ることは出来なかった。
驚いたのは試合後だ。他の試合を見ていたので、そのあとの山際の打席は見ていなかったのだが、スコアには第3打席も第4打席も「死球」が記録されていた。
8月4日の試合、初回、先頭打者として2塁打を放ち、3番渡辺の安打で生還した山際
◇ ◆ ◇
山際は昨年も相当の四死球を得ている。出塁率は5割を超えているのではないか。RBAの〝当たり屋〟としては、ケン・コーポレーションの矢澤がいるが、矢澤はあの広島カープの達川さんのように大げさに〝当たった!当たった〟と叫ぶので、時には球審の心証を悪くし、ただのボールと判定されたことも少なくないが、全盛時(失礼、矢澤は13年間一度も休んだことはない。衣笠さんのような選手だ)には1試合に1個か2個は選んでいた。
山際はどうかというと、大げさには振舞わないが、あの身体で相手投手を睨みつける。だれだって元東邦の主砲に威嚇されたら縮み上がる。
だからなのか、山際は〝逃げない〟選手であることは他チームにもかなり浸透しており、嫌われているように思う。
山際よ、嫌われてもいい。ヒールに徹しろ。怪我をしないように当たりまくれ。球審から死球の判定を受けるのは最高のテクニックではないか。一つだけ言わせてもらえば、試合後、相手投手のお尻くらい撫でてやれ。また死球を貰えるはずだ。(小生は、ソフトボールでゴロを取り損ない、右手親指に当て骨折したことがある)
記者は、ホームランや安打をよく打つ選手はもちろんだが、四死球をよく選ぶ出塁率の高い選手が優秀な選手だと思う。MLBも20年くらい前から出塁率を重視するようになっている。
RBAでもっとも出塁率の高かったのは、全盛時の東急リバブル岡住さんだし、現役では旭化成ホームズの北寒寺だと思う。山際も迫れ。後ろに強打者・渡辺がいるのだから得点のチャンスが広がる。
プロ野球の記録を調べた。1試合の最多被死球は竹之内雅史氏(西鉄ライオンズ)と関本賢太郎氏(阪神タイガース)の3個だ。被死球最多日本記録保持者は清原和博氏の196個、与死球の最多記録保持者はわが西武ライオンズの東尾修氏の165個。どうして西鉄・西武関係者が多いのかは不明。
8月4日の試合、3個目の死球を選び、渡辺のゴロで生還した山際
◇ ◆ ◇
軟式野球のルールにはヒット・バイ・ピッチ(死球)の判定について「打者が投球を避けようとすることが条件である。投球がストライクゾーンの外でバッターに触れ、しかもバッターがこれを避けようとしなかった場合には、ボールが宣告される。バッターが投球を避けようとしたかどうかは、一に球審の判断によって決定されるものであって、投球の性質上避けることができなかったと球審が判断した場合には、避けようとした場合と同様に扱われる」とある。
初陣オフィスバンク初勝利 吉田-石塚-吉田の継投 大成有楽はエース伝法谷欠場響く
3ランを放った奈佐
オフィスバンク(85⇒84) 14-4 大成有楽不動産(73⇒78)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
オフィスバンク | 4 | 0 | 0 | 5 | 5 | 14 | ||||
大成有楽不動産 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 |
(コールド)
オフィスバンク吉田
初陣オフィスバンクが初勝利。吉田投手が踏ん張り、大塚、奈佐が一発を放った。大成有楽不動産は前回好投した伝法谷とキーマン三春が欠場。予選敗退が決まった。
オフィスバンクは初回、3連続四球を得た一死後、五番吉田の2点2塁打と暴投、6番神村の犠飛で4点先取。1点差に迫られた4回には、この回先頭の7番大塚が中堅越え2塁打を放ち、続く野村の左翼越え3塁打で1点、そのあとも暴投、敵失などでこの回5点を挙げた。5回には7番大塚のソロと、3番奈佐の3ランでコールド勝ち。
横浜金港クラブに所属するエース秋田はクラブ全国大会に出場するためスケジュールが詰まっており、RBA野球大会に出場する可能性はないとみた。
大成有楽は初回、先頭の田中が四球を選び、続く石貫の安打と2つの敵失から3点を返し、3回には無死満塁と攻め立てたが、6番以下の後続が凡退し、流れをつかめなかったのが痛かった。5回にも満塁の好機に1点どまり。
〇奈佐 長倉監督は欠場。わたしは3ラン
●竹田監督 もう1本でした
4回、野村の3塁打で生還した大塚
オフィスバンク奈佐
3回、安打を放った大成有楽不 宮地
3回、一死満塁から7番景浦の3塁ゴロでホームを突くもアウトになった安東(捕手は野村)
清水建設 3連勝でシード権獲得 小寺も元気 安田不 御前試合で惨敗
〝俺が清水の新エースだ〟吉田
安田不動産(70) 0-15 清水建設(87⇒88)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
安田不動産 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||||
清水建設 | 0 | 3 | 2 | 10 | X | 15 |
(コールド)
〝山寺じゃないぞ、おれが清水の生涯4番打者だ〟生還した小寺(左から2人目)を迎える清水ナイン
清水建設がコールド勝ち。鶴田と今里が3ランを放った。吉田-田村-長井の継投も決まった。3連勝で決勝トーナメントのシード権を獲得した。不戦勝で2連勝していた安田不動産はこの日が初戦で、中川雅弘社長と管理・人事担当の冨林和雄常務が応援に駆け付けたが、メンバーは変わり身なしで惨敗。
清水は2回、この回先頭の7番松浦の四球、9番吉田の内野安打の好機に2番鶴田が3ランして先制。3回は9番の代打・浅野の2点2塁打で追加点を奪うと、3回は8番今里の3ランをはじめ3番小寺、4番宮本、松浦、浅野の7本の長短打を浴びせ、この回一挙10点を挙げた。
新人の吉田投手は3回を投げ、被安打1、奪三振3、与四死球2。長井は3個の三振を奪った。
安田不動産は完敗。初回の2番田保の内野安打と4回の5番小久保の2安打に抑えられた。先発の森は2回、2番手の小久保は2回をそれぞれ投げたが、痛打を浴びた。
清水 鶴田
清水 長井
〇本間監督 上島の先発? 肩が壊れちゃった。引退の危機。長井? 巨人の角みたい(監督、角と比較しても分かる人はいないよ)
〇ナイン 角? 全然知らない(そりゃそうだ。角が活躍したのは30年も昔)〇今里捕手 吉田も田村も長井もみんなよかった(田村は1安打2四球、投げては被安打1)
〇小寺 投げる? もう10年も昔だよ(4番を打ち、2安打3打点の活躍)
●田保監督 社長と人事担当常務が初めて応援してくれた。社長? 「ご苦労さん」と声を掛けてもらった
安田 森
安田 小久保
中川社長さんと冨林常務さんへ 記者のお願い
中川社長さんと冨林常務さん、きっとこの記事も読んで頂けるはず。10年前くらいは西沢や森、小久保、岩間などが活躍していました。「本業でいい成績を残しているチームが優勝する」RBAのジンクスは生きています。最強チームの旭化成ホームズの選手は本業でも全国トップクラスの成績を残しています。毎年、野球枠を設け、補強してください。
10年ころ昔まで〝出ると負け〟を繰り返していた東建は慶大卒の河越投手が大活躍。優勝争いができるチームになりました。本業でも東建はマンション業界をリードし、大成有楽不動産も商品企画がよくなっています。野球も本業も〝芙蓉・みずほの時代〟にしていただきたいと思います)
東建 河越 14K 7回ノーヒット・ノーラン 安田は2連勝 大成有楽不は3年目にして初勝利の記事はこちら dsk19100495-404号-4面.pdf
〝橋本いなくても勝てるぞ〟地所リアル大勝 ミサワ 内村が転籍 来季に期待
〝暑さが何だ、プーチンだ〟地所リアル寺田
ミサワホーム(79) 2-12 地所リアル(87)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
ミサワホーム | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | ||||
三菱地所リアルエステートサービス | 7 | 0 | 3 | 2 | X | 12 |
(コールド)
〝河越、待ってろ、猛打賞だ〟初回、落合のタイムリーで逆転のホームを踏む栗山
三菱地所リアルエステートサービスが大勝。初回一挙7点を奪い試合を決めた。主砲の〝右玉〟橋本は欠場。栗山が猛打賞。〝暑さに弱い〟プーチン寺田は2失点完投。ミサワホームはミサワ東京の内村前監督が転籍でチームに合流したが、出場機会はなく、予選敗退が決まった。
地所リアルは初回、1番新田が四球、2番寺田が敵失、3番栗山が安打して満塁とすると、2連続四球で同点。7番落合が2点タイムリーで逆転。その後も攻撃の手を緩めず、8番遠藤、寺田の2点2塁打などでこの回一挙7点を奪った。3回は敵失と栗山の安打などで3点を追加。4回にも栗山、4番小林の長短打でダメ押し。
寺田は初回2失点したが、その後は立ち直り、被安打6、奪三振4の力投。
ミサワは初回、先頭の朝日が内野安打し、4番山田、5番高須の連打で2点先制したが、すぐ逆転された。先発高須は自滅した。
栗山を迎える地所リアルベンチ
〇岡野監督 今日は大阪桐蔭の福井を連れてきた。元4番の遠藤もいる(試合前)何っ? 東建が不戦敗で、今度また当たる? オイオイオイ、なめられたもんや。1カ月あるからきっちり仕上げてくる(試合後)
〇寺田 プーチンは暑さに弱い。倒れそう(と言いながら自ら2安打放ち、4打席とも出塁)
〇ナインの総意 橋本がいなくても勝てる(〝右玉〟を奮い立たせて〝火の玉〟に点火させる戦略と読んだ。橋本がいなくて勝てるわけがない)
〇落合 俺が決勝打だ
〇福井 2年間の温存やけど投げられへんわ(母校は府大会で敗戦。甲子園出場ならず)
●平尾監督 初回が全て。今年が終わっちゃった。また来年
●内村 土曜、日曜休みのミサワに転籍。初回からずっと出場している日曜も水曜も頑張ってほしい。ユニフォーム? 借りられたら出てもいいが…足を痛めているので…(結局、出場機会はなかった)
元4番遠藤も快打
〝大阪桐蔭の名が泣くぞ、それってボロ傘か、役に立たないのならプーチンに貸せ〟福井
〝橋本いなくても勝てるとは俺は言ってないぞ〟落合
〝ごめんなさい、すべて私の責任〟平尾監督
〝来年は仕上げてくるぞ〟内村
〝パパ、スイブンホキョウシナイト ネッチュウショウニナッチャウヨ〟ミサワの応援団