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勝者は全て決勝T進出決定 敗者は最後の椅子争いへ

ミサワ東京-オープン、三井リアル-リバブルなど4試合はシード権争い
 

 シード権獲得目指し激突-第26回RBA野球大会4日目が7月16日、神宮外苑軟式野球場で8試合が行われる。勝者は全て決勝トーナメント進出が決まり、敗者は敗者復活戦に回り、決勝トーナメント進出賭け戦う。三井不動産リアルティ-東急リバブル、ミサワホーム東京-オープンハウス、住友不動産販売-オークラヤ住宅、野村不動産アーバンネット-伊藤忠ハウジングの4試合の勝者はシード権を獲得する。王者・旭化成ホームズが初戦で敗れておりシード権を失っているだけに、ドームを目指すならここは絶対に負けられない。とくに住友不販-オークラヤ住宅の敗者は旭化成と戦うだけに双方とも負けられない。

 敗者の次の対戦相手も決定しており、数試合を除き、決勝トーナメント進出16チームがほぼ見えてきた。初陣スミカは決勝T進出が見えてきた。〝最弱〟チームと思われていた総合地所も相手次第では久々の決勝T進出がありそうだ。

※チームの( )内は記者のレーティング

伊藤忠ハウジング(7881)-野村不動産アーバンネット78)

(勝者は決勝トーナメント進出決定 敗者はセキスイハイム千葉と決勝賭け対決)

 好調伊藤忠のレーティングを78から81に引き上げる。渡辺が投げておらず、投手は神のみで不安があるが、打線は大倉が絶好調。中軸まで満遍なく打てる。守備は相変わらず不安があるが、打線を買ってやや優勢と見た。

 野村アーバンも2年目茂木が成長し、ベテラン三根もいる。しかし、三根は先週投げた。中1週間ではロングリリーフは無理と見た。レーティングは伊藤忠より低いが、打線は水もの。逆転があっても驚かない。

東急リバブル7980)-三井不動産リアルティ82

(勝者は決勝トーナメント進出決定 敗者はナイスと決勝賭け対決)

 流通会社同士の対決。レーティングは三井リアルが上位と見たが、リバブル大槻監督は「同じチームに3度連続して負けるわけには行かない」と闘志満々。乱闘、決闘はないだろうが、それこそ死闘、激闘、激戦になるのは間違いない。神宮外苑に巣食うスズメもカラスもアシナガバチもここは沈黙して戦況を見つめるのではないか。

 リバブルの先発は谷貝。制球難が解消し、ここ2試合はほぼ完璧の投球をみせている。藤巻も復調しつつある。新戦力の小宮山もいるが経験がないだけにどうか。打線は河野を中心に完全に仕上がっている。

 三井はリバブルにD3カップを含めてリバブルに最近は負けていない。過去の戦績でもリバブル戦となるとやたらと燃える。ここも水野が先発。相手の手の内は知り尽くしているはず。持ち前のコントロールのよさを発揮すれば最少失点に抑えられる。打線も谷貝に対して自信を持っているはず。

 しかし、ここは逆転の目も考えたい。三井は3週間実践から遠ざかっている。これはマイナス。自信は過信になり、闘志は炎上することもある。しかし、負けても敗者復活があるので安西、大槻監督は意外と冷静かもしれない。戦う前からわくわくしているのは記者だけか。

積水ハウス7574)-エイブル7877

(勝者は決勝トーナメント進出決定 敗者はちばリハウスと決勝賭け対決)

 接戦だが、エイブルがやや優勢とみた。新人斉藤は伊藤忠戦で立ち上がりに連打を浴びたが、同じ過ちは繰り返さないはず。打線は相変わらずだが、必勝態勢で臨むはず。

 積水ハウスは買いかぶっていた。格下げ。小田部長は仕事にかこつけ一度も応援に駆けつけていない。新人横内は前試合では変化球のキレがよかったが、スピードがいまひとつ。エイブル打線なら封じる力があるが、ある程度の失点はありそう。坂本はやはり投げられないのか。

スミカ7576)-中央ビル管理7069

(勝者は決勝トーナメント進出決定 敗者はミサワ神奈川と決勝賭け対決)

 スミカが優勢。投打のバランスがいい。ここも楽に突破か。験を担ぐなら味戸社長には欠場を勧める。しかし、まあ、自分の目で勝利を確認したいだろうから出場するはず。代打出場もあるか。

 中央ビル管理は苦しい。抑えられそうな投手が見当たらない。20日〆を言い訳として用意しているか。

住友不動産販売7980)-オークラヤ住宅77

(勝者は決勝トーナメント進出決定 敗者は旭化成ホームズと決勝賭け対決)

 住友不販・伊藤がいつになくやる気十分。ここも突破するか。結城も関東能力がある。月末までまだ2週間あるから選手も集まるはず。

 オークラヤ住宅は住友林業に完封勝ちした勢いがある。丸山の投球は見ていないが、住林を抑えたのだから住友不販を抑える力はあると見た。新人川上は制球に難があるがストレートは威力がある。住友不販がベストメンバーでなければ逆転もある。

オープンハウス8685)-ミサワホーム東京85

(勝者は決勝トーナメント進出決定 敗者は大和ハウスと決勝賭け対決)

 大激戦。まったく優劣がつかない。オープンハウス川崎は旭化成ホームズ今野とタイプは異なるが、やはりスピードならRBAナンバー一投手。しかし、ミサワの新人トリオも相当の力がある。高橋、米山は積水京葉の生田を攻略した。

 川崎と米山は明大の先輩後輩。1年間は〝同じ窯の飯〟を食った仲か。この2人の対決は面白いし、川崎-高橋も見ものだ。高橋はあの生田の内角低めのストレートをものの見事にはじき返した。生田はあの1球で自信をなくした。川崎のストレートを打てるのは高橋くらいとみた。

 ミサワは前試合で好投した渋井もいるが、やはりエース古市か。どちらでもやや非力のオープンハウスなら完璧に抑える力がある。

 旭化成ホームズも住友林業もシード権を失った。勝ったほうがドームに最短距離にあるとみた。ここも負けたほうは敗者復活に回る。 

パナホーム74)-住友林業82

(勝者は決勝トーナメント進出決定 敗者は総合地所と決勝賭け対決)

 住友林業が優勢。チームがいまひとつピリッとしない原因は、鈴木監督の欠場にあるとみた。しかし、ここは格下。石井が本来の投球をすれば敵ではない。

 パナホームは当たって砕けろだ。失うものはない。相手は貧打。ここに付け入ればあわやのシーンもあるか。このチームには運もある。

ポラスグループ7879)-積水ハウス京葉8684

(勝者は決勝トーナメント進出決定 敗者は東京セキスイハイムと決勝賭け対決)

 積水ハウス京葉がやや優勢。ポラスは昨年の旭化成ホームズ戦でも前試合のオープンハウスでも大健闘したように、相手がどこでも互角に戦える力がある。レーティングを引き上げられないのは、力はあってもこの壁を突き抜ける力に欠けるからだ。岩瀬が先発だろうが、前試合の疲れが心配。積水京葉打線はオープンハウスより上だ。生田、佐藤をどう抑えるか。敬遠策も有効。

 積水京葉は生田の連投が続いている。年齢は30歳のはずだ。疲れが蓄積していると〝まさか〟のシーンもあるか。ここも生田-清水の対決が見もの。清水は川崎には敗れたが、生田にはどうか。生田はストレート勝負できるか。

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ケン羽中田がタッチアウトと判断されたシーン

 あの仏の三井不動産・細井監督が号泣県議のように泣きじゃくりそして激怒したように、あの体型に似合わずやさしい心根の持ち主のポラス成田が怒ったように、三郷の審判団の〝誤審〟は目を覆いたくなるほどだが、この日も場合によっては猛抗議、プロなら乱闘騒ぎになりそうなシーンが見られた。

 ケン・コーポレーション-東急不動産の初回だ。ケンコーポは2死満塁から6番小笠原のセカンドエラーから3塁走者の大原がホームイン。2塁走者羽中田も猛然とホームを衝いた。タイミングは微妙だったが、記者はノータッチとみてセーフと判断した。タッチプレーとフォースプレーの違いは小学生でも分かる基本的なルールだ。ところが主審の判定はアウト。ケンコーポには1点しか入らなかった。

 羽中田は「あれはセーフだよ」とベンチでつぶやいた。ナインもそのように受け取ったようだが、抗議はしなかった。しても無駄だし、ベンチにそのような権限は与えられていない。審判は神聖にして侵さざる存在だ。

 記者は試合では石ころ同然の存在。抗議する権限も意見する権限もないがたまらず主審に聞いた。「あれはフォースプレーではなくタッチプレーではないか」と。主審は最初、「捕手はちゃんとベースタッチした」と答えたが、ベースにタッチしてもアウトにならない基本的なルールを思い出したか、「ちゃんと走者の足にタッチした」と言い直した。

 その時のシーンを写真に収めた画像がある。読者の皆さんはどう判断されるか。羽中田の足のほうが先にホームベースに着いたと判断できないか。よしんば、主審の言う通り「足にタッチ」したのなら、次の画像はどう判断するか。足ではなく体のどこかに追いタッチしたように見えないか。

 主審はフォースプレーでいいと思って判断したとしか思えない。

またも主審の〝誤審〟 ポラス成田生還ならず(2013/9/8)

仏の三井・細井監督 神(審判)の誤審に怒り…涙(2013/7/29)

 

 

 ※チームの( )内は記者のレーティング

 

ポラスグループ81)-ミサワホーム68

 ポラスが優勢。折笠は球威、制球とも日曜ブロックではトップクラス。ただ、若手が草加の大会に出場するそうで、戦力が整うか。折笠が欠場だと先発は成田か。相手がミサワホームなら抑えるか。

 ミサワホームは初登場。昨年と同じメンバーだと苦しい。いきのいい新人が入れば逆転まではともかくいい試合になりそうだ。

旭化成リフォーム79)-明和地所67

 旭化成リフォームが優勢。結城が完全復活。相手を手玉に取るか。だだ、中1週では不安も。打線は好調。主砲金子の復調はいまひとつだが、金田、江上、水島らが好調。

 明和地所は久々の参加。66歳の藤縄専務を勝たせようとナインは燃えているが、専務が投げられるような大量得点を奪う展開に持ち込めるか。

ケン・コーポレーション89)-東急不動産71

 ケンコーポの優勢は動かない。エース小笠原は調子いまひとつだが、最少失点に抑えるはず。主砲小田が絶好調。

 東急不動産は巻き返しに必至。果たして投手が補強できているかどうか。

三井不動産レジデンシャル76)-青山メインランド81

 青山メインがやや優勢。前試合は先発小松崎がピリッとしなかったが、ここはエース北野の先発か。吉井も参加するか。

 三井レジは前試合で遠藤が完封したが、ここは相手が強化されている。青山メインが必勝態勢で臨めば苦戦は免れない。渡辺監督、お願いだから山際を野球シーズンだけ土曜、日曜休みにするか、出張扱いにして出場させてほしい。山際はRBAの宝になる。それとも、三井不動産に10点以上も打たれたようだから、本人は野球から足を洗ったつもりか。山際がチームの核になれば青山と互角に戦える。

安田不動産77)-清水建設82

 清水が優勢。初戦のポラスには惜敗したが、エース田村は安定している。小寺も絶好調。ここは必勝態勢。

 安田不動産は岩間の調子がいまひとつのようで前試合は投げなかった。主砲の西沢もひところの調子にはほど遠い。不安のほうが大きい。

三井不動産住宅リース78)-三菱地所77

 好勝負。レーティングに狂いはない。ひとつのミス、失投が命取りになる。三井住宅リースは佐藤投手は調整十分。昨年より力が増した。気をつけなければならないのは相手の主砲谷村だ。打線は元ヤクルト高橋が核になる。他の打力が弱いだけに高橋がどうやってチームを引っ張るか。

 三菱地所は相手が佐藤なら大量点は望めない。しっかり守って相手のミスにつけ込みたい。社投手なら相手を牛耳れるはずだし、高橋は敬遠策も有効。軟式に慣れていないとはいえ、まともに勝負したらまず打たれる。

 しかし、佐藤も社も負けん気が強い性格と見た。逃げるような投球はしないのでは。それぞれの監督か捕手がどうリードするか。采配もみものだ。

三井不動産レジデンシャルサービス72)-コスモイニシア67

 三井不動産レジデンシャルサービスは、オール三井の大会に参加したためか初戦不戦敗。しかし、関係者によると2部リーグのようで、昨年より戦力がアップしているのかどうか。管理組合の総会は終わったはずだから、選手は集まるのではないか。

 コスモスイニシアも初戦は選手が集まらず不戦敗。戦力がまったく読めないが、間違いなく〝おじさん〟チーム。どうやら水曜ブロックに参加していた村上がチームをまとめているようだ。ひょっとすると水曜ブロックで投げていた吉村が出場するかもしれない。そうなると互角に戦えるか。

三菱地所リアルエステートサービス73)-三井不動産80

 三井不動産が優勢。初戦は三井の大会に参加したため不戦敗。詳しくは分からないが、三井不動産レジデンシャルの〝怪物〟山際から10点以上奪い、東大卒の新人投手が好投したようだ。76連敗中の東大だが、硬式野球部の選手ならRBAでは水準以上。肥田、溝口クラスか。

 三菱地所リアルエステートサービスは初戦はいいところがなかったが、新戦力も加わったようだ。しかし、相手が三井では苦しい。三井が甘く見て選手を揃えなければあわやのシーンもあるか。

チーム内の( )は記者の独断と偏見によるレーティング

 「レーティングを復活してほしい」という声をたくさん聞くのでとりあえず明日の試合を前に計算してみた。今年は試合を十分観察できておらず戦力分析する材料も不足しているのでそれほど自信はないが、記者の〝勝っ手〟であることを了承していただきたい。各チームの明日の敵は天気だろうと思う。台風の影響で異常に気温が上がり、湿度が高かったら3回でダウンする投手が続出するとみた。

伊藤忠ハウジング(78)-エイブル(78)

 レーティング通り互角。ほとんど差はない。接戦だ。伊藤忠は城西大のカルテット神が先発だろう。打はすっかり主砲の座を射止めた大倉が好調。ここもチームを引っ張るようだと勝機が訪れる。

 エイブルは新人齊藤。堀内は齊藤を見せないように記者を追い払ったので、よく見ていないが相当の力があると見た。

 エラーか一発で決まる可能性もある。機動力のあるのはエイブルか。 

東急リバブル(79)-中央ビル管理(70)

 ここはリバブルが優勢。谷貝は2試合をほぼ完ぺきに抑えており、ここは格下。3連勝はまちがいない。しかし、投手一人では長丁場は乗り切れない。藤巻の先発もありそうだ。打線は河野が絶好調。ベテラン山田も復活した。

 中央ビル管理は相手が悪い。誰が投げるか分からないが、無駄な四死球は禁物。当たり損ねもあるからとにかく投手はしっかり投げることだ。

積水ハウス(75)-スターツ(78)

 スターツが優勢と見た。積水ハウスの新人横内は思ったほど球に威力がない。低めに集めないとスターツ打線でも捕まえられる。戦前は坂本が強気な発言をしていたので坂本の先発もありそう。小田部長はどうした。一度も応援することなく予選敗退もありうるとみた。

 スターツは新人井原。顔に似合わずすごい球を投げる。荒海より球威がある。捕手のリードにもよるが強気の攻めでいい。怖いのは坂本くらい。

スミカ(75)-野村不動産パートナーズ(73)

 初陣スミカに初勝利のチャンス。初戦の新人小澤はあきらかに緊張していた。いいスピードを持っている。落ち着いて投げれば最少失点に抑えられる。打線は新人の斉藤がいい。斉藤の前に走者をためたい。

野村不動産パートナーズは羽尾。スミカ打線を抑える力があるが、守備に不安があり、その差がレーティングの差だ。野手陣がしっかり守れば羽尾がすいすい投げるか。

セキスイハイム千葉営業所(68)-ちばリハウス(75)

 ちばリハウスが優勢。エース篠原は中1週で疲れが心配だが、セキスイハイム打線なら抑えるか。

 セキスイハイムは7年ぶりに勝利し勢いに乗るが、ここは相手が核上。活路を見出すとすれば、強振しないでピッチャー返しに徹することだ。篠原タイプはそうしないと攻略できない。

ナイス(76)-ミサワホーム東京神奈川(78)

 ミサワ神奈川がやや優勢。ベテランエース清水は中1週はきついが、前試合は2回くらいしか投げていないはずだ。ここも3回ならきっちり抑えるはずだ。打線が早めに得点して楽にしたい。

 ナイスは正木が前試合で本来のピッチングを披露した。投手力は互角。レーティングの差は守りと歳の差。加齢現象を補うのは頭脳しかない。頭脳が上回っているかどうかは分からない。

パナホーム(74)-住友不動産販売(79)

 住友不動産販売が優勢。初戦で旭化成ホームズを倒した伊藤投手は全盛期にもどったのか。しかし、このチームは強豪には予想外の力を発揮するが、格下にコロッと負けることもある。

 パナホームはしぶとい。何度も修羅場を潜り抜けてきた。本当につかみづらいチームだ。相手が核下とみてくれれば勝機もある。

ポラス(78)-オープンハウス(86)

 オープンハウスが優勢。RBA屈指の好投手川崎に、元社会人の新人大島が加入。川崎は「軟式に慣れたら打てるチームはいない」と大島について話した。どちらが先発してもポラス打線をきりきり舞いさせそうだ。

 ポラスは相手がどこであろうとそこそこ戦えるチーム力があるが、ここは川崎でも大島でも打てないだろう。岩瀬が最少失点に抑えればわずかに勝機もあるが、打線で期待できるのは清水くらい。清水と川崎、大島の対決は見ものだ。ここで打てないのならその程度の打力ということだ。 

東京建物不動産販売(71)-住友林業(82)

 お互い負ければ予選敗退。背水の陣だろうが、戦力的には明らかに住林が上位。前試合はまさかの完封負け。拙攻のオンパレード。業を煮やした鈴木監督の出場はあるのか。投げるのはエース石井か。

 東建不販は期待の新人高島が故障発生。中1週では回復は絶望と見た。投げられる投手がいない。伽覧も中風で出られそうもない。危ない。

みずほ信不動産販売(68)-積水ハウス京葉(86)

 積水京葉が優勢。エース生田は前試合でまさかのサヨナラ負けを喫し弱音を吐いたが、ここはまた元気を取り戻すチャンス。気持ちよく投げられるはずだ。

 みずほ信不相手が悪い。生田がどの程度の投手か観察し来期に備えたい。

旭化成ホームズ(91)-総合地所(69)

 総合地所は前試合でケイアイスター不動産を撃破した。長島が好投したというが、長島は中1週で登板は無理。先発しても2回持つか。相手がまた最悪だ。

 旭化成ホームズは前試合で今野-山本のかつての黄金バッテリーを復活させたが、ここは新戦力篠永の先発だろう。篠永も背水の陣だ。相手の打力を考える余裕はないはず。汚名返上とばかり全力で投げるか。打線も手心を加えそうな選手はいない。

 総合地所はだれが投げるか分からないが、コールド負けを喫しないようにとにかく勝負。中途半端なストレートは通用しない。記者なら、あの権藤さんの「権藤、権藤、雨、権藤」の向こうを張って「遅球、遅球、ボール、また遅球」に徹する。日ハム多田野の「スカイツリーボール」級の魔球開発は一夜漬けでは習得は無理か。一昨年、住林相手に2回で21点取られ、1時間半の試合時間をほとんど守りにつかされ、7番以下が1打席しか立てなかったような試合だけはみたくない。

大和ハウス工業(70)-東京セキスイハイム(68)

 大和ハウスがやや優勢。前試合で大内が快投したようだが、今回の相手は戦力的にはコスモスイニシアよりやや上だ。大内が疲れから投げられないようだとピンチ。大敗もありうる。トミーは欠場とみた。

 セキスイハイムは劣勢だが、勝てない相手ではない。相手はベテランの域に達しそうな、正直に言えばただ歳を取っただけの選手も少なくない。消耗戦に持ち込めばチャンス十分。若さで圧倒したい。

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完投勝利を挙げたミサワ渋井

セキスイハイム千葉7年ぶり勝利

総合地所もケイアイスター破る

 2日目も大波乱の連続-第26回RBA野球大会水曜ブロック2日目が7月2日(水)、大宮健保グラウンドで14試合が行われ、強豪の積水ハウス京葉がミサワホーム東京に、住友林業オークラヤ住宅らそれぞれ敗れ、リストが不戦敗するなど1日目に続き波乱の連続となった。

 セキスイハイム千葉営業所は長谷工グループを下し7年ぶりの勝利を挙げ、昨年はコールド負けしていたケイアイスター不動産に総合地所が2-1で雪辱を果たした。野村不動産アーバンネットはサドンデスでエイブルを破った。パナホーム-東京建物不動産販売は延長サドンデスでも8-8で決着がつかず、ジャンケンの末3-1パナホームが勝利した。試合結果は次の通り。記事は、戦前の記者の〝勝っ手〟予想。詳細は今晩遅くから、金曜日にかけて掲載します。

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大の字になってうなだれる積水ハウス京葉・生田(左)と大多和

野村不動産アーバンネット3-2スターツ

 初戦の戦いぶりからすれば野村アーバンがやや優勢と見たが、スターツ期待の新人井原が投げるのか投げないのかがカギだ。

 野村アーバンの2年目茂木は安定感が増した。打線も好調のようで、早い回に援護すればすいすい投げるか。

 スターツは井原が投げなければ、荒海が先発。初戦のちばリハウス戦は延長8回をひとりで投げぬいた。スタミナは十分。

三井不動産リアルティ(不戦勝)-野村不動産パートナーズ(不戦敗)

 三井リアルが優勢。初戦は3-1で勝利したが、安西監督に笑顔はなかった。ツメが甘いナインに檄を飛ばした。エース水野はコントロールが抜群。ここも最少失点に抑えるはず。

 野村パートナーズは、層が厚くなったようだが、レギュラーは旧野村リビングサポートの主力メンバーだ。羽尾投手は肩に不安を抱えており、ベテラン小村が勤務の関係で投げられないのは痛い。守備陣にも不安がある。

伊藤忠ハウジング7-1積水ハウス

 好勝負。伊藤忠の先発は城西大カルテットのうちの渡辺か神か。どちらが先発するにしても継投策だろう。打線はやはり城西大卒の大倉がチームを引っ張る展開に持ち込みたい。

 積水ハウスは創価大卒の新人横内か。記者は初戦を見ていないが2回をピシャリと抑えた。伊藤忠打線を抑える力はあると見た。

スミカ0-3東急リバブル

 初参加のスミカの戦力は未知数だが、百戦錬磨のリバブルが優勢と見た。初戦の谷貝は序盤の大量リードがあったとはいえ4回を完璧に抑えた。ここも先発は谷貝だろう。打線はベテラン山田が2発を放ち、打線に火をつけた。

 逆転の目があるとすれば、スミカには大型の新人が加入した模様で、実績通りなら番狂わせもある。

積和不動産3-9ちばリハウス

 初戦に敗れているチーム同士。ここで負ければ早くも予選敗退が決まる。必勝態勢だろうが、戦績からはちばリがやや優勢。エース篠原は初戦で7回を投げており、疲れが心配だが、中2週間なら大丈夫だろう。

 積和は誰が投げるのか。若手が4人くらい入った模様で奮起に期待。調整してくるはずだ。

ミサワホーム東京神奈川20-0三菱地所ホーム

 両チームとも初戦に敗れており落とせないが、ここはミサワ神奈川が優勢。ベテランエース清水が相手打者を翻弄しそうだ。地所ホームは松田新監督がやる気満々だが、相手が悪い。よほど奮起しないと勝ち目はない。サッカーW杯で日本が戦った3チームより相手は間違いなく戦力上位だ。

長谷工グループ3-8セキスイハイム千葉営業所

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6年ぶりら勝利して茂田主将を胴上げするセキスイハイムナイン

 乱戦模様だが、長谷工がやや優勢と見た。戦力的には昨年より上積みはなさそうだが、相手も同じ。ノーガードの打ち合いが見られそう。

ナイス16-1日神不動産

 ここも負けたほうが予選敗退となる。ナイスのエース正木は調整不足を露呈。ここは村尾が先発で必勝態勢。相手が日神なら抑える力がある。

 日神は投手難が解消されていない。柳原が投げても2回まで。最年長勝利投手をもくろむ津端が選手生命をかけて一か八かの勝負に出るか。相手がナイスなら通用するかもしれない。

住友林業0-2オークラヤ住宅

 住友林業が優勢。石井厚が元気だ。ここも力で相手をねじ伏せるか。先々をにらんで左腕宮田の先発もあるとみた。新人の石井健の打撃にも注目。

 オークラヤ住宅は新人投手川上が投げるか。制球に難はあるが、上手から投げるストレートは球威がある。下半身を鍛えフォームを安定させれば素晴らしい投手になるはずだ。四死球が命取りにならなければいいが。

積水ハウス京葉支店3-4ミサワホーム東京

 積水京葉が優勢。一昨年の優勝投手生田が初戦に惚れ惚れするピッチングを疲労した。まず打たれないだろう。打線も1年のプランクを感じさせないほど好調。亜細亜大の4番を打っていたという山崎も軟式に慣れたか。〝おにぎりくん〟も絶好調。

 ミサワのエース古市も他のチームなら互角に戦えるが、相手が京葉なら2、3点の失点は覚悟しなければならない。打線がどこまで奮起できるか。

パナホーム8-8東京建物不動産販売(ジャンケンでパナホームの勝ち)

 パナホームはつかみどころのないチームだ。弱そうで強い、強そうで弱い。ここも難解。コントロールのいいベテラン投手がいたはずだ。

 東建不販はもはや〝隠し球〟でなくなった慶大硬式の高島だろう。記者は見ていないが、生出より球が速いというのが本当なら相手を蹴散らすか。打線は互角。

みずほ信不動産販売5-8ポラスグループ

 ポラスがやや優勢。岩瀬頼みのチームだが、ここも安定したピッチングを見せるはずだ。打線は清水が核になる。

 みずほはここが初戦。三菱UFJ不動産販売も新戦力を補強したように景気回復を背景に新人を大量に入れていれば面白い戦いになる。勝ち味に遅い相手の弱点をつけば勝機も生まれる。女性応援団の援護はないのか。

ケイアイスター不動産1-2総合地所

 敗れたほうが予選敗退。両チームとも背水の陣だが、グラウンドの隣を流れる荒川の芥と一緒に流される運命にあるのは総合地所だろう。

 ケイアイスターは初戦の大敗の憂さを晴らしに掛かる。格下と観て最初は手抜きするようなコロンビアではない。ハゲタカのように襲い掛かるはずだが、記者なら敵にも塩を送る。2番手、3番手の投手を先発させるが、杉山監督はどうするか。

リスト-東京セキスイハイム(セキスイハイムの不戦勝)

 ここも敗れたほうが予選敗退が決まる。圧倒的にリストが優勢だが、当日はリスト恒例の社内研修会。主力どころか全選手が集まりそうもなく、不戦敗の可能性が浮上。北見社長、伊東専務はどう判断するか。今のうちからテルテル坊主じゃなかった、雨乞いの祈祷でもするのか。

 記者なら野球も研修扱いにして出場させる。戦わずして敗れるのは仕事も同じだ。士気にかかわる。

 東京セキスイハイムは相手が出場すると見て備えたほうがいい。主力を欠いても9人は集めるのではないか。ひょっとしたら女性マネージャーを選手登録するかもしれない。これまで試合に出場した女性選手は3人だったかいた。

三菱UFJ 不動産販売0-8旭化成ホームズ

 敗れれば予選敗退だ。三菱UFJはどう転んでも勝ち目はない。相手が旭化成ホームズではなくて住友不販でも劣勢は否めないが、住友は相手なりに戦うチーム。まったく勝つ見込みがないわけではないが、旭化成は必勝態勢で臨むはず。

 投手は前試合と同様、エース今野ではなく新戦力の篠永だろうと思う。中長期戦略を考えたら篠永に雪辱の機会を山本監督は与えるはずだ。篠永もその期待に応えるか。

 三菱UFJは最近は旭化成と戦っていないはずだ。王者の胸を借りて来年に備えるのもいいではないか。互角のチームと戦って惜敗するよりコテンパンにやっつけられたほうが課題もはっきりするはずだ。

コスモイニシア0-9大和ハウス工業

 グループ同士の負けられない一戦となった。親子か兄弟か知らないが、ここは血肉の争い。手心を加えるほど共に余裕はない。ダイワはトミーこと冨永が関西から駆けつければ別だが、投手は投げてみないと分からない。

 コスモスイニシアも吉村がいないので戦力は大幅ダウン。乱打戦に持ち込めば勝機も生まれるが…。

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本人に全然似なくてよかった野村不動産アーバンネット吉本のお子さん

 RBA野球大会水曜ブロック2日目が7月2日(水)、大宮健保グラウンドで16試合が行われる。このうち8試合は敗れたほうが2連敗となり予選敗退が決まる。初参加のスミカが登場し、古豪の東急リバブルと戦う。

 【お断り】 当日は同時進行の形で8試合が行なわれます。ひとりで全試合を取材するのは絶望的です。対策を考えますが、みなさんに取材にご協力くださいますようお願いいたします。
 ①誰が先発し、打たれたのか打たれなかったのか、継投はどうしたか②打線は、守備はどうだったのか③勝因、敗因はなにか④監督、殊勲者のコメント⑤スコアをつけているチームはスコア写真⑥活躍した選手などの写真-などをメールで結構ですので牧田宛(E-mail:このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。)までお送りください。

野村不動産アーバンネットスターツ

 初戦の戦いぶりからすれば野村アーバンがやや優勢と見たが、スターツ期待の新人井原が投げるのか投げないのかがカギだ。

 野村アーバンの2年目茂木は安定感が増した。打線も好調のようで、早い回に援護すればすいすい投げるか。

 スターツは井原が投げなければ、荒海が先発。初戦のちばリハウス戦は延長8回をひとりで投げぬいた。スタミナは十分。

三井不動産リアルティ野村不動産パートナーズ

 三井リアルが優勢。初戦は3-1で勝利したが、安西監督に笑顔はなかった。ツメが甘いナインに檄を飛ばした。エース水野はコントロールが抜群。ここも最少失点に抑えるはず。

 野村パートナーズは、層が厚くなったようだが、レギュラーは旧野村リビングサポートの主力メンバーだ。羽尾投手は肩に不安を抱えており、ベテラン小村が勤務の関係で投げられないのは痛い。守備陣にも不安がある。

伊藤忠ハウジング積水ハウス

 好勝負。伊藤忠の先発は城西大カルテットのうちの渡辺か神か。どちらが先発するにしても継投策だろう。打線はやはり城西大卒の大倉がチームを引っ張る展開に持ち込みたい。

 積水ハウスは創価大卒の新人横内か。記者は初戦を見ていないが2回をピシャリと抑えた。伊藤忠打線を抑える力はあると見た。

スミカ東急リバブル

 初参加のスミカの戦力は未知数だが、百戦錬磨のリバブルが優勢と見た。初戦の谷貝は序盤の大量リードがあったとはいえ4回を完璧に抑えた。ここも先発は谷貝だろう。打線はベテラン山田が2発を放ち、打線に火をつけた。

 逆転の目があるとすれば、スミカには大型の新人が加入した模様で、実績通りなら番狂わせもある。

積和不動産ちばリハウス

 初戦に敗れているチーム同士。ここで負ければ早くも予選敗退が決まる。必勝態勢だろうが、戦績からはちばリがやや優勢。エース篠原は初戦で7回を投げており、疲れが心配だが、中2週間なら大丈夫だろう。

 積和は誰が投げるのか。若手が4人くらい入った模様で奮起に期待。調整してくるはずだ。

ミサワホーム東京神奈川三菱地所ホーム

 両チームとも初戦に敗れており落とせないが、ここはミサワ神奈川が優勢。ベテランエース清水が相手打者を翻弄しそうだ。地所ホームは松田新監督がやる気満々だが、相手が悪い。よほど奮起しないと勝ち目はない。サッカーW杯で日本が戦った3チームより相手は間違いなく戦力上位だ。

長谷工グループセキスイハイム 千葉営業所

 乱戦模様だが、長谷工がやや優勢と見た。戦力的には昨年より上積みはなさそうだが、相手も同じ。ノーガードの打ち合いが見られそう。

ナイス日神不動産

 ここも負けたほうが予選敗退となる。ナイスのエース正木は調整不足を露呈。ここは村尾が先発で必勝態勢。相手が日神なら抑える力がある。

 日神は投手難が解消されていない。柳原が投げても2回まで。最年長勝利投手をもくろむ津端が選手生命をかけて一か八かの勝負に出るか。相手がナイスなら通用するかもしれない。

住友林業オークラヤ住宅

 住友林業が優勢。石井厚が元気だ。ここも力で相手をねじ伏せるか。先々をにらんで左腕宮田の先発もあるとみた。新人の石井健の打撃にも注目。

 オークラヤ住宅は新人投手川上が投げるか。制球に難はあるが、上手から投げるストレートは球威がある。下半身を鍛えフォームを安定させれば素晴らしい投手になるはずだ。四死球が命取りにならなければいいが。

積水ハウス 京葉支店ミサワホーム東京

 積水京葉が優勢。一昨年の優勝投手生田が初戦に惚れ惚れするピッチングを疲労した。まず打たれないだろう。打線も1年のプランクを感じさせないほど好調。亜細亜大の4番を打っていたという山崎も軟式に慣れたか。〝おにぎりくん〟も絶好調。

ミサワのエース古市も他のチームなら互角に戦えるが、相手が京葉なら2、3点の失点は覚悟しなければならない。打線がどこまで奮起できるか。

パナホーム東京建物不動産販売

 パナホームはつかみどころのないチームだ。弱そうで強い、強そうで弱い。ここも難解。コントロールのいいベテラン投手がいたはずだ。

東建不販はもはや〝隠し球〟でなくなった慶大硬式の高島だろう。記者は見ていないが、生出より球が速いというのが本当なら相手を蹴散らすか。打線は互角。

みずほ信不動産販売ポラスグループ

 ポラスがやや優勢。岩瀬頼みのチームだが、ここも安定したピッチングを見せるはずだ。打線は清水が核になる。

 みずほはここが初戦。三菱UFJ不動産販売も新戦力を補強したように景気回復を背景に新人を大量に入れていれば面白い戦いになる。勝ち味に遅い相手の弱点をつけば勝機も生まれる。女性応援団の援護はないのか。

ケイアイスター不動産総合地所

 敗れたほうが予選敗退。両チームとも背水の陣だが、グラウンドの隣を流れる荒川の芥と一緒に流される運命にあるのは総合地所だろう。

 ケイアイスターは初戦の大敗の憂さを晴らしに掛かる。格下と観て最初は手抜きするようなコロンビアではない。ハゲタカのように襲い掛かるはずだが、記者なら敵にも塩を送る。2番手、3番手の投手を先発させるが、杉山監督はどうするか。

リスト東京セキスイハイム

 ここも敗れたほうが予選敗退が決まる。圧倒的にリストが優勢だが、当日はリスト恒例の社内研修会。主力どころか全選手が集まりそうもなく、不戦敗の可能性が浮上。北見社長、伊東専務はどう判断するか。今のうちからテルテル坊主じゃなかった、雨乞いの祈祷でもするのか。

 記者なら野球も研修扱いにして出場させる。戦わずして敗れるのは仕事も同じだ。士気にかかわる。

 東京セキスイハイムは相手が出場すると見て備えたほうがいい。主力を欠いても9人は集めるのではないか。ひょっとしたら女性マネージャーを選手登録するかもしれない。これまで試合に出場した女性選手は3人だったかいた。

三菱UFJ 不動産販売旭化成ホームズ

 敗れれば予選敗退だ。三菱UFJはどう転んでも勝ち目はない。相手が旭化成ホームズではなくて住友不販でも劣勢は否めないが、住友は相手なりに戦うチーム。まったく勝つ見込みがないわけではないが、旭化成は必勝態勢で臨むはず。

 投手は前試合と同様、エース今野ではなく新戦力の篠永だろうと思う。中長期戦略を考えたら篠永に雪辱の機会を山本監督は与えるはずだ。篠永もその期待に応えるか。

 三菱UFJは最近は旭化成と戦っていないはずだ。王者の胸を借りて来年に備えるのもいいではないか。互角のチームと戦って惜敗するよりコテンパンにやっつけられたほうが課題もはっきりするはずだ。

コスモイニシア-大和ハウス工業

 グループ同士の負けられない一戦となった。親子か兄弟か知らないが、ここは血肉の争い。手心を加えるほど共に余裕はない。ダイワはトミーこと冨永が関西から駆けつければ別だが、投手は投げてみないと分からない。

 コスモスイニシアも吉村がいないので戦力は大幅ダウン。乱打戦に持ち込めば勝機も生まれるが…。

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ポラス塚本

 今日6月22日の日曜ブロックの試合は全てノーゲーム、中止となった。各チームの選手のコメントを紹介する。

 ポラスは飯田監督に代わって主砲の成田が新監督に就任した。成田新監督は「プレーヤーは止めない条件で引き受けた。ガラッと若返りを図った。もちろん勝つため」

 この日も5人の18~22歳の新人がベンチ入りした。また、平成23年の「第26回技能グランプリ」の建築大工部門で銀賞を受賞した塚本将史(28)もベンチ入り。「サインには忠実。堅い野球をやる。(本業で)狙うは世界一」と話していた。

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左から菊地(18)、大川(19)、大西(22)、大瀧(22)、稲塚(19)

◇     ◆   ◇

 タイセイ・ハウジー千葉政に試合前に会った。「昨日(21日)は涌井がバースデー勝利を挙げた。僕はパパになったばっかり。8カ月。名前? 僕が『政秀』。実家は宮城なので『政宗』にしました」(伊達政宗にあやかろうということか、なんともクラシックで立派な名前をつけたものだ)

 千葉政は横浜高校時代、ロッテ涌井の2番手投手。肘を故障しており、現在はもっぱら外野。

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タイセイ・ハウジー千葉政

◇     ◆   ◇

 三井不動産住宅リースの佐藤-高橋のバッテリーと、安田不動産の田保監督、石渡ともバッティングセンターで会った。高橋は元ヤクルト。サンフロンティア不動産の新人内村との対戦を楽しみにしていた。石渡は高校時代にモデルをしていたとか。マスクの比較なら高橋か石渡か。高橋はまだ独身。

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三井不動産住宅リース佐藤(左)と高橋

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安田不動産 田保監督(左)と石渡

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日駐ナイン

 試合開始のずっと前から、さらにノーゲームが宣告されてもベンチから全然動こうとしないチームがあった。今年初参加の日駐だ。早速取材開始。

 まず、国士舘-八戸学院大卒の新人エース、左腕山本。義理堅い木田監督は「この前、八戸学院では3番手と話しましたが、7~8番手だったそうです」と修正。山本は「秋山さん(西武)も塩見さん(楽天)も二つ上。高校では2番手でした。春の予選で準決まで進みました」というから、相当の力があると見た。

 抑えは千葉工大卒の大沼。体重は入社してから20キロ増の93キロ。「軟式は全然ダメ。硬式のMAXは140キロ」だそうだ。

 「スクリューとカットボールが得意ですが、軟式では投げられない」と言ったのは山本だったか大沼だったか書き忘れた。

 主砲は渡辺。「兵庫県の公立夢野台高校ですが、ベスト18(兵庫県はベスト16でなく18チームが準々決勝に進むのか、記者が聞き間違えたのか)まで進みました。あの金刃(のち巨人入り、現在楽天)からヒット打ちました」

 1番は俊足の鈴木。小学4年から高校まで野球をやっていたそうだ。

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山本(左)と大沼

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主砲の渡辺

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鈴木?

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女性マネージャー

日中友好だ NITTYU(日駐)だ 4強入りするぞ日駐がRBA初参加(2014/6/12)

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ノーゲームを宣告する審判

 本日6月22日、神宮外苑軟式野球場で行なわれる予定だった日曜ブロックの開幕ゲーム、清水建設-ポラス、安田不動産-鹿島建設、日本駐車場開発-コスモスイニシアは試合開始直後に雨天のためノーゲームとなった。それ以降の試合も全て中止となった。コスモスイニシアは選手が集まらず不戦敗になるはずだったが、雨天に救われた。

◇     ◆   ◇

 

 清水建設の2番茂野、ポラスの折笠投手がRBA関係者はもちろんベンチの期待に応える、土砂降りをもろともしないサービス精神旺盛の感動的なベースランニングを敢行、やんやの喝采を浴びた。

 試合は清水が先行。1死後、今季から広島営業所に異動になった2番茂野は四球を選び、2盗を決め暴投で3進。2死後、4番小寺のとき、またも暴投で猛然と本塁を突き、相手の折笠投手とそれこそ折れ重なるような状態で生還。

 歓喜の先制点を挙げ、ベンチで吼えた。ところがだ。全身ずぶぬれ泥だらけになった折笠が続投不能と判断したか、自らがこれ以上濡れて風邪でも引いたら命取りとなると判断したか審判はタイムをかけ、しばらくして清水には無情の、ポラスには幸運のノーゲームを宣告。

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折笠(左)の暴投で生還した茂野(右)          茂野

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清水ベンチ(左)とポラスベンチ

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折笠

 気の毒なのは茂野と折笠。せっかくわざわざ広島から遠征してきて、劇走につぐ劇走で先制打をあげたのにその直後にリーゲームとはあまりにもかわいそうではないか。折笠も投手難のチームを救うべき初登板。身長178センチ、体重98キロ。投手というよりは相撲取りの格好で31歳になりながらいいところを見せようとしたのに、雨のせいでコントロールが定まらず、挙句の果てが自らの暴投で失点した。自尊心はズタズタだ。

 しかし、2人はこれしきの逆境にはくじけない。むしろ逆だ。逆境をプラスに転じる高い志を持っているからこそ、厳しい時代を生き残れるのだ。ノーゲームをこれ幸いと、何をしゃべったかは分からないが、「茂野、走ります」とでも言ったのかホームベース前で高らかに宣言したあと、まずは茂野が走り出した。1塁を全速力で走り抜け、足をとられながらも2塁を回り、3塁を回り、安倍さんの積極的平和主義を先取りする初年兵のように、あるいは柳川鍋になるのを嫌がり泥田に逃げ込むドジョウのように渾身の力を込めて本塁に猛然と突っ込んだ。

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以上、茂野(茂野は昨年結婚したはずだ。奥さん、悪いのはそそのかしたナインであり、記者です。ちゃんと洗濯してやってください)

 

 負けられないのは折笠だ。すごすごと尻尾を巻いて逃げる犬でもブタでもない。よせばいいのに茂野の軌跡、足跡をたどるようにどたどたと走り出し、最後はベッドスライディングというよりも、だるまが転がるようにして出っ張った腹からホームに突入した。

 2人の劇走に両チームのナインはもちろん、子育てに忙しいスズメがベンチの巣から〝よくやった〟とエールを送っていた。

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以上、折笠(折笠は31歳。独身か既婚かは聞かなかったが、だれが洗濯するのだろう)

◇     ◆   ◇

 同時に始まった安田不動産-鹿島建設の試合でも同じような選手がいたようだ。余興と呼ぶなかれ。ばか者と蔑むなかれ。記者はこうした意気に感じる選手に拍手喝采する。もやしのようなサラリーマンでは絶対にできないだろう。

 次は、相手がいないのにベンチで長々と雨宿りしていた日駐のナインを紹介する。うそか本当かはしらないが、みんなべらべらとしゃべり、記者の期待に応えてくれた。

 サンフロンティアに甲子園4強の鹿児島工・内村が加入

 三井住宅リースの元ヤクルト高橋との対決必至

 先日行なわれた抽選会でサンフロンティア不動産の参加者が超ど級の爆弾発言をした。かつての甲子園4強、鹿児島工業の内村投手が加入したというのだ。まさか酔った勢いでそんな嘘をつくはずがない。本当なら、平成元年、巨人の誘いを蹴り三井不動産に入社した志村氏以来のビッグニュースだ。肩か肘を痛めてプロ入りを断念したのか、内村は中大に進学。外野手として活躍したようだ。その内村が投げるのなら、みんな対決したいはず。日曜ブロックが例年になく熱い大会になりそうだ。

ポラス-清水建設

 清水がやや優勢。決勝戦ではケンコーポに敗れたが、ポラス相手なら負けられない。田村投手が先発するのはほぼ間違いない。山寺監督から本間監督にバトンタッチされ、采配がどう変わるかもみたい。

 ポラスはどこと戦っても互角に戦えるチームだが、そこがウィークポイントでもある。相手のペースに合わせるところがある。ここも接戦に持ち込むだろうが、勝つまではどうか。選手の高齢化も進んでいる。誰が投げるか分からないが、室田か内田か。

鹿島建設-安田不動産

 安田がやや優勢。安田は岩間の先発だろうが、慶大卒の新人もありうる。しかし、采配を揮う西澤は新人を先発に起用するギャンブルに出ないと思う。岩間で飛ばすはずだ。打線は西澤がチームを引っ張れるか。イケメン石渡の出番はあるのか。

 鹿島はエース豊田が抜けたのが痛い。ひょっとしたら名古屋から駆けつけるかもしれないが、旅費をみんなで負担しようというチームワークはあるのか。ただ、高原も安田相手だったらそう点は取られない。接戦に持ち込めば勝機あり。

コスモスイニシア-日本駐車場開発

 双方とも戦力は未知数だが、日駐を取材した限りでは、予選を突破する力があるとみた。ここはしっかり力量を見届けたい。

コスモスイニシアは以前出場していたチームの選手が中心ならとっくに40歳過ぎ。まさか、土曜、日曜休みになったこれまで水曜ブロックに出場していた吉村が投げるようなことはないとみた。

三井不動産レジデンシャルサービス-東急不動産

 互角。しかし、三井サービスはマンションの管理組合の総会シーズン。選手が集まるかどうかが勝つか負けるかより難問だ。集まればそこそこ戦える。

 東急はチーム体制を建て直しやる気満々。合宿まで張ったというが、雨でドッジボールに切り替えるようではたかがしれている。飲むのが目的ではないのか。今年も投手難は解消されていないとみた。乱戦もありそう。

東京建物-ケンコーポレーション

 東京建物は東建不販に出向していた生出が戻ったこともあり、大幅に戦力アップ。〝出ると負け〟から完全に抜け出した。

 しかし、相手がケンコーポでは分が悪い。相手が格下とみてエース小笠原ではなく、他の投手なら無様な試合にはならないだろうが、どうなるか。水曜ブロックの住友不版が旭化成ホームズを破ったような大波乱はないとみた。どちらかと言えば、ケンコーポは弱いものいじめが好きなチーム。

三菱地所-旭化成リフォーム

 優劣がつけがたく混沌としている。W杯と同じ、どっちが死に物狂いになるかで勝敗が決まる。この点なら三菱地所がやや心配。選手が揃えば勝つ力があるが、この季節になると丸の内の野球大会に重点をおくため日替わりメンバーになる。ここも選手が揃うかどうかだ。

 旭化成リフォームは、抽選会場での参加者の声からするとメンバーは年年歳歳、みんな歳を重ねながらまた暑い夏を迎える。旭化成ホームズはすごい選手が毎年のように加入するのと対照的に、このチームはリフォームの時代といわれるようには選手層に反映されない。しかし、新築が伸びるのもリフォームが頑張っているから。意地を見せてやれ。

サンフロンティア不動産-三井不動産住宅リース

 勝敗はともかく、サンフロンティア不動産にかつて甲子園を沸かした鹿児島工業・内村が入社したという。内村はプロの誘いを蹴って中大に進学。外野手として活躍したようだ。高校時代に肩か肘を痛めたようだが、140キロを越えるストレートにキレのある変化球も投げた。

 果たして先発するのか。実績だけなら巨人の誘いを蹴って三井不動産に入社した志村氏以来か。すごい選手が入ったものだ。

 三井住宅リースには元ヤクルトの色男・高橋がいる。投げるかどうかは不明だが、内村との対決はみものだ。これは見逃せない。観戦料金を取りたいくらいだ。試合はサンフロが圧倒的に優位とみた。三井リースは安打を打てるかどうかだ。

 内村の活躍次第ではRBAが全国区になるかもしれない。サンフロも名を売るチャンスだ。

タイセイ・ハウジー-三井不動産

 好試合。タイセイは投手2人を含む新人4人が新戦力。投手不足が課題だっただけに補強ができたのか。元プロの千葉英はメタボが心配。ここで頑張らないと忘れ去られる。

 三井は誰が投げるのか。必勝を期すなら相澤だろうが、昨年はほとんど一人で投げた室谷もありそうだ。選手が揃ろうかどうかの課題は例年通りだろう。順当なら内村を擁するサンフロが勝ちあがってくるはず。挑戦権を得るためにもどちらも負けられない。

三菱地所リアルエステートサービス-青山メインランド

 青山メインが優勢。山梨監督は抽選会でも「優勝しかない」と強気発言。最初から全力で戦うはず。だれが先発しても優位は動かない。昨年からどれだけ戦力アップしているか確認したいが、会場は神宮外苑でなく三郷。どうしてそうなったのか。

 地所リアルは相手が悪い。

三井不動産レジデンシャル-菱重エステート

 三井レジがやや優勢。東邦のスラッガー山際は欠場だろうが、山際だってサンフロ内村と対決したいはず。保立監督、今期の売上げはもう十分メドが立っているはず。野球シーズンだけは研修扱いにして山際を出場させてほしい。間違いなくRBAの宝になる。勝ち進んで内村とのガチンコ勝負が見たい。東邦出身者は3年連続して入社したと聞く。出し惜しみしないでどんどん出場させて優勝を狙ってほしい。

 菱重はエース佐々木の踏ん張り次第。力まずに四死球を最小限にとどめれば勝機も生まれる。

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