サンフロンティア 延長制す 山田サヨナラ満塁弾 野村不 54歳岩﨑常務 意地の2安打

サヨナラ打!サンフロンティア不動産
野村不動産(82) 3-7 サンフロンティ不動産(83⇒82)
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
| 野村不動産 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 | |
| サンフロンティア不動産 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4X | 7 |
(タイブレーク)

先制弾とサヨナラ満塁弾 サンフロ山田
サンフロンティア不動産が延長戦を制した。立和田が好投し、山田がサヨナラ満塁弾を放った。野村不動産は惜敗。最終回、田中が同点の本塁打を放ったが、延長では得点できなかった。
サンフロンティアは初回、2番山田が本塁打、2回は敵失で1点、3回は4番川添が本塁打して加点した。延長では山田が中堅越え本塁打を放ってけりを付けた。立和田は持ち味の緩急で相手打線を抑えた。
野村は初回の逸機が痛かった。いきなり1番木藤、2番大場、3番岩﨑が連打して無死満塁の好機をつくったが、後続が凡退した。4回に9番大久保が2ラン、最終回は3番田中が同点の本塁打を放ったが、突き放せなかった。
早実-早大硬式の新人・大久保投手はしり上がりに調子を上げたが、味方の援護がなかった。

サンフロ 立和田

野村不動産 大久保投手

本塁打を放った野村不動産 田中
〇野崎監督 予想通りの展開
〇ナイン 吉野の応援がよかった(前試合で〝素人3人衆〟を紹介したが、吉野はそのうちの一人。もう一人、大野はライトで先発。凡飛を落としたがドンマイドンマイ、監督は承知の上で起用した)
〇立和田 54歳のおじさん、ちゃんとストレートで勝負しましたよ
●近藤監督 残念。また来年
●岩﨑 見た? 54歳のわたしのレフト前(2打席とも安打はさすが)

サヨナラ弾を放った山田

立和田(左)と川添

左から吉野、大野、立和田

岩﨑常務(左)と近藤監督
青山メイン大勝 体重130㎏の怪物・妹尾が特大弾 ミサワ 50歳星野 久々登板

青山メインランド妹尾
青山メインランド(86⇒88) 10-0 ミサワホーム(79)
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
| 青山メインランド | 2 | 3 | 4 | 1 | 10 | |||||
| ミサワホーム | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
(時間切れ)

〝俺が最強打者だ〟妹尾
青山メインランドが大勝した。体重130キロの怪物・妹尾がまたまた特大弾を放った。ミサワホームは50歳の星野が久々登板したが、強打の相手打線に屈した。
青山は初回、先頭の江田の内野安打、2番牧野の2塁打、3番妹尾の犠飛で2点先制。2回は一死から江田、牧野、妹尾の3連打と5番南谷の適時打で3点。4回には妹尾の特大3ランなどで4点を追加してとどめを刺した。投手は小松崎-津久井の継投。
ミサワは2回の7番藤森の1安打に抑えられた。

青山メインランド小松崎

大活躍の牧野

青山メインランドナイン

吉井氏
〇山梨監督 牧野と妹尾が頑張った
〇吉井晃氏 5年前、斗南建設(東松山市)を立ち上げました。50歳ですよ。いいチームになっている(元横浜ベイスターズの投手で、5年前までは青山メインランドの監督兼投手を務めていた)
●須賀キャプテン 星野が宮崎から出張で、そのままマウンドに立ってくれた。新人も5名参加した。力負け

ミサワホーム 星野

ミサワホーム 応援団
大成有楽不 参加3年目で初勝利を全員安打で飾る Jプロは主力欠場 まさかの敗退

大量得点に沸く大成有楽不動産ベンチ
大成有楽不動産(74⇒73) 10-5 JR西日本プロパティーズ(83)
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
| 大成有楽不動産 | 4 | 2 | 2 | 1 | 1 | 0 | 10 | |||
| JR西日本プロパティーズ | 3 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 5 |
(時間切れ)

〝チームの救世主だ〟大成有楽不動産 伝法谷
大成有楽不動産が大会参加3年目にして初勝利を全員安打で飾った。左腕・伝法谷が完投。三春、石貫が猛打賞。JR西日本プロパティーズは会社が3連休のため関西出身の主力が欠場。まさかの予選敗退となった。
大成有楽は初回、先頭の三春が2塁打を放つと打線がつながり、2番石貫、3番相原、4番杉谷の4連続長短打に、6番吉田、7番根本も安打し、この回一挙4点を奪取。2回は石貫の2ラン、3回は5番伝法谷の安打をきっかけに、吉田、根本、8番早川の4連打で2点、4回は相原の本塁打、5回は三春、石貫の連続2塁打で1点を追加した。
RBA大会初出場の2年目左腕・伝法谷は5失点したが大量点に守られ完投。
チームは第29回大会から参加しているが、この年、不戦勝で1勝している以外はほとんど大敗を喫していた。今大会も開幕前「選手が集まらない」と三春は嘆いた。記者は一杯食わされた。
Jプロはエース佐藤と主砲の義積が帰省で欠場。武田が先発したが、ハエが止まるようなストレートでは抑えられるはずはなかった。
夜行われた都市対抗でも、佐藤や義積が所属していた三菱重工神戸・高砂が日立製作所に0-1で敗れ、敗退が決まった。〝前しか向かない〟前久司監督の責任問題に発展するかも。

〝1勝だぞ〟大成有楽不動産 三春

相原(左)と早川
〇竹田監督 全員安打だ。ガハハハハ
〇三春 これから隣の球場で芙蓉グループの大会。キヤノンに勝てばベスト8
〇早川 53歳ですよ
●ナイン 今日は会社の3連休。義積も佐藤も田舎(関西)に帰った。ゴルフでもやっているんじゃないか。敗因はあいつら。夜? このまま都市対抗の応援に行こうか

〝投げた瞬間から球はお辞儀していたぞ〟JR西日本プロパティーズ武田

本塁打を放った福村か

福村を迎えるJプロナイン〝〟
ケンコーポ大量22点コールド 上松5回ノーヒッター 三菱地所は2連敗 予選敗退

ケンコーポ 上松
三菱地所(83⇒82) 0-22 ケン・コーポレーション(85)
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
| 三菱地所 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||||
| ケン・コーポレーション | 5 | 1 | 11 | 5 | X | 22 |
(コールド)

初回、先頭の大澤がホームイン
大会4連敗中のケン・コーポレーションがうっぷんを晴らした。初回から打ちまくって4回まで22点を挙げ、代打を含む全員野球で2017年11月以来の1勝を刻んだ。上松が5回参考記録ながら自身初のノーヒット・ノーランを達成した。チームは第28回大会での総合Vから一転、29回大会決勝トーナメントで敗れ、前回は2連敗で予選敗退するなどRBA4連敗中だった。
ケンコーポは初回、相手の四球や守備乱れに乗じて2点を先取後、5番最上が無死一・二塁から2点3塁打を放ち、勢いづいた。3回には1番大澤と4番越後が本塁打、2番矢澤が3塁打、8番上松が2塁打など打線が爆発、11点を追加した。さらに4回も攻撃の手を緩めず、代打鈴木の3塁打などで5得点。2回を除く3つの回で打者一巡の猛攻だった。
上松は17日の不動産健保大会で完封勝利しており中3日の連投となったが、2回に1死球を与えたのみで完投。
三菱地所は澤田―福田―成瀬の継投。打線に元気がなく、2連敗で早々と予選敗退した。
○田辺監督 最後まで全員野球で攻撃できた。このところRBAで負けが続いていたが、初回の最上のスリーベースで重い雰囲気がとれた
○上松 ノーヒット・ノーラン? え!初めてです。調子は良くなかったが、不動産健保大会から中3日なのがいい展開になったかな。チームが勝てればそれでいい
●成瀬監督 ひどい試合だったがメンバーがなかなかそろわず。来季はそこを考えられるようにしたい

初回、2点3塁打を放った最上

3回、代打の鈴木がタイムリーで17点目

三菱地所 2番手の福田

地所 3番手の成瀬
鹿島が快勝 古和決勝打 高原-遠藤の継投も決まる 初陣オフィスバンク 実力見せる

鹿島建設 遠藤
オフィスバンク(85) 1-3 鹿島建設(85)
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
| オフィスバンク | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | |||
| 鹿島建設 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | X | 3 |
(時間切れ)

鹿島 古和
鹿島建設が快勝。高原(2回)-遠藤(4回)の継投が決まった。初陣オフィスバンクは神奈川の名門硬式クラブチームに所属する秋田投手が公式戦に出場しているため欠場したが、鹿島と互角に戦うなど力のあることを証明した。
鹿島は2回、4番古和の2塁打で先制。5回には二死満塁から敵失で2点を追加した。
2番手のエース遠藤は力のあるストレートを中心に相手打線を牛耳った。
オフィスバンクの先発・長倉はスライダーの切れが抜群で、4回途中まで1失点に抑え、5回のピンチで登板した2番手の奈佐も力投したが、味方の失策に泣いた。

敵失で生還した遠藤(背番号16)を迎える中原(中)と福本監督

先発の高原
〇福本監督 選手がよく頑張ってくれた。やっと勝てた。相手は強い
〇遠藤 調子はよかった
〇中原 うちばオープナー制を導入しているんだ。遠藤は仕事のし過ぎ。スタミナが心配。工事現場の仮設のエレベータ使わず、快打を上ったほうがいい
●奈佐監督 2回に相手の4番に打たれて、それを引きづってしまった。終盤に盛り上がったが、遅かった。悔しい
●野村捕手 勝てた試合だった
【記者のコメント】
オフィスバンクの力が読めず、秋田投手が投げたら鹿島と互角と予想した。秋田は公式戦に出場しているため投げられなかったが、先発の長倉も奈佐もRBAでは水準以上の力を持っている。打線は鹿島の好投手・遠藤に抑えられたが、遠藤の出来からすればやむを得ない。最終回にどうして1点を返したのは不明。暴投によるものだったような気がするが…。
鹿島も遠藤が最高のピッチングを披露した。投打がかみ合えば4強の力があると見た。

オフィスバンク 長倉

オフィスバンク 奈佐

奈佐兄妹(兄は25歳。妹は20歳。飛龍高校時代、インターハイ出場して準優勝したときのサードでキャプテン)

〝パパ、ガンバッテ〟応援団
エースMAX140キロ超、捕手はプロ注目 オフィスバンク 日曜ブロックに参戦(2019/5/27)
旭化成リフォーム大量23点圧勝 三井不動産は惨敗 女性選手・川崎は溌らつプレー

初回、3ランを放った金田(背番号3)を迎える旭化成リフォームナイン
旭化成リフォーム(85) 23-0 三井不動産(84)
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
| 三井不動産 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |||||
| 旭化成リフォーム | 11 | 12 | 0 | X | 23 |
(時間切れ)

旭化成リフォーム 金田
旭化成リフォームが3回まで金田と佐久間の本塁打を含む15安打、11四死球を選ぶ猛攻で大量23点を挙げ大勝。三井不動産は選手が集まらず惨敗。女性選手・川崎は溌らつプレーを見せた。
旭化成は初回、制球が定まらない三井の亀井投手から4連続四死球を選びKO。ここで登板した2番手西岡からも6番佐久間、8番吉岡、1番木下、2番高島が安打を放ち、4番金田が3ランを放つなど、打者16人を送る猛攻で11点を挙げた。2回も攻撃の手を緩めず佐久間の満塁弾など打者17人で12点を追加した。
佐久間は猛打賞5打点、金田は2安打4打点。7番浅井のみが3-0と振るわなかった。
投げては結城-風間の継投で、被安打2に抑えた。
三井は細井監督が欠場。浅井が代理監督を務めたが、試合にならなかった。放った安打は3番亀井の2塁打と4番浅井の単打のみ。女性選手・川崎は6番ショートで先発。打席が回ってきたのは1回のみで(旭化成は9番打者でも4回)、投手ゴロに倒れた。3度の守備機会のうち1本は難しいゴロで内野安打となった。
〇金田監督 打てなかったの? そう浅井のみ
〇浅井 ダメでした(九州の強豪・福岡大の準硬式)
●浅井監督 次頑張ります
●川崎 あれは取れた(2回のショートゴロを取れなかったのを悔やんだ。西武・源田なら楽々さばいただろうが、チームメイトの斎藤は取れたかどうか…)

旭化成リフォーム結城

独り蚊帳の外 旭化成リフォーム浅井

三井不動産 川崎


三井不動産 先発の亀井(左)と2番手の西岡
東京建物 河越7回14Kノーヒット・ノーラン 地所リアル 寺田の好投報われず

東京建物 河越
東京建物(86⇒87) 2-0 三菱地所リアル(86⇒87)
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
| 東京建物 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 2 | ||
| 三菱地所リアルエステートサービス | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |

地所リアル 寺田
昨年の準決勝戦カードの東京建物-三菱地所リアルエステートサービスは、東建・河越投手が7回を歴代第3位の奪14三振のノーヒット・ノーランを演じ、雪辱を果たした。谷口が決勝打を放ち、生出が本塁打で援護した。地所リアル寺田投手も力投したが、打線の援護がなかった。
東建は4回、この回先頭の3番生出がチーム初安打となる3塁打を放つと、続く谷口の適時打で1点先制。6回には生出が右翼越え本塁打を放った。
河越投手は初回からストレート中心に押しまくり、7回まで14個の三振を奪い、ノーヒット・ノーランを達成。許した走者は3回の四球による1人のみ。92球だった。
地所リアルは完敗。寺田投手は相手の3番、4番に屈した。唯一の走者は、3回の9番吉田の四球のみ。残塁もこの吉田の1つで、外野飛球は3番橋本の2飛球のみ。

先制打を放った東京建物 谷口
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谷口のタイムリー打で生還した生出を迎える東建ベンチ

本塁打を放った生出

東京建物 ナイン
○中町監督 河越に尽きる。プライベートでいいことがあったのでは。生出がいいところで打ってくれた
○河越 筋トレで下半身を鍛えコントロールがついた。プライベート?(周りから「借金」の声)マンションを買い、男になりました。広い部屋に一人で住んでいます。アレクサを買いました(最初に話しかけた言葉は「おはよう」)
○生出 (四回先頭での三塁打)今季ノーヒットだったので、先頭で打ちたいと思い打席に入った。打てたことでリラックスでき、六回(の本塁打)は気持ち良く打って気持ち良く抜けた。去年の決勝トーナメントで同じ相手と当たった時も三塁打を打っていて、苦手ではない
●小林主将 打てなかった。決勝トーナメントに進出し、再戦して勝ちます
●宮原 見逃し三振が10個くらい。(審判の)ストライクゾーンに対応できなかった。寺田? 寺田は利用しきれなかった
●松田 今日の敗戦は全然問題ない。打てなかったんじゃなく打たなかったんです(バレーボール)大林素子さんのいとこ〝さっちゃん〟の応援を得られた(訳の分からないことを話していた)
※RBA野球大会の1試合の最多奪三振記録は第10回大会のテーオーシー土屋投手の16奪三振(対安田不動産)。第2位は第27回大会のオープンハウス川崎投手の15個(対ケイアイスター不動産)。河越の14奪三振はは第22回大会のケン・コーポレーション小笠原投手(対三井不動産)に並ぶ歴代3位。
〝さっちゃーん〟地所リアルの応援団

このうちの一人が〝さっちゃん〟のよう

東建の祝勝会(クラブハウスで)

決勝打を放った谷口

追撃の本塁打を放った生出

〝俺を忘れたか〟ごめんなさい、あなたは誰だ(右後ろは河越)
地所リアル 寺田2安打1失点完投 東建 齋藤-河越 継投決まったかに見えたが(2018/11/18)
水曜ブロック決勝T進出16チーム決まる 予選を振り返る
第31回RBA大会水曜ブロック決勝トーナメント進出16チームが全て出そろった。予選を振り返ってみた。チーム名の印は記者予想で◎〇▲△の順。( )内の数字は最後の試合時点でのレーティング。
◇ ◆ ◇
【Aグループ】
△伊藤忠ハウジング(83)
◎トラバース(91)
三菱UFJ不動産販売(78)
△リスト(86)
(主な敗退チーム)
▲一条工務店(83)
トラバースの力は抜けている。ほぼ予想通りの結果となった。エース平野は肩の手術を予定しておりほとんど投げなかったのは予想外だが、元西武の林崎は昨年よりはるかによくなっている。変化球が冴えた。強豪と対決したとき冷静に投げられるか。プロ意識が強すぎ、ストレート勝負にでたとき狙い撃ちされる危険性もあると見た。投げると打てないのは情けない。投手はそんなにスタミナを奪うのか。
伊藤忠ハウジングがまさかの10点差逆転負けを喫した昨年の悪夢を振り払い、4年ぶりに決勝T進出を決めた。かつてのエース渡辺が下手投げで決勝T進出を決めた。記者はこの試合を見ていないが、打線はいいだけに台風の目になるか。
リストは森投手がようやく投げられるようになった。打線も杉山が復帰した。森投手の踏ん張り次第で8強の目はある。
三菱UFJ不動産販売の決勝T進出はまったく予想できなかった。エース藤井が踏ん張ったのが第一の要因だが、だれが決めたのか小野寺由莉さんを監督に据える采配は見事。加藤が一条戦で好投手池本から決勝弾を放ったが、あんな力がどこに潜んでいたのか。決勝Tの相手ははるかに強くなるが…。
案外だったのは一条工務店。打線が弱すぎた。野手も池本の足を引っ張った。打線を強化すれば強いチームになれるはずだが…。
【Bグループ】
〇旭化成ホームズ(91)
△ケイアイスター不動産(84)
△住友林業(89)
▲ミサワホーム神奈川(89)
(主な敗退チーム)
〇野村不動産アーバンネット(90)
△オークラヤ住宅(87)
△タウングループ(84)
旭化成ホームズは強い。今野、北寒寺が絶好調。打線は秋山、松井が加われば優勝候補の筆頭に挙げられる。ただ、今野は連投はきついし、後半をどう乗り切るかスタミナに不安を抱える。
ミサワ神奈川は旭化成ホームズには完敗したが、チームも大沼投手も手応えを感じたはず。旭化成を追うのはこのチームかもしれない。
住友林業は、エース石井一人かと思っていたが、新人の町田が大活躍。町田-石井の2枚看板は大きな武器だ。打線も昨年より強化されている。
ケイアイスター不動産は40歳浅見投手が素晴らしいピッチングで、チームを初出場の第25回大会以来6年ぶりに決勝T進出に導いた。本業では取締役第二分譲事業部長を務める。当社の分譲住宅の前期売上高は732億円で、計上戸数は2,757棟だ。常務取締役第一分譲事業部長・松倉誠氏と分譲事業を統括する。これは凄い。打線を強化すればこのチームは強くなる。
2連敗で予選敗退した野村不動産アーバンネットは、昨年の美酒からまだ酔いが醒めていなかったか。プロでも優勝から最下位へ転落したチームはたくさんある。奥さんがおめでただったようで、エース茂木は2戦目を欠場した。吉本はよく投げたが、吉本一人ではきつい。
野村アーバンを撃破したオークラヤ住宅は組み合わせに恵まれなかった。タウングループは坂本の〝退団〟が響いたか。打線のテコ入れも必要だ。
【Cグループ】
〇ミサワホーム東京(90)
グローバル住販(83)
▲三井不動産リアルティ(84)
〇エイブル(89)
(主な敗退チーム)
△スターツ(79)
ミサワホーム東京とエイブルが抜けた存在なのでほぼ予想通りの決勝T進出。ミサワは右の古市、左の植松の2枚が健在。全然知らなかったのだが、元ロッテ堀幸一氏の息子が怪力ぶりを発揮した。
エイブルは小笠原が投打に頑張ったが、小笠原が打てないと勝てないというのでは決勝でも厳しい戦いになりそう。打線をどう強化するか。
三井不動産リアルティは昨年、すい星のように現れた山口投手が投げられる状態でないと読み予選突破は難しいと思ったが、岩瀬、石谷、宮下の3枚を用意し、継投でしのいだ安西監督の苦心の采配が奏功したか。自らと岩瀬、石谷、米澤に試合前の断酒を厳命し、それを守った3選手も立派の一言に尽きる。
無印のグローバル住販が予選を突破したのには驚いた。谷繁は昨年のデビュー戦で「肩が痛い」と聞いていたので、投げられる状態でないと読んだのだが…まだ全力で投げていないはず。肩が痛くないのなら全力で投げてほしい。今野を超えるのはあなたしかいないような気がする。谷繁をリードする佐久間は打力がある。
スターツは昨年のチームとは異なっていた。
【Dグループ】
△ナイス(87)
▲オープンハウス(89)
〇東急リバブル(88)
△ポラス(87)
(主な敗退チーム)
▲住友不動産販売(88)
抜けた存在がないこのグループは△ナイスがシード権を獲得した。山本投手が弟に負けじと〝奮投〟した。打線もよく援護した。
オープンハウスは新人の間中投手が安定したピッチングを披露した。城西大卒の2年目橋本は1試合3本塁打のRBA記録を樹立し、社会人全国大会優勝チームのサニクリーンに所属していた宅間捕手の加入でチーム力がアップした。エース川崎(投げられないのか)と謝敷が出場したら優勝も狙えるが…。
東急リバブルはエース坪井が頑張った。カットボールなのか、低めに決まる球で打者をほんろうした。本人は否定したが、スタミナが心配。予選は涼しい日が続いたので投げられたのではないか。昨年、素晴らしい球を投げた松下は投げられない模様だ。決勝Tも坪井頼みになりそう。打線は主将に就任した濱がいい。
ポラスはどこと戦っても相手なりに戦えるのは強いのか弱いのか。岩瀬が踏ん張ったが、弱さも同居する。
住友不動産販売は、第2戦目でエース伊藤を温存し、東急リバブルに惨敗したのが痛かった。まさか〝敵に塩〟でもあるまいに…。徹底して叩くべきだった。続くオープンハウス戦は間中投手を攻略できず惜敗。
住友林業が圧勝 タウングループ 健保大会の2チームも敗退 梅雨明け待たず秋雨か

決勝トーナメント進出を決めた住友林業
住友林業(89) 11-0 タウングループ(85⇒84)
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
| 住友林業 | 2 | 0 | 4 | 2 | 3 | 11 | ||||
| タウングループ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
(コールド)
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初回、先制のホームを踏んだ拵(背番号18)を迎えるベンチ(右は石井監督)
メンバーを揃えて臨んだ住友林業打線が全員出場で11点を挙げ、投げては町田―井上―栫が無安打完封リレー。決勝トーナメント切符をつかんだ。RBA参加4年目のタウングループは初の予選敗退。同日に重なった不動産健保大会に2チームが参加し戦力が分散、故障者続出も響き、完敗だった。
住友林業は初回、2番吉原の左翼線2塁打と3番藤原の犠飛で2点を先取すると一気に波に乗り、2回以降も毎回安打を重ねた。3回には4番長瀬の2塁打、5番梶の単打、7番井上の2点2塁打で計4点を挙げ、突き放した。その後も4回に島袋が左越え3塁打を放つなどして着々と加点した。
タウングループは正捕手菊池を含むスタメン2人を発熱で欠き、急遽社内で募った野球経験者(3名)が野手を補強するなど厳しいメンバー構成。音無しで、守備の乱れが失点につながった。今季からエースを務める池田は高坂監督・本人とも「一番の出来」という好投だったが、住友林業打線に粘られ、2年前のデビュー登板(住友林業戦に2番手で登板し0-12で敗戦)の雪辱を果たせず。
〇石井監督 今日は初回で取れてリラックスして戦うことができ、全員出て全員で盛り上げる理想の展開ができた(試合後、「戦力が整い、いい試合ができている。今年はチャンス。ドームへ向けて、この調子で決勝トーナメントの連勝を」とナインに呼び掛けた)
○井上 監督の指揮のお蔭で、若手が思い切ってプレーしやすい環境があり、いい結果が出せた。町田投手のお蔭で、テンポよく攻撃できた。毎試合、誰か一人ヒーローが出るのがいい流れ。もちろん自分もそうなりたいし、たとえ自分でなくても誰かが輝ける試合をみんなでする、決勝トーナメントでも頑張ります
●高坂監督 フルメンバーでやりたかった。同じ相手に2年前は0-12で敗れ、今日は0-11、1点縮まった。その2年前の試合に2番手でデビュー戦を迎えた池田が今はエース。今日の池田は最高、この前の旭化成ホームズ戦よりいい。守備乱れが…。初の予選敗退…
●池田 今日が一番球の調子が良かったです。でも相手のスイングがすごかった。めっちゃ粘られ、きつかったです。野球歴は小3からで、高校の途中で肘を壊してやめたんです。それまでは内野手で、会社に入ってから初めて投手をしました。野球を磨いて、来年リベンジします
◇ ◆ ◇
不動産健保大会では、RBA大会にも出場している一部リーグのタイセイ・ハウジー(スターツAに8-1)、ケン・コーポレーション(エイブルに4-0)、青山メインランド(東都に7-2)、ナミキ(リスコンスにジャンケンで)がそれぞれ6強入りした。
二部リーグのタウングループ、住宅情報館、三井不動産リアルティ千葉、大成有楽不動産は敗退した。

初回、ホームインした吉原(背番号7)を迎えるナイン

住友林業 町田

〝俺だった投げられるんだ〟住友林業 拵

住友林業 井上

タウングループ池田
リストがコールド勝ち 最終回に一挙7点 三菱地所ホーム 惜しまれる逸勝

〝今は昔〟敵を震え上がらせた元エース リスト 舟山
リストグループ(85⇒86) 12-4 三菱地所ホーム(73⇒75)
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
| リスト | 1 | 2 | 0 | 2 | 7 | 12 | ||||
| 三菱地所ホーム | 1 | 0 | 0 | 3 | 0 | 4 |
(コールド)

〝舟山よ、頑張ってくれ、お前しかいないんだよ〟倉持監督
リストがコールド勝ち。最終回、岩島、海藤が本塁打を放ち突き放した。三菱地所ホームは相手先発・舟山をKOしたまではよかったが、米川投手が最後はバテたか。
リストは新エース森と4番に復帰した杉山が欠場。一年振りに先発した舟山(37)はスピードがなくコントロールも悪く3回途中で降板。岩島が後続を断った。

〝俺は投げる予定なんかなかったんだ〟岩島

海藤(左)と岩島
【記者のコメント】
三菱地所ホームは初回の攻めが悔やまれる。球威、制球を欠く舟山を初回で潰すべきだった。先頭の田中が安打し、2番大木も出塁し、好機をつくったが1点どまり。山なりのボールしか投げられないのだから、大木は盗塁し、無死2、3塁の攻撃を仕掛けるべきだった。塁に出たら〝走る〟-これが野球の基本だ。旭化成ホームズやミサワホーム、野村不動産アーバンネットはそういう野球をするから強い。
しかし、このチームは強くなる。女性の応援団がいい。あのとめどもなく発せられるソプラノは味方にとってはカンフル剤となり、敵にとっては、おやじの域に達しつつある海藤、杉山あたりには逆効果かもしれないが、若手には三半規管を狂わせ、戦意を喪失させる悪魔のささやきか子守歌になるはずだ。
彼女を広報担当に据えれば、横須賀さんと名コンビになる。メディアの集客力は倍加するのではないか。加藤社長、この記事を読まれたら検討してください。18年ぶりにチームを2勝に導いた最大の功労者は間違いなく彼女だ。

応援団長と黒田監督

三菱地所ホーム 米川

