〝俺が山本兄だ〟
ナイスのエース「山本(兄)」(28)に同社の免震好調マンション「ノブレス新横浜エスアリーナ」の販売事務所で会うことができた。マンションの取材は、チームが準々決勝戦で「山本(兄)」が欠場したために敗退したとき、芦沢監督に「好調な戸建てやマンションを取材したいから紹介して」と頼み、戸建ては「辻堂」、マンションは「新横浜」を紹介され、同社広報に依頼して実現したものだ。
「山本(兄)」とわざわざ(兄)となぜ書くかを説明しないといけない。
いつの試合だったか、それまでは「山本」しかメンバー表に書かれないのに、その日に限って「山本(兄)」とあったので、すわっ、「山本(弟)」が入社するのかと記者は判断した。「山本(兄)」の実弟は某プロ野球球団の選手であることを記者は知っている。
準々決勝戦で欠場したのは「個人的な理由。連投は練習していないから無理。メンバー表に『山本(兄)』と書いたのは(前監督の)城戸さん。芦沢さんはそんなことしない」と、「山本(兄)」は城戸前監督の洒落であったことが分かった。
話はラグビーに移り、「そう、ものすごくここ(新横浜)は盛り上がっている。わたしも日本戦の全て5試合とオリンピックの開会式、野球、ソフト、陸上など申し込んだが、全て外れ。当たっていれば? 50万円くらい」と残念がった。
ケンコーポ上松
ケン・コーポレーション(87⇒88)5-1 鹿島建設(89)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
:ケン・コーポレーション | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 5 | |
鹿島建設 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 |
(延長タイブレーク)
鹿島 遠藤
ケンコーポが3年振り18度目の決勝進出-第31回RBA野球大会日曜ブロック準決勝戦ケン・コーポレーション-鹿島建設が10月27日(日)、鹿島柴崎グラウンドで行われ、双方の投手が好投し7回まで0-0で決着がつかず延長タイブレーク(1死満塁で攻防)の末、ケンコーポが5-1で勝利。3年振り18度目の決勝進出を決めた。敵失と越後の2塁打が決定打となった。
先発の上松は6回を投げ、被安打4、奪三振7。再三のピンチを凌いだ。7回から登板した大澤も力で押し延長を含め3つの三振を奪った。
鹿島は惜敗。またしても決勝を逃した。5回から7回まで3度先頭打者が安打で出塁、次打者が送りバントを決め、安打や盗塁などでいずれも一死3塁まで攻めたてたが、後続が凡退。
エース遠藤は6回まで死球2つと味方の失策による走者を3人しか出さずノーヒット・ノーランの好投を見せ、7回に安打を許すまで完璧に抑えたが、最後は自らの失策から大量失点した。
〝投手がよく頑張った〟ケンコーポ越後
ケンコーポ 勝利の瞬間
再三のピンチを凌いだケンコーポに勝利の女神がほほ笑んだ。延長タイブレークの8回、打席は主砲の3番羽中田。前打席は好機に三振していた羽中田が強振した打球はファウルグランドから投手前に転がった。慌てたのかしめたと思ったのか遠藤投手は捕手に悪送球。3塁走者の朝日がホームインして1点。重苦しいケンコーポベンチがはじけた。続く越後は前3打席ともいい当たりの外野フライ。遠藤の球威が勝っていた。今回も完全に遠藤が勝ったが、ふらふらと1塁後方に上がった球は右翼前にポトリと落ち、大きく弾んでファウルグラウンドに転がり2塁打となり2点追加。さらに二死から6番岩野が中堅越え2塁打を放ってこの回一挙5点を奪った。
それまでは、相手エース遠藤に完璧に抑えられ、安打は7回、一死から放った最上の中堅前安打1本に抑えられていた。走者も4回の羽中田の死球、6回の9番朝日の敵失による出塁と、2番大澤の死球による出塁のみだった。
先発の上松は5、6回、先頭打者に安打を許しピンチを迎えたが、最後は力で牛耳った。7回に登板した大澤もいきなり一死3塁のピンチを迎えたが、二者を三振に斬ってしのいだ。
ケンコーポ 先制の場面
鹿島は悔いが残る敗戦。好機をことごとくつぶした。3回、一死から8番遠藤がチーム初安打を放ったが牽制アウト。5回には、この回先頭の4番古和が右中間安打を放ち、続く鈴木(晴)が手堅く送り、6番中原の二塁内野安打で一死1、3塁の好機をつくったが、7番薄田は一塁ファウルフライ、8番遠藤はショートフライに倒れた。6回は、この回先頭の9番島倉の中堅前安打とパスボール、1番渡辺の犠打で一死3塁のチャンスを迎えたが、2番吉岡は三振、3番中野の痛烈な当たりは中堅正面をついた。
〝2度あることは3度ある〟-同じようなシーンは7回もあった。ケンコーポの投手は2番手の大澤。先頭打者の古和は右翼前にしぶとく運び、鈴木(晴)のバントと盗塁で3進、一打サヨナラのチャンスを得たが、中原も薄田はともに三振した。
エース遠藤は球に力があり、制球力も抜群。6回の二死1、2塁のピンチの場面では主砲の羽中田(左打者)を完璧に抑えた。初球は内角低めギリギリのストレートでストライクを取り、2球目は外のボール、3球目はファウル、4球目は外のボールでカウント2-2から5球目に内角低めギリギリのキレのあるスライダーを投げ三振に斬って取った。(ソフトバンク柳田、西武秋山を抑えるのと同じ。攻めの姿勢を見せないと討ち取れない。内角を攻めるのは勇気がいるが、コントロールを間違えなければ抑えられるといういい見本)
ケンコーポ羽中田を三振に斬った場面(捕手は薄田)
ケンコーポ 先制の場面
〇田辺監督 安打は相手が多く3塁を3回踏まれた。うちは3塁を踏めずにいた中で、みんながよく守った。打てると思っていたが、いいピッチャーでした。投手が二枚いたのがストロングポイントになった
〇羽中田主将 何とか勝てました。いいピッチャーでした
〇上松 (ドーム進出について)ここを目標にしてきた。しっかり投げる
〇大澤 (今日の登板)ブルブル、ガクガクでした
〇越後 投手の粘りがあっての勝利。ここまで組み立てがわかってきた。ドームまでに練習を重ね、リードというより上松さんを立てていく。自分は4番なので打たないと
●福本監督 やむを得ない。(好機のスクイズは)考えていなかった。練習などしていない。送りバントが決まったので何とかなると思ったが…(3度も送りバントを決めながら無得点。スクイズはなかったか)
●遠藤 調子はものすごくよかった
●ナイン (昨年活躍した名大卒の新人桑山は? )あいつは〇〇で来なくなった。〝東海の恥〟と書いてよ(桑山さんよ、中日は今年のドラフトで名大卒として初の松田投手を育成で指名したではないか。野球より〇〇を優先するとは情けない。古和を見習え!古和は〇〇と野球の両立を実践しているではないか)
〝本来は俺がエースだったんだ〟ケンコーポ大澤
ケンコーポ岩野(左)と羽中田
この日2安打 気をはいたが…鹿島 古和
福本監督
●鹿島建設アメフトチーム「LIXILディアーズ」マネージャー この日の試合は63-0で圧勝。うちは過去2度日本一になったチーム。野球部へのトレード? それは無理(押味社長!野球部を強化していただきたい。アメフトもサッカーもラグビーもいいが、やはり一番面白いのは野球。グラウンドの資産価値はどれくらいかよく分かりませんが、価値を最大限に生かすためには野球部を強化し、RBA野球大会で優勝することだと思います。遠藤、古和クラスをあと3人くらい補強できれば優勝できる)
△本間監督(清水建設) 偵察? うちは(勝てないとあきらめているのか)次がない。鹿島さんには2番手投手(高島)に負けた。RBA初のゼネコン対決をやりたいが(一人観戦していた)
〝うちはドームが目標。相手はどこでもいい〟清水建設 本間監督
鹿島柴崎グラウンド(天然芝、夜間照明付き、300名収容のスタンド、樹齢100年くらいのケヤキなど…アメフト、ラグビー、サッカーとの併用というが、こんな素晴らしいグラウンドがあるのだからチームは強くならないといけない)
宙に舞うケンコーポ田辺監督
1点先制した場面の田辺監督
ケン・コーポレーション(87⇒88)5-1 鹿島建設(89)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
:ケン・コーポレーション | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 5 | |
鹿島建設 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 |
(延長タイブレーク)
ほぼ完ぺきに抑えた鹿島・遠藤(左)-薄田バッテリー
ケンコーポが3年振り18度目の決勝進出-第31回RBA野球大会日曜ブロック準決勝戦ケン・コーポレーション-鹿島建設が10月27日(日)、鹿島柴崎グラウンドで行われ、双方の投手が好投し7回まで0-0で決着がつかず延長タイブレーク(1死満塁で攻防)の末、ケンコーポが5-1で勝利。3年振り18度目の決勝進出を決めた。敵失と越後の2塁打が決定打となった。
先発の上松は6回を投げ、被安打4、奪三振7。再三のピンチを凌いだ。7回から登板した大澤も力で押し延長を含め3つの三振を奪った。
鹿島は惜敗。またしても決勝を逃した。5回から7回まで3度先頭打者が安打で出塁、次打者が送りバントを決め、安打や盗塁などでいずれも一死3塁まで走者を進めたが、後続が凡退。
エース遠藤は6回まで死球2つと味方の失策による走者を3人しか出さずノーヒット・ノーランの好投を見せ、7回に安打を許すまで完璧に抑えたが、最後は自らの失策から大量失点した。
スコアシート
鹿島建設柴崎グラウンド(京王線柴崎駅から徒歩6分の第一種低層住居専用地域の敷地面積約25,000㎡。戸建てなら1億円、マンションなら坪280万円か)
明後日の日曜ブロック準決勝戦、ケン・コーポレーション-鹿島建設は〝勝って〟予想で「鹿島が優勢」と書いたが、その予想がぐらつき始めた。ひょっとしたらその逆の「ケンコーポが優勢」にしなければならないような情報をケンコーポの田辺監督から仕入れた。
田辺監督によると、チームが不動産健保大会で優勝したため出場した第43回「日刊スポーツ杯(東振協大会)」初戦で、「過去3~4敗していて、そのうち2回はコールド負け」(田辺監督)の強豪チーム「ベスト」相手に2-1で勝利したというのだ。
もぎ取った2点の得点シーンがいかにもケンらしい。9番朝日が三振した一死後、1番山田、2番大澤、3番羽中田が連続四球で満塁とし、4番のDH越後が押し出しでまず1点。さらに5番最上が10球くらい粘った打席のときパスボールで1点追加したのだそうだ。6回まで放った安打は、40歳の朝日の1本のみで、相手は5安打。
投手は上松(4回)-大澤(1回)と繋ぎ、1失点は相手の4番に特大本塁打を浴びた1点に抑えた。田辺監督は「いまのところ今年のベストマッチ」と話した。「鹿島さん? 負けたときは矢澤が投げた」と全く意に介していない。
◇ ◆ ◇
〝勝って〟予想でもケンコーポは「少ないチャンスをものにする機動力もあり、逆転も十分」と書いたように、ノーヒットで点をもぎ取るのがケンコーポだ。それも四死球で。
こんな記事を書いたら鹿島のエース遠藤や主砲の古和は、その性格からして色めき立つというよりは色を失い、心臓が縮み上がり顔面蒼白となるのではないかと心配だが、書かないと相手は強いということを分からすことができない。とにかく無駄な四死球は出さないことだ。
だがしかし、ケンコーポにも頑張ってほしい。田辺監督は「準決で負けたら引退」と公言している。ケンコーポは昔から強かったが、いまのチームを作り上げたのは田辺監督だ。監督が去ったらチームはばらばら四分五裂、雲散霧消する危険性をはらんでいる。皆勤賞の〝無事これ名馬〟矢澤は一癖も二癖もありそうなナインをまとめられるか。不安のほうが先立つ。〝不惑〟朝日も強権を発する監督タイプではない。
-いったい試合はどうなるのか。負けたチームの愁嘆場はみたくないのだが…。
日曜ブロック決勝トーナメント準決勝戦は三郷サンケイグラウンドが台風19号の影響で使用できないため、ケン・コーポレーション-鹿島建設は10月27日(日)14時、調布市の鹿島建設柴崎グラウンドで、清水建設-三井不動産レジデンシャルリースは場所は未定だが11月10日(日)それぞれ行われることが決定した。記者の〝勝って〟予想。( )内の数字はレーティングで、矢印は前回からの変更。
ケン・コーポレーション(87⇒88)-鹿島建設(89)
昨年も予選で戦っており、鹿島が4-1で快勝している。戦力的にはほとんど差がなく互角。鹿島をレーティング上位と見たのは、ホームグラウンドの地の利と、エース遠藤がほぼ完ぺきに抑えるとみたからだ。準々決勝戦では強力打線のタイセイ・ハウジーに5失点したが、雨天で制球が定まらなかったため。昨年のようにケン打線を抑える力がある。
打線は古和、中原が中心。昨年活躍した桑山はどうしたのか。
昨年、鹿島に敗れ〝引退〟をほのめかした田辺監督だが、今回も敗れたら「引退」と表明した。首をかけた一戦。背水の陣で臨む。昨年の敗戦はエース上松が肩痛で投げられなかったため。今年は酷暑の不動産健保大会で2試合投げ、チームを優勝に導いた。調子に波があるのが気になり、不調なら乱打を浴びるが、好調なら鹿島打線を完封する力がある。
打線は羽中田が復調し、最上が絶好調。越後、大澤ら一発の魅力を秘めた選手もおり、打力は鹿島を上回る。少ないチャンスをものにする機動力もあり、逆転も十分。
鹿島が勝てば初の、ケンコーポは3年振り18度目の決勝進出となる。
鹿島建設柴崎グラウンドは、京王線柴崎駅から徒歩8分、調布市菊野台3-52。
鹿島 王者ケンコーポを破る 遠藤が1失点完投 ケン田辺監督 引責辞任ほのめかす(2018/7/12)
清水建設(87.5)-三井レジリース(90)
三井レジリースの渡辺が清水打線を完全に封じた昨年の準決勝戦の再戦。ここも三井レジリースが優勢。渡辺が本調子なら昨年の再現もある。下手投げの樺沢の先発はないとみた。
打線は、渡辺が絶不調からやや回復しているようだが、昨年の勢いになく、〝当たり屋〟山際との連携もいま一つ。もともと打力があるチームではないので、このコンビが機能しないと危ない。
清水は昨年の憂さを晴らしたいところ。新人エース吉田が力で抑えるシーンも十分だが、渡辺をどう抑えるか。まともに勝負しないことだ。吉田のストレートなら渡辺は軽々とスタンド(どこの球場であれ)を超える。
打線は渡辺を攻略できるかどうか。大城、小寺、治下らが奮起するか。ロースコアになったら機動力があるだけに勝ち目はありそうだ。
清水が勝利すれば4年振り9度目、三井レジリースは2年連続2度目の決勝進出が決まる。
三井リース 初の決勝 只者でない 2年目左腕渡辺 清水打線沈黙 4回7三振喫す(2018/11/18)
「記録はないが私は今季打率は4割以上」のリスト田中(左)と杉山
今日(10月18日)、取材の帰り、中日ドラゴンズを退団し去就が注目されている松坂大輔氏に横浜高校時代にエースの座を奪われ、その後も怪我に悩まされプロ入りを断念せざるを得なかった〝悲劇〟が付きまとうリストのかつての主砲・杉山氏と同僚の田中氏と大手町駅でばったり出会った。
杉山氏は開口一番「野球で負けたもんで仕事に打ち込んでいる」と話すと、名刺を2枚差し出した。1枚は、記者も社名は知っている「List Asset Management Masaki Sugiyama investment advisory General Manager」(裏か表には投資営業部長 杉山 正樹)とあった。そして、もうひとつには「Masaki Sugiyama General Manager List Sotheby’s International Realty(リスト サザビーズ インターナショナル リアルティ)」とあり、田中氏の名刺には「List Asset Management Yusuke Tanaka investment advisory(投資営業部 田中悠介)」とあった。
同社があの世界的な競売会社の「Sotheby’s」とどう関係するのか分からないが、日本を拠点にアメリカ、アジア、オーストラリア、ヨーロッパをまたにかける不動産投資会社のようだ。会社設立から10年が経過する。
杉山氏は「仕事は順調。土曜・日曜休みになったが、野球は出る」と断ったうえで、「11月3日(日)のニューヨークと11月10日(日)の横浜国際のフルマラソンに2週連続で走る。ちょっときついが今年のゴールデンウィークにはハワイと横浜のトライアスロン、1.5キロのスイム、40キロのバイク、10キロのランを完走した」と自慢した。
◇ ◆ ◇
杉山氏がフルマラソンで4時間を切って完走したのを記者は昨年取材している。あまりにも人が多く、杉山が走っている場面を写真に収めることはできず、どういう訳か奥さんも応援に来ていなかったのは残念だったが、とても嬉しかった。
それにしても、名刺は英語だった。杉山氏は英語が話せるのか。羨ましい。
杉山氏に投資(本人ではなく同社を通じて不動産に)しようと考えている人は同社電話03-3454-5599へ。人柄がいいのは当てにはならないが小生が保証しますが、不動産投資はあくまでも自己責任ですから。
松坂世代だ リスト杉山だ 初マラソンで4時間切る快挙 板橋Cityマラソン(2018/3/18)
〝何だよ、楽々アウトじゃないか〟3回、ホームで憤死した今野(捕手は清水)
ポラスグループ(87.5⇒87)1-5 旭化成ホームズ(91)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
旭化成ホームズ | 0 | 0 | 1 | 2 | 2 | 0 | 5 | |||
ポラス | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
(時間切れ)
旭化成ホームズ池田
旭化成が快勝。8番池田が同点のホームを踏み、決勝打を放った。〝不惑〟今野が4安打1失点完投。ポラスは田川が先制の3塁打を放ったが、エース岩瀬が踏ん張れなかった。
1点先制を許した旭化成は3回、この回先頭の8番池田が内野安打し、9番今野は四球。この間、池田は2盗、3盗を決め、1番原田の内野ゴロで同点。4回は、一死から6番佐藤盛が四球を選び、7番喜多と池田の連続2塁打で逆転。5回は2番北寒寺、3番石坂、4番渡辺の3連続長打で2点を追加しダメ押し。渡辺は3安打猛打賞。
今野は4安打1失点完投。四球で出塁し、渡辺のセンター前安打で2塁から〝激走〟したが、脚の衰えは否めなく本塁で憤死。
ポラスは無念。2回、この回先頭の4番清水が安打した一死から6番田川が3塁打して1点を先取。3回には、この回先頭の9番石橋が中堅前安打したが、続く藤田がショート併殺打で好機をつくれなかった。
先発の岩瀬は踏ん張ったが、5回まで5つの四球を与えたのが悔やまれる。
池田のタイムリーで逆転した旭化成ホームズベンチ
〝走ったのがむしろ良かったのかも〟今野
〝足が…〟今野(岩瀬は今野を疲れさそうとわざと四球を出したのかと思ったが、ただコントロールが悪かっただけのよう)
〇佐藤盛監督 松井も秋山も橋本もいない中、みんなよく頑張った。池田も仕事が忙しく久々だったが、よく打ってくれた
〇今野 足が…スタミナが持つか…(3回に四球で出塁し、渡辺の安打で本塁を狙ったが、3塁を回ったあたりから足がもつれており完全にアウト。しかし、その後は無゛何に抑えた)
〇中山 久々? いや、数年振り(途中で出場。1塁を無難にこなし、1打席のみだったが外野に大飛球を放った。40歳)
●野村監督 (ポラスと中央ビル管理との)合併から2年で、この成績だから上出来。相手が強かった
〝調子は悪くなかったが…〟ポラス岩瀬
ポラス田川
栫の先制打で生還する吉原を迎える住林ベンチ
エイブル(90⇒89)1-10 住友林業(90)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
住友林業 | 3 | 2 | 0 | 4 | 0 | 1 | 10 | |||
エイブル | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 |
(時間切れ)
住林 栫
「やっててよかった。止めなくてよかった。9年振りのドームかよ。俺の結婚履歴より長い」-2年前、同じ大井ふ頭中央公園軟式野球場の同じグラウンドで自らの失策をきっかけに逆転負けを喫し、ナインの前で号泣した住林石井監督が勝利の瞬間雄たけびを上げた。
先発は自分でも今年大活躍した新人町田でもなく、「この前(準々決勝)勝ったときから先発を決めていた」(石井監督)いつもは先頭打者の遊撃手栫(かこい)だった。
一つ間違えれば取り返しがつかない事態を招いたかもしれない采配にナインが燃えた。
先頭打者は普段は2番、3番を打つ吉原。初回、吉原はいきなり左翼前安打を放ち、次打者鈴木の犠打は野選となり好機をつくると、吉原は3盗塁を決め、3番栫が適時打を放ち1点先制。続く4番長瀬がエンドランを敢行、投手ゴロに倒れたが栫の安打で3進していた鈴木が生還して2点目。さらに二死から6番松野が中堅前安打を放ち、拵が生還しこの回3点を奪い、相手エース小笠原をKO。
勢いに乗る住林は2回、この回から登板した森永を攻め、8番西邑が死球で出塁すると9番本間が手堅く送り、吉原の中堅越え2塁打で2、3塁とすると、鈴木が中堅前2点タイムリー。4回には4番長瀬がダメ押しとなる3ランを放った。
栫はコントロールがよく、4回まで許した安打は本塁打を含む3安打のみ。5回以降は新人の町田が締めた。
エイブルはエース小笠原の不調が全て。小笠原は決勝初戦でも本調子になく、前回の準々決勝戦で肉離れを発症していた。この日は変化球が決まらず、ストレートをことごとく狙い打たれ1回で降板。二番手の森永も相手の勢いを止められなかった。
打線は2回、長濱の本塁打1点に抑えられた。
先制打を放った栫
3ランを放った長瀬
長瀬の3ランで生還した栫を迎えね住林ベンチ
〝どこが貧打だよ〟住林コーチ陣
〇石井監督 栫の先発は先週勝利した時点で決めていた。あいつが一番力がある。投手? のび太(西野)もいる
〇栫 RBAでは初登板。本職はショート。コントロールがいい? 捕手(長瀬)に聞いて。打たれた本塁打は捕手のリードのせい
〇長瀬捕手 栫? コントロールがよかった
〇吉原 みんなが活躍したのがなにより嬉しい(チームのキーパーソン。本人を含め4選手が複数安打、7番枝以外は先発全員出塁)
●堀内前監督 合宿も張ったが…昨年と同じ、2年連続でドームを逃した…小笠原は(肉離れで)球が抑えられなかった
●小笠原 病院にはいったが…相手はよく打つ
●荒川 何だ、相手の先発を読めないとは。(記者の)取材不足だよ(と言われても…)
エイブル小笠原
エイブル長濱
打つ手なしのエイブル清水監督
高校、大学でマネージャーだったというエイブルの女性マネージャーの完璧のスコア
積水神奈川が延長制す 若佐、齋藤コンビ大活躍 住林・石井 力投及ばず(2017/11/1)
大和ハウス 天井高+スペックで№1目指す 天井高3mの防音室付きモデルハウス開設(2017/9/22)
10月16日(水)に行われる第31回RBA野球大会水曜ブロック準決勝戦2試合は、当初予定されていた大宮健保グラウンドが台風19号の影響で水没したため、大井ふ頭中央海浜公園軟式野球場に変更となりました。試合開始時間は13時~。
第31回RBA野球大会水曜ブロック準決勝戦が10月16日(水)予定されていますが、大宮健保グラウンドホームページによると「関東地方を直撃した台風19号により荒川運動場付近の最高水位が氾濫危険水位を上回る13.08mに達し、運動場全体が冠水しました。現在、今後の復旧の目途は立っておりませんが、10月31日までは完全閉鎖とさせていただきます」とあり、同グラウンドでの試合は出来ないことが分かりました。
また、10月27日(日)開催予定の日曜ブロック準決勝戦も、サンケイスポーツセンターのホームページによると「残念ながら冠水はまぬがれずグラウンドは水没してしまいました」とあり、こちらも開催できるかどうかわからない状況にあります。
場所を変更するのか延期するのか、RBA事務局からの連絡をお待ちください。
第31回RBA野球大会水曜ブロックの準決勝戦2試合が10月16日(水)、大宮健保グラウンドで行われる。記者のどっちも〝勝って〟予想。( )内野数字は記者のレーティング。⇒は前回からの変更。
ポラスグループ(87.5⇒87)-旭化成ホームズ(91)
旭化成ホームズが優勢。誰が投げるかだが、新人松田の先発も十分だが、エース今野は先発に意欲を見せており、ここは今野の先発と見た。ここで先発し、40歳超でも健在であることをアピールしたいはずだ。これまでの実績からすればほぼ完ぺきに抑える。
打線は、先頭の原田、2番北寒寺の出塁率がカギを握る。出塁すれば走れるし、秋山、松井らが還す。
ポラスの準々は恵まれた。先発の岩瀬、抑えの〝サファテ〟(高屋)の調子が悪すぎた。無駄な四死球は命取りになる。
打線は、相手投手が今野でも町田でも攻略するのは至難の業だ。ダメもと無欲で戦うしかない。
旭化成が勝てば2年振り20度目、ポラスは初の決勝進出となる。
エイブル(90⇒89)-住友林業(90)
互角かエイブルがやや優勢と見ていたが、エイブルのエース小笠原は肉離れを前試合で発症しており、登板は無理と判断して住友林業が優勢と見た。先発は新人町田かエース石井か。どちらもありそうだが、石井監督の性格からして〝俺が投げる〟と見た。エイブル打線ならきりきり舞いさせるか。
打線は〝絶好調〟の小池が肉離れ。出場は無理と判断したので、得点力は低下する。だれがカバーするか。カバーできないとロースコアになる。
エイブルは4年ぶりのドーム進出に黄信号が灯った。小笠原は決勝初戦も準々決勝でも本来の調子になく、ついに肉離れを発症した。〝公傷〟扱いで名医に見てもらったはずだが、投げるのは無理とみた。代わって登板するのは前回投げた新人武田か。住林打線はそれほど迫力があるわけではないから、スイスイ投げるシーンも十分ありそう。斎藤、田口の登板はないはずだ。
打線は、貧打を解消しつつある。住林を上回るかもしれない。先頭の足もある森永が当たっており、2番の長濱もいいバッティングをする。問題は、闘志をむき出しにして投げる石井、ストレート、変化球もいい町田を打てるか。
住林が勝てば9年振り3度目、エイブルは4年振り2度目の決勝進出となる。
先制点に沸くエイブルベンチ
ケイアイスター不動産(84⇒86) 3-5 エイブル(89.5⇒90)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
ケイアイスター不動産 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 3 | ||||
エイブル | 0 | 0 | 3 | 2 | X | 5 |
(時間切れ)
〝よっしゃ森永! ドームに行った時の坂木に似てきたぞ〟エイブル清水監督
エイブルが逃げ切り。1番森永、2番長濱のコンビが活躍し、エース小笠原は右足肉離れで途中降板したが、ピンチを新人の武田が凌ぎ、最後は斎藤が安打を打たれながら締めた。ケイアイスター不動産は連投の浅見が打たれ、守りも破綻した。
エイブルは3回、一死から1番森永、2番長濱の長短打でまず1点、さらに敵失と5番小笠原の適時打でこの回3点先制。1点差に追い上げられた4回には、敵失から森永、長浜の長短打で2点を追加して引き離した。
先発の小笠原は3回3分の1を投げ、被安打4、失点2で降板。急きょ登板した新人の武田が抑えた。最後は斎藤が久々に登板し、1失点(自責はゼロ)で締めた。
ケイアイスター不動産は連投の浅見投手が踏ん張ったが、味方の拙守に泣いた。5失点のうち自責点は2点のみ。
攻撃では4回、この回先頭の3番秋山と5番具志の安打に暴投などで2点を返し、5回にも2番高津の安打と敵失で1点を返したがそれまで。
〝監督、坂木さんってそんなに凄い選手だったんですか〟森永
〇清水監督 〝貧打〟と言われないよう次も頑張る
〇武田(22) 出身は仙台で高校は聖和学園。石巻専修大学のエースでした
〇小笠原 足が…。治療代は会社が持ってくれるの? (清水監督に打診)(記者に)あなたに見られるといつも調子を崩す。もう見ないでくれ(と、前回の不甲斐ない投球と今回の肉離れを記者のせいにした⇒小笠原さんよ、3~4回あたりで突如制球を乱すのは、明らかに不摂生の祟り。 試合後も、安物の油にまみれた団子三兄弟みたいな唐揚げを頬張っていたではないか。もう若くないのだから〝肉〟とはそろそろ縁を切ったほうがいい。小生は1週間のうち肉を食べるのは数えるほど。トマトは人の10倍は食べる。だが、しかし、肉離れの治療費は当然全額会社が負担すべき。平田社長だって東京ドームに行けたのはあなたのお陰だということをご存じのはず。なに? 麻布に肉離れを直すいい医者がある? 住林の小池さんにも紹介してやって。来週はそれぞれエースと主砲が肉離れで欠場したら試合は面白くなるが…)
●豊川監督 やむを得ない(記者は坂野上の先発と読んだが…さては肩でも壊しているか。しかし、打力は間違いなくアップしている。来年が楽しみだ)
〝俺のストレートが止まっているように見えるじゃないか〟エイブル小笠原
小笠原が右手に持っているのが団子のような唐揚げ
左からエイブルの新人平手、武田、長濱トリオ
ケイアイスター不動産 浅見投手
2回、右中間2点3塁打を放った旭化成ホームズ石坂
伊藤忠ハウジング(85⇒87) 2-9 旭化成ホームズ(91.5⇒91)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
伊藤忠ハウジング | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 2 | |||
旭化成ホームズ | 4 | 3 | 0 | 0 | 2 | X | 9 |
(時間切れ)
石坂
旭化成ホームズが序盤で7点を挙げ圧勝。1番原田、2番北寒寺がそれぞれ2個の四球を選び、盗塁をし、3番石坂が長打で還す理想的な攻めを見せた。伊藤忠ハウジングは序盤の大量失点がこたえた。
旭化成は初回、先頭から2者連続四球で無死1・2塁とし、3番石坂が2塁打を放ち先制。さらに敵失と5番佐藤の安打で加点しこの回4点を挙げた。続く2回、一死から2連続四球と重盗で走者2・3塁とし、再び石坂が右中間へ2点3塁打を放ち、佐藤翼の安打で自身も生還、7-0と点差を広げた。その後2点返されるも、5回に久保田が2ランでダメ押し。前週完投した松田が先発して3回を投げ、2番手伊藤につないだ。
エース今野は登板回避。9番DHで出場、3-0。北寒寺は2-0、2個の四球を選び1盗塁。先頭の原田は2-1。2つの四球を選び3盗塁。4番松井は2-0、1四球。
伊藤忠ハウジングは3回一死1・2塁で1番大倉の2塁打で1点を返し、さらに二死後に3番神が四球を選んで満塁と好機を広げたが、4番神原が凡打に倒れた。4回にはこの回先頭の5番福澤が2塁打で出塁し、瀬戸の安打で生還。続く5回にも一死満塁の好機をつくったが、後続を断たれた。投手は渡辺―福澤。
〝これで次の先発も確保したぞ〟2ランを放った久保田
久保田を迎える旭化成ホームズベンチ
旭化成ホームズ 2番手伊藤投手
○佐藤監督 打ちたいところをよく我慢して走者をため、打つべき人が打った。石坂がよく決めてくれた
○石坂 打席では打点を取ることを常に意識している。大学までの野球経験のお蔭で、どんな場面もプレッシャーを感じないのが強み。次の試合も、打たないといけないところで打って勝ちます
●杉山監督 旭化成さんは要所でのベンチ指示が的確。うちは大ざっぱで個人に委ねる。あの「負けない野球」には勝てない。うちらしさを持ちつつ「負けない野球」にどう負けないようにするか。そこを考えてまた来年やっていく
●渡辺 千葉方面から来ている部員が多くて埼玉の球場は大変。来年は引退しよう…
●面高前監督 来年も決勝トーナメントに進出したら球場に来ます
3回、適時2塁打を放った伊藤忠ハウジング大倉
伊藤忠ハウジング渡辺投手
暴投(パスボールともとれる)で生還した住林 本間
グローバル住販(85⇒87) 3-6 住友林業(89⇒90)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
グローバル住販 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | ||
住友林業 | 1 | 1 | 3 | 1 | 0 | 0 | X | 6 |
同僚の島袋(左)とのび太くん西野(右)に抱えられてベンチに戻る小池
〝次も出るぞ〟小池
好投した住友林業 町田
3回、逆転した住林ベンチ
住友林業が相手の拙守に乗じ快勝。新人町田投手が6回を3失点に抑え、最後は井上が締めた。同点打を放った32歳の主砲小池は盗塁した際に肉離れを発症。グローバル住販の6失点は全て暴投・振り逃げが絡んだもので、拙守に泣いた。
3点を先取された住林は1回裏、先頭の拵が安打し進塁打と4番長瀬の振り逃げ・暴投で1点を返し、2回はこの回先頭の6番小林が死球で出塁し、盗塁と捕手の悪送球で3進したあと、またも8番月馬の振り逃げで1点。3回には一死から3番吉原が敵失で出塁、4番長瀬の四球で好機をつくると、5番小池の右翼前タイムリーで同点。さらに二死後、パスボールで勝ち越し、7番梶の適時打で1点追加。この回3点をもぎ取った。4回も9番本間が内野安打で出塁し、二盗、三盗とパスボールでダメ押しの1点を加点した。
先発の町田投手は6回を投げ被安打4、奪三振5、与四死球2、失点3。最終回は井上が三者凡退に抑えた。
グローバル住販は初回、四球と敵失を絡め2番小田部、3番佐久間の連打と犠飛で3点を先取したが、その後は好機を併殺などで潰した。
先発戸山はよく投げたが、自らの暴投と捕手のパスボールがことごとく失点につながった。2番手の谷繁は2回を投げ、3つの三振を奪うなどほぼ完ぺきに抑えただけに惜しまれる。
逆転打を放った住林 梶
2回、2点目のホームを踏む住林 小林
〇石井監督 2年前以来の準決勝。忘れ物を取りにやっと来られた。ここで負けたら今日負けたのと同じ。ここまで頑張ってきたので、何とか調整し、みんなで頑張ってドームに臨みたい。今日は強いて言えば守備ミス。徹底して、万な状態で臨みましょう(試合後のミーティング)
○本間 順大硬式出身、入社2年目。今日は守備が良かった。次戦は打撃を頑張ります(捕球・送球で流れるような好守備を披露。四回には相手のバッテリー乱れの間に三塁から猛ダッシュし貴重な追加点をもぎとった。国学院久我山―順大硬式。順大では副主将)
〇小池(32) 出身は栃木・鹿沼東。大学はサークル。肉離れ? 大丈夫。次も出場する(前回のトラバース戦でも元西武の林崎から安打を放つなど猛打賞。肉離れを起こした後、2塁からナインに両脇を抱えられてベンチに戻ってきた様子から次回出場は微妙)
〇〝のび太〟西野 ドームに行けたら10年ぶりくらい。経験者? わたしと石井監督、島袋しかいない(新人の頃、ドラえもんののび太くんそっくりだったので、ナインも記者もそう呼んだ。34歳になり、子どももいるはずだが、本人は「のび太くんは歳をとらない」とすっとぼけた)
●外山 今季60打席目で初めて安打を放った
●ナイン あいつ(投手)の球を受けられるのは佐久間しかいない(佐久間は切れのあるスライダーを後逸したシーンが二度三度あった)。来シーズンは日曜ブロックで出場するかもしれない
〝60打席目でやっとヒットが打てた〟グローバル住販 戸山