RBA OFFICIAL
 

IMG_5561_二回一死二・三塁、石坂が右中間へ2点三塁打を放つ.jpg
2回、右中間2点3塁打を放った旭化成ホームズ石坂

伊藤忠ハウジング(85⇒87 2-9 旭化成ホームズ(91.5⇒91)

  1 2 3 4     合 計
伊藤忠ハウジング      
旭化成ホームズ      

  (時間切れ)

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石坂

旭化成ホームズが序盤で7点を挙げ圧勝。1番原田、2番北寒寺がそれぞれ2個の四球を選び、盗塁をし、3番石坂が長打で還す理想的な攻めを見せた。伊藤忠ハウジングは序盤の大量失点がこたえた。

旭化成は初回、先頭から2者連続四球で無死1・2塁とし、3番石坂が2塁打を放ち先制。さらに敵失と5番佐藤の安打で加点しこの回4点を挙げた。続く2回、一死から2連続四球と重盗で走者2・3塁とし、再び石坂が右中間へ2点3塁打を放ち、佐藤翼の安打で自身も生還、7-0と点差を広げた。その後2点返されるも、5回に久保田が2ランでダメ押し。前週完投した松田が先発して3回を投げ、2番手伊藤につないだ。

エース今野は登板回避。9番DHで出場、3-0。北寒寺は2-0、2個の四球を選び1盗塁。先頭の原田は2-1。2つの四球を選び3盗塁。4番松井は2-0、1四球。

伊藤忠ハウジングは3回一死1・2塁で1番大倉の2塁打で1点を返し、さらに二死後に3番神が四球を選んで満塁と好機を広げたが、4番神原が凡打に倒れた。4回にはこの回先頭の5番福澤が2塁打で出塁し、瀬戸の安打で生還。続く5回にも一死満塁の好機をつくったが、後続を断たれた。投手は渡辺福澤。

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〝これで次の先発も確保したぞ〟2ランを放った久保田

IMG_5598_2ランを放った久保田(7)を迎えるナイン.jpg
久保田を迎える旭化成ホームズベンチ

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旭化成ホームズ 2番手伊藤投手

 

 

佐藤監督 打ちたいところをよく我慢して走者をため、打つべき人が打った。石坂がよく決めてくれた

石坂 打席では打点を取ることを常に意識している。大学までの野球経験のお蔭で、どんな場面もプレッシャーを感じないのが強み。次の試合も、打たないといけないところで打って勝ちます

杉山監督 旭化成さんは要所でのベンチ指示が的確。うちは大ざっぱで個人に委ねる。あの「負けない野球」には勝てない。うちらしさを持ちつつ「負けない野球」にどう負けないようにするか。そこを考えてまた来年やっていく

渡辺 千葉方面から来ている部員が多くて埼玉の球場は大変。来年は引退しよう

面高前監督 来年も決勝トーナメントに進出したら球場に来ます

IMG_5571_三回一死一・二塁、大倉が適時二塁打で二走渡辺を返す.jpg
3回、適時2塁打を放った伊藤忠ハウジング大倉

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伊藤忠ハウジング渡辺投手

 

IMG_5658_四回、三走本間がバッテリー乱れに乗じて本塁へ。チーム5点目をもぎとった.jpg
暴投(パスボールともとれる)で生還した住林 本間

グローバル住販(8587 3-6 住友林業(89⇒90)

  1 2 3 4     合 計
グローバル住販    
住友林業    

 

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同僚の島袋(左)とのび太くん西野(右)に抱えられてベンチに戻る小池

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〝次も出るぞ〟小池

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好投した住友林業 町田

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3回、逆転した住林ベンチ

 住友林業が相手の拙守に乗じ快勝。新人町田投手が6回を3失点に抑え、最後は井上が締めた。同点打を放った32歳の主砲小池は盗塁した際に肉離れを発症。グローバル住販の6失点は全て暴投・振り逃げが絡んだもので、拙守に泣いた。

 3点を先取された住林は1回裏、先頭の拵が安打し進塁打と4番長瀬の振り逃げ・暴投で1点を返し、2回はこの回先頭の6番小林が死球で出塁し、盗塁と捕手の悪送球で3進したあと、またも8番月馬の振り逃げで1点。3回には一死から3番吉原が敵失で出塁、4番長瀬の四球で好機をつくると、5番小池の右翼前タイムリーで同点。さらに二死後、パスボールで勝ち越し、7番梶の適時打で1点追加。この回3点をもぎ取った。4回も9番本間が内野安打で出塁し、二盗、三盗とパスボールでダメ押しの1点を加点した。

 先発の町田投手は6回を投げ被安打4、奪三振5、与四死球2、失点3。最終回は井上が三者凡退に抑えた。

 グローバル住販は初回、四球と敵失を絡め2番小田部、3番佐久間の連打と犠飛で3点を先取したが、その後は好機を併殺などで潰した。

 先発戸山はよく投げたが、自らの暴投と捕手のパスボールがことごとく失点につながった。2番手の谷繁は2回を投げ、3つの三振を奪うなどほぼ完ぺきに抑えただけに惜しまれる。

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逆転打を放った住林 梶

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2回、2点目のホームを踏む住林 小林

〇石井監督 2年前以来の準決勝。忘れ物を取りにやっと来られた。ここで負けたら今日負けたのと同じ。ここまで頑張ってきたので、何とか調整し、みんなで頑張ってドームに臨みたい。今日は強いて言えば守備ミス。徹底して、万な状態で臨みましょう(試合後のミーティング)

○本間 順大硬式出身、入社2年目。今日は守備が良かった。次戦は打撃を頑張ります(捕球・送球で流れるような好守備を披露。四回には相手のバッテリー乱れの間に三塁から猛ダッシュし貴重な追加点をもぎとった。国学院久我山―順大硬式。順大では副主将)

〇小池(32) 出身は栃木・鹿沼東。大学はサークル。肉離れ? 大丈夫。次も出場する(前回のトラバース戦でも元西武の林崎から安打を放つなど猛打賞。肉離れを起こした後、2塁からナインに両脇を抱えられてベンチに戻ってきた様子から次回出場は微妙)

〇〝のび太〟西野 ドームに行けたら10年ぶりくらい。経験者? わたしと石井監督、島袋しかいない(新人の頃、ドラえもんののび太くんそっくりだったので、ナインも記者もそう呼んだ。34歳になり、子どももいるはずだが、本人は「のび太くんは歳をとらない」とすっとぼけた)

●外山 今季60打席目で初めて安打を放った

●ナイン あいつ(投手)の球を受けられるのは佐久間しかいない(佐久間は切れのあるスライダーを後逸したシーンが二度三度あった)。来シーズンは日曜ブロックで出場するかもしれない

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〝60打席目でやっとヒットが打てた〟グローバル住販 戸山

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〝こんなはずじゃ…〟ポラス岩瀬

ポラスグループ(86⇒87.5 9-7 ナイス(87.5⇒88)

  1 2 3 4     合 計
ポラス        
ナイス        

  (タイブレーク)

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タイブレーク、押し出し2点目のホームを踏むポラス高屋

 双方で四死球が19個の乱戦をポラスが制した。延長タイブレーク戦(一死満塁で攻防)で斎藤の内野安打と押し出しで選んだ2点を自称〝サファテ〟(高屋)が守り切った。ナイスは追いすがり、村尾-芦沢の継投で粘ったが、あと一歩及ばず。連投が利かないエース山本は欠場。

 ポラスグループの4強入りは、旧中央ビル管理勢としては初、旧ポラスグループ勢は第24回大会以来二度目。

 ポラスは初回、相手先発の村尾から3つの四球と6番田川、7番菊地の連打で3点先取。3回には4つの四死球と敵失を絡め、3番上津原の適時打などで4点を追加。同点の延長5回には、2番齋藤の1塁内野安打と上津原の死球で2点を挙げ、抑えの〝サファテ〟(高屋)がその裏を0点に抑えた。

 先発の岩瀬はピリッとせず、3回までに4つの四死球を与えて被安打4、奪三振4、自責点4で降板。2点リードの4回に登板した2番手の〝サファテ〟(高屋)も自らのエラーから3連続四球で同点に追いつかれた。両投手が与えた四死球は7個。

 3点先制されたナイスはすぐ反撃。初回、1死から4連続四球と相手の急造捕手清水のパスボールと捕球ミスにつけこみ同点。3回には6番中島、7番佐藤国、8番池田の3連続長短打で2点、さらに4回にはこの回から登板した〝サファテ〟(高屋)から暴投と押し出しで同点としたが、なおも無死満塁の好機に6番打者以下が凡退。

 先発の村尾は3回を投げ、被安打5、奪三振1、与四死球8。2番手の芦沢は1回を抑えた。2人の投手の四死球は12個。

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決勝打を放ったポラス齋藤

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〝危なかったなぁー〟左から2人目が〝サファテ〟(高屋)

〇野村監督 どんな相手ともそれなりに戦うよくわからないチーム

○ナイン 4強なんだ…

〇藤田 3連読出塁だぞ

〇〝サファテ〟(高屋) やっちゃった(自らの失策をきっかけに2失点)

●城戸 しょうがない

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初回、暴投で生還したナイス茂木

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〝俺は投手じゃないんだ〟ナイス村尾

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ナイス芦沢投手

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最後は村尾が三振

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先制のホームを踏んだ森永を迎えるエイブル清水監督(背番号22)

 4強は旭化成ホームズ、ポラス、住友林業、エイブル-第31回RBA野球大会水曜ブロック準々決勝戦4試合が10月9日(水)、大宮健保グラウンドで行われ、伊藤忠ハウジングに9-2で圧勝した旭化成ホームズ、ナイスを延長の末9-7で下したポラス、グローバル住販に6-3で逆転勝ちした住友林業、ケイアイスター不動産を5-3で破ったエイブルが4強に勝ち進んだ。

この結果、準決勝戦は旭化成ホームズ-ポラス、住友林業-エイブルと決まった。

ポラスグループ(86⇒87.5 9-7 ナイス(87.5⇒88)

  1 2 3 4     合 計
ポラス        
ナイス        

  (タイブレーク)

伊藤忠ハウジング(85⇒87 2-9 旭化成ホームズ(91.5⇒91)

  1 2 3 4     合 計
伊藤忠ハウジング      
旭化成ホームズ      

  (時間切れ)

ケイアイスター不動産(84⇒86 3-5 エイブル(89.5⇒90)

  1 2 3 4     合 計
ケイアイスター不動産 0        
エイブル        

  (時間切れ)

グローバル住販(8587 3-6 住友林業(89⇒90)

  1 2 3 4     合 計
グローバル住販    
住友林業    

 

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タイブレークを制したポラス(右端は野村監督)

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〝たいして打たれてないぞ〟鹿島 遠藤

タイセイ・ハウジー(86885-6 鹿島建設(8889

  1 2 3 4     合 計
タイセイ・ハウジー          
鹿島建設 2X          

  (時間切れ)

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〝島倉、ベルトありがとう〟左が明大後輩1歳下の島倉、右が1歳上25歳の鈴木(健)

 鹿島建設が逆転サヨナラ勝ち。鈴木(健)が押し出しのサヨナラ四球を選んだ。エース遠藤は折からの雨に制球を欠き、9安打を浴びながら5失点完投。タイセイ・ハウジーは千葉英が3安打猛打賞の活躍をしながら、最後は自ら4つの四死球で勝ちを逃した。

 2点を追う鹿島は最終回、この回先頭の2番吉岡が四球で出塁し牽制エラーで2進、3番鈴木晴の2塁打で好機をつくると、4番古和、5番薄田、6番代打の鈴木(健)の連続四死球で逆転サヨナラ。

 2回の攻撃では、相手先発の井原から3つの四球と吉岡の2点打、古和の適時打で4点を奪った。

 遠藤投手は苦しみながら完投。雨が小降りになった3回は7番から9番までほぼ完ぺきのピッチングで抑えた。

 タイセイ・ハウジーは守り切れず惜敗。初回、先頭の内山と2番千葉英の連打でつかんだ好機に5番千葉英の内野ゴロで1点先制。2回には、この回先頭の7番吉村と8番井原の連続四球と9番宇塚の内野安打で満塁と攻め立て、内山の内野ゴロと千葉英の2点適時打で3点を追加。4回は一死から千葉英が猛打賞となる安打を放ち、4番高橋が四球を選んだ二死から5番千葉政が中堅前安打を放ち1点を追加。

 先発の井原は2回に古和に適時打を許し降板。2番手の千葉英は3回の連続四球による無死1、2塁は後続を断ったが、4回はストライクが入らず、4四死球で勝ちを逃した。

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〝目指すのは1番上だぞ〟鹿島 福本監督

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〝俺のバットは夜も昼も絶好調だ〟一時は同点打を放った鹿島・古和

〇福本監督 全員野球。この前、ゼネコンの5社リーグでも清水に5-2で勝った。(相手の吉田投手は)…

〇遠藤 (9安打を浴びたが)まともに打たれたのは初回の千葉英の当たりくらい。球がすべってコントロールできなかった

〇古和 夫婦喧嘩? 夫婦円満です

〇鈴木(健) ベルトを忘れてきて(明大の)後輩島倉に借りた。わたしと島倉はサークル

〇大森 島倉と鈴木(健)の(明大の)先輩。29歳。わたしは硬式野球部のマネージャー

●千葉英監督 もう腋の下が痛くって。しょうがない

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〝古和、俺のバットのほうが凄いぞ〟3-3のタイセイ千葉英

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〝打って走ってもうお手上げだ〟

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〝俺がヒーローになるはずだったのに…〟タイセイ千葉政

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〝ぼく8歳。お父さんに無理やり野球やらされている〟千葉政の息子さん(僕、お父さんはね、お父さんが行けなかったプロの道を進んでほしいんだよ)

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勝利した清水建設ナイン

清水建設(8887.5 6-2 三井不動産(87

  1 2 3 4     合 計
清水建設 0          
三井不動産          

  (時間切れ)

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三井不動産 志村

 清水建設が逆転勝ち。苑川が二死満塁から決定的な適時打を放った。吉田が詩与回の2失点に抑える力投をみせた。三井不動産は先発の藤枝が2回途中まで6四死球と乱調。逆転を許した直後、急遽登板した志村も打たれた。投手の自責点は1点のみ。

 2点先制を許した清水は2回、一死から8番宮本が四球で出塁し、盗塁と2つの暴投で1点を返し、9番飯田、1番田村が連続四球を選び、2番治下の内野ゴロエラーで同点。さらに3番大城、4番小寺が死球で逆転すると、三井はここで先発の藤枝からファーストを守っていた志村をマウンドへ。5番苑川はカウント0-2に追いこまれながら、外から真ん中に入るスライダー(カーブか)を捉え三遊間安打し、相手守備陣の乱れを突いて1塁走者の大城も還ってこの回一挙6点を奪い逆転。

 新人の吉田投手は初回に2失点したあとは立ち直り完投。被安打2、奪三振5、与四死球3、自責点2だった。

 三井は逸勝。初回、先頭の楠田が中堅越え2塁打を放ち、暴投で3進、続く内海は四球と盗塁で好機をつくると、3番藤枝が右翼前安打で2点先制。しかし、その後は無安打に抑えられた。

 先発の藤枝は制球が悪かった。急きょ登板した志村は魔が差したか(雨で制球できなかったか)、変化球がど真ん中に入った。三球勝負する球ではなかった。

 負けはしたが、さすが六大学のベストナインに選ばれただけのことはある。楠田はいきなり認定2塁打を放ち、その後は2打席凡退したが、最終回の4回に登板し、大城、小寺、苑川を三者三振に斬った。来年はエース&主砲になることを期待したい。先輩の肥田がそうだった。

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吉田投手

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清水 苑川

〇本間監督 ヒーロー? 上島(上島はユニフォームを着ていなかった)

〇松浦 (2回の苑川の安打で1塁走者の大城まで還ってきたシーンを)大城は足が速い。外野グラウンドは最悪だったので、ミスをすると思い走らせた(俺の采配がよかったと言わんばかり)

〇吉田投手 記事にはノーコンと書かれていましたが、わたしはノーコじゃない(記者は吉田が素晴らしい投手になると思うから厳しいことを書く。雨中の最悪の条件ではあったが、3回まで3四球が気に入らない。50歳超えの志村にストライクが入らず四球はない。「吉田はいい球を持っている」とも書いた通り、3回まで5個の三振も奪った。低めにストレートが決まればまず打たれない…これはどう理解すればいいのか。RBA屈指の好投手今野は1試合に四死球は1つあるかないかだ)

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三井 楠田

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三井 楠田

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 僅差、接戦、混戦、激戦、互角、同等、拮抗、伯仲、甲乙つけがたし、愛と憎しみは紙一重、表裏一体-どのような言葉もぴったりの令和元年の第31回RBA野球大会水曜ブロック準々決勝戦4試合が10月9日(水)、大宮健保グラウンドで行われる。前回の記者の〝勝って〟予想でレーティング上位が勝利したのは4勝3敗(1試合は同数)。今回も丁か半か白か黒か、波乱含みで目が離せない。( )内野数字は記者のレーティング。⇒は前回からの変更。

◇       ◆     ◇

ポラスグループ(86⇒87.5)-ナイス(87.5⇒88)

 投手力がやや勝るナイスがやや上位と見たが、山本兄(兄=弟はチームにいないはずだが)は前回目いっぱい投げたはずで、連投はきつい。かといって、他に安心して任せられる投手はいない。打線が序盤に大量点を奪って逃げ切りたい。準々では主砲の横澤の調子がよかったし、下位打線も上位につなげた。

 ポラスは準々で〝サファテ〟高屋が好投した。ここは連投か。岩瀬は前回リリーフに失敗した。信頼を取り戻したいところだ。

 打線は主砲清水が沈黙したが、藤田の1番起用が当たった。下位打線もナイスに見劣らない。山本に連投の疲ればあれば一気に崩すか。

伊藤忠ハウジング(85⇒87)-旭化成ホームズ(91.5⇒91)

 実績、レーティングでは旭化成ホームズが上位だが、伊藤忠ハウジングは勢いがある。注目の一戦だ。

 旭化成は準々でエース今野を温存。日体大の軟式出身の新人松田が6回61球、被安打2の完封勝ち。今野はミサワ神奈川戦で7回1安打完封しており、佐藤監督は「絶好調」と話しているので、今野の先発もありうる。今野と松田の2本柱が完成したとなればドームに一歩前進だ。

 ただ、打線は? マークがつく。準々では初回、無死3塁、一死満塁の好機を生かせなかった。北寒寺は攻守に元気だが、松井は欠場した。

 伊藤忠は6年ぶりに8強進出を果たした(そのときは4強)。下手投げに変身した渡辺に旭化成打線が戸惑うようだとすいすい投げるか。打線は大倉がチームを引っ張る。杉山監督は49歳と思えぬ鋭いヒットを放った。世紀のジャイアントキリングの再現があるか。

ケイアイスター不動産(84⇒86)-エイブル(89.5⇒90)

 ケイアイスター不動産がレーティング下位に猛反発、準々で優勝候補の一角ミサワ神奈川を撃破した。

 しかし、エース浅見は今年40歳。準々は7回を投げ切っており、連投はないと見た。代わって登板するのは県大会で花咲徳栄戦でも好投した本庄第一の坂野上か。大会では一度も投げていないのは不安だが、実績からすればエイブル打線を抑える力があると見た。打線も好投手大沼を攻略したことを考えると、記者は見くびっていたのかもしれない。

 ただ、対するエイブルは優勝経験もあり絶対的なエース小笠原が立ちはだかる…と書いたのだが、その小笠原は準々で不可解な投球をした。13点も奪いながら突如コントロールを乱し、満塁弾を浴びた。不摂生の影響かまた太ったように見えた。まだ老け込む歳ではないが、連投がこたえるようだと後半が心配だ。斎藤、田口は投げられないのか。

 打線は半信半疑だが〝貧打〟を解消しつつあるようだ。準々で満塁弾を放った森永は初優勝した時の1番坂木のような存在になるか。

グローバル住販(85⇒87)-住友林業(89⇒90)

 住友林業が優勢。準々では石井-町田が素晴らしい継投で強打のトラバース打線を元西武の林崎の一発に抑えた。石井の連投はきついので、ここは町田の先発と読んだ。グローバル打線を完全に封じる力がある。打線は準々で小池が3安打猛打賞の活躍を見せた。新人町田を援護するか。

 グローバルは劣勢だが、「試合開始を12時にして貰えば、谷繁より上の投手を連れてくる」と佐々監督が明言し、相手の住林もその要請を受諾して試合開始は12時と決まった。ここは、住林に感謝して、全力でぶつかり一泡吹かせたい。〝谷繁より上〟の投手は140キロを投げるらしいが本当か。

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〝俺はノーコンじゃないぞ〟清水吉田投手(4回を被安打2、奪三振5、与四死球3、自責2の完投)

 雨中の乱戦は清水建設と鹿島建設が制す-第31回RBA野球大会日曜ブロック準々決勝戦2試合が10月6日(日)、雨が降りしきる三郷サンケイグラウンドで行われ、三井不動産に6-2で逆転勝ちした清水建設と、タイセイ・ハウジーに6-5でサヨナラ勝ちした鹿島建設がそれぞれ準決勝戦に勝ち進んだ。( )内の数字はレーティングで、矢印は前回からの変更。

 三井不動産-清水建設は、初回に三井が2点先制したが、清水は2回、5つの四死球と敵失を絡め一挙6点を奪い逆転勝ち。苑川が志村投手の代わり端を捉え2点打を放った。三井は清水の新人吉田投手に2安打に抑えられた。ひとり楠田が投打に活躍した。

  タイセイ・ハウジー-鹿島建設は、鹿島が逆転サヨナラ勝ち。2連続押し出しで決めた。エース遠藤が雨に苦しみ9安打を浴びながら5失点完投。タイセイは千葉英が3安打猛打賞で活躍したが、登板した時には余力がなかった。

 準決勝戦は鹿島建設-ケン・コーポレーション、清水建設-三井不動産レジデンシャルリースと決まった。

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〝俺だって人間だ〟三井 志村(2回、二死満塁で登板、カウント0-2に追い込みながら3球目の甘いスライダーを痛打された)

タイセイ・ハウジー(86885-6 鹿島建設(8889

  1 2 3 4     合 計
タイセイ・ハウジー          
鹿島建設 2X          

  (時間切れ)

清水建設(8887.5 6-2 三井不動産(87

  1 2 3 4     合 計
清水建設 0          
三井不動産          

  (時間切れ)

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鹿島の明大卒トリオ(左から島倉、鈴木健、大森)

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塚本氏(「フュージョナル上十条」モデルルームで)

10月2日行われたRBA抽選会場で伊藤忠ハウジング杉山監督から「『上十条』のマンション見てよ。眼前に住宅街が広がる眺望がいい。『日暮里』『月島』もある」と見学を勧められたので、早速「フュージョナル上十条」を見学した。

物件は、同社が昨年4月に新設したアセットソリューション部が初めて分譲する大型案件で、デベロッパーから2LDK17戸を買い取って再販するものだ。杉山監督はマンション営業部長から同部部長に就任した。(別掲の記事参照)

販売事務所を訪ねたら、どこかで見たことがある男性が現れ、「よく知ってますよ」と逆に声を掛けられた。すぐ同社の野球部の選手であることが分かったのだが、それでも名前を思い出せず、名前を聞くのも失礼だと思い、どうして最近は出場しないのかと聞いた。

「結婚して子どもが生まれて…3歳の男の子でして…子守に忙しく、休みがバラバラなので…」とのことだった。なるほど。〝休みの日くらい子供の面倒見てよ〟といわれた30数年前の自分を思い出した。

あとで確認したら塚本泰世氏だった。ネットで調べたら別掲の記事がヒットした。9年前の初々しい塚本氏の姿が映っているではないか。

今のレギュラー陣の中に割って入るのは難しいかもしれないが、グラウンドでまた会いたい。〝引退宣言〟した面高前監督も復帰した。

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〝49歳だぞ、打率は9-4の.444だぞ〟杉山監督

伊藤忠ハウジング アセットソリューション部 初の大型案件「上十条」販売開始(2019/10/5

来年はいける」伊藤忠ハウジング塚本選手(2010/11/4


 

 

 日曜ブロック決勝トーナメント2日目準々決勝戦2試合が10月6日(日)、三郷サンケイグラウンドで行われる。記者の〝勝っ手〟予想。( )内の数字はレーティングで、矢印は前回からの変更。

タイセイ・ハウジー(86⇒88)-鹿島建設(88⇒89)

 レーティング差を1点付けたが、どちらに転ぶか全く不明。鹿島を上位と見たのは、エース遠藤の調子がよく安定しているからだが、タイセイの千葉英もまた絶好調で、元新潟アルビレックスの野呂弟も遠藤クラスのストレートはむしろ得意だろうから、遠藤は失投が許されない。命取りになる可能性もある。

 打線は新婚ほやほやの古和のバットが冴えれば、相手の投手が誰であろうと攻略するはず。他の打者も彼我の力関係からすればタイセイの投手から完全に抑えられることはないと見た。

 タイセイは誰が投げるのか。新人の井原は地所リアルを2点に抑え自信を付けたはず。鹿島の打力も同じくらいだ。千葉英の先発もあるが、千葉英が投げれば打力が落ちる。ここは井原と見た。

 打線は言うことなし。千葉英はこれまでで一番調子がいいと見た。変化球にも対応できる。野呂弟も怖い。井上、志田、吉村らも遠藤のストレートを捉える力がある。逆転の目も十分とみた。

清水建設(88⇒87.5)-三井不動産(87)

 これまた難解。清水に0.5ポイント付与したのは、三井不動産より計算がしやすいからだ。投げるのは新人の吉田以外考えられない。吉田はストレートに威力があるが、制球にやや難がある(荒れ球が奏功することもあるが)。ストレート待ちで楠田に狙われたらピンポン玉のようにはじかれる。

 打線は機動力が武器。三井の投手次第では大量得点もある。

 三井は誰が投げるのか。この前先発した室谷がまた投げたら2回ももたない。藤枝もスビートはあるがコントロールが悪い。苗字が全国に20軒あるかどうかの絶滅危惧種の南光院は友だちの結婚式で欠場が決まっている。となると相澤しかいない。相澤なら清水打線を最少失点に抑えるはずだ。

 打線は楠田が頼り。ここ2試合で2発放った。六大学ベストナインは伊達ではない。ただ、他の東大トリオの打撃は湿りがちというより沈黙しているのが心配。南光院の欠けた穴が大きい。やはり絶滅危惧種の臥雲が二人分の働きをするか。それとも細井監督がマスクをかぶり、試合をぶち壊すか。

 もう一つ気になるのは、最近、三井のマンション施工で清水はほとんどないことだ。昔は三井-清水は蜜月だったはずだ。これが試合に影響するかしないか。興味津々。

 

 

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