RBA OFFICIAL
 

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快勝した東京建物不動産販売ナイン

  1 2 3 4     合 計
東京建物不動産販売        
三菱UFJ不動産販売        

 

三菱UFJ不動産販売 新人8人加入次戦に期待

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とても負けたチームとは思えぬ三菱UFJ不動産販売の荒川監督(左)と石本

 チームの救世主・生出が東京建物に戻り、チーム再建も元の木阿弥、〝出ると負け〟状態に戻ると思われた東京建物不動産販売が〝隠し玉〟をこっそり持ち出し、三菱UFJ不動産販売に快勝。記者は抽選会場での中根らの弱気発言に一杯食わされた。

 負け犬根性が染みついたナインの姿をまた見るのは忍び難かったが、車座になっていた東建不販ナインに向かった。豈図らんや。どうしてどうして、みんな破顔一笑したではないか。

 どうして勝てたか、その理由は簡単だった。こっそりと生出の代わりを用意していたのだ。高島投手だ。身長185センチ。熊本高-慶大硬式野球部の出身で、熊本高時代は投手だったという。三菱UFJ相手に5回を1安打5奪三振完投。ナインは「生出より球は速い」と絶賛した。

 勝つと舌も滑らかになる。若手の松崎は2安打2打点の活躍。「骨折とヘルニアの病み上がりで、足がもつれなかったら本塁打」と大口を叩いた。54歳ベテラン中嶋は「『嶋』は『ヤマドリ』と言ったじゃないですか」と記者に鉄砲玉をくらわし、「最年長本塁打記録を狙っている」(そんな記録知りません)と豪語した。昔は投げても投げても勝てなかった稲富も顎か外れたように笑っていた。

 ところでヘルニアの加覧はどうした。その歳で老け込んでどうする。まだ「ときわ台」か。糖尿の記者を見習え。

 三菱UFJは勝てなかったが、次戦以降に期待を持たせた。かつてのエース石本は「新卒が8人入った。今日はフルメンバーでないが、4失点だけ。2番手の中山は3回を無失点に抑えた」と話せば、荒川監督も「次は勝てる」と自信をみせた。

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東建不販 高島

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東建不販 松崎(左)と稲富

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三菱UFJ不動産販売 期待の新人

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三菱UFJ 中山

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東急リバブル谷貝

  1 2 3 4     合 計
ナイス        
東急リバブル         10

 

ナイス エース正木は調整不足を露呈

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ナイス 正木

 東急リバブルが圧勝。谷貝が完封を逸したものの5回完投、コールド勝ち。37歳のベテラン山田が2発を放った。ナイスのエース正木は調整不足を露呈した。

 試合後、リバブル大槻監督は延々と話した。「D3カップで三井さんに負けた後、選手が自発的にミーティングを行った。東京ドームの経験が刺激になった。あれだけたくさんの社員が応援に駆け付けてくれたことで、もう一度ドームに行こうという気持ちになってくれた。あの試合で3安打を放った財津は退社したが、彼は最後の試合で結果を出した。みんな、どこが足りないかも学んだはず」

 ミーティングの効果は抜群だったようだ。山田捕手は黄金期の主軸を務めた。しかし、ここ数年は欠場することも多く、西澤にレギュラーを奪われた格好になっていた。本塁打どころか安打から放っていないはずだ。その山田が2本の本塁打を放ち3打点の活躍をした。古屋主将は先制打を放ったという。主砲の河野はD3カップで肋骨を骨折したが、怪我を押して出場した。谷貝は完封を意識したのか、最終回に一発を浴びたが、4回まで無失点に抑えた。

 対照的だったのがナイスだ。エース正木はリバブルを抑える力を持っている。城戸監督は「正木は調整不足」と語ったように、本業が忙しいのか本来の力を発揮できなかった。途中、46歳の福島が登板せざるを得なくなっては勝ち目はない。正木の頑張りに期待。打撃では2安打を放った。

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リバブル山田

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リバブル古屋

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本塁打を放った村尾を迎えるナイスのかつての大砲・芦沢

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勝利に沸く中央ビル管理

  1 2 3 4     合 計
中央ビル管理         10
日神不動産        

 

日神不 柳原、絶好球を打ち損じ勝利逃す

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「ウァアッ…」最後の打者、日神不の吉松は素人でも取れそうな凡飛で万事休す

 選手が集まらず不戦敗も予想された20日締めのポラスグループ中央ビル管理が乱戦を制した。最後はエースか敗戦処理投手か分からない野村が1死満塁のサドンデスの場面で相手の主砲柳原と強打者吉松を討ち取った。スコアは10-9。記者はよく知らないが、こういう試合を締まらないという意味で〝ルーズヴェルトベースボール〟と呼ぶのだろう。野村にはヒーローの座が転がり込んだ。負けた日神不の柳原は当分夜も眠れないだろう。

 試合は3回まで9-9のラグビーのような試合展開。制限時間1時間30分を同点のまま使い果たし、5回延長サドンデスへ。先行の中央ビル管理が1点先取。

 後攻めの日神不は本塁打を序盤に本塁打を放っている柳原が打席に。ここで勝負あったかと思われたが、柳原は三塁ファウルフライ。「打ち損じた。絶好球だった」と柳原は悔しがったが後の祭り。続く吉松は3ボールノーストライクから3ボール2ストライクまで進んだ最後の球をショート凡飛で万事休す。

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おれが高橋だ

○高橋 48歳ですよ。本塁打ですよ

●吉松 柳原がサヨナラ打を打つものだと思っていた。おれまで回ってくるとは…

●津端 最年長使用利投手? とんでもない。サドンデスで私が投げられるはずがない

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反撃の狼煙を上げた日神不 柳原(左) ここまではよかったが…

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中央ビル管理の女性応援団

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車座になったナインに檄を飛ばす安西監督

  1 2 3 4     合 計
三井不動産リアルティ        
ミサワホーム東京 神奈川        

 

ミサワ東京神奈川 ベテラン清水 3回をゼロ封

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ミサワ 清水

 エース水野が好投した三井不動産リアルティが接戦を制した。ミサワ神奈川はベテランエース清水が3回を無失点に抑えたが、2番手・松本が3失点した。最終回、1点を返したが及ばず。

 三井リアル安西監督が試合後の反省会で声を掛けるのも憚れるほど、まるで敗戦でもしたかのように激怒した。べらんめぇ調でまくしたてた。「われわれは優勝を狙ってんだよ。こんな試合やってたら勝てるわけがないだろう」 ナインはしょげ返った。

 冷静に戻った安西監督に声を掛けた。「試合には3-1で勝ちましたよ。しかし、2塁、3塁の得点機が初回から3回あった。ゴロを打てと指示したのにみんな平凡なフライをあげた。結果は問わない。やっぱり、みんな1点取るためどうすればいいか考えないといけない」と話した。

 水野は先のD3カップより気合が入っていた。コントロールが抜群で、早めにカウントを稼ぎ、決め球にスライダーを多投した。スライダーの精度はいま一つだったが、これが決まればまず打たれない。

 かわいそうだったのはミサワの清水投手。いつもの調子ではなかったのか、四死球をかなり出したがそれでも強打の三井リアル打線を3回ゼロ封。投球術に磨きがかかっている。

●坂本 相手が2枚も3枚も上手だった

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うなだれるミサワ松本

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坂本を中心にミサワの女性応援団

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住友林業 石井

  1 2 3 4     合 計
住友林業       10
ケイアイスター不動産      

 

ケイアイスター〝誤審〟に戦意喪失

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ケイアイスター不動産 浅見

 普段は温厚なケイアイスター杉山監督が激怒した。その場面は3回のケイアイスターの攻撃。無死1塁で打者は内野ゴロで1塁走者が2封、打者走者もアウトで併殺が完成した場面だ。

 「相手チームも笑っていた。1歩も先にベースを踏んでいたのにアウトとは。あれは大リーグだったらチャレンジだ」

 しかし、判定が覆るはずはない。試合は住林が10-0で圧勝。試合途中で4失点したエース浅見は「全部失策がらみ。私の自責点はゼロですからね」と強調。失点の責任をみんな選手になすりつけていた。ナインも〝誤審〟に戦意を創出したが、相手エース石井と2番手の宮田に打線は沈黙。すごすごと本庄に引き下がった。

 住友林業が圧勝。先発エース石井が4回を力強いピッチングでケイアイスター打線を圧倒。2番手の左腕宮田も2回をぴしゃりと締めた。

 大型新人捕手、石井健は自らも本塁打するなど攻守に活躍。野村監督ばりのささやき戦術で相手を翻弄した鈴木監督には口撃力は足元にも及ばないが、ストライクゾーンから球が外れると捕球できなかった鈴木監督と比べるとフットワークのよさは比べようもない。頼もしい新人が入った。

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住林 石井健(左)と宮田

○長岡 鈴木監督は仕事で欠場。やりたい野球ができた。これを続けていけば勝てる

○石井厚投手 31歳になった。どうして真っ黒か? 言ったじゃないですか。毎週のように地鎮祭。うちのナインはみんな仕事もできるんです。宮田? 調子をあげている

○石井健捕手 ずっと捕手。石井さんはよかった(無駄な配球もあった。カーブが決まらないのに投げさせた。石井ほどのスピードがあれば、ケイアイスター打線なら3球勝負できたはず)

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ケイアイスター不動産 瀧口専務

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住友不販 伊藤

  1 2 3 4     合 計
住友不動産販売        
旭化成ホームズ        

 

旭化成ホームズ 期待の篠永投手初登板白星で飾れず

 住友不動産販売が王者・旭化成ホームズを破る大金星。曲者ぶりをいかんなく発揮した。エース伊藤が久々の大殊勲。旭化成ホームズの新戦力投手、篠永は苦杯をなめさせられた。制球が悪かった。

 初回、旭化成の北寒寺に先頭打者本塁打を浴びた住友不販・伊藤はその後立ち直り、再三ピンチを背負いながら強打の旭化成打線を2失点に抑えた。2回の2死満塁の場面では北寒寺を三振に打ち取った。打っても2打席連続安打。4安打5奪三振6四死球。(記者は伊藤が強豪相手だと闘志をむき出しにして投げたのを思い出した。完敗するだろうという予想記事が負けん気に火をつけたようだ)

 野手陣も伊藤の好投に発奮。2回、相手先発の篠永から1死から2つの死球と内野安打で満塁の好機をつくり、暴投と8番布施の内野安打で逆転。続く3回には3番橋本が右中間を破る2点本塁打で突き放した。

 旭化成ホームズは投打の歯車が狂った。先発の篠永は3回まで被安打4、四死球3、失点4で降板。3回とも先頭打者を四死球と内野安打で出塁させたように制球を欠いた。

 打線は初回、北寒寺が先頭打者本塁打を放ったが、その後は好機にあと1本が出ず。最終回、敵失で1点を返すのがやっとだった。4回から登板した平山は2回を無難にこなした。

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住友不販ベンチ(右端が古賀監督、前列左が伊藤)

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橋本

○古賀監督 伊藤に聞いてやってよ

○越智マネージャー 伊藤はいつもより早めに来ていてウォームアップしていた。こんなのは久々。4人の2年目の若手が頑張った

●山本監督 先発の篠永は最初から考えていた(記者の読み通り。篠永を育てるのなら先発登板は当然の采配)調子が悪かった。次の先発? 考えます

●篠永 次? 言われれば雪辱する

●今野 投打のリズムが悪かった。代打? 出たかったけど打てなかったでしょう(出番なし。バットを持って観戦する場面もあったが)

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旭化成ホームズ山本監督(左)とうなだれる篠永

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三振した旭化成ホームズ佐藤(左)と佐藤と厳しい表情で戦況を見つめる平山

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呉越同舟(左から三井リアル田無・米沢、三井リアル吉祥寺・松田、住友吉祥寺・土屋、住友調布・古里)

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代金星のナインを迎える住友不販・古賀監督

 乱戦、激戦、熱戦、混戦、奮戦、凡戦、接戦、決戦、舌戦、苦戦、死闘、暗闘、決闘、激闘、乱闘、熱闘、奮闘-どんな戦闘の言葉をもってしてもこの日6月18日に開幕したRBA野球大会水曜ブロックの各チームの悪戦苦闘ぶりを形容する言葉が見つからない。

 「血糖」が気になる記者も朝10時から午後6時過ぎまで、途中120ccくらいの缶ジュース1本を飲んだきりで取材に「没頭」した。一度に4試合も行なわれたため、スコアを取ることははなから諦め、女性応援団だけは過不足なく平等に写真に収めることをテーマとした。その目的はほぼ達成された。

 16試合の試合結果は次の通り。各試合の詳細は木曜日から金曜日に紹介します。

 【お断り】女性応援団の方々は撮ったときはどこのチームの方か理解して撮ったつもりですが、いまは半分くらいがよく分かりません。間違っていましたら、ご連絡ください。

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ちばリハウスの女性応援団

スターツ 16-9ちばリハウス(延長サドンデス)

オークラヤ住宅8-4総合地所

三菱地所ホーム2-6野村不動産パートナーズ

ミサワホーム東京8-1東京セキスイハイム

住友林業10-0 ケイアイスター不動産

三井不動産リアルティ3-1ミサワホーム東京神奈川

リスト2-3積水ハウス京葉支店

セキスイハイム千葉営業所1-13 エイブル

住友不動産販売4-2旭化成ホームズ

中央ビル開発10-9日神不動産(延長サドンデス)

オープンハウス10-0大和ハウス工業

積水ハウス6-4長谷工グループ

東京建物不動産販売4-1三菱UFJ不動産販売

ナイス2-10 東急リバブル

コスモスイニシア0-12 ポラス

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三菱UFJ不動産販売の応援団とそのお子さん

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大和ハウス工業の女性応援団

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〝三つ子〟が生まれそうな積水ハウス京葉のコーチ大多和

 

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7回、ちばリハウス篠原の暴投でスターツが同点に追い付いた場面

 ケイアイスター不動産-住友林業の試合途中だった。ケイアイスター杉山監督が第三企画スタッフに猛烈な抗議をしていた。「あれは明らかに誤審。1歩くらい離れていた。相手のチームもみんな笑っていた。メジャーリーグだったらチャレンジだ」と。

 記者は試合を見ていないし、どうやらセーフかアウトかの判定をめぐる問題だろうと判断したので口を挟むことはしなかった。審判の判定が覆るはずがない。しかし、杉山監督の気持ちもよく分かる。みんなコンマ何秒で勝負している。覆らないのは承知の上で「審判の資質を上げてほしい」という抗議だったのだろうと理解した。

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ケイアイスター杉山監督

◇     ◆   ◇

 セーフ、アウト、ボール、ストライクの判定に異議を唱えることは許されないし、いちいち抗議していたら試合にならない。記者が審判だったら、「審判も人の子。ミスもする。確かにあれは間違った判断だった。しかし、判定はルール上覆せない。おれがルールブックだ。これ以上、抗議したら退場させる」と命じる。

 杉山監督には申し訳ないが、そんなことに抗議してどうする。それより参加チーム全体が考えなければならない審判の資質、判断、技術が問われる試合が発生した。

 ちばリハウス-スターツの試合だ。10時から同時進行した他の3試合は全て終わっていた。この試合だけがなぜか続行していた。試合時間の1時間30分をとうに過ぎていた。記者が駆けつけたときは7回表のスターツの攻撃で、5-3でちばリがリードしていた。ちばリのエース篠原は明らかに疲れていた。失策などもありスターツが3点を挙げ逆転した。しかし、その裏ちばリが同点に追い付きサドンデスに突入。試合はサドンデスで10点をあげたスターツが16-9で勝利した。試合が終わったのは試合時間1時間30分を実に1時間オーバーする12時30分だった。

 この試合を次の試合に出場する総合地所・三上監督が観ていた。三上監督は「6回が終わった時点で試合時間は1時間29分。残り1分で試合を続行した審判の判断はどうだったか」と話した。

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一時は試合を優位に進めていたちばリハウス

◇     ◆   ◇

 記者は〝審判は神聖にして犯すべからず〟を支持する。これが無視されれば無法地帯になる。しかし、審判は神の存在であるからこそチーム、選手が信頼するのであって、信頼に値しない判断、理解力しかない審判は即刻みずから退場すべきだと思う。

 残り1分で試合を続行した主審の判断についてはこの際問わない。問題なのは、7回を終わって6-6になった同点の場面で、主審はどうしたらいいか判断できなかったことだ。記者に「どうするの」と聞きに来た。記者はあわててスタッフを呼んだ。スタッフは「試合進行に関しては審判に任せている」とのことだった。当然だ。

 これで、試合時間1時間30分のことも、同点になったらどうするかもこの主審は知らなかったと記者は判断した。

 ストライク、ボール、セーフ、アウトの判定はともかく26年間もやってきて試合時間で問題を起こすことなど記者は信じられない。選手がかわいそうだ。敗戦の責任をひとりで背負ったちばリのエース篠原は声も出なかった。

 試合時間が決まっているからこそチームも選手も戦略を練るしペースを考える。野球は極めて知的なゲームだ。仕事も同じだ。エンドレスで戦わせるなど拷問に等しい。主催者も審判も考えないといけない。

青山メイン元プロ吉井 判定に3度怒る(2013/7/26)

ちばリハウス-スターツコーポレーション

 両チームとも今季の戦力についてデータは全くないので、昨年と同じと考えれば、ややちばリハウスが優勢。上武大卒のエース篠原はベテランの域に達したが、歳を重ねるごとにピッチングがうまくなっている。同大は昨年、大学選手権で全国制覇した。先輩の意地を見せるか。

 スターツはエース荒海の右肩次第。昨年は決勝進出を果たしたが、今年も進出するにはこの試合はぜひともモノにしたい。篠原の変化球にどう対応するか。弱小チームが意外と篠原を攻略している。これがヒントだ。

積和不動産-野村不動産アーバンネット

 この両チームもデータがないが、野村アーバンがやや優勢。2年目の茂木が成長をみせるか。横浜スタジアムを借り切って練習したそうで、やる気は十分。新ブランド「野村の仲介+」を掲げ、業績も絶好調。ここは負けられない。

 積和は、今年56歳になる大ベテラン岡崎の活躍が見たい。エース塚田がどこまで踏ん張るか。2番手はいないのか。積水ハウスはいつになく力が入っている。奮起期待。

エイブル-セキスイハイム不動産千葉営業所

 セキスイハイム千葉の戦力は全く不明。兄弟の東京セキスイハイムとどちらが強いのか弱いのか。同じくらいだとエイブルがやや優勢。

 エイブルは抽選会に出席した相川らが強気発言していたが、このチームはどちらかと言えば口撃力が実際の戦力より上回る。荒川兄より力が上の投手が加入したとは思えない。じっくり試合を見て戦力を分析したい。

長谷工グループ-積水ハウス

 積水がやや優勢。抽選会に参加した小田部長は欠席するが、部長が檄を飛ばすのだから選手が頑張らないはずはない。創価大卒のルーキーが投げるのか。それとも復肩したという新婚の坂本が投げるのか。坂本は新婚ボケが心配。ボケツを掘るかもしれない。監督は堀田だ。勝っても負けてもこれは記事になる。

 長谷工グループは、相手がやや悪い。マンションデベロッパーだったらマンション施工を受けてほしいから手加減してくれるかもしれないが、積水はそうはいかない。相手の闘志の空回りを願おう。

総合地所-オークラヤ住宅

 今年の参加36チームで最弱チームをあげるとすれば総合地所か。ベテラン長島は3回はのらりくらり抑えられるだろうが、かつての剛速球投手は昔々だ。どこまで踏ん張るか。打線が援護したい。失策は致命傷になる。

 オークラヤ住宅はエース小森の肩がどうか。一昨年まではまさに〝無事これ名馬〟の活躍をしてきたが、どうも金属疲労を起こしているようだ。エースが投げられないとなると決勝Tに黄信号が灯る。若手の成長が期待したほどでないのも気がかりだ。

ケイアイスター不動産-住友林業

 好勝負必至。サッカーW杯に例えれば、双方とも相手はコートジボワール。自分の方が強いと思っているだろうが、敵もさるものひっかくもの。ここは死闘を演じるか。死に物狂いで戦ったほうに軍配があがるか。

 ケイアイスターは昨年のエース浅見が頑張れば最少失点に抑えられる。相手打線はそれほど強力でない。力で抑える可能性も十分。

 対する住林は、鈴木監督が偉くなったことで仕事が忙しいようだ。ナインは好き勝手なことを言っていた。監督が締めないと勝てないのは仕事と同様。相手に足元をすくわれかねない。エース石井は真っ黒。どうしてあんなに黒いのか。捕手の同姓・石井の加入は大きい。リードは鈴木監督のほうが上だろうが、フットワークは間違いなく上位。

旭化成ホームズ-住友不動産販売

 住友不販にとっては気の毒としか言いようがない。どんなに頭をひねっても勝機が見いだせない。越前だろうが渡辺だろうか4~5点は覚悟しなければならない。それ以上得点する力はありそうもない。当たって砕けろだ。

 旭化成ホームズはエース今野を温存すると見た。今野はいたって元気だが、ここは決勝Tをにらんで新戦力の篠永の先発ではないか。山本監督もどの程度投げられるか実践で試したいだろう。打線は穴がない。新人も加入しており、競争が激化している。最年長の杉本は参加するのか。

三菱UFJ不動産販売-東京建物不動産販売

 手に汗を握る、はたまた冷や汗ものの接戦、乱戦になりそうだ。東建不販は救世主の生出が東京建物に無償かどうかはしらないがトレード。投手難をさらけ出しそう。ベテランの中島が投げるようでは心もとない。

 三菱UFJだって不安材料は山積。いったい誰が投げるのか。若手が加入したそうだが、烏合の衆でないことを祈りたい。抽選会で荒川監督はやけに強気だったが、ナインは〝笛吹けど踊らず〟のシーンも想定したい。

野村不動産パートナーズ-三菱地所ホーム

 野村パートナーズがやや優勢。ビルマネとマンション管理が合併し、新会社となった記念の初戦で初勝利し、関社長を喜ばすか。小村投手はいくつになったのだろう。45歳か。投球術は一流。スピードもある。

 地所ホームはピンチ。ひところ〝ハエが停まる速球〟で一世を風靡した名物監督兼投手の鈴木が異動とか。キーマンがいなければチームは四分五裂、支離滅裂状態になるのではないか。だれが采配を揮うのか。〝参加することに意義がある〟というのは分からないではないが、予選で1つくらいは勝ってほしい。

ミサワホーム東京神奈川-三井不動産リアルティ

 好勝負になりそうだが、やや三井リアルが力上位か。エース水野は先のD3カップでも好投した。コントロールが抜群。ここはすいすい投げるか。打線もむらがない。

 ミサワ神奈川はベテラン清水の右肩にすべてがかかる。相手打線は強力だが、最少失点に抑える技術がある。打線の援護があれば逆転も可能。相手が水野ならそれほどチャンスはない。走者がでたら足でかき回したい。ただ、相手の捕手は肩がいい。

日神不動産-中央ビル管理

 好戦必死。先日、日神不の神山会長にお会いしたら「野球は参加することに意義がある」などとどこかで聞いたような言葉を発していたが、これは〝勝つのは難しい〟とも解される。ナインは奮起してたまには勝利報告したらどうか。打線が爆発し、津端に最年長勝利投手をプレゼントしたい。

 中央ビルは大ピンチ。ポラスグループは20日締め。試合は18日だ。あと2日しかない。雨乞いも通用しそうにない。戦う前に不戦敗もあるとみた。不戦敗では津端の勝利投手もフイになるか。

東急リバブル-ナイス

 互角だが、半歩リバブルがリード。藤巻、谷貝とも好投しているかと思えば突如として制球を乱す癖は解消されていない。監督泣かせだ。ここも継投がカギになる。後手を踏めば危ない。

 ナイスは正木次第。昨年はオープンハウス相手に真っ向勝負。7回に痛恨の勝ち越しを許したが、仕上がっていればリバブルを抑える力がある。先手を奪えば勝機は生まれる。ベテラン芦沢はまた太ったのか。このままだと生活習慣病が怖い。平田社長は「強耐震に特化する」と話しているように、野球も強くなっていいはずだ。

東京セキスイハイム-ミサワホーム東京

 ミサワ東京がやや優勢。昨年の力を保持していれば古市が力で抑えるか。若手とベテランが機能すれば相手を一蹴するか。

 セキスイハイムは若返りを図ったというが、劇的に変わるのはどうか。

積水ハウス京葉-リスト

 互角。積水京葉は2年ぶりの復帰だが、第25回大会の優勝チーム。エース生田が健在ならば、強打のリスト打線を封じる力は十二分にある。問題は実践から遠ざかっていることだけ。

 リストは好投手が加入したというが、果たして投げるのか。舟山が先発と見たが、仕上がっていればやや打力が非力な積水打線なら完封する力はある。投手戦は必至だ。ミスをしたほうが負ける。

大和ハウス工業-オープンハウス

 オープンハウスが優勢。先発はエース川崎で間違いない。佐藤監督はいつになく強気。ここは落とせない。必勝態勢だろう。

 大和ハウスは誰が投げるのか。トミーこと冨永は関西から駆け付けるのか。冨永が投げれば相手打線を最少失点に抑える力があると見た。欠場だと大敗もあるか。

ポラス-コスモスイニシア

 ややポラスが優勢だが、勝ち味に遅く歯車が狂えばコスモスイニシアの逆転もある。

 ポラスはエース岩瀬が奮起するか。打線は清水が引っ張るか。コスモスイニシアは52歳の吉村が先発か。巧みな投球術は、技巧派に弱そうなポラス打線を抑える可能性が大きい。野手陣がしっかり援護したい。

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在京タイ王国大使館シントン・ラーピセントパン氏からタイ王国杯を受け取るケン・コーポレーション大原

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久米信廣・大会委員長

 第26回RBA野球大会が開幕する。水曜ブロックは6月18日から、日曜ブロックは6月22日から。先日(12日)に行われた抽選会場で拾った各チームの声を紹介する。いつものような参加者はお酒も入っており、どこまでが本音で、どこからが三味線か大口かは不問にする。戦力分析の参考にはなるはずだ。【 】内は記者のコメント。(順不同)

安田不動産(西澤、森、石渡、伊藤)

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 「今年は準備万端。慶大の投手が入った。昨年よりは間違いなく強い。高校時代はモデルをしていたイケメンの石渡も入った」(西澤)「成城大卒の3年目です。モデル? 高校時代にやっていました。身長は183センチです」(石渡)【慶大卒の新人投手は未知数だが、岩間との二枚看板が揃ったか。前進可能】

旭化成リフォーム(金子、土屋、金田)

 「新戦力? なし。目標? 旭化成ホームズを倒す」(土屋? 金田?)【任せられる投手がいない。金子が投げられるのは3回まで】

タイセイ・ハウジー(木下総監督、井上、横田、山中)

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  「一応、新人は4人入った。投手は2人。力は未知数だが、金足農業で甲子園に出場している。千葉英? 抑えに使えるかも。千葉政? ダメでしょう」(木下)「明星出身の投手です」(山中)【完璧に抑えられる投手がいないのが課題だが、2人の新人投手が活躍すれば優勝も狙えるか】

東急不動産(佐藤監督、望月)

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  「2年前まで出ていました。42歳。成蹊大出身で、安田不動産・岩間の先輩。あいつは失礼なやつで、私に変化球勝負してきた。投手? 大丈夫。コントロールがよくなってきた。雨でドッジボール大会になっちゃったが、合宿も張った。赤を基調にしたユニフォームに変えた。熊本? あいつは関西に異動。ベンチは静かになる。サイン? もちろん出すがみんな処理できるかどうか」(佐藤監督)【ムードはいいようだが、課題の投手難を解消できるか】

菱重エステート(茂木監督、冨永、藤井、鈴木、脇)

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冨永

 「今年はいける」仕上がっている」「くじ運次第」「20歳代はいない。平均年齢なら40歳超だから間違いなくうちがトップ」「年齢に負けない試合をするのが目標」「牧田さんが全然取材に来てくれないから寂しい」(みんな勝手なことをしゃべっていた)【エース佐々木の踏ん張り次第。コントロールがよくなってきた分だけストレートに威力がなくなってきた。歳には勝てないか】

明和地所(鶴田)

  「藤縄専務を勝たせたい。この前の『国立』の記事を読みましたよ。熱くなりました」(鶴田)【藤縄専務は今年66歳。練習はしているようだが、打線がどこまで援護できるか。『国立』の記事は是非読んでいただきたい】

〝市民の味方〟の国立市議さん 「国立の都市景観」を語ってほしい(2014/6/11)

東京建物(陳、魚住、村部、山崎)

  「生出が戻ってきましたので昨年よりさらにアップしてますよ」(参加者)【生出と村部の若手がチーム引っ張る。決勝T進出も十分】

三菱地所リアルエステート(榊監督)

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左から榊監督、里見さん、鈴木さん)

  「今年は1勝でも多く勝ちたい。会社の再編があったので、新たに実績のある戦力も見つけることができた。その人たちが参加するようになったので楽しみにしていてほしい」(榊監督)【昨年は投打の歯車がかみ合わず予選敗退。日曜ブロックでは決勝T進出の力はあるが…】 「チームの試合の応援は昨年から。抽選会に参加するのは初めてですが、盛大でびっくり。今年も応援にいきます!」(大手町・里見さん)「今年入社した新卒者です。野球は大好きで大学で選手としてやっていました。女性が参加できる試合があるといいですね。応援がんばります!」(鈴木さん)
サンフロンティア不動産(五十嵐、平井、周東)

 「甲子園ベスト4の鹿児島工業の内村が加入した」(参加者)【内村は中大では外野手だったのか。それでも器が違うはず。これは脅威。軟式に慣れれば決勝Tは楽勝か】

鹿島建設(中原、榎本、古寺、中部、石川)

 「エース豊田が名古屋に転勤。投手? 高原が中心」(参加者)【豊田が抜けたら決勝進出に黄信号。交通費をみんなで負担してでも参加させるべき】

青山メインランド(山梨監督、石井、中村、北野、川口)

 「投手と捕手の3人を補強。投手は何枚いてもいい。優勝を狙う。ケンコーポに雪辱だ。北野の先発はない」(山梨監督)「僕が全部投げる」(北野)【昨年はケンコーポに惜しい逆転負け。元ベイスターズの吉井は抑えか】

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