大京 地方移住・セカンドハウス検討者向け販売拠点 本社内に開設
「ライオンズ東京インフォメーションセンター」
大京は10月9日、地方への移住やセカンドハウスを検討する首都圏顧客向けの自社新築マンションの販売活動拠点「ライオンズ東京インフォメーションセンター」を本社内に開設したと発表した。
第一弾は沖縄県那覇市で分譲する「ライオンズ那覇三原マスターズゲート」(https://lions-mansion.jp/ML181006/)。同社が近年沖縄県で分譲した「ラ
イオンズマンション」(4物件)の反響者の25%、契約者の15%が首都圏在住だった。
同センターは、JR代々木駅から徒歩6分(東京メトロ副都心線北参道駅出入口1から徒歩3分)、渋谷区千駄ヶ谷4-24-13(株式会社大京 本社2階)。営業時間は午前10時~午後6時30分(完全予約制)、定休日は火曜日・水曜日・第2木曜日(祝日を除く)。電話は0120-552-542。
東京建物 期間70年の定借マンション「西早稲田」第1期161戸は平均1.4倍
現場近くの神田川(3月写す)
東京建物は10月5日、期間70年の定期借地権付き「ブリリアシティ西早稲田」の第1期161戸(提携企業向け9戸含む)を抽選分譲した結果、233組の登録(平均1.4倍)があったと物件ホームページ上で公表した。
第1期161戸の販売戸数は、2020年の初回販売戸数ナンバーワン(SUUMO調べ)。
物件は、東京メトロ副都心線西早稲田駅から徒歩10分(JR高田馬場駅から徒歩14分)、豊島区高田一丁目の準工業地域に位置する15階建て全454戸。第1期152戸の専有面積は71.48~96.92㎡、価格は5,790万~12,090万円(最多価格帯6,400万円台)。月額地代は7,660円~10,386円、敷金は183,840円~249,264円。竣工予定は2022年3月下旬。設計・施工は長谷工コーポレーション。
大和ハウス工業 白金高輪駅から徒歩1分「プレミストタワー白金高輪」分譲開始
「プレミストタワー白金高輪」
大和ハウス工業は10月8日、東京メトロ南北線・都営地下鉄三田線白金高輪駅から徒歩1分の「プレミストタワー白金高輪」の分譲を10月9日から開始すると発表した。
2棟の分譲マンションと隣接するビルなど「マンションの建替え等の円滑化に関する法律」を活用した物件で、同社は2016年8月から参加組合員として参画している。
全280戸のうち販売対象住戸は153戸。うち開放感があり眺望もいい20階以上の住戸は123戸。第1期1次の60戸の専有面積は33.06~117.15㎡、価格は5,780万~2億6,650万円。
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このマンションについては先月取材し記事にもしているのでそちらを参照していただきたい。変更しなければならないのは、取材したとき販売事務所長・宮本章司氏が「第1期は40~50戸供給を目指しています」と話した部分くらいだ。実際はさらに上積みした60戸になった。坪単価は上方修正していないはずだ。
小田急不動産 「新宿区片町」の賃貸マンションに高速インターネットサービス導入
「(仮称)新宿区片町計画」
小田急不動産は10月8日、2022年2月竣工予定の賃貸マンション「(仮称)新宿区片町計画」につなぐネットコミュニケーションズのインターネット接続環境「UCOM 光 レジデンス マンション全戸一括10Gタイプ」を採用すると発表した。
「UCOM 光 レジデンス マンション全戸一括10Gタイプ」サービスの回線速度は上り下り共に10Gbps 高速通信、配線タイプはLAN配線タイプ、専用部仕様は据置型Wi-Fi ルーター(全室レンタル)、サポート体制は電話サポート 年中無休。
物件は、新宿区片町2-5ほかに位置する13階建て延べ床面積約2,994㎡の78戸。竣工予定は2022年2月。
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悲しいかな、ネット環境のことなど全く分からない小生は、このニュース・リリースの意味するところが理解できない。申し訳ないというほかない。
市内初の複合大規模 1年間で100戸超成約 残りは6戸 新昭和の免震「市原五井」
「ウィザースレジデンス市原五井」
新昭和が分譲中の「ウィザースレジデンス市原五井」を見学した。内房線五井駅から徒歩5分のクリニック・介護・保育施設との複合の免震構造全119戸で、同駅圏では2年ぶり、100戸超では22年ぶりの供給。複合開発は市内初。昨年9月に第1期を分譲開始して以来残りは6戸。竣工予定の来年4月までに完売する可能性は高い。
物件は、JR内房線・小湊鐡道線五井駅から徒歩5分、市原市五井中央西2丁目の商業地域に位置する敷地面積約2,906㎡、15階建て119戸。専有面積は64.45~78.25㎡、先着順の価格は2,598万~3,798万円。坪単価は161万円。竣工予定は2021年4月下旬。施工は長谷工コーポレーション。販売代理は長谷工アーベスト。
現地の従前はイトーヨーカ堂の店舗で、その前は市原市役所。マンションのほかドラッグストア・駐車場、クリニック・カフェとクリニック・介護施設・病児保育・保育施設が併設され、交流広場も整備される。
建物は南東向きで、住戸プランは約64㎡の2LDKが2スパン30戸、他は70・73・75・78㎡がそれぞれ1スパン15戸。
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五井駅圏のマンションを見学するのは初めてだが、戸建ては、約380haという組合施行としては全国屈指の土地区画整理事業「国分寺台」を昭和50年代後半から平成にかけて何度も取材している。デベロッパーは日本新都市開発で、年間400~500戸もの建売住宅が分譲され、コンスタントに売れていた。その国分寺台の居住者からの購入もあるという。
同社は姉ヶ崎駅近くでも全110戸のマンションを分譲している。戸建てとの価格的競争力があればコンスタントに売れるということのようだ。
緑道
現地
「アベニュー」より安い「ガーデン」の理由 三菱地所レジ「四谷」即完
「アベニュー」(左)と「ガーデン」
三菱地所レジデンスと西松建設は10月2日、JR・東京メトロ四ツ谷駅から徒歩3分の駅前再開発「コモレ四谷」内の2棟のマンション「ザ・レジデンス四谷」24戸(「アベニュー」15戸、「ガーデン」9戸)が9月28日抽選分譲した結果、最高35倍、平均8.9倍で即日完売したと発表した。
専有面積は34.19~136.93㎡、価格は6,500万~2億8,800万円(最多価格帯12,200万円台、16,700万円台。坪単価は「アベニュー」が674万円、「ガーデン」が657万円。建物は2020年1月に完成済み。施工は大成建設。
資料請求は5,092件(2020年3月17日~9月27日)、来場者は712件(6月13日~9月27日)、登録期間は対面が9月19日~9月27日、オンラインが9月19日~9月22日、登録件数は215件。
登録者の属性は、居住地は新宿区19%、千代田区10%、港区6%、年齢層は30歳代~70歳代で、60歳代が最多、職業は会社役員、経営者で40%、次いで医師16.1%、会社員14%、購入目的は自己居住が50%、投資用16%、セカンドハウス12%、親族居住11%。
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このマンションについては何度も記事にした。そちらも参照していただきたい。2月21・24日付記事では「読者の皆さんからは『高い!たわけたことを抜かすな』と罵声を浴びせられそうだが…桜並木が美しい外濠公園が目の前のマンションなら坪750万円というのはむしろ安い-これが記者の結論だ」と書いた。
結果的には大外れ。読者の皆さんには申し訳ないというほかない。同社は「『ガーデン』の坪単価が低く見えますが、当物件は地権者さんも多く、今回販売対象となっている部屋は北向き中心であること、また南向きについてもオフィスがあるため眺望が良くないことなどがあり、このような単価になっています」(広報)としている-これが慰めか。
これほど大幅に狂ったのは2014年の東京建物「Brillia Towers目黒」以来だ。そのときは「記者がはじき出した坪単価は最低でも500万円だ。550万円と聞いても驚かない。さすがに600万円はないと判断した」と書いたが、実際は坪単価600万円だった。
三菱地所レジ「ザ・レジデンス四谷」24戸 最高35倍 平均9.0倍で即日完売(2020/9/29)
三菱地所レジ「ザ・レジデンス四谷」24戸 最高35倍 平均9.0倍で即日完売
三菱地所レジデンスが9月28日抽選分譲した「ザ・レジデンス四谷」(販売戸数24戸)が最高35倍、平均9.0倍(登録件数215件)で即日完売した。同社は10月2日付でプレス・リリースを発表するとしている。
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凄い数字だ。戸数は少ないが、これほどの倍率に達したマンションは最近ではまずないはずだ。記者は予想坪単価を外したが、申込者もみんな〝超割安〟と判断したのではないか。
木造マンションの試金石目指す 三井ホーム5階建て延べ床3,700㎡の賃貸着工へ
「(仮称)稲城プロジェクト」
三井ホームは9月29日、木造大規模中層マンション「(仮称)稲城プロジェクト」に着手すると発表した。国土交通省の「令和2年度サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)」に採択されたプロジェクトで、木造による中層マンションをわが国に普及させる試金石となる先導事業として位置づけられている。
主な特徴は、①劣化対策等級3(最高ランク)を取得予定。適切な維持管理により75年~90年の耐久性を確保、省エネルギー等級4(最高ランク)を取得予定②木造枠組壁工法における国内最高レベル(壁倍率30倍)の高強度耐力壁を開発、導入することで、壁厚を従来の約半分に減らし、室内の有効面積を拡大。プランの自由度を高めることが可能に③構造躯体のパネル化により工期を短縮④木造による建物の軽量化で、建物基礎や地盤改良等のコストを低減⑤国産材の活用を通じ国内の森林資源循環への貢献に寄与-など。
物件は、京王相模原線稲城駅から徒歩4分、稲城市百村に位置する5階建て(1階RC、2~5階木造)延べ床面積約3,738㎡。総戸数51戸の賃貸住宅。専用面積は50.82~96.14㎡。着工予定は2020年11月、竣工予定は2021年11月。竣工後は当分の間、同社が所有する。
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三井不動産と竹中工務店のわが国最高層となる高さ約70メートルの木造ハイブリッドオフィス計画の記事をアップした矢先に、この木造ハイブリッドマンションのリリースが飛び込んできた。
場所はよく知っている。良好な環境にある住宅地だ。来年5月には上棟し、見学会を行うということなので楽しみにしている。〝木造の時代〟というのは数年前から聞いてはきたが、いよいよ本物になってきた。
三井不レジ 川口本町4丁目の再開発に事業参画 住宅は約220戸の予定
三井不動産レジデンシャルは9月28日、埼玉県川口市の「川口本町4丁目9番地区第一種市街地再開発事業」の都市計画決定告示が9月11日に行われたと発表した。同社は参加組合員として事業参画する予定。
JR川口駅東口から南に約400mに位置した約0.7haの区域で、鋳物工場跡地を駐車場として利用している低未利用地や、老朽化した木造密集住宅、計画道路拡幅部分にまたがる旧耐震共同住宅などが混在しているエリア。
事業により高度利用と都市機能の更新を行い、約220戸の住宅に加え商業・業務施設のミクストユース型の再開発を目指す。
事業地は、川口市本町4丁目9番地に位置する約約0.7ha。建築面積は約2,000㎡で、延べ床面積は約24,500㎡。主要な用途は住宅、商業、業務施設。住宅は約220戸。事業推進コンサルタントはジーエー建築設計社。参加組合員(予定)は三井不動産レジデンシャル。2021年に再開発組合設立、2022年本体工事着工、2025年竣工を目指す。
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川口駅東口から徒歩4分では、2023年竣工を目指す「川口栄町3丁目銀座地区第一種市街地再開発事業」が行われており、野村不動産が参加組合員として約475戸のマンションを分譲する予定だ。
今回の川口本町4丁目9番地区第一種市街地再開発事業」は、前者よりやや距離があるが、住環境が整備されれば立地的には互角以上だ。分譲時期はだぶらないような気がするが、検討者は悩ましい選択になりそうだ。
野村不動産「ZEH-M」で「超高層」(経産省)と「高層」(環境省)の3物件採択
「プラウドタワー亀戸クロスゲートタワー」
野村不動産は9月25日、株式会社(本社:東京都新宿区/代表取締役社長:宮嶋誠一)は、経済産業省の「超高層ZEH-M(ゼッチ・マンション)実証事業」に「プラウドタワー亀戸クロスゲートタワー」が、環境省の「高層ZEH-M(ゼッチ・マンション)支援事業」に「(仮称)神楽坂袋町計画」と「(仮称)武蔵浦和駅前計画」がそれぞれ採択されたと発表した。
同社は、ZEH-Mの省エネ性能を実現するため、3プロジェクト全てに住戸全体を24時間365日、快適な空間を保つことができる「床快full(ゆかいふる)」を採用。3物件とも「ZEH-MOriented」の水準を満たしている。
「プラウドタワー亀戸クロス」はJR総武線亀戸駅から徒歩2分の25階建て全934 戸。
「(仮称)神楽坂袋町計画」は都営大江戸線牛込神楽坂駅から徒歩3分の5階建て全75戸。
「(仮称)武蔵浦和駅前計画」はJR埼京線・武蔵野線武蔵浦和駅から徒歩1分の19階建て全277戸。
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環境共創イニシアチブのZEHデベロッパー実績報告(平成30年度分)によると、ZEH-M ReadyとZEH-M Oriented実績は10棟451戸しかないが、今後激増する。
ZEHマンションは、低層・中層・高層によって求められる性能基準が異なり、所管するのも経産省、環境省に分かれている。これが全く理解できない。国土交通省も含めて3省が連携しているというのだから、統一すべきだ。