〝野球は心眼なんだよ。俺は目をつぶっていても相手の心理が読めるんだ〟住友 伊藤
エイブル(85.5⇒86)2-4住友不動産販売(87.5⇒86.5)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
エイブル | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 2 | |||
住友不動産販売 | 1 | 2 | 0 | 1 | 0 | X | 4 |
お互い負けられない一戦は住友不動産販売が制した。エース伊藤が素晴らしい制球力を見せ4回2死まで完全試合ペース。70球3安打完投。エイブルは先発の田口が2回まで3失点。予選敗退が決まった。
住友は初回、先頭の近藤が四球で出塁した後、3番新井龍の適時打で1点先制。2回には7番健太郎、8番伊藤亮の連続四死球で好機をつくり、2番円城寺の3塁打で2点。4回にはこの回から代わった斎藤から伊藤亮が本塁打を放ち突き放した。
伊藤投手は4回2死から四球を出すまで完全試合ペース。速球に威力があり、変化球のコントロールが抜群だった。終盤は疲れから2失点したが、6回まで70球。3安打3四球2失点完投。
エイブルは昨年の同カードで伊藤にノーヒット・ノーランを喫していたが、雪辱ならず。5回、疲れの見える伊藤から5番荒川兄と8番深谷の安打で1点を返し、6回には2つの死球をきっかけに内野ゴロで1点を挙げたが、反撃もそこまで。
〇古賀監督 次はどこ? 何? 負けたほうがいい? (伊藤が窮地を救ってくれたのがよほどうれしかったのか舌もなめらか)
〇前田 RBAもDカップも目指すのはドーム
〇伊藤 練習はしてますから。最後はばてた
●ナイン 相手投手はコントロールがいい(試合途中で)
住友不動産販売ナイン
伊藤
エイブル田口
住友不動産販売 伊藤
第29回RBA野球大会水曜ブロック予選3日目が7月19日、大宮健保グラウンドで12試合が行われた。オープンハウス川崎が3回9奪三振(振り逃げ1つ含む)。住友不動産販売・伊藤が4回途中まで完全試合ピッチングでエイブルに完投勝ち。ケイアイスター不動産・浅見投手は7回完封。タイブレークで決勝打を放った。
一条工務店(80.5⇒82)1-7東急リバブル(84⇒84.5)
東急リバブルが快勝。1、2番と下位打線が活躍。坪井投手が完投した模様。一条工務店は加藤投手が6回10四死球で自滅。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
一条工務店 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | |||
東急リバブル | 1 | 2 | 2 | 2 | 0 | X | 7 |
スターツ(83.5)4-7伊藤忠ハウジング(85)
伊藤忠ハウジングが逆転勝ち。3点を追う4回、打線がつながり一挙7点を挙げた。先発小出が踏ん張った模様。スターツはエース井原が投げなかったようだ。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
スターツ | 2 | 0 | 1 | 0 | 1 | 4 | ||||
伊藤忠ハウジング | 0 | 0 | 0 | 7 | X | 7 |
ミサワホーム東京(86⇒87)8-4オークラヤ住宅(82⇒83)
ミサワホーム東京が辛勝。最終回に突き放した。オークラヤ住宅は5回同点に追いついたが逆転ならず。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
ミサワホーム東京 | 1 | 1 | 1 | 0 | 1 | 4 | 8 | |||
オークラヤ住宅 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 | 0 | 4 |
セキスイハイム不動産千葉(77⇒78)4-3中央ビル管理(83.5)
セキスイハイム不動産千葉が延長タイブレーク戦を制した。井上投手はカーブが冴え、2回以降無失点に抑えた。延長では1番池田が適時打を放った。中央ビル管理は初回に3点を奪ったが、その後はゼロ行進。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
セキスイハイム不動産千葉 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1 | 4 | |||
中央ビル管理 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
(延長タイブレーク)
ケイアイスター不動産(79⇒79.5)2-1三菱UFJ不動産販売(79⇒79.3)
ケイアイスター不動産・浅見、三菱UFJ不動産販売・藤井両投手の投げ合いは7回を終わってもケリが付かず、延長タイブレークでケイアイスター浅見が決勝の2点打を放った。三菱UFJは無念残念。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
ケイアイスター不動産 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | |
三菱UFJ不動産販売 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 |
延長戦を制したケイアイスター不動産(中央が浅見投手)=レーティング差は0.2、記者の付与能力の高さにも注目!
積水ハウス神奈川(92)9-5パナホーム(77)
積水ハウス神奈川が工藤-若佐の継投で逃げ切り。上床が満塁弾を放ち、ゴジラ斉藤2世の熊倉も2ランと2塁打の活躍。パナホームは終盤追い上げたが序盤の大量失点がこたえた。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
積水ハウス神奈川 | 3 | 0 | 6 | 0 | 0 | 9 | ||||
パナホーム | 1 | 0 | 0 | 4 | 0 | 5 |
オープンハウス(82⇒81)11-2積和不動産(78.5⇒77)
オープンハウスが5回コールド勝ち。エース川崎が今季初登板し3回まで9三振(振り逃げ1つ含む)を奪った。積和不動産は新人・佐々木が本塁打を放った2点のみ。予選敗退が決まった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
オープンハウス | 3 | 1 | 3 | 0 | 4 | 11 | ||||
積和不動産 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 |
初回から3回まで9奪三振(振り逃げ1個)のオープンハウス川崎
ミサワホーム東京神奈川(86⇒86.5)8-1ポラス(82)
ミサワホーム東京神奈川が快勝。47歳の清水が4回を1失点に抑えた。あとは大沼が抑えたか。ポラスは毎回のようにチャンスをつくったが、あと1本が出ず。予選敗退。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
ミサワホーム東京 神奈川 | 3 | 0 | 0 | 1 | 1 | 2 | 8 | |||
ポラス | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
みずほ不動産販売(80)14-5リスト(83.5⇒84)
みずほ不動産販売が圧勝。相手投手の乱調につけこみ14四球と7安打で14点を挙げた。丸山投手は6四死球を与えたが、5失点完投。リストは佐藤も舟山も登板せず惨敗。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
みずほ不動産販売 | 7 | 5 | 1 | 1 | 14 | |||||
リスト | 0 | 0 | 0 | 5 | 5 |
野村不動産アーバンネット(88.5⇒89.5)17-0長谷工グループ(80.5⇒81)
エース茂木、主砲中川を欠きながら野村不動産アーバンネットが毎回得点の大量17点でコールド勝ち。長谷工ナインからは「勘弁してよ」と白旗が上がった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
野村不動産アーバンネット | 4 | 5 | 2 | 1 | 5 | 17 | ||||
長谷工グループ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
東京建物不動産販売(78)0-8大和ハウス工業(77⇒78.5)
大和ハウス工業が2014年の第26回大会以来3年ぶりの勝利を5回コールドで飾った。新エース上原が完封勝ち。東京建物不動産販売は惨敗。予選敗退が決まった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
東京建物不動産販売 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||||
大和ハウス工業 | 5 | 0 | 0 | 3 | X | 8 |
エイブル(85.5⇒86)2-4住友不動産販売(87.5⇒86.5)
お互い負けられない一戦は住友不動産販売が制した。エース伊藤が素晴らしい制球力を見せ4回2死まで完全試合ペース。70球3安打完投。エイブルは先発の田口が2回まで3失点。予選敗退が決まった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
エイブル | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 2 | |||
住友不動産販売 | 1 | 2 | 0 | 1 | 0 | X | 4 |
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第29回RBA野球大会水曜ブロック3日目の記者のどっちも〝勝って〟予想。第1次として注目カード2試合の予想。2日目の予想結果は12勝3敗、通算21勝9敗となった。 ( )内の数字は記者のレーティング。⇒は前試合からの修正。
スターツ (83.5)-伊藤忠ハウジング(85)
伊藤忠ハウジングがやや優勢。前試合でエース渡辺を温存。神が踏ん張った。神の連投はないとみて渡辺が先発すると見た。相手打線を最少失点に抑えると見た。打線は城西大出身を6人も揃える。大倉を筆頭に好調とみた。
スターツは井原が投げれば強打の伊藤忠打線を抑えられる。打線が奮起し、しっかり守れば勝機も生まれる。
ミサワホーム東京(86⇒87)-オークラヤ住宅(82⇒83)
ミサワホーム東京が優勢。前試合ではエース古市は投げなかったが、ここは先発するはず。古市は高橋とともに2試合連続でアベックホームランを放つなど打力がアップ。絶好調とみた。
オークラヤ住宅はまた小森に代わって加藤が投げるのか。前試合と打線が異なる。強打のミサワ東京打線に通用するか。真価が問われる。
セキスイハイム不動産千葉(77⇒78)-中央ビル管理(83.5)
中央ビル管理が優勢。新加入の杦田が先発するか、エース清川か。いずれが登板してもここは抑えるか。
セキスイハイムは前試合惨敗したが、初回の11失点がこたえた。その後はミサワ相手に6点を奪っている。昨年より戦力はアップしていると見たが、相手はみんな若い。
ケイアイスター不動産(79⇒79.5)-三菱UFJ不動産販売(79⇒79.3)
互角、優劣不明。ケイアイスターは前試合で圧勝したが、今回は相手も相当力をつけている。浅見がどこまで踏ん張れるか。
三菱UFJ不動産販売は勢いがある。相手は強化されているが勝てない相手ではない。
積水ハウス神奈川(92)-パナホーム(77)
積水ハウス神奈川が優勢。ここはエース工藤を温存、八木か若佐の先発と見た。先を考えたら2人目の投手が必要だ。
パナホームは相手が悪い。ボクサーオコエの一発が見たいが、相手はゴジラが2匹もいる。怖気ついて手も足も出ないか。
オープンハウス(82⇒81)-積和不動産(78.5⇒77)
オープンハウス川崎が2試合欠場。仕事が忙しいのだという。代わって光永や隅田が投げた。今回も川崎が欠場するようようだと危ない。主力メンバーも出場していない。
積和不動産は、川崎が投げなければ互角に戦える。チャンスだ。
ミサワホーム神奈川(86⇒86.5)-ポラス(82)
ミサワホーム神奈川が優勢。大沼は積水ハウス神奈川相手に好投した。力は本物だ。ポラス打線なら完ぺきに抑えるか。
ポラスは岩瀬の調子がいま一つ。スタミナが心配。主砲清水も欠場するようだ。
みずほ不動産販売(80)-リスト(83.5⇒84)
リストが優勢。舟山が復活したのが大きいが、ここは佐藤が先発するか。打線は水曜ブロックナンバーワンか。田中、岩島が2試合連続本塁打を放っている。主砲の鈴木も調子は悪くなさそう。
みずほ不動産販売は丸山-片岡コンビに期待したいが、相手打線を抑えるのは容易ではない。緩急、まともに勝負しないことだ。
野村不動産アーバンネット(88.5⇒89.5)-長谷工グループ(80.5⇒81)
野村不動産アーバンネットが優勢。昨年より戦力がアップしている。打線は手が付けられない。先発はエース茂木ではないかもしれない。
長谷工は梅垣が好調と見たが、ここは相手が強い。
東京建物不動産販売(78)-大和ハウス工業(77⇒78.5)
互角だが、大和ハウスの上原が相手打線を抑えそうでやや上か。打線の奮起に期待。
東建不販は投手難が解消されていない。ここも苦戦か。
一条工務店(80.5⇒82)-東急リバブル(84⇒84.5)
面白い一戦だ。レーティングはそれぞれ引き上げた。試合巧者の東急リバブルをやや優勢とみた。前試合で先発、完投した坪井は終盤制球を乱しながら強打の伊藤忠ハウジング打線を抑えた。自信につながったはずで、今回も先発か。それとも先を見据えて藤巻の先発か。記者は藤巻とみた。勝ち上がるためには投手は2枚必要だ。大槻監督もそう考えているのではないか。打線は河野が絶好調。つながりも出てきた。
〝格上〟に一条がどのような戦いを挑むか。先発は加藤か望月か。前試合を見ていないが、加藤は制球力がついてきたようだ。緩急をつかえばリバブル打線を抑える力がある。力まないことだ。望月は軟式大学日本一の帝京大のメンバー。ここは先輩大槻監督に遠慮はいらない。力を見せつけるチャンス。河野を抑えれば勝機も見えてくる。打線はやや劣るだけに機動力を生かしたい。
エイブル(85.5⇒86)-住友不動産販売(87.5⇒86.5)
敗れたほうが予選敗退。力が拮抗しておりどちらに転んでも不思議ではない。昨年も対決しており、住友のエース伊藤が6回ノーヒット・ノーランピッチング。2-0でエイブルを下している。伊藤は前試合を欠場しているのが気掛かりだが、ここは万全の態勢で臨むはず。スロースターターだが、仕上がっていればまた抑えるか。打線は前試合でリスト舟山に完投を許した。やや不安。
エイブルは昨年の雪辱を期す。前試合で平田社長が応援に駆け付け〝檄〟を飛ばした(あまり話さなかったようだが)。先発は斎藤か田口か、はたまた昨年投げた海野か。3人ともありそうだ。斎藤は好投して信頼を勝ち取りたいはずだし、田口もエースとしての存在感を見せたいはずだ。海野だって昨年の借りを返したいはずだ。堀内監督も選択に迷いそう。打線は昨年より上回っていると見た。前試合で新人佐藤が打力のあることを見せつけた。松井はどうした。
第29回RBA野球大会水曜ブロック3日目の記者のどっちも〝勝って〟予想。第1次として注目カード2試合の予想。残りは18日に配信する。2日目の結果は12勝3敗だった。( )内の数字は記者のレーティング。⇒は前試合からの修正。
一条工務店(80.5⇒82)-東急リバブル(84⇒84.5)
面白い一戦だ。レーティングはそれぞれ引き上げた。試合巧者の東急リバブルをやや優勢とみた。前試合で先発、完投した坪井は終盤制球を乱しながら強打の伊藤忠ハウジング打線を抑えた。自信につながったはずで、今回も先発か。それとも先を見据えて藤巻の先発か。記者は藤巻とみた。勝ち上がるためには投手は2枚必要だ。大槻監督もそう考えているのではないか。打線は河野が絶好調。つながりも出てきた。
〝格上〟に一条がどのような戦いを挑むか。先発は加藤か望月か。前試合を見ていないが、加藤は制球力がついてきたようだ。緩急をつかえばリバブル打線を抑える力がある。力まないことだ。望月は軟式大学日本一の帝京大のメンバー。ここは先輩大槻監督に遠慮はいらない。力を見せつけるチャンス。河野を抑えれば勝機も見えてくる。打線はやや劣るだけに機動力を生かしたい。
エイブル(85.5⇒86)-住友不動産販売(87.5⇒86.5)
敗れたほうが予選敗退。力が拮抗しておりどちらに転んでも不思議ではない。昨年も対決しており、住友のエース伊藤が6回ノーヒット・ノーランピッチング。2-0でエイブルを下している。伊藤は前試合を欠場しているのが気掛かりだが、ここは万全の態勢で臨むはず。スロースターターだが、仕上がっていればまた抑えるか。打線は前試合でリスト舟山に完投を許した。やや不安。
エイブルは昨年の雪辱を期す。前試合で平田社長が応援に駆け付け〝檄〟を飛ばした(あまり話さなかったようだが)。先発は斎藤か田口か、はたまた昨年投げた海野か。3人ともありそうだ。斎藤は好投して信頼を勝ち取りたいはずだし、田口もエースとしての存在感を見せたいはずだ。海野だって昨年の借りを返したいはずだ。堀内監督も選択に迷いそう。打線は昨年より上回っていると見た。前試合で新人佐藤が打力のあることを見せつけた。松井はどうした。
第29回日曜ブロック予選は2日目が終了。序盤戦を振り返ってみた。
王者・ケン・コーポレーションの優位は動かないが、絶対でない。一抹の不安もある。2度先発した上松は制球難を露呈した。ストレートに威力はあるが日大三高の先輩・小笠原ほどではない。変化球が決まらず、ストレートを狙い打たれた。大澤にどうつなぐか。それとも大澤が先発に回るか。打線は好調を維持している。
ケンコーポを追うのはやはり清水建設か。エース田村には歳の不安も付きまとうが、最小失点に抑える頭脳がある。2番手と見られた治下は一度も登板しなかった。打線は主砲小寺の抜けた穴をだれが埋めるのか。どっしりと4番に座る〝核〟がいないのが不安。
この2チームを僅差で追うのは三井不動産、東京建物、青山メインランド、タイセイ・ハウジー、旭化成リフォーム、ポラス。三井は、名遊撃手斎藤が投手にコンバート。打力が弱いとはいえ、東建打線をほぼ完ぺきに封じた。
東建は、河越が絶好調。〝ハンカチ王子〟をはるかに上回るアマイマスクでえげつないツーシームを投げる。これはまず打たれない。打線・守備に不安があるが、乗ると怖い存在になる。鑑定士・村部も調子は良さそう。
青山メインランドは小松崎がケンコーポ打線を苦しめたようにサイドスロー投法を生かせば牛耳れる。打力も充実している。
タイセイは左腕エース高橋が仙台からの遠征のハンディを抱えながら好投。花井、千葉英ら打線も昨年よりアップしている。
旭化成は、風間が絶好調。変化球の切れが抜群。スタミナに不安があるので、2番手の西井にどうつなぐか。金田監督兼野手がチームを引っ張るムードもいい。
ポラスは左腕エース折笠が躍動感あふれるピッチングを披露。どこと対決しても最小失点に抑える。あとは打線だけ。
ほかでは、末次-内村の中大コンビが機能した時のサンフロンティア不動産、三菱重工神戸出身の義積-佐藤コンビが活躍した菱重プロパティーズ、2年目遠藤が踏ん張る鹿島建設が間隙をうかがう展開。 初陣メイクスは左腕吉田が戦線離脱したようで、18年振り大成有楽不動産も好投した阿部の肩が心配。創業80周年のナミキは元気だが…。前大会準優勝の三井不動産レジデンシャルは投打とも不安を抱える。三菱地所もピンチ。
積水ハウス神奈川-ミサワホーム東京神奈川戦
第29回水曜ブロック予選は7月12日の試合で全チームが出そろい、早くも2連敗で予選敗退したチームもある。序盤戦を振り返り、優勝戦線を占ってみた。
積水ハウス神奈川が総合力で優っていそうだ。ゴジラ斉藤中心の打撃力は破壊力を秘める。ただ、エース工藤の2番手投手が不安。八木も斉藤も不安を残した。次は若佐が登板するか。
旭化成ホームズは佐藤盛新監督に交代。新人の石坂、秋山がレギュラーの座を奪いそうな勢い。エース今野とともに3年目の左腕沼座も安定している。選手層が薄くなったのが気になる。
2強に割って入りそうなのが野村不動産アーバンネット。茂木が素晴らしいピッチングをした。打線は中川が4番に座り、上下を塚本、高原、田中らが固める。総合力は積水神奈川、旭化成に引けを取らない。優勝戦線はこの3強を軸に展開しそう。
3チームを追うのはミサワホーム東京とミサワホーム神奈川か。ミサワ東京は古市が復活。2番手に不安があるが、打線が援護する。古市と高橋が2試合連続アベック本塁打を放ったように多少の失点を跳ね返す力がある。
ミサワ神奈川は3年目の上原がいい。ベテラン清水投手と2枚看板が揃った。打線は積水ハウス神奈川戦で満塁弾を放った鈴木が引っ張るが、やや決め手不足。
あとはそれぞれ一長一短があり、混戦。打力は3強とそん色ないリスト、エース伊藤が投げたときの住友不動産販売、斎藤-田口の継投が決まったときのエイブル、石井の復活でムードがいい住友林業、神が復活した伊藤忠ハウジングなどがベスト8候補。
リストは舟山が2年ぶりに勝利したが、佐藤とともに完璧に抑えるタイプではない。住友は選手が揃うかどうか、もろさも同居する。エイブルは打線。新人佐藤がチームを引っ張るようだと怖い存在になる。住林石井はやはり全盛時のようにはいかない。伊藤忠も渡辺が酷暑で踏ん張れるか。
〝大穴〟は一条工務店、中央ビル管理、タウングループ、東急リバブル、スターツなど。中でも一条・望月投手に注目。2014年の軟式全日本大学選手権で優勝した帝京大学のメンバー。次戦は同窓の大槻監督率いる東急リバブル。大槻監督はバックネット裏で望月を観察していた。対する一条・草彅監督はリバブルの情報など全くないはず。この差が出そうな気がするが、望月が相手打線を力で牛耳れば面白い。
2ランを放った篠原(左)と2ランで生還した小出
三井不動産リアルティ(82⇒81.5)1-5伊藤忠ハウジング(86⇒85)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
三井不動産リアルティ | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | |||
伊藤忠ハウジング | 0 | 3 | 0 | 0 | 2 | X | 5 |
6回完投した神(捕手は川岸)
ここ3年連続対決の試合は伊藤忠ハウジングに軍配。対戦成績を2勝1敗とリードした。三井不動産リアルティは予選敗退が決まった。
伊藤忠の先発は、エース伊藤ではなく相性のよさを考えたのか、肩痛が癒えたのか神。神は5回の2死満塁のピンチを切り抜け最後まで投げ切った。篠原が5回、ダメ押し2ランを放った。
三井リアルは松浦が先発。粘ったが打線の援護がなかった。
○杉山監督代行 三井不動産リアルティさんとはお互いに負けられない試合を3年連続でやっていて、一昨年は松浦投手に投げ負け、昨年と今年はうちが勝利。今日は炎天下で神が頑張った。RBA開幕は5月にしましょう。四捨五入して50歳の自分にはつらい
○神 最後はただ投げていた状態。勝利は打線のお蔭。(5回二死満塁を三振で切り抜けた場面について)振っていただいた、という気持ちです(ナインから「今のフォークよく落ちたねえ!!」と歓声)
○篠原 2走者がいたので何とか返したいと思って打ちました
○岡田 初安打でチームに貢献でき良かったです。バッティングセンターでの特打ちが実りました(ベンチからは「人生初安打」の声。本人も否定しなかった)
●安西監督 好機は作るが一打が出ない、一番粘ったのが代打の西村。これがうちの実力。1球への気持ち、集中の差です
●西村 普段は控えで出られない中で、せっかくもらった出場機。絶対に塁に出てつなぎたいと思って粘りました。結果は伴いませんでしたが、次の機会にはまた、打って勝てるよう頑張ります
〝人生初の安打だ〟岡田
最終回2死、11球の粘りを見せた代打西村
〝今年は調子がいいぞ〟住友林業 石井
住友林業(84.5⇒85)12-0タウングループ(84⇒84.3)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
住友林業 | 1 | 1 | 0 | 5 | 5 | 12 | ||||
タウングループ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
住林 栫(左)と島袋
住友林業が終盤に大量得点しコールド勝ち。住林・石井、タウン・坂本のエース対決は石井に軍配。
住林は初回、先頭打者の栫(かこい)の3塁打などで先制、4番島袋、6番岡などが活躍したようだ。石井は何回まで投げたのか不明。
タウングループはこの日も新田社長が応援に駆け付けたが1点も奪えなかった。3連勝の目論見が外れた。
この日も新田社長をはじめ大勢の応援団が駆け付けたタウングループ
坂本
〝次は俺が投げる〟タウングループ塚田
投手が3枚揃った中央ビル管理(左から清川、杦田、乾)
中央ビル管理(83.8⇒83.5)13-6東急ホームズ(77.2)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
中央ビル管理 | 0 | 7 | 1 | 3 | 2 | 13 | ||||
東急ホームズ | 1 | 0 | 0 | 0 | 5 | 6 |
〝相手は若い、いい加減にしてくれよ〟東急ホームズ佐藤
ポラスグループの中央ビル管理が圧勝。新加入の杦田が4回1失点に抑えた。東急ホームズはエース佐藤が乱打され、この日も稲木を仕事で欠いた。予選敗退が決まった。
○野村監督 打線がうまくつながったのと、補強した杦田が予定通りはまった。サインの見落としがあったのが反省点
○杦田 投手歴は朝野球1~2年のみで、もとは捕手です。藤田捕手に誘われ加入した
〇藤田 3-3、5盗塁ですよ
〇清川 最後に登板。5点取られた
●大滝監督 稲木も田口もいないし…
●佐藤主将 初回に先制した後、抑えられず打たれてしまった。一つの四球から盗塁されタイムリーで得点された…。うちは相手の先発からは2安打のみで、2番手からは打ったけど、エース級を打ち崩さないと勝てない。昨年は2連勝できたが今年は2連敗。年齢も上がってきており、今日は若者2人が頑張ってくれたが、来年も補強していきたい
藤田の安打で生還する乾
新人の仲村
〝稲木、すまん〟大滝監督
〝梅雨が明けないうちに夏が終わっちゃったよ〟東急ホームズ
〝今年も越谷の阿波踊りに来てね〟(記者はこの10数年皆勤賞)
ポラス(83⇒82)8-5積水ハウス(82⇒80)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
ポラス | 0 | 3 | 0 | 3 | 2 | 8 | ||||
積水ハウス | 0 | 0 | 2 | 1 | 2 | 5 |
打線がつながったポラス
ポラスが逃げ切り。エース岩瀬は終盤ばてたが何とか踏ん張った。積水ハウスは追い上げたが及ばず。予選敗退が決まった。
ポラスは44歳藤井が2試合またぎで4打席連続安打を記録した。3塁打、3塁打、シングル、2塁打であと1打席でサイクル安打の記録がかかったが、打席は回ってこなかった。1番田川が本塁打を放ち、終盤、清水、石橋、三瓶、上津原などの打線もつながった。
積水ハウスはこの日もやっと9人野球。最後は一打同点の場面を作ったが、堀田監督が凡打に倒れた。
〇石橋監督 まあ、岩瀬がよく踏ん張ったが、俺がヒーローだ。3-3だぞ。素人と呼ばせないぞ
〇清水 二級建築士の資格取得を目指しており、午前中はしっかり勉強してきた。これからは勉強に周知有するため欠場する(頑張ってほしい)
〇菊地 竹ノ塚の契約を1件済ませて駆け付けた
〝俺も歳か、この暑さに目がくらむよ〟岩瀬
4打席連続安打を放った藤井
〝菊地二世だぞ〟体系が菊地そっくりの田川
〝ヒーローは俺だね〟石橋監督
最後の打者となった積水ハウス堀田
〝俺が舟山だ。今野と投げ合ったんだ〟リスト舟山
リスト(82.8⇒83.5)7-5住友不動産販売(87⇒87.5)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
リスト | 1 | 5 | 0 | 1 | 0 | 7 | ||||
住友不動産販売 | 3 | 0 | 1 | 1 | 0 | 5 |
舟山(左)と田中
リストが打ち合いを制した。序盤に6点を挙げ、舟山が5失点しながら最後まで投げ切った。住友不動産販売はエース伊藤にアクシデント発生か。
リストは初回、2番田中が前試合に続き本塁打。逆転された2回は、この回先頭の6番杉田の3塁打をきっかけに打線が爆発。7番志田、1番平原の安打に3番岩島が2試合連続の本塁打を放ちこの回5点をもぎ取った。リスト打線は絶好調。田中、岩島だけでなく、鈴木、山中、杉田、志田ら上下むらなく打つ。
舟山は2015年10月の東急リバブル戦以来の先発で、2年振りの勝利を完投で飾った。
住友不動産販売は初回に3点を奪ったが、そのすく後逆転され、3回、4回に1点ずつ取り返したが及ばず。エース伊藤は登板回避した模様。
〇倉持監督 相手のエースは絶対打てないといいやがって、このへぼ記者(倉持さん、どうも相手の先発はエース伊藤でなかったようです。記者の責任ではありません。伊藤がこんなに打たれるはずがない)
●古賀監督 諸般の事情で伊藤ではなかった
〝このへぼ記者が〟(倉持さん、私も相手投手がエースでないのを知らなかった。ロッテが弱いからと言って八つ当たりしないで。倉持さんは西武ファンじゃないのか)
リスト田中(左)と岩島(この二人は手がつけられない)
住友不動産販売ナイン
〝ここ2,3年とは違うぞ〟左から恐怖の高橋(北斗)、古市コンビに切り込み隊長谷屋
セキスイハイム不動産千葉(77)6-14ミサワホーム東京(84⇒86)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
セキスイハイム千葉 | 1 | 2 | 2 | 0 | 1 | 6 | ||||
ミサワホーム東京 | 11 | 0 | 1 | 0 | 2 | 14 |
ミサワホーム東京がコールド勝ち。古市と高橋が2試合連続アベック弾を放った。セキスイハイム千葉は初回の11失点が響いた。
ミサワ東京は初回、前試合でアベック弾を放った5番古市と6番高橋(北斗)がまたも連続本塁打を放つなど大量11点を奪い試合を決めた。2番松宮、4番井町も本塁打を放った。古市と高橋は完全に復活した。高橋の本塁打は三遊間を抜けそのまま左中間を破った鋭い当たりだった。
先発は鈴木。3回を投げ5失点。2番手の古川が2回1失点。
〇岡崎主将 鈴木は本気で投げていない(おかんむり)
●井上 新人です。あの…二日酔いで出場して…汗かいて、7番でサード。2打数ノーヒット、1三振。アイ ラブ ベースボール。飛び込んで(飛び込み営業? )いえ不動産営業じゃなくて、小飛球に飛び込んで、球は取れませんでした
●酒井投手 初回は真剣に投げすぎた。2回以降は手を抜いたら自責点はゼロ
ミサワ鈴木投手(左)と井町
ホームランを放った古市を迎えるミサワナイン
セキスイハイム不動産 井上